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3Dプリンター総研のミッションと事業


Mission

3Dプリンターの技術革新によってもたらされる、新しいビジネスやサービスを、市場とテクノロジーの高度な橋渡し役となって創出し、普及発展させ、日本のものづくり産業やサービス産業、教育・芸術分野の活性化や発展に寄与する。


事業概要

3Dプリンター分野に関係する新事業開発、事業戦略の策定、技術開発戦略の策定、調査分析、アライアンスの仲介、技術導入コンサルティング等



強み

最先端の技術情報・世界の最新情報・多分野の市場情報を収集する力、理解分析する力、それを元に予見する力。 (株)マイクロジェット 3Dプリンター技術研究所との提携による専門技術領域に踏み込んでの提案。 新事業開発やマーケティングの専門家、博士号を有する3Dプリンター技術の専門家等ハイレベルなコンサルタント。



News

2020年3月4日 【イベント開催延期のお知らせ】
3月28日(土)開催予定の「3Dプリンターものづくり体験ワークショップ」は、新型コロナウイルスの影響により延期とさせていただきます
2020年2月28日 【新聞掲載のお知らせ】
2020年2月25日、日刊工業新聞26面に、「シリコーン3D造形受託」に関する記事が掲載されました
2020年2月15日 【展示会出展のお知らせ】
第2回 次世代3Dプリンタ展(開催2/26-2/28)に出展いたします
2/26(水)~2/28(金) 幕張メッセ ホール9 ブース№ 46-33
2020年2月14日 【イベントのお知らせ】
3Dプリンターものづくり体験ワークショップを行います
3/28(土) 東京都小金井市、東京農工大学 小金井キャンパス内 ㈱マイクロジェット東京支社
2020年2月12日 【Go SOZO Tokyo 2020 Spring展来場の御礼】
Go SOZO Tokyo 2020 Spring展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました
2020年1月29日 【展示会出展のお知らせ】
Go SOZO Tokyo 2020 Spring展で3Dプリンター & 3Dプリンターペンの体験教室を行います
2/11(火) 池袋サンシャインシティ 展示ホールA1 ブース№ C-7
2019年2月10日 【TCT Japna2019展来場の御礼】
TCT Japna2019展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました
2018年8月3日 【展示会出展のお知らせ】
Maker Faire Tokyo 2018展に出展致します。8/4(土)~8/5(日) 東京ビッグサイト ブース№S-13-04(西2ホール)
2018年8月3日 【3Dプリンター販売開始】
SLS方式でありながら驚異の低価格を実現した、Sintratec社製樹脂専用の3Dプリンター「Sintratec Kit」の日本正規販売代理店となりました
2018年7月2日
【第29回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第29回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました
2018年5月23日
【展示会出展のお知らせ】
第29回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/20(水)~6/22(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東21-30
2018年2月19日
【3D Printing 2018展来場の御礼】
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました
2018年1月12日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2018展に出展致します。 2/14(水)~2/16(金) 東京ビッグサイト 東6ホール ブース№6J-23
2017年12月1日
【アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社との業務提携締結のお知らせ】
株式会社3Dプリンター総研は、世界最初の経営コンサルティングファームの日本法人であるアーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社と3Dイノベーション分野のコンサルティングで業務提携することに合意致しました
2017年6月26日
【第28回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました
2017年5月24日
【展示会出展のお知らせ】
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/21(水)~6/23(金) 東京ビッグサイト 東1ホール ブース№43-29
2017年2月20日
【3D Printing 2017展来場の御礼】
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017年1月16日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2017展に出展致します。 2/15(水)~2/17(金) 東京ビッグサイト 東6ホール ブース№6L-22
2016年12月26日
【セミナーご参加の御礼】
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました
2016年6月27日
【第27回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016年6月17日
【「3Dプリンター用材料 開発・実験・分析サービス」開始】
弊社の関連会社㈱マイクロジェットと㈱東レリサーチセンターは業務提携を行い、 「3Dプリンター用材料 開発・実験・分析サービス」 としてワンストップで造形実験から分析まで受託可能な新サービスを開始いたしました。
2016年5月31日
【展示会出展のお知らせ】
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/22(水)~6/24(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東7-38
2016年2月3日
【3D Printing 2016展の御礼】
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015年12月22日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2016展に出展致します。 1/27(水)~1/29(金) 東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟 ブース№6G-20
2015年12月11日
【セミナーご参加の御礼】
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました
2015年8月25日
【視察ツアー募集開始のお知らせ】
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015年7月3日
【第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015年5月28日
【展示会出展のお知らせ】
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/24(水)~6/26(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東8-38
2015年2月27日
【3D Printing 2015展来場の御礼】
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014年12月19日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2015展に出展致します。 1/28(水)~1/30(金) 東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟 ブース№6D-09
2014年10月
(株)3Dプリンター総研設立 山口修一が代表取締役に就任

セミナー・講演会情報

2019年12月21日
【セミナー題名】 formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2019年12月20日(金)※満席により、お申込みは終了しました
2018年12月10日
【セミナー題名】 formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2018年12月7日(金)※満席により、お申込みは終了しました
2017年11月9日
【セミナー題名】 formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2017年12月15日(金)※満席により、お申込みは終了しました
2017年4月7日
【セミナー題名】 3Dプリンターを利用した複合材料成形と応用展開
 開催日:2017年4月7日(金) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年12月26日
【セミナー題名】 formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2016年12月22日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年11月10日
【セミナー題名】 TRCものづくり支援シンポジウム2016
 開催日:2016年12月15日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年10月20日
【セミナー題名】 再生医療の産業化に向けた調製・製造・3Dプリンティング技術
 開催日:2016年12月15日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年10月20日
【セミナー題名】 炭素繊維複合材料用3Dプリンターの新技術と用途展開
 開催日:2016年11月21日(月) ※満席により、お申込みは終了しました
2015年12月11日
【セミナー題名】 EuroMold 2015 & formnext 2015 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2015年12月10日(木) 開催場所:AP品川 ※満席により、お申込みは終了しました
2015年8月18日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年5月21日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年3月11日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年1月20日
【セミナー題名】 EuroMold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来
開催日:2015年1月21日(水) 開催場所:㈱3Dプリンター総研セミナールーム 
※満席によりお申し込みは終了しました

レポート・書籍情報

2020年3月16日 【最新レポート情報!】
formnext2019 報告レポート<formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線>
2020年3月4日 【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と市場
2019年8月30日 【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の市場動向と最新業界レポート
2019年5月20日 【最新書籍情報!】
2019年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
2018年12月17日 【最新レポート情報!】
formnext2018 報告レポート<formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線>
2018年7月9日 【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と先進分野への応用
2018年7月9日 【最新書籍情報!】
『2018年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場』
2018年1月19日 【最新レポート情報!】
formnext2017 報告レポート <formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線>
2017年6月21日 【最新書籍情報!】
『2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場』
2017年5月31日 【最新レポート情報!】
formnext2016 報告レポート <formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線>
2017年2月28日 【最新書籍情報!】
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
2016年3月28日 【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場 ~IoT時代に求められるモノづくり~
2016年1月27日 【最新書籍情報!】
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
2015年12月18日 【最新レポート情報!】
『euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
2015年5月14日 【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
2015年5月14日 【書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
2015年2月25日
EuroMold 2014 報告レポート発売
2015年1月
EuroMold 2014 最新レポート
2013年11月
3Dプリンターに関する特許分析レポート

世界の3Dプリンターニュース

掲載日:2020年4月27日:オレゴン保健科学大学の医師が3Dプリンターで低価格人工呼吸器を製造
オレゴン保健科学大学の医師が3Dプリンターで低価格人工呼吸器を製造し、話題になっている。 人工呼吸器を製造したのはオレゴン保健科学大学に勤務するアルバート・チー医師。簡易型の人工呼吸器は酸素タンクにアタッチして稼働させる仕組みで、製造にかかったコストはわずか10ドル(約1100円)だという。人工呼吸器は現在、アメリカ食品医薬品局(FDA)が緊急承認審査をしている。チー医師は、簡易型の人工呼吸器を用いることで通常のサプライチェーンを超越し、真に必要としている患者へ直接提供できるとしている。 チー医師は、「現在の状況は危機的であり、手元に人工呼吸器がない状態ではトリアージをしなくてはならなくなります。それでは、本来死ななくてもよい患者を死なせてしまうことになります。この人工呼吸器を用いることで、そうしたシナリオを回避できる可能性が高まります」とコメントしている。 新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、未だ収束の兆しが見えていない。一部の州ではロックダウン解除などの動きを始めているものの、ニューヨーク州、ニュージャージー州、ミシガン州などではロックダウン期間延長が決まっている。なお、本記事執筆時点でのオレゴン州の新型コロナウィルス感染数は2253人で、死亡者数は87人となっている。
掲載日:2020年4月26日:アメリカ陸軍がFDM3Dプリンター用マルチサーモプラスチック・フィラメントを開発
アメリカ陸軍がFDM3Dプリンター用マルチサーモプラスチック・フィラメントを開発した。ABSとポリカーボネートを組み合わせたもので、通常のABSの1500%の強度が得られるとしている。一般的なFDM方式の3Dプリンターで利用できる。 開発にあたったアメリカ陸軍のジェフ・ワレス氏は、「高強度ポリマーを素材にしたアディティブ・マニュファクチャリングパーツを戦場で製造することで、最前線のロジスティクスをより効率化することができます。何日間も補給を待つ必要がなく、しかもわずかなコストで必要なものを自作できるのです。これまでのように、何千ドルものお金を払う必要がありません」とコメントしている。 アメリカ陸軍は、これまでにアディティブ・マニュファクチャリング技術を積極的に導入してきた。デラウェア大学と共同で、RobozeのARGO500 3Dプリンターを使った高温溶融3Dプリンティング技術の研究プロジェクトなども行っている。 3Dプリンターを軍事目的に活用する機運は世界的に高まっている。アメリカ空軍が保有する航空機の部品製造に3Dプリンターを活用している他、アメリカ海軍も空母エセックス艦内に3Dプリンターを設置し、各種の部品作りなどを行っている。3Dプリンターは、特定のサプライチェーンに依存しないので、今後も軍事的な利用が広まると見込まれている。
掲載日:2020年4月25日:プロトラブズがコンセプトレーザーのXライン2000R3Dプリンターを導入
アメリカの大手サービスビューローのプロトラブズが、ドイツの3DプリンターメーカーでGE傘下のコンセプトレーザーのXライン2000R3Dプリンターを導入する。 Xライン2000R3Dプリンターは、造形サイズ800 X 400 X 500mmの大型パウダーベッド・メタル3Dプリンター。 パウダーベッド・メタル3Dプリンターとしては世界最大クラスで、航空宇宙業界のユーザーなどに提供される見込み。 プロトラブズの社長兼CEOのヴィッキ・ホルト氏は、「我が社の顧客から、特に航空宇宙業界の顧客から複雑な形状の大型のパーツを製造したいというご要望をいただいておりました。GEアディティブとの協働により、最新のアディティブ・マニュファクチャリング技術をもってそうした顧客のプロダクションニーズにお応えしてまいります」とコメントしている。 プロトラブズはXライン2000R3Dプリンターと共に、四台のコンセプトレーザーM23Dプリンターも導入する。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置くサービスビューロー。アメリカをはじめイギリス、ドイツ、日本でも事業を展開している。ラピッドプロトタイピングなどと共に各種の3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2020年4月24日:オリジンとストラタシスが新型コロナウィルス検査用スワブの販売パートナーシップ契約を締結
SLA3Dプリンターメーカーのオリジンと、大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、新型コロナウィルス検査用スワブの販売パートナーシップ契約を締結した。契約によると、ストラタシスはオリジンが製造する新型コロナウィルス検査用スワブを、ストラタシスの販売チャネルを通じて全米の医療機関や検査機関に販売する。 新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、新型コロナウィルスの抗体検査などに大量の検査用スワブが必要とされる。オリジンは、検査用スワブの製造数量を日産19万個に引き上げ、需要に対応する。 ストラタシスのアメリカ市場担当社長のリッチ・ギャリティ氏は、「我々はオリジンの3Dプリンティング技術に絶大の信頼を置いています。そして、我々は我々自身が我々のネットワークを通じて彼らのスワブを効率的に流通させられることを知っています」とコメントしている。 オリジンのクリストファー・プルーチャCEOは、「命を救い、経済を再開するためには広範囲での検査を実施することが必要です。我々のテクノロジーを活用することで、医療現場が最も必要としている大量のスワブを迅速に提供することが可能です」とコメントしている。 本記事執筆時点でのアメリカのコロナウィルス感染者数は88万人を超え、死亡者数は4万9845人に達している。全世界の新型コロナウィルス感染数は271万人を超え、死亡者数は19万656人に達している。
掲載日:2020年4月23日:カンザス州の歯科医師が3Dプリンターで新型コロナウィルス検査用スワブを製造
米カンザス州の歯科医師が3Dプリンターで新型コロナウィルス検査用スワブを製造し、話題になっている。 新型コロナウィルス検査用スワブを製造しているのはカンザス州オーバーランド・パークで開業しているコーリー・カークガード歯科医師。カンザス州でも新型コロナウィルスの感染拡大が続いており、歯科医院も営業停止を余儀なくされている。歯科医院が休業している間に、医院で使用している3Dプリンターで新型コロナウィルス検査用スワブを製造することを思いついたという。 カークガード歯科医師によると、3Dプリンターで一日あたり300個の検査用スワブを製造できるという。製造された検査用スワブは、これまでにカンザス州内に設置されたドライブスルー検査場などに納入された。 カークガード歯科医師は、「(製造された検査用スワブは)これまでにカンザス州内の五つの郡に提供されました。新型コロナウィルスの検査が進むことで、新型コロナウィルス感染状態の人口動態的調査が進むことが期待できます」とコメントしている。 本記事執筆時点でのカンザス州の新型コロナウィルス感染数は2292人に達し、死亡者数は111人となっている。アメリカ全体での新型コロナウィルス感染者数は85万2703人に達し、死亡者数は4万7750人となっている。
掲載日:2020年4月22日:全世界の新型コロナウィルス感染者数が250万人を突破
全世界の新型コロナウィルス感染者数が250万人を突破した。本記事執筆時点での全世界の新型コロナウィルス感染数は253万8045人に達し、死亡者数は17万6千人となっている。 感染者数と死亡者数が最も多いのはアメリカで、本記事執筆時点での感染数は80万5千人に達し、死亡者数は4万4千人を超えている。 感染者数が多い順では、アメリカについてスペイン(20万4178人)、イタリア(18万3957人)、フランス(15万8050人)、ドイツ(14万8174人)、イギリス(12万9044人)となっている。 新型コロナウィルス感染が続く中、医療現場ではPPE(Personal Protective Equipment)と呼ばれる医療物資の不足が深刻化している。特に消耗品のフェイスシールドやフェイスマスクなどの不足が問題になっている。 不足するPPEを供給するため、3DプリンターでPPEを製造する機運が世界的に高まっている。3Dプリンタメーカーや3Dプリンタ-用素材メーカーなどが3Dプリンタ-で各種のPPEを製造し、医療機関へ提供している。また、多くの3Dプリンタ-メーカーが新型コロナウィルス検査用スワブを3Dプリンタ-で製造し、医療検査機関へ提供している。 中国などからのサプライチェーンが遮断される中、サプライチェーンに依存しない3Dプリンタ-が改めて注目されている。
掲載日:2020年4月21日:イタリアのサン・ジョバンニ洗礼堂の入り口扉が3Dプリンターで修復
イタリアのフィレンツェにあるサン・ジョバンニ洗礼堂の入り口扉が3Dプリンターで修復され、話題になっている。入り口扉は700年前に作られたもので、経年劣化や大気汚染などにより修復が必要な状態になっていた。 修復を行ったのはイタリアの3Dプリンティング企業のプロトテックを中心とするプロジェクトグループ。オリジナルの入り口扉を3Dスキャナーでスキャニングし、3Dモデル上で修正した後、複数のパーツに分解した上でスリーディーシステムズのプロX500 3Dプリンターでプリントされた。プリントされたパーツは、ロストワックス・キャスト用型枠として使用された。 サン・ジョバンニ洗礼堂は11世紀に寄港されたロマネスク建築で、フィレンツェに現存する最も古い建物のひとつ。屋根部分は1128年に、内陣は1202年に完成され、現在の入り口扉は14世紀に作られたと推定されている。入り口扉は、高さ5メートル、幅4メートルの巨大な作りとなっている。 サン・ジョバンニ洗礼堂はフィレンツェの観光名所のひとつで、毎年多くの観光客を集める人気スポットとなっている。通常は元日、イースター、クリスマスを除くすべての日で入場できるが、現時点ではイタリアの新型コロナウィルス感染拡大により、閉鎖されている。
掲載日:2020年4月20日:オリジンが3Dプリンターで新型コロナウィルス検査用スワブを製造
サンフランシスコに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォーム開発企業のオリジンが、3Dプリンターで新型コロナウィルス検査用スワブを製造している。同社のオリジン・ワン・オープンAMプラットフォームを使い、FDA(米食品医薬品局)クラス1適合スワブを製造し、提携医療機関などに提供する。オリジンによると、8時間で1500個の検査用スワブを製造できるとしている。 オリジンの共同創業者兼CEOのクリス・プルーチャ氏は、「オリジンが最高のテクノロジーとともに医療現場に高品質で安全なスワブをお届けできることを誇りに思います。今は非常時であり、非常時に適した製造方法が求められています。(オリジンの本社がある)サンフランシスコは、アメリカで初めて自宅待機命令が出された街であり、行動には困難が伴いましたが、何とか形にすることができました。スワブの臨床試験の結果も極めて良好です」とコメントしている。 SLA3Dプリンターなどを使って新型コロナウィルス検査用スワブを製造する機運は全米で高まっている。オリジン以外にも、これまでにフォームラブズ、カーボン、エンビジョンテック、デスクトップメタル、マークフォージドなどが3Dプリンターで新型コロナウィルス検査用スワブを製造している。 アメリカでは、未だに新型コロナウィルス感染拡大が続いている。本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルス感染者数は76万4265人に達し、死亡者数は4万人を超えている。
掲載日:2020年4月19日:ドバイ警察が3Dプリンターでフェイスシールドを製造
アラブ首長国連邦のドバイ警察が3Dプリンターでフェイスシールドを製造している。地元の3Dプリンティング・サービスビューローのプロト213Dプリンティングとの共同プロジェクトで、これまでに1000個のフェイスシールドが製造された。製造されたフェイスシールドは地元の警察官や救急救命士などに提供される。 ドバイ警察の担当者は、「フェイスシールドは最前線で働く警察官を守るために必要なものです。このフェイスシールドは通常のフェイスシールドとは違い、顔の全体を覆うことで飛沫感染などを防止します。(新型コロナウィルスの感染拡大による)現場のリスクを大きく低下させます」とコメントしている。 新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が続く中、フェイスシールドなどの医療物資の不足が深刻化している。医療現場の最前線で働く医師や看護師などに加え、コロナウィルス感染者を搬送する救急隊員や警察官などもフェイスシールドなどの不足に直面している。医療物資の不足を受け、3Dプリンターでフェイスシールドなどの医療物資を製造する機運が世界的に高まっている。 本記事執筆時点でのアラブ首長国連邦の新型コロナウィルス感染者数は6千人を超え、死亡者数は37名を数えている。全世界での新型コロナウィルス感染者数は233万人を超え、死亡者数は16万人を超えている。
掲載日:2020年4月18日:ジャガーランドローバーが3Dプリンターでフェイスシールドを製造
イギリスの自動車メーカーのジャガーランドローバーが、3Dプリンターでフェイスシールドを製造している。製造されたフェイスシールドは、すべてイギリス国民保健サービス(NHS)に提供される。 ジャガーランドローバーによると、同社は現時点で一日当たり250個のフェイスシールドを製造しており、最終的には一日当たり5000個のフェイスシールドを製造するとしている。 イギリスでの新型コロナウィルスの感染拡大により、ジャガーランドローバーは先月からイギリス国内のすべての工場で自動車の製造を中止している。 フェイスシールド製造を担当しているジャガーランドローバーのベン・ウィルソン氏は、「(フェイスシールドは)我々が通常製造しているものではありませんが、医療現場で現在最も求められているものです。我々が作るフェイスシールドは生体適合性ナイロンを素材にしており、消毒薬で消毒することができます。この困難な時期に、何らかのお役に立てることを嬉しく思います」とコメントしている。 イギリスでも新型コロナウィルスの感染拡大は収束の兆しを見せていない。本記事執筆時点でのイギリスの新型コロナウィルス感染者は10万8千人を超え、死亡者数は1万4576人に達している。全世界の新型コロナウィルス感染者数は225万人を超え、死亡者数は15万4256に達している。
掲載日:2020年4月17日:ランボルギーニが3Dプリンターで肺シミュレーターを製造
イタリアのスーパーカーメーカーのランボルギーニが、3Dプリンターで肺シミュレーターを製造している。ランボルギーニの研究開発部門が所有するHPのジェットフュージョン42003Dプリンターで製造しているもので、製造された肺シミュレーターは人工呼吸器の稼働試験に使われる。ランボルギーニは、一週間あたり18個の肺シミュレーターを製造するとしている。 ランボルギーニはまた、同社のボローニャ工場に設置されたカーボンの3Dプリンターで医療用フェイスシールドを製造し、地元の医療機関に提供している。ランボルギーニは、一日当たり200個のフェイスシールドを製造するとしている。 ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOは、「現在のような緊急時においては、社会に対して何らかの貢献をすることが重要だと考えました。特に我々を含む多くの地元住人を救ってきた医療機関は多くのアシストが必要としており、医療物資なども不足しています。お互いに協力することでこの戦いに勝利でき、パンデミックを克服できると考えています」とコメントしている。 新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が続く中、イタリアでは感染拡大がピークを超えつつある。本記事執筆時点でのイタリアの新型コロナウィルス感染者数は16万8千人を超え、死亡者数は2万2千人に達している。
掲載日:2020年4月16日:エンビジョンテックが新型コロナウィルス検査用スワブの製造を開始
ドイツの3Dプリンターメーカーのエンビジョンテックが、新型コロナウィルス検査用スワブの製造を開始した。ベス・イスラエル・デアコネス・医療センターと協働するもので、エンビジョンテックのエンビジョン・ワンcDLMプラットフォームで製造する。 プロジェクトを担当しているベス・イスラエル・デアコネス・医療センターのラミー・アーナアウト医師は、「エンビジョンテックの検査用スワブをテストしましたが、結果は良好です。品質が安定しており、何よりも従来型の検査用スワブよりも高品質です。煮沸消毒にも問題なく耐えられます」とコメントしている。 新型コロナウィルス感染拡大に伴い、ドイツでも新型コロナウィルス検査用スワブの不足が深刻化している。エンビジョンテックは、同社の顧客ネットワークなどを活用して、最大で一日当たり100万個の検査用スワブを製造したいとしている。 新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が続く中、ドイツでも感染者数が増加している。本記事執筆時点でのドイツの新型コロナウィルス感染者数は13万4千人を超え、死亡者数は3804人に達している。全世界の新型コロナウィルス感染者数は208万人を超え、死亡者数は13万4千人に達している。
掲載日:2020年4月15日:ボーイングが3Dプリンターで再利用可能なフェイスシールドを製造
アメリカの大手航空機メーカーのボーイングが、3Dプリンターで再利用可能なフェイスシールドを製造している。テキサス州サンアントニオの工場に設置された3Dプリンターで、これまでに2300個のフェイスシールドが製造された。製造されたフェイスシールドは、テキサス州のケイ・ベイリー・ハッチソン・コンベンションセンターに設置された臨時病院へ送られた。 ボーイングはプレスリリースで「ボーイングは、今後より多くのフェイスシールドを製造してゆきます。製造されたフェイスシールドは、FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)などを通じて全米の医療機関へ供給される予定です」とアナウンスしている。 ボーイングはまた、自社の航空機を使って医療物資などの輸送を行う意向をアメリカ政府へ伝えている。 アメリカの航空宇宙業界では、各社がこぞってPPE(Personal Protective Equipment)などの医療物資を製造している。ロケットメーカーのスペースXも、医療機器メーカーと共同で人工呼吸器の製造を開始している。また、スペースXのライバル企業のブルーオリジンも、3Dプリンターでフェイスシールドの製造を開始している。 本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルス感染者数は61万人を超え、死亡者数は2万6千人に達している。
掲載日:2020年4月14日:ジョンズ・ホプキンズ大学のエンジニアが3Dプリンターで人工呼吸器用スプリッターを製造
ジョンズ・ホプキンズ大学のエンジニアが、3Dプリンターで人工呼吸器用スプリッターを製造している。スプリッターは、新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカの医療現場で不足している人工呼吸器を複数の患者に使用するために使われる。 プロジェクトを指揮するジョンズ・ホプキンズ大学機械工学部准教授のサン・フン・カン氏は、「新型コロナウィルスのパンデミックの只中においては、オープンソースのソルーションを活用して危機に対応することが重要です。特に不足が深刻化している人工呼吸器については、スプリッターを使うことで複数の患者を治療することが可能になります」と説明している。 新型コロナウィルス感染症の重篤患者の多くは肺炎を発症するケースが多く、治療に人工呼吸器が必要になる。ニューヨーク州など新型コロナウィルス感染症患者が急増している地域では、特に人工呼吸器の不足が問題になっている。 本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルス感染者数は58万人を超え、死亡者数は2万3千人に達している。全世界での新型コロナウィルス感染者数は192万人を超え、死亡者数は12万人弱に達している。新型コロナウィルス感染者数の増加に伴ない、人工呼吸器の不足が世界的な問題になってきている。
掲載日:2020年4月13日:ニューヨーク最大の病院ネットワークが3Dプリンター製新型コロナウィルス検査用スワブの使用開始
ニューヨーク最大の病院ネットワークのノースウェル・ヘルス病院が、3Dプリンター製新型コロナウィルス検査用スワブの使用を開始した。ノースウェル・ヘルス病院が、3Dプリンターメーカーのフォームラブズ、南フロリダ大学付属病院、タンパ総合病院と共同で開発したもので、直ちに同病院ネットワークで治療中の患者の検査に用いられる。 ノースウェル・ヘルス病院によると、検査用スワブはFDA(米国食品医薬品局)の承認を受けたナイロン樹脂製で、体内で使用しても問題がないという。同樹脂は通常、歯科医療用インプラント治療などで使われているとしている。検査用スワブは、ナイロンなどのRNAに影響されない素材で作る必要があり、コットンなどで作られたスワブは使えないとされる。 ノースウェル・ヘルス病院は、現時点で一日あたり3千個の検査用スワブを3Dプリンターで製造する予定としている。 新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、ニューヨーク州が最大の感染者数と死亡者数を記録している。ニューヨーク州のここ数日の一日あたり死亡者数は700名を超え、累計感染者数18万8千人、累計死亡者数9385人となっている。本記事執筆時点でのアメリカ全体の新型コロナウィルス感染者数は56万人を超え、死亡者数は2万2千人に達している。
掲載日:2020年4月12日:マークフォージドが新型コロナウィルス検査用スワブの製造を開始
米マサチューセッツ州に拠点を置く3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、新型コロナウィルス検査用スワブの製造を開始した。光学機器メーカーのニューロフォトメトリックスと共同で行うもので、当初は一日あたり1万個を製造し、最終的には一日あたり10万個の製造を目指すとしている。 検査用スワブの製造を開始したことについて、マークフォージドのグレッグ・マークCEOは、「Covid-19の感染者を見つけ出すことが新型コロナウィルス感染拡大を防ぐベストな方法です。しかし、大規模な検査を行うには課題が存在します。検査用スワブの不足がその最たるもので、単に不足しているのみならず、多くの医療機関でスワブそのものの品質が問題視されています」と説明している。 マークフォージドの検査用スワブ製造プロジェクトには、ニューロフォトメトリックスの他にサンディエゴ・レディー子供病院、カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリップ研究所も参加している。 検査用スワブはナイロンとレーヨンを素材にマークフォージドの3Dプリンターで製造され、各医療機関へ送られている。 本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルス感染者数は53万人を超え、死亡者数は2万人に達している。カリフォルニア州などの一部の地域では感染拡大がピークを迎えつつあるが、全体では収束の兆しは見えていない。
掲載日:2020年4月11日:パリの大手病院ネットワークが60台のストラタシスの3Dプリンターを導入
パリの大手病院ネットワークのパリ大学病院トラストが、60台のストラタシスの3Dプリンターを導入する。3Dプリンターは、フェイスシールド、フェイスマスク、シリンジポンプ、人工呼吸器用バルブなどの各種の医療物資の製造に使われる。 60台のストラタシスF123シリーズは、ストラタシスの販売代理店のCADビジョンを通じて導入される。3Dプリンターは、パリ市内にあるコチン病院内の施設に設置される。 3Dプリンターの実際の操作は、フランスの大手3Dプリンティングサービスプロバイダーのボーン3Dが行う。3Dボーンがエンジニアを現地に派遣し、3Dモデルの作成や実際の3Dプリンティングなどを行う。 ストラタシスによると、ストラタシスにも各種の医療物資の供給を求める要請が各地から寄せられていて、現時点までに35万個のフェイスシールド製造が求められているという。 新型コロナウィルスの感染拡大が世界規模で続く中、フランスでも新型コロナウィルスの感染拡大が広がっている。本記事執筆時点でのフランスの新型コロナウィルス感染者数は12万4千人を超え、死亡者数は1万3千人に達している。フランスでも、医療現場でのPPEの不足が深刻化している。
掲載日:2020年4月10日:ロケット製造ベンチャー企業のブルーオリジンが3Dプリンターでフェイスシールドを製造
Amazon創設者ジェフ・ベゾス氏が設立したロケット製造ベンチャー企業のブルーオリジンが、3Dプリンターでフェイスシールドを製造している。同社のBE-4ロケットエンジンチームが中心となり、24時間体制で製造している。 現地時間の今週木曜日に発表されたビデオリリースで、チームメンバーの一人は、「このプロジェクトには皆ボランティアとして参加しています。フェイスシールドなどのPPEは、現在アメリカ全体で不足しています。このようにして3Dプリンターでフェイスシールドのヘッドバンドを製造しています」と説明している。 フェイスシールドの製造に際しては、チームメンバーはアメリカ政府が定めたソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)の基準を守りながら作業しているという。 ブルーオリジンの競合企業のスペースXも、医療機器メーカーのメドトロニックと共同で、自社工場で人工呼吸器の製造を行っている。スペースXは、人工呼吸器に加えて医療用消毒液とフェイスシールドも製造している。 新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、PPEと呼ばれる医療物資の不足が深刻化している。現在、アメリカではブルーオリジンやスペースXなどの3Dプリンターを所有する多くの企業がPPEの製造を行っている。
掲載日:2020年4月9日:アメリカ軍が3DプリンターでフェイスマスクやフェイスシールドなどのPPEを製造
アメリカ軍が3DプリンターでフェイスマスクやフェイスシールドなどのPPE(Personal Protective Equipment)を製造している。 米海軍と海兵隊は、アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)の要請のもと、3Dプリンターでフェイスシールドを製造している。製造にはアメリカ最大規模のモノづくり系業界団体のアメリカ・メイクスが協力しているという。製造されたフェイスシールドはFEMAを通じ、各地の医療機関へ提供される。 米空軍も3Dプリンターを使い、フェイスシールドと再利用可能なN95フェイスマスクを製造している。米空軍のジョナサン・バー曹長は、「(コロナウィルスと戦っている)最前線の医療関係者に実際に使ってもらい、問題がないか確認しながら作っています」とコメントしている。 米空軍はさらに、通常はパラシュートの補修に使っているミシンを使い、N95マスクを製造している。現時点では一日200個のマスクを製造しているが、今後製造量をさらに増やすとしている。 新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、多くの人が3Dプリンターを使ってPPEを製造し、医療機関へ供給している。多くのケースでPPEの3Dモデルをオープンソース化し、共有しながらPPEを製造している。 本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルス感染者数は42万人を超え、死亡者数は1万4千人に達している。現時点において、感染収束の兆しはまったく見えていない。
掲載日:2020年4月8日:コロンビア大学図書館職員が3Dプリンターでフェイスシールドを製造
コロンビア大学図書館職員が3Dプリンターでフェイスシールドを製造し、話題になっている。 フェイスシールドを製造したのはコロンビア大学図書館に勤務するマディハ・チョクシ氏を中心とする有志グループ。ニューヨーク長老教会病院に勤務する友人の医師が、チョクシ氏へ医療現場で医療物資が不足している現状を訴えるメールを送付したことで、図書館が保有する3Dプリンターでフェイスシールドを製造することを思いついたという。メールにはダウンロード可能なオープンソースのファイルへのリンクが貼られていたという。 チョクシらのグループは、これまでに7500個のフェイスシールドを3Dプリンターで製造し、地元の医療機関へ提供した。 CNNの取材に対し、チョクシ氏は、「(3Dプリンターは)サプライチェーンに依存していないので、必要な分だけフェイスシールドを製造することができます。ニューヨークの医療現場では医療物資の不足が深刻化していますが、少しでも助けになればと考えています」とコメントしている。 新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、ニューヨーク州が最大の感染地帯となっている。本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルス感染者数は39万5千人を超え、死亡者数は1万2千人に達している。ニューヨーク州での死亡者数は5千人を超えている。
掲載日:2020年4月7日:米バーモント州の警察官が3Dプリンターでフェイスシールドを製造
米バーモント州の警察官が3Dプリンターでフェイスシールドを製造し、話題になっている。 フェイスシールドを製造しているのはバーモント州警察本部に勤務するロバート・ジンク警部。普段は趣味で3Dプリンターを使っている中、地元の医療機関でフェイスシールドが不足していることを聞きつけ、3Dプリンターで製造することを思いついたという。 フェイスシールドで使われるプラスチックシートは、地元の大手文房具店のステープルズから寄付された。ジンク警部は余暇時間をフル活用し、これまでに60個のフェイスシールドを製造、地元の医療機関へ寄付した。 バーモント州警察は、「ジンク警部は友人と共に、60個のフェイスシールドを3Dプリンターで製造しました。プラスチックシートは、ステープルズから寄付されました。この出来事は、バーモントのコミュニティが危機に対して一つになれることを証明するものです」というコメントをフェイスブックに投稿している。 本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルスの感染者数は36万人を超え、死亡者数は10,859人に達している。バーモント州での新型コロナウィルスの感染者数は512人、死亡者数は22人となっている。バーモント州は、アメリカ最大の新型コロナウィルスの感染地であるニューヨーク州に隣接している。
掲載日:2020年4月6日:アメリカのフィラメントメーカーが4000㎏のPLAを寄付
アメリカのフィラメントメーカーの3Dプリントライフが、4000㎏のPLAを寄付する。PLAは不足が深刻化しているフェイスシールドの製造に供される。3Dプリントライフによると、4000㎏のPLAで11万5千個のフェイスシールドが製造できるとしている。 3Dプリントライフは、全米のメーカースペース、サービスビューロー、3Dプリンティング企業にフェイスシールド製造を呼び掛けている。3Dプリントライフでは、製造したフェイスシールドを全米の2000の病院へ供給するとしている。 3Dプリントライフは、アメリカでも特に感染拡大が広がるニューヨークにPLA1000㎏をすでに提供している。PLAはニューヨークのサービスビューローのVooDooマニュファクチャリングに提供され、今日までに6千個のフェイスシールドが製造されたという。 3Dプリントライフの担当者は、「我々は今後もさらに多くのPLAをサービスビューローやメーカースペースへ提供してゆきます。新型コロナウィルスとの闘いの最前線にいる医療従事者は、フェイスシールドなどのPPEの不足に直面しています。彼らは助けを求めています」とコメントしている。 本記事執筆時点で、アメリカの新型コロナウィルス感染者数は33万6千人を超え、死亡者数は9,616人に達している。ニューヨーク州などの一部の地域では感染拡大のペースが収まりつつあるものの、アメリカ全体では収束の兆しが見えていない。
掲載日:2020年4月5日:モンタナ・サイエンスセンターが3Dプリンターで医療用フェイスマスクを製造
米モンタナ州のモンタナ・サイエンスセンターが、3Dプリンターで医療用フェイスマスクを製造し、話題になっている。 新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、多くの州で外出禁止令が発動され、公共機関の閉鎖が続けられている。モンタナ・サイエンスセンターも先月から閉鎖を余儀なくされている。 センターのエグゼクティブディレクター、アビー・ターナー氏は、地元の医療機関で医療用フェイスマスクが不足していることを耳にし、センターが保有する3Dプリンターで製造することを思いついたという。 ターナー氏は、「(3Dプリンターを使って)人々が医療物資などを製造し始めていることは知っていました。我々も、センターが保有するリソースを活用して同様の活動ができないかと考えました。特に地元の医療機関で不足している医療用フェイスマスクを製造することを決めました。センターは現在閉鎖中ですが、閉鎖中でも地元のコミュニティに貢献できることがあるはずです」とコメントしている。 ターナー氏によると、材料のフィラメント1ロールから24個のフェイスマスクが製造でき、製造コストは1ドル程度だという。 アメリカでは、フェイスマスクなどのPPEと呼ばれる医療物資の不足が深刻化している。3Dプリンターを使って医療物資を製造する機運が全米で高まっている。
掲載日:2020年4月4日:米コネティカット州の医師が3Dプリンターでフェイスマスクを製造
米コネティカット州の医師が3Dプリンターでフェイスマスクを製造し、話題になっている。 フェイスマスクを製造したのはニューロンドンのセント・フランシス病院に勤務する麻酔科医のクリス・ワイルズ医師。当初はネット上で入手可能なフェイスマスクの3Dモデルを探していたところ、適切な3Dモデルが見つからず、自分で製造することを思いついたという。3Dモデルの作成にかかった時間は2週間だという。 フェイスマスクを製造したことについてワイルズ医師は、「医療用フェイスマスクなどを3Dプリンターで製造することは最後の手段にすべきです。医療機関は、医療従事者が必要とするPPEなどの医療物資を払底させてはなりません。しかし、実際に払底するという最悪の局面を迎えた時は、躊躇なく3Dプリンターを使うべきだと思います」とコメントしている。 ワイルズ医師は、実際に3Dプリンターを使ってフェイスマスクを製造する方法を動画に収め、YouTubeで公開している。また、3Dモデルそのものを公開し、ダウンロードできるようにしている。YouTubeに公開された動画は、これまでに4万回以上視聴されている。 新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、フェイスシールド、フェイスマスクなどの医療物資の不足が深刻化している。不足する医療物資を補うため、3Dプリンターを使う機運が高まっている。
掲載日:2020年4月3日:メドトロニックが人工呼吸器の設計図のCADファイルを公開
アメリカの大手医療機器メーカーのメドトロニックが、自社の人工呼吸器の設計図のCADファイルを公開した。ファイルは同社の人工呼吸器PB560用で、200ページの製造マニュアルと電子基板やメカニカルパーツなどの設計図のCADデータで構成されている。多くのパーツは3Dプリンターで製造できる。ファイルはメドトロニックのウェブサイトで無料で入手できる。 メドロールはまた、電気自動車メーカーのテスラモーターズと共同で、テスラモーターズのニューヨーク工場で人工呼吸器の製造を開始している。 新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、新型コロナウィルス感染症患者に使用する人工呼吸器が不足している。アメリカのトランプ政権は、先月20日に民間企業に物資の調達や製造を命令できる国防生産法を発動し、人工呼吸器の増産を急いでいる。国防生産法の発動により、トランプ大統領はゼネラルモーターズに人工呼吸器の製造を命令している。 本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルス感染者数は24万4千人に達し、死亡者数は6千人を超えている。感染が爆発的に広がっているニューヨーク州、ニュージャージー州、カリフォルニア州などでは、人工呼吸器に加えてフェイスシールド、フェイスマスク、防護ガウン、手袋などの医療物資の不足が深刻化している。
掲載日:2020年4月2日:ノースウェル・ヘルス病院が南フロリダ大学とフォームラブズと共同で新型コロナウィルス検査用スワブを製造
ニューヨーク最大級の病院システムのノースウェル・ヘルス病院が、南フロリダ大学とフォームラブズと共同で新型コロナウィルス検査用スワブを製造した。スワブの試作品は南フロリダ大学付属病院でテストされ、従来型のスワブと同程度の基準を満たしたことが確認されたという。 ノースウェル・ヘルス病院はフォームラブズの3Dプリンターを使い、一日あたり1000から1500個の検査用スワブを製造するとしている。 ノースウェル・ヘルス病院のトッド・ゴールドスタイン氏は、「3Dプリンターで製造されたスワブは、ノースウェル・ヘルス病院の患者に使われるのみならず、地域の医療機関にも提供される予定です。3Dプリンターが使える医療機関と情報を共有し、より多くのスワブを製造してゆきます」とコメントしている。 新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、新型コロナウィルス検査用スワブの不足が深刻化している。フォームラブズも自社工場で稼働中の3Dプリンターを使い、新型コロナウィルス検査用スワブの製造を開始し、医療機関への提供を開始している。 本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルス感染者数は21万人を超え、死亡者数は5102人に達している。医療現場では新型コロナウィルス検査用スワブに加え、フェイスシールド、フェイスマスクなどの医療物資の不足が深刻化している。
掲載日:2020年4月1日:イギリスの3Dプリンター・ユーザーグループが共同でフェイスシールドとフェイスマスクの製造を開始
イギリスの3Dプリンター・ユーザーグループの3DクラウドUKが、共同でフェイスシールドとフェイスマスクの製造を開始し、話題になっている。 3DクラウドUKに所属する医師のジェイムズ・コクソン氏の呼びかけで始まったもので、3DクラウドUKのすべてのメンバーに3Dプリンターによるフェイスシールドとフェイスマスクの製造を求めている。 3DクラウドUKのジェン・アシュリー氏は、「3Dプリンターを所有するすべてのイギリス国民にこのプロジェクトへ参加するようお願いします。医療現場ではフェイスシールドなどの医療物資が不足しています。また、製造したフェイスシールドを医療機関へ届ける配送スタッフと、そのための資金の寄付もお願いします」とコメントしている。 3DクラウドUKによると、これまでに医療機関から11万個のフェイスマスクの注文が寄せられたという。また、3DクラウドUKが開設した寄付金調達サイトには、これまでに2万ポンド(約250万円)の寄付が寄せられたという。 新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が広がる中、医療現場においてPPEと呼ばれる医療物資の不足が深刻化している。感染が爆発的に広がっているアメリカでも、3Dプリンターメーカーや3Dプリンターオーナー、ボランティアなどが3DプリンターでPPEを製造し、医療機関へ提供している。
掲載日:2020年3月31日:アメリカ・メイクスがFDAと共同で3DプリンターによるPPE製造に関するウェビナーを開催
アメリカの製造業系業界団体のアメリカ・メイクスが、FDA(アメリカ食品医薬品局)と共同で、3DプリンターによるPPE製造に関するウェビナーを開催する。現地時間の3月30日午後12時よりストリーミング形式で放送され、講師はアメリカ・メイクスのジョン・ウィルチェンスキ・エグゼクティブディレクターが務める。 新型コロナウィルスの感染拡大が世界的に広がる中、PPE(Personal Protective Equipment)と呼ばれる医療物資を3Dプリンターで製造する機運が高まっている。特にフェイスシールドやフェイスマスクなどのPPEが不足するアメリカでは、3Dプリンターメーカーやボランティアなどが3DプリンターでPPEを製造し、医療機関へ提供するケースが増加している。 一方で、3Dプリンターで製造されたフェイスマスクなどの多くは、FDAが定める機能を満たしてなく、PPEとして使用するのは問題がある可能性があるとされる。そのため、FDAは3DプリンターによるPPE製造に関するFAQ(よくある質問と答)を公表し、3DプリンターによるPPE製造についての一定の基準を示している。 今回のアメリカ・メイクスのウェビナーも、3DプリンターによるPPE製造に関する一定のガイドラインを示すものと見られる。
掲載日:2020年3月30日:HPがフェイスシールドなどのPPEの製造を開始
HPがフェイスシールドなどのPPEの製造を開始した。現地時間の先週火曜日にHPが発表したところによると、HPは自社の3Dプリンターを使い、医療現場で不足しているフェイスマスク、フェイスマスク用アジャスター、医療用フェイスマスクなどの製造を開始したという。HPはまた、同社の3Dプリンターユーザーに向けてPPEの3Dモデルを公開し、PPE作りを開始するよう促している。 HPによると、これまでに1000個のPPEが3Dプリンターで製造され、地元の医療機関へ提供されたという。 HPのパートナー企業のマテリアライズも、新型コロナウィルス感染防止用ハンドフリー・ドアオープナーの3Dモデルを公開し、自由に3Dプリントできるようにしている。 新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が続く中、医療現場ではフェイスシールドなどのPPEの不足が深刻化している。それに対し、3Dプリンターを使って各種のPPEを製造し、医療現場へ供給しようという機運が世界的に高まっている。一方で、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、3Dプリンターで製造されたフェイスマスクなどについて、多くのケースでFDAが求める機能上の水準を満たしていないとする見解を示している。
掲載日:2020年3月29日:FDAが3Dプリンターによる医療物資の製造に関するFAQを公開
FDA(アメリカ食品医薬品局)が、3Dプリンターによる医療物資の製造に関するFAQ(よくある質問と答)を公開した。新型コロナウィルスの感染拡大が続く中、3Dプリンターを使ってフェイスシールドやフェイスマスクなどの医療物資を製造する機運が高まっているが、FDAとして一定のガイドラインを示す形となった。 FAQの筆頭に「3Dプリンターを使ってガウン、マスク、人工呼吸器、およびその他のPPE(Personal1 Protective Equipment)を製造することは許されますか」との質問が提示されている。それに対し「3Dプリンターを使って一定のPPEを製造することは可能です。しかし、その効果については越えなければならない技術上のチャレンジが存在します。FDA基準に合致した手術用マスクやN95マスクと同様の防護機能があるとは考えられません」と回答している。 「3Dプリンターで作られたPPEを利用することは可能ですか」という問いに対しては「3Dプリンターで作られたPPEを、物理的なバリヤーとして利用することは可能です。しかし、3Dプリンターで作られたPPEは、FDA基準に合致した手術用マスクと同等の防衛機能があるとは考えられません」と改めて強調している。 新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、ガウン、フェイスマスク、フェイスシールドなどのPPEの不足が問題化している。PPEの不足に対応するため、3Dプリンターメーカーや3Dプリンターユーザーが3DプリンターでPPEを製造する機運が高まっている。今回FDAがFAQを公開したことで、そうした動きに注意と検証が求められることになりそうだ。 FDAのFAQはこちらで閲覧できる。
掲載日:2020年3月28日:フォームラブズが3Dプリンターでコロナウィルス検査用スワブを製造
米マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、自社の3Dプリンターでコロナウィルス検査用スワブを製造している。同社オハイオ工場にある250台の3Dプリンターは、平時は同社の歯科医療用サンプルを製造しているが、新型コロナウィルスの感染拡大により不足している検査用スワブの製造に切り替えたという。 製造された検査用スワブは、ニューヨークのノースウェル・ヘルス病院や、フロリダのタンパ総合病院などを含む全米の医療機関へ提供される。 フォームラブズのチーフ・プロダクト・オフィサーのデビッド・ラカトス氏は、「信じられないくらい多くの医療機関や政府機関が我々に助けを求めてきました。事の緊急性を鑑み、我々も状況打開のために尽力することを決断しました」とコメントしている。 新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、PPEと呼ばれるフェイスシールド、フェイスマスク、検査用スワブ、人工呼吸器用消耗部品が特に不足している。アメリカの感染拡大の中心地となっているニューヨークでは、フェイスシールドやガウンを何度も使いまわさなければならない状況にあるとされる。 本記事執筆時点で、アメリカ国内では101.321人の新型コロナウィルス感染者が確認され、死亡者は1,567人に達している。
掲載日:2020年3月27日:米バージニア州の13歳の少年が3Dプリンターでフェイスマスクを製造
米バージニア州の13歳の少年が3Dプリンターでフェイスマスクを製造し、話題になっている。 フェイスマスクを製造したのは、バーモント州フォールズチャーチに住む中学生のチャールズ・ランドルフ君。新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、バージニア州を含む多くの州で学校が閉鎖されている。ランドルフ君の学校も閉鎖され、自宅待機を余儀なくされている。自宅で自習の日々を過ごす中、ランドルフ君は自宅にある3Dプリンターでフェイスマスクを製造することを思いついたという。 地元テレビ局の取材に対しランドルフ君は、「(新型コロナウィルスの感染拡大は)心疾患や喘息などの病気を抱える人には大きなリスクになると知りました。そうした人たちを、何とかして助けたいと思いました」とコメントしている。 フェイスマスクの製造法は、3Dプリンターで各種の医療具を作る方法を教えるパブリックドメインサイトで学んだという。フェイスマスクの製造に必要な時間は90分で、製造コストは1ドルだという。 フェイスマスク製造が成功したことを知らせるランドルフ君のツイートには、82,000の「いいね」が押され、13.000回リツイートされているという。
掲載日:2020年3月26日:カーボンが3Dプリンターでフェイスシールドと検査用スワブを製造
シリコンバレーに拠点を置く3Dプリンターメーカーのカーボンが、3Dプリンターでフェイスシールドと検査用スワブを製造している。製造されたフェイスシールドと検査用スワブは、これまでに地元のスタンフォード大学病院やカイザー・パーマネンテ系の病院に提供された。 カーボンは声明で「我々は地元医療機関を対象に、フェイスシールドなどのPPE(Personal Protection Equipment)をオンデマンドで製造しています。また、我々の顧客ネットワークにPPEの3Dモデルを提供し、カーボンの3Dプリンターを所有するお客様がPPEを製造できるようにいたします」とコメントしている。 カーボンはまた、新型コロナウィルスの感染拡大により業績が影響を受けた従業員数250人以下の中小企業に対し、サブスクリプションの利用料を当面免除すること発表した。カーボンの3Dプリンターは、多くの企業にサブスクリプションと呼ばれる月額利用料を支払うことで使われている。 新型コロナウィルスの感染拡大が世界的に広がる中、3DプリンターでフェイスシールドなどのPPEを製造する機運が世界的に高まっている。本稿執筆時点での全世界の新型コロナウィルス感染者数は46万人を超え、死者数は21,160人に達している。アメリカでの感染者数は65,642人で、死者数は922人に達している。
掲載日:2020年3月25日:フォルクスワーゲンが3Dプリンターで人工呼吸器を製造へ
フォルクスワーゲンが3Dプリンターで人工呼吸器を製造するとして話題になっている。ドイツ政府の要請を受けたもので、ドイツ国内で操業中のフォード、GM、フェラーリ、日産にも同様の要請がされたとしている。なお、フォルクスワーゲンは125台の工業用3Dプリンターを所有している。 フォルクスワーゲンの声明によると、フォルクスワーゲンはタスクフォースを組織し、素材やサプライチェーンなどを総合的に精査し、人工呼吸器の具体的な製造方法の検証を開始したという。 フォルクスワーゲンの担当者は、「医療機器は我々にとってまったく新しい領域です。しかし、求められている要求内容を理解し、実際の青写真を描くことができれば、直ちに開始できると思います」とコメントしている。 フォルクスワーゲン傘下のポルシェも、保有する3Dプリンターを使って人工呼吸器の製造を行うことを検討している。ポルシェは現在、具体的な製造方法についての情報を収集している。 新型コロナウィルスの感染拡大が世界的に広がる中、感染の中心地はウィルスの発生源である中国からヨーロッパやアメリカへと移りつつある。本稿執筆時点で、ドイツ国内では32,986人が新型コロナウィルスに感染し、157人が命を落としている。感染拡大とともに医療現場では各種の医療物資が不足し、特に感染者の生命維持に不可欠とされる人工呼吸器の不足が懸念されている。
掲載日:2020年3月24日:WASPが新型コロナウィルス対策用PPEマスクとヘルメットの3Dモデルをオープンソース化
イタリアの3DプリンターメーカーのWASPが、新型コロナウィルス対策用PPE(Personal Protection Equipment)マスクとヘルメットの3Dモデルをオープンソース化した。新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が続く中、医療現場の最前線でマスクやフェイスシールドなどの医療物資が不足している。WASPはマイ・フェースマスクというプロジェクトを立上げ、特に不足しているマスクとヘルメットの3Dモデルを公開した。 マスクやフェイスシールドなどの医療物資を3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。香港の香港理工大学も、不足しているフェイスシールドを3Dプリンターで製造し、現場に提供している。香港理工大学は地元の製造業者と協力し、今月末までに3万個のフェイスシールドを製造するとしている。 新型コロナウィルスの爆発的な感染拡大が続く米ニューヨークでも、ボランティアが3Dプリンターを使ってフェイスシールドを製造している。アイザック・バドメン氏とステファニー・キーフェ氏の二人は、16台の3Dプリンターをフル稼働させて300個のフェイスシールドを製造し、地元の医療機関に提供している。 新型コロナウィルスの感染拡大が収束の兆しを見せない中、医療物資の恒常的な不足が問題かしている。3Dプリンターで医療物資を製造する機運は、今後もさらに高まると予想される。
掲載日:2020年3月23日:3Dプリンター総研が「formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線」レポートを刊行
当サイト「世界の3Dプリンターニュース」を運営している株式会社3Dプリンター総研が、「formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線」レポートを刊行した。 世界最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会のformnext 2019は、昨年11月18日よりドイツのフランクフルトで開催された。出展者数は過去最大となる600社を超え、日本国内の展示会では見られないような革新的なスタートアップ企業などが多数出展した。3Dプリンター総研は、今年も現地に調査員を派遣し、延べ60社を超える出展者についてヒアリング調査を実施し、最新の技術動向やトレンドなどを分析した。
本レポートの著者は3Dプリンター総研代表の山口修一で、3Dプリンターの市場動向・業界動向などを解説するとともに、造形方式ごとの技術動向についての詳しい分析を行っている。また、3Dプリンター関連の有望企業を紹介し、今後の業界展望についての大胆な予測を行っている。 本レポートの概要は下記の通り。本レポートは以下のサイトにて購入可能。
 詳細・購入はこちら→ https://www.microjet.co.jp/book/3d19/
【新刊】「formnext 2019にみる3Dプリンター最前線」
【発 行】2020年3月16日
【体 裁】A4判、フルカラー、175ページ
【定 価】69,000円(税別)
【納 期】3月23日(月)以降随時発送、
     3月26日までのご注文で3月31日までに納品可能
掲載日:2020年3月22日:ニュージャージーのボランティアエンジニアが3Dプリンターで高性能マスクを製造
ニュージャージーのボランティアエンジニアが3Dプリンターで高性能マスクを製造し、話題になっている。 マスクを製造しているのはニュージャージー州ニュアーク在住のメカニカルエンジニアのシュエタ・タッパ氏。新型コロナウィルスの感染拡大が続く中、地元の医療機関でマスクやフェイスシールドなどが不足しているというニュースを聞き、3Dプリンターでマスクを製造することを思いついたという。 タッパ氏は、「地元の医療機関でマスクなどの医療物資が不足しているというニュースを聞き、ただちに3Dプリンターでマスクを製造することを思いつきました。アメリカの多くの医療機関は医療物資の不足に直面していますが、私たちもできるだけのことをして、一緒になってこの困難を乗り越えたいと思っています」とコメントしている。 タッパ氏が勤務するファブラボのメーカー・デポでは、二台の3Dプリンターを稼働させ、24時間体制でマスクを製造している。 新型コロナウィルスの感染拡大が続く中、アメリカでも感染拡大が広がっている。ニュージャージー州に隣接するニューヨーク州では、現時点までに5千人以上の人が新型コロナウィルスに感染し、全米の三分の一に達している。感染拡大が続く中、アメリカの多くの医療機関ではマスクなどの医療物資の不足に直面している。
掲載日:2020年3月21日:ニューヨークのボランティアが3Dプリンターで新型コロナウィルス用フェイスシールドを製造
ニューヨークのボランティアが、3Dプリンターで新型コロナウィルス用フェイスシールドを製造し、話題になっている。 フェイスシールドを製造したのはニューヨーク州オノンダガ郡在住のアイザック・バドメン氏とステファニー・キーフェ氏の二人。16台の3Dプリンターを使い、300個のフェイスシールドを製造したという。製造されたフェイスシールドは、郡内に臨時に開設された新型コロナウィルス検査センターへ納入された。 バドメン氏とキーフェ氏は、2017年に共同で3Dプリンティング企業を設立、企業などに3Dプリンティングサービスを提供している。アメリカでも新型コロナウィルスの感染が拡大する中、地元に新型コロナウィルス検査センターが開設されると聞き、不足が予想されていたフェイスシールドの製造を思いついたという。 バドメン氏は、「郡が新型コロナウィルス感染の危機にさらされる中、フェイスシールドを製造することでお金を儲けようとは考えていません。今はただ、地元民が一丸となってこの危機を乗り切ることしか考えていません」とコメントしている。 新型コロナウィルスの感染拡大が続く中、アメリカでも感染が各地で広がっている。ニューヨーク州では、現時点で5千人以上の感染者が報告され、全米の感染者数の三分の一以上を占めるに至っている。ニューヨーク州の医療現場では、フェイスシールドやマスクなどの医療用品が著しく不足する事態となっている。
掲載日:2020年3月20日:イタリアのスタートアップ企業が3Dプリンターで人工呼吸器用バルブを製造
イタリアのスタートアップ企業が3Dプリンターで人工呼吸器用バルブを製造し、話題になっている。 バルブを製造したのはイタリアのアディティブ・マニュファクチャリング企業のイシノバ社。製造されたバルブは、新型コロナウィルスの感染拡大が続くイタリア北部のロンバルディア州チアリの病院に提供された。 バルブは人工呼吸器から患者へ酸素を送るために使われる消耗部品で、患者ごとに交換する必要がある。チアリの病院ではコロナウィルス感染症患者が殺到し、バルブの在庫が払底していた。その状況を地元のジャーナリストがソーシャルメディアを通じて報じたところ、イシノバ社のCEOクリスチャン・フラカッシ氏に情報が伝わった。 フラカッシ氏は人工呼吸器メーカーのインターサージカル社にコンタクトし、バルブの3Dモデルの供出を求めたが、3Dモデルそのものが存在しなかった。フラカッシ氏は、インターサージカル社から提供されたバルブのサンプルをリエンジニアリングし、3Dモデルの作成に成功した。 フラカッシ氏は、直ちに3Dプリンターで10個のバルブを製造し、チアリの病院へ提供した。その後、別の企業も製造に協力し、100個のバルブを製造したという。 イタリアの新型コロナウィルスの感染拡大は、現時点では収束の兆しがまったく見えていない。現時点での死者数は3千人を超え、新型コロナウィルスの発生国である中国の死者数を超える厳しい状況となっている。
掲載日:2020年3月19日:イギリスのメディカル・スタートアップ企業が120万ポンドの資金調達に成功
イギリスのメディカル・スタートアップ企業の3Dライフプリンツが、120万ポンド(約1億5100万円)の資金調達に成功した。出資したのはベンチャーキャピタルのフェンウォール・インベストメンツを筆頭とするシンジケートで、バリュエーションなどの出資の詳細は明らかにされていない。3Dライフプリンツが資金を調達するのは2017年と2018年のラウンドに続いて三度目となる。3Dライフプリンツは、調達した資金を同社がハブと呼んでいる製造拠点の増設に使うとしている。 3Dライフプリンツは、3Dプリンターを使って医療用臓器モデルや手術用サージカルガイドなどを製造し、イギリス国民保健サービス(NHS)や民間の医療機関などに提供している。 3Dライフプリンツの創業者でCTOのポール・フォーザーリングハム氏は、「資金調達を成功させたことをとても嬉しく思います。特にフェンウォール・インベストメンツと多くの個人投資家が出資してくださったことを誇りに思います。我々のユニークなビジネスモデルをさらに発展させ、3Dメディカルプリンティングを普及させることで医療コストの削減と患者サービスの向上を果たしてゆきたいと考えています」とコメントしている。
掲載日:2020年3月18日:デラウェア大学がRobozeのARGO500 3Dプリンターを導入
アメリカのデラウェア大学が、イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeのARGO500 3Dプリンターを導入する。同大学の複合素材センターに導入されるもので、アメリカ陸軍と共同で行っている高熱3Dプリンティングの研究開発に使用される。 デラウェア大学複合素材センターによると、ARGO500 3Dプリンターの造形精度の高さとノズルの対応溶融温度の高さが導入の決め手になったという。同センターのラリー・ホルムズ・アシスタントディレクターは、「Roboze ARGO500 3Dプリンターは、我々が展開しているプロジェクトに最適でした。特に製造再現性と精密性が重要であり、ARGO500 3Dプリンターはその条件を満たしていました。各種のハイパフォーマンス素材が利用可能で、高温に対応できることも決め手になりました。プリント能力も安定しており、温度の管理もスムースにできます」とコメントしている。 ARGO500は、最大500mm X 500mm X 500mm の造形サイズを持つFDM方式の3Dプリンターで、PEEK、ULTEM、AM9085F、カーボンPAなどのエンジニアリングポリマーを素材に造形出来るのが特徴。また、Robozeが独自に開発したカーボンPEEKも使用出来る。PEEKなどを素材にすることで、高い耐久性が求められるパーツの製造が可能になるとしている。
掲載日:2020年3月17日:新型コロナウィルスの感染拡大により世界各地のアディティブ・マニュファクチャリング関連イベントが中止へ
新型コロナウィルスの感染拡大により、世界各地のアディティブ・マニュファクチャリング関連イベントが中止に追い込まれている。 世界最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連団体のアディティブ・マニュファクチャリング・ユーザー・グループが、今月22日から26日までの日程で開催を予定していた年次会議を中止したほか、米カリフォルニア州アナハイムで開催予定だったラピッド+tct2020も来年までの延期となった。 開催中止を決めたラピッド+tctのスティーブ・プレイリスCOOは、「(アディティブ・マニュファクチャリング業界コミュニティの)健康と安全こそがもっとも守られるべきものです。業界を代表するイベントとして、ラピッド+tctはコミュニティを形成しています。出展予定者やパートナー企業と慎重に協議した結果、展示会の開催を中止し、来年まで延期することとしました」と説明している。 また、感染拡大が続くスペインで開催が予定されていたアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会のADDIT3Dも11月の開催へ延期された。同じく感染拡大が続くドイツで開催が予定されていたラピッド・テック展示会も来年の開催へ延期された。 現時点での全世界の新型コロナウィルス感染症患者数は18万人を超え、イタリア、イラン、スペインなどを中心に感染拡大が続いている。今のところ収束の兆しは見えていない。
掲載日:2020年3月16日:スリーディーシステムズが2019年度決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが2019年度決算を発表した。それによると、同社の2019年度の売上高は6億2910万ドル(約660億5550万円)で、2018年度の売上高6億8770万ドル(約722億850万円)から9%減少した。メタル3Dプリンターの大口ユーザーへの納入が遅延したことなどが売上減少につながった。 売上高のうち、3Dプリンターなどの製品の売上高は3億8460万ドル(約403億3830万円)で、前年の4億2920万ドル(約450億660万円)から10.4%低下した。また、サービス関連の売上高は2億4451万ドル(約256億7250万円)で、前年の2億5844万ドル(約271億3620万円)から5.4%低下した。 2019年度決算の発表を受け、スリーディーシステムズの会長兼CEOのヴィオメッシュ・ジョシ氏は、「2020年度は製品のソルーションの提供が確実に行える年になるでしょう。(前年度に遅延した)メタル3Dプリンターの出荷も予定通りに行われ、アディティブ・マニュファクチャリング技術の各セクターへの導入を促し、さらなる利益の確保と成長が見込める年になるでしょう。特にヘルスケアセクターでの需要拡大を見込んでおり、売上の拡大を確信しています」とコメントしている。
掲載日:2020年3月15日:スマートテック・アナリシスが全世界のポリマー3Dプリンティング市場が240億ドル規模に成長と予測
アメリカの市場調査会社のスマートテック・アナリシスが、全世界のポリマー3Dプリンティング市場が2024年までに240億ドル(約2兆5200億円)規模に成長すると予測したレポートを発表した。今年で四回目の発行となる同年次レポートによると、2020年時点で117億ドル(1兆2285億円)規模と推定される全世界のポリマー3Dプリンティング市場は高い成長率を維持したまま成長を続け、2024年に240億ドル、2030年に550億ドル(約5兆7750億円)規模に到達するとしている。 ポリマー3Dプリンティング市場の中でも、特にパウダーベッド・フュージョン方式のSLS3Dプリンターと素材市場が大きく成長し、市場全体の拡大を牽引するとしている。素材の中でも、特にポリミアド系ポリマーパウダーや、PA11、PA12などの素材の需要が急激に増加するとしている。 産業セクターでは、特に航空宇宙と自動車の領域でポリマー3Dプリンティングの利用が進むとしている。いずれの領域でも、従来から使われてきたツーリングやプロトタイピングに加え、エンドユーズ・パーツの製造にポリマー3Dプリンティングが使われるようになるとしている。
掲載日:2020年3月14日:EOSがアメリカ市場にインテグラP450SLS3Dプリンターを投入
ドイツのハイエンド3DプリンターメーカーのEOSが、アメリカ市場にインテグラP450SLS3Dプリンターを投入する。インテグラP450SLS3DプリンターはEOSの最新シリーズで、ポリマーパウダーを素材にしたパウダーベッド・フュージョン方式のSLS3Dプリンター。 インテグラP450SLS3Dプリンターのアメリカ市場への投入について、EOSノースアメリカのデービッド・レイCOOは、「(インテグラP450SLS3Dプリンターは)顧客の声を聴き、それに答えることで誕生しました。インテグラP450SLS3Dプリンターは高いサービス性と素材の柔軟性を持ち、サーマルイメージング・カメラの搭載によりワークフローベースのアプローチが可能になります。モノづくりのスケールを簡単にし、研究開発、プロトタイプ製造、最終製品の製造まであらゆる用途にお使いいただけます」とコメントしている。 インテグラP450SLS3Dプリンターは現時点ではアメリカ市場にのみ提供され、価格は49万9千ドル(約5239万円)からとなっている。 EOSは2018年に200万ドル(約2億1千万円)を投資し、テキサス州にテクニカルセンターを設置するなどしてアメリカ市場での営業活動を強化している。同社のSLS3Dプリンターは、航空宇宙や自動車などのモノづくりの領域で幅広く利用されている。
掲載日:2020年3月13日:アディティブ・マニュファクチャリング・ユーザー・グループ2020年度会議開催延期
世界最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連団体のアディティブ・マニュファクチャリング・ユーザー・グループの2020年度会議が開催延期されることとなった。当初はイリノイ州シカゴのヒルトン・シカゴ・ホテルで3月22日から26日までの5日間開催される予定だったが、現地時間の今週月曜日に発表されたイリノイ州知事の対コロナウィルスに関する非常事態宣言を受け、今回の措置となった。 会議開催を延期したことについて、アディティブ・マニュファクチャリング・ユーザー・グループのカール・デッカー会長は、「非常に難しい決断でしたが、会員にとってもっとも利益になると役員会が判断しました。年次会議とミーティングなどのすべてのイベントを延期します」とコメントしている。 新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が続く中、展示会や国際会議などの開催中止や延期が相次いでいる。今回の措置も、新型コロナウィルスの影響を受ける形となった。なお、次回の会議は2021年3月14日から18日までの5日間、同じくヒルトン・シカゴ・ホテルで開催される。 アディティブ・マニュファクチャリング・ユーザー・グループは、大手3Dプリンターメーカーなどが多数参加する業界団体で、アディティブ・マニュファクチャリングの領域において最も権威がある団体とされている。
掲載日:2020年3月12日:ビッグレップの大型3Dプリンター出荷台数が500台に到達
ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップの大型3Dプリンター出荷台数が500台に到達した。2014年の出荷開始から6年で大台到達となった。 ビッグレップは創業当初より造形サイズ1立法メートルの大型3Dプリンターを製造し、特に航空宇宙産業や自動車産業などのセクターでユーザーを増やしてきた。ビッグレップの大型3Dプリンターは、これまでにフォード、ボルボ、ボッシュ、エアバス、エティハド航空などに採用されている。 出荷台数が500台に到達したことについて、ビッグレップのマネージングディレクターのマーティン・バック氏は、「単に象徴的な出来事にとどまらず、産業ユーザーの皆様がどれだけ我々の製品の価値を認めて下さり、実際にモノづくりの自由を獲得して下さったことの結果だと思います。皆様からの信頼を得られ、アディティブ・マニュファクチャリングの可能性をお届けできたことを嬉しく思います」とコメントしている。 記念すべき500台目の3Dプリンターは、ドイツのモバイルテック企業のJAMADE社に納品された。JAMADE社は、ビッグレップの3Dプリンターで同社が現在開発中の水中スクーターのボディ製造などに使うとしている。
掲載日:2020年3月11日:ストラタシスが2019年度決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが2019年度決算を発表した。それによると、同社の2019年度売上高は6億3610万ドル(約667億9050万円)で、経常収支は1110万ドル(約11億6550万円)の赤字だった。売上高は前年の6億6320万ドル(約696億3600万円)から2710万ドル(約28億4550万円)低下し、経常収支はほぼ同額の赤字だった。2019年度末に同社が保有する現金の総額は3億2180万ドル(約337億8900万円)で、2018年度末の3億9320万ドル(約412億8600万円)から7140万ドル(約74億9700万円)減少した。 ストラタシスのライラック・パヨルスキCFOは、特にヨーロッパ市場とアジア市場における3Dプリンター製品の売上減少が響いたとし、「(売上の減少は)今後リリースされる新製品の売上によりオフセットされると見ています。素材の需要も旺盛で、今後の3Dプリンター製品の売上回復に合わせて新たな売上を我が社にもたらすでしょう」とコメントしている。 今後の業績の見通しについてパヨルスキ氏は、全世界のマクロ経済は停滞のトレンドを示しているものの、低迷を続けているヨーロッパ市場が回復の兆しを見せ始めており、マクロ経済の回復とともに新たな成長フェーズに乗るものと期待していると説明している。
掲載日:2020年3月10日:リラティビティ・スペースのロングビーチ・ヘッドクォーターが稼働開始
ロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペースのロングビーチ・ヘッドクォーターが稼働を開始した。新ヘッドクォーターはリラティビティ・スペースのビジネスオペレーション拠点となる他、同社の3Dプリントロケットの製造も行われる。 新ヘッドクォーターの稼働開始について、カリフォルニア州選出上院議員のレナ・ゴンザレス氏は、「ロングビーチは、航空宇宙産業のリーダーであり続けてきた誇るべき歴史があります。そして今や、ロングビーチは宇宙産業の最先端に位置することになりました。我々のコミュニティにリラティビティ・スペースが合流してくれたことを歓迎し、革新的なテック企業としてさらに成長することを期待しています」とコメントしている。 新ヘッドクォーターは12万平方フィート(約3372坪)の大きさで、高さ36フィート(約11メートル)の製造工場では、リラティビティ・スペースの3Dプリントロケット・テラン1号の製造が行われる。新ヘッドクォーター全体では、約300人の従業員が勤務する予定。 リラティビティ・スペースは、ロケット用部品の95%を3Dプリンターで製造していることで知られている。同社のロケットは、競合他社のロケットよりも100分の1の数の部品で組み立てられているとしている。同社のテラン1号は60日程度で3Dプリントでき、打ち上げコストはわずか1000万ドル(約11億円)程度だとしている。 リラティビティ・スペース社は別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が2016年に共同で立ち上げた。同社に対してはベンチャーキャピタルなどがこれまでに4,500万ドル(約47億円)を出資している。
掲載日:2020年3月9日:EOSの新CEOにマリー・ランガー氏が就任
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSの新CEOに、マリー・ランガー氏が就任する。マリー・ランガー氏はEOS創業者のハンス・ランガー氏の娘で、経営戦略やマーケティングなどを中心にEOSの経営をかじ取りする。また、同氏のCEO就任に伴い、CTOのトビアス・アベルン氏とCCOOのバートランド・ヒューメル・ヴァン・ダー・リー氏が退任する。また、2017年にCEOに就任した前CEOのエイドリアン・ケプラー氏は新たにマネージングディレクターに就任し、パートナー企業との関係強化などを行う。 EOSの新CEO就任に際し、ランガー氏は、「技術的な観点からも組織的な観点からも、EOSは未来が約束されたポジションにいます。私のビジョンは、EOSを常に3Dプリンティング技術の最前線に立たせ、今日我々が直面している大きなチャレンジを解決するためにサスティナブルな貢献をさせることです。単に経済を成長させるだけでなく、環境にポジティブな影響を与え、社会的な貢献も果たしてゆきたいと考えています」とコメントしている。 EOSは1989年設立、アディティブ・マニュファクチャリングの世界におけるリーディングカンパニー。同社のメタル3Dプリンター、ポリマー3Dプリンターは、航空宇宙、自動車などのモノづくりの領域で広く利用されている。
掲載日:2020年3月8日:ガントリが三種類の3Dプリント・ライティング・コレクションを発表
サンフランシスコに拠点を置くスタートアップ企業のガントリが、三種類の3Dプリント・ライティング・コレクションを発表した。 ガントリが発表したのはシグナル、ジオ、カーブの三種類のコレクションで、いずれも植物ベースのPLA素材が使われていて、ガントリの3Dプリンターで製造されている。 シグナルはトラフィックライトにインスパイアされたコレクションで、テーブルランプ、フロアランプ、ウォールランプなどの3シリーズが提供されている。 ジオは1970年代のイタリアン・コレクションにインスパイアされたコレクションで、特にイタリアの工業デザイナーのジオ・ポンティの作品から強く影響を受けている。エレガントなデザインとシームレスな曲面が特徴となっている。 カーブはモノリシックなストラクチャーと、ストーン風のカービングのデザインが特徴のシリーズ。ウォールライトとフロアライトの2シリーズが提供されている。 いずれのシリーズもカーボン、スノー、セドナレッド、フォレストグリーン、ストーンの五色のカラーから選択できる。価格は148ドル(約16,280円)から498ドル(約54,780円)となっている。いずれもガントリのウェブサイトで購入できる。
掲載日:2020年3月7日:イギリスの大手3Dプリンティング・サービスビューローが新ヘッドクォーターへ移転
イギリスの大手3Dプリンティング・サービスビューローの3DプリントUKが、ロンドン北部のレイトン・インダストリアル・ビレッジにある新ヘッドクォーターへ移転する。新ヘッドクォーターは1万平方メートルの大きさで、旧ヘッドクォーターの約五倍となる。 新ヘッドクォーターにはEOSのハイエンドポリマーSLS3Dプリンターなどが設置されるほか、ポストプロセス用デバイスなども設置される。ポストプロセス用専用エリアが二部屋用意され、クリーニングやカラーリングなども行われる。 新ヘッドクォーターへの移転について、3DプリントUKの創業者でマネージングディレクターのニック・アレン氏は、「(新ヘッドクォーターへの移転は)我々にとって非常に重要な出来事です。移転により我々の成長を加速し、特に今年の成長に寄与します。我々が所有するすべての3Dプリンターはノンストップで稼働し続けており、さらなるキャパシティの拡大を見込んでいます」とコメントしている。 3DプリントUKは2011年設立。EOSのP3シリーズなどを主軸とするSLS3Dプリンターを使った3Dプリンティングサービスを提供している。同社はこれまでに、累計で100万点を超えるパーツを製造している。
掲載日:2020年3月6日:シリコンバレーのスタートアップ企業が3Dプリンターでアイスホッケー用ヘルメットを製造
シリコンバレーのスタートアップ企業が3Dプリンターでアイスホッケー用ヘルメットを製造し、話題になっている。 ヘルメットを製造しているのはスタートアップ企業のKAV社。同社創業者のホイットマン・ワク氏によると、もともとシリコンバレーのエンジニアだった同氏は、息子が加入するアイスホッケーチームで頭部を負傷する子供が多いことに驚き、息子とそのチームメートを守るために3Dプリンターでカスタマイズド・ヘルメットを製造することを思いついたという。 ワク氏によると、これまでのアイスホッケー用ヘルメットの多くはクローズド・セル・フォーマットと呼ばれる構造で作られたものが多く、サイズの選択肢も少ない。KAVのヘルメットは、選手一人ひとりの頭の形状に合わせてデザインされ、素材もより耐久性と耐衝撃性に優れたサーモプラスチック・ポリウレタンが使われるため、安全性が飛躍的に向上したとしている。 KAV社は現在、全米に同社のヘルメットをプロモートするため、アンバサダーと呼ばれる体験モニターを募集している。同社のアンバサダーには、これまでに元プロホッケー選手のスコット・ハナン氏やカーティス・ブラウン氏などが就任している。アンバサダーからは「軽くて使いやすい」「見た目が良く、感触がいい」「3Dプリンターで作られたものとは思えない」といったコメントが寄せられているという。
掲載日:2020年3月5日:シェリー・ハンデル氏がアディティブ・マニュファクチュラー・グリーン貿易協会のエグゼクティブディレクターに就任
アメリカの女性起業家のシェリー・ハンデル氏が、アディティブ・マニュファクチュラー・グリーン貿易協会(AMGTA)のエグゼクティブディレクターに就任した。 AMGTAは昨年11月に発足した非営利団体で、アディティブ・マニュファクチャリングにおける製造やプロセスのサステナビリティに関する課題を協議・解決することを目的にしている。ハンデル氏は、起業や非営利団体運営の経験を買われ、先月AMGTAのエグゼクティブディレクターに起用された。 ハンデル氏のエグゼクティブディレクター就任について、AMGTAのブライアン・ネフ会長は、「ハンデル氏の起業家精神と非営利団体運営の経験は、AMGTAを正しい道に導いてくれるでしょう。彼女がチームに参加してくれたことを非常に嬉しく思います。我々役員会のメンバーとともに、AMGTAの基盤を盤石なものにしてくれるのは間違いありません」とコメントしている。 ハンデル氏は、米ノースイースタン大学、バーモント大学などで経営学の学位を取得後、エナジー・ハーベスト社を共同創業し、同社のチーフ・オペレーション・オフィサーに就任した。エナジー・ハーベスト社は、ユーザーが歩くことでスマートフォンを充電するシステムなどを開発している。
掲載日:2020年3月4日:シーメンス・モビリティ・サービシスがストラタシスのフォルタス450mc3Dプリンターを導入
シーメンス傘下の鉄道車両メーカーのシーメンス・モビリティ・サービシスが、ストラタシスのフォルタス450mc3Dプリンターを導入する。同社が受注したロシアのRZD社用鉄道車両のパーツ製造やメンテナンスに活用するもので、ロシアのサンクトペテルブルクとモスクワの鉄道車両基地に導入される。 シーメンス・モビリティ・ロシアのカスタマーサービス担当部長のアレクセイ・フィドシーブ氏は、「ストラタシスの3Dプリンターは、インハウスでのコストパフォーマンスに優れたパーツづくりを可能にしてくれます。在庫を持つ必要がなく、必要なパーツを必要な時に製造できます。シーメンス・モビリティは、すでにドイツ国内で従来の手法に比べて95%のパーツ製造時間の短縮を実現しています」とコメントしている。 ストラタシスのビジョン・リヒター氏は、「3Dプリンティングの効率的な機動性は、鉄道保守やサービスの領域におけるカスタマーサービスやメンテナンス、またはパーツづくりなどで威力を発揮します。シーメンス・モビリティは、間違いなく鉄道のセクターでこのテクノロジーを活用することでしょう」とコメントしている。 鉄道車両の製造やメンテナンスに3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっている。ドイツ鉄道も2015年から3Dプリンターの活用を開始し、現時点までに15,000点の鉄道車両用部品を3Dプリンターで製造している。イギリスのエンジェル鉄道も、ストラタシスの3Dプリンターを使い、鉄道車両用消耗部品などを製造している。
掲載日:2020年3月3日:BASFがスイスの3Dプリンティング企業と販売代理店契約を締結
BASF傘下のBASF3Dプリンティング・ソルーションズが、スイスの3Dプリンティング企業のALSOと販売代理店契約を締結した。契約によると、ALSOはBASFが開発したBASFウルトラシントTPU01を活用し、HPのジェットフュージョン52003Dプリンターを使って各種の3Dプリンティングサービスを提供する。BASFウルトラシントTPU01は、高い耐摩耗性、堅牢性、柔軟性を持つことで知られている。 ALSOのグスタヴォ・ミューラー・ヘルトCEOは、「アディティブ・マニュファクチャリングは、適切な素材をチョイスし、結果を出すことで真の製造プロセス上の選択肢となり得ます。BASFの素材により、HPのジェットフュージョンポートフォリオを、スポーツシューズの製造から自動車の製造まで、幅広いモノづくりに活用することが可能になります」とコメントしている。 BASF3Dプリンティング・ソルーションズのフランソワーズ・ミネク・マネージングディレクターは、「ALSOとパートナーシップを結ぶことで、ウルトラシントTPU01の販売網とネットワークを強化できます。さらに、ALSOが持つHPのインフラストラクチャーを活用することが可能になります」とコメントしている。 ALSOは1984年設立のIT・3Dプリンティング企業。3Dプリンティングサービスの他に、IoT支援事業、クラウドコンピューティングなどのプラットフォーム事業も展開している。直近の年間売上は100億ドル(約1兆1000億円)を超え、世界80カ国で4000人の従業員を抱えている。
掲載日:2020年3月2日:ワシントン州在住の男が3Dプリント銃の製造と所有で逮捕
米ワシントン州在住の男が、3Dプリント銃の製造と所有で逮捕された。逮捕されたのは40歳のネイサン・シーマン・ブラスフィールド容疑者。現地紙の報道によると、現地時間の先週木曜日、同容疑者は17丁の拳銃と24丁のライフルを3Dプリンターで製造し、違法に所持していたとして逮捕された。同容疑者には同様の犯歴があるが、現時点で同容疑者と弁護士は認否についてコメントしていない。 捜査当局によると、ブラスフィールド容疑者の自宅からは3Dプリンターの他、ドリルプレスやマシニングツールなどの工作機器も見つかったという。関係者によると、同容疑者が起訴された場合、最大で10年程度の懲役刑が課される可能性があるという。 ワシントン州では、シリアルナンバーを記さない銃の製造は違法とされている。特に設計図等をインターネット経由でダウンロードし、3Dプリンターで製造する「ゴーストガン」の製造は違法とされている。 アメリカでは、ワシントン州を含む多くの州でゴーストガンの製造を禁止しているが、カリフォルニア州などで摘発される違法銃の30%が3Dプリンターで製造されているという。ゴーストガンの製造や所有を禁止する州が増加する中、ゴーストガンの製造を完全に防ぐのは難しいようだ。
掲載日:2020年3月1日:新型コロナウィルスの感染拡大がアメリカの3Dプリンティングビジネスに悪影響
世界的な新型コロナウィルスの感染拡大が、アメリカの3Dプリンティングビジネスにも悪影響を与えつつある。 米カリフォルニア州オークランドで3Dプリンティング玩具メーカーを営むベン・バルテス氏によると、新型コロナウィルの感染拡大により、同氏が経営するトーイボックス社のサプライチェーンが崩壊しつつあるという。トーイボックス社の工場は武漢市にあり、現在操業を停止している。 「昨年のホリデーシーズンは順調でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大により在庫に影響が出ています。この状態が続けば、いずれ売上にも甚大な影響が出ます。新型コロナウィルスの感染拡大が一刻も早く収束することを願います。現在の我々にできることは、事態が鎮火することを待つだけですが、製品の販売低下に合わせて、広告などの出費を抑えるようにする予定です」とコメントしている。 アメリカの玩具産業は、製品や部品などの供給の85%を中国に依存しており、今回の新型コロナウィルスの感染拡大により深刻な影響を受けている。 中国湖南省武漢で発生した新型コロナウィルスは、現在も中国本土を中心に感染拡大を続けている。中国本土以外でも、これまでに韓国、イタリア、イランなどで集団感染が疑われるクラスターの発生が確認されていて、世界的な蔓延が拡大している。現在のところ、感染拡大が収束する兆しは見えていない。
掲載日:2020年2月29日:リラティビティ・スペースがロングビーチに新ヘッドクォーターを開設
ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペースが、ロサンゼルス近郊の街ロングビーチに新ヘッドクォーターを開設する。リラティビティ・スペースの共同創業者兼CEOのティム・エリス氏が明らかにした。 広さ3370坪の大きさの新ヘッドクォーターでは、本社機能の他に、同社が開発している3Dプリントロケットのテラン1の製造も行われる。 新ヘッドクォーターの開設について、リラティビティ・スペースのエリスCEOは、「リラティビティ・スペースは、60年にも及ぶ従来の航空宇宙技術を革新するためにチャレンジしています。ロボティクス、3Dプリンティング、AIなどの技術を活用し、それを実現します。新たなヘッドクォーターは、航空宇宙の世界に新たな未来をもたらす拠点になると確信しています」とコメントしている。 リラティビティ・スペースは、ロケット用部品の95%を3Dプリンターで製造していることで知られている。同社のロケットは、競合他社のロケットよりも100分の1の数の部品で組み立てられているとしている。同社の3Dプリントロケットのテラン1号は60日程度で3Dプリントでき、打ち上げコストはわずか1000万ドル(約11億円)程度としている。
掲載日:2020年2月28日:デンマークの建設企業がドイツの展示会で建設3Dプリンターのデモンストレーションを実施
デンマークの建設企業のCOBODが、ドイツの展示会で建設3Dプリンターのデモンストレーションを実施し、話題になっている。 COBODがデモンストレーションを行ったのは、ドイツのベルリンで開催されたボウティック建設展示会。特設ブースに持ち込まれた大型建設3Dプリンターが、四軒の小型住宅をライブで建設する様子が公開された。 COBODのランド・ニールセンCEOは、「(建設3Dプリンターを)ライブでデモンストレーションすることで、我々のテクノロジーとクオリティを直接目にしていただくことが可能になります。建物が実際にプリントされてゆくのを見ることで、堅牢性と安定性を自ら体験していただけるでしょう」とコメントしている。 COBODは、2017年にデンマークのコペンハーゲンにヨーロッパ初の3Dプリント住宅を建設したことで知られている。同社の建設3Dプリンターは、これまでにUAEやサウジアラビアなどにも採用されている。 COBODの建設3Dプリンター「BOD23Dプリンター」は、最大300平方メートルの建物の建設が可能な大型建設3Dプリンター。一般的な住宅のほか、小型オフィスビル、学校、博物館などの建設が可能としている。
掲載日:2020年2月27日:TCTアジア2020展示会の再開催日日程が発表
新型コロナウィルスの影響で開催が延期されたTCTアジア2020展示会の再開催日日程が発表された。主催者の発表によると、新たな開催日は今年7月8日から10日までの3日間となる。 TCTアジア2020展示会は、当初2月19日から21日の日程で開催される予定だったが、世界中で感染が広がる新型コロナウィルスの影響で開催延期が発表されていた。主催者のSNIEC社は、新型肺炎の流行が予想以上に拡大し、出展者と来場者を守るために開催延期を決定したとしていた。 SNIEC社はニュースリリースを通じて、「我々は、展示会主催者としての豊富な経験に自信をもっており、あらゆる危機に対応できると確信しています。来場者と出展者の健康と安全を考慮し、開催を延期するという決断をしましたが、プロフェッショナルとして当然の決断だったと判断しています」とコメントしている。 TCTアジア展示会は、アディティブ・マニュファクチャリング関連機器などが多数展示される展示会として知られている。同種の展示会としてはアジア随一の規模を誇り、通常毎年上海で開催されている。同展示会が新型コロナウィルスの影響で開催延期となったのは、今回が初のケースと見られる。
掲載日:2020年2月26日:香港理工大学の3Dプリティング研究所が3Dプリンターでコロナウィルス用フェイスシールドを製造
香港理工大学の3Dプリティング研究所が、3Dプリンターでコロナウィルス用フェイスシールドを製造し、話題になっている。 中国湖北省武漢で発生した新型コロナウィルスは現在、世界的な感染拡大を続けている。一般消費者用マスクが世界的に不足する中、医療関係者が使うフェイスシールドも深刻な不足に見舞われている。香港でも、医療機関におけるフェイスシールドの不足が問題となっていた。なお、現時点での香港内でのコロナウィルス感染者数は80人となっている。 香港理工大学の3Dプリティング研究所は、所内の3Dプリンターを使って1万個のフェイスシールドを製造、地元の医療機関に提供した。同研究所は、今後地元のマスクメーカーなどと共同で生産規模を拡大し、来月3月末までに1日3万個の製造を目指すとしている。 コロナウィルスは、感染者からの飛沫により感染するとされ、感染者に接触する医療関係者にはフェイスシールドの着用が必須とされている。 香港理工大学は1937年創立の、香港西九龍に拠点を置く公立大学である。16,500人の学生を抱える、香港でも有数の公立大学とされる。近年発生した民主化要求デモの拠点となったことでも知られている。
掲載日:2020年2月25日:オーストラリア軍が12か月の3Dプリンティング・パイロットトレーニング・プログラムを実施
オーストラリア軍が12か月の3Dプリンティング・パイロットトレーニング・プログラムを実施する。オーストラリア国防省からの150万オーストラリアドル(約1億2750万円)の予算を受けて実施されるもので、オーストラリアの3DプリンターメーカーのSPP3Dとチャールズ・ダーウィン大学と共同でプログラムを開発する。 プログラムはオーストラリア陸軍第一戦闘部隊の兵士を対象に提供され、兵士達はSPP3Dのメタル3Dプリンターを使った消耗部品の製造方法などを学習する。 SPP3Dのバイロン・ケネディCEOは、「今回オーストラリア陸軍に提供されるプログラムは、昨年11月から実施されているオーストラリア海軍のプログラムと類似したものです。アディティブ・マニュファクチャリング技術を活用し、軍の物流などの自己完結能力を高めるのが狙いです。(パーツなどをオンデマンドで製造することで)特に戦線の補給能力を強化することをゴールとしています」とコメントしている。 3Dプリンターを軍事的な目的で利用する機運は世界的に高まっている。アメリカ海軍も空母エセックスに3Dプリンターを導入し、艦内で使われる各種のパーツづくりなどの実証実験を行っている。また、アメリカ陸軍も、オーストラリア陸軍と同様に、3Dプリンターによるオンデマンドでのパーツづくりなどを行っている。
掲載日:2020年2月24日:フォームラブズがドイツの歯科医療用樹脂メーカーのBEGOと業務提携
米マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、ドイツの歯科医療用樹脂メーカーのBEGOと業務提携する。発表によると、BEGOはフォームラブズのフォーム3Bプリンターおよびフォーム23Dプリンター用に、歯科医療用クラウンやブリッジ製造用の専用樹脂を提供する。 フォームラブズは、これまでに歯科医療用3Dプリンティングシステムのフォーム3Bシステムをリリースしてきたが、今回の業務提携によりフォームラブズの歯科医療におけるポジションをさらに強化することになる。 今回の業務提携について、フォームラブズのチーフ・プロダクト・オフィサーのデイビッド・ラカトス氏は、「クラウンとブリッジの3Dプリンターによる作成は、フォームラブズの歯科医療領域のお客様からいただく、もっとも大きな要望のひとつでした。BEGO社と業務提携することで、その要望にお応えできるだけでなく、永続的にお使いいただけるクラウンの提供も可能になります。この業務提携が歯科医療全体にどのような影響を与え、歯科医師が直面する様々な課題を解決することができるのか、楽しみにしています」とコメントしている。 フォームラブズは2012年にマサチューセッツ工科大学のエンジニアらが立ち上げたベンチャー企業。これまでにデスクトップSLA3Dプリンター「Form1」「Form2」をリリースしている他、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂を開発している。
掲載日:2020年2月23日:アメリカ軍傘下の非営利団体がマークフォージドに投資
アメリカ軍傘下の非営利団体のイン・Q・テルが、アメリカの3Dプリンターメーカーのマークフォージドに投資していたことがわかった。具体的な投資の規模や株式のバリュエーションなどの詳細については明らかにされていないが、相当額が投資されたものと見られている。 イン・Q・テルのフィールドテクノロジー・スタッフのクレイトン・ウィリアム氏は、「マークフォージドはアディティブ・マニュファクチャリングの世界のリーディング・イノベーターです。彼らとのパートナーシップを構築し、アメリカ軍をサポートするミッションを実現することにエキサイトしています」とコメントしている。 マークフォージドの創業者でCEOのグレッグ・マーク氏は、「イン・Q・テルとの関係を深化させ、アディティブ・マニュファクチャリングの限界を拡大させることを楽しみにしています。マークフォージドのマシンは、インテリジェント・コミュニティで働くすべてのひとのミッションを実現させ、より多くのパワーを与えると信じています」とコメントしている。 マークフォージドの3Dプリンターは、これまでにGoogle、Amazon、フォード、NASA、アメリカ空軍などに採用されている。同社は、IT業界大手マイクロソフトや、複数の日本企業が出資していることでも知られている。マークフォージドはマサチューセッツ工科大学出身のエンジニア、グレッグ・マーク氏が2013年に設立した。
掲載日:2020年2月22日:大手射出成型機メーカーのアーブルグがジャーマン・レップラップを買収
ドイツの大手射出成型機メーカーのアーブルグが、同じくドイツの3Dプリンターメーカーのジャーマン・レップラップを買収する。株式のバリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていないが、アーブルグのオーナーがジャーマン・レップラップの株式を買収し、同社の新オーナーとなる模様。 ジャーマン・レップラップは2010年設立。当時トレンドとなっていたレップラップ・ムーブメントのドイツコミュニティとして設立された。多くのレップラップ系3Dプリンターメーカーが低価格路線を志向する中、ジャーマン・レップラップは当初より工業ユーザーをターゲットにし、高品質の3Dプリンターを供給した。2014年には、造形サイズ1000 x 800 x 600 mm の大型3Dプリンターをリリースし、話題を集めた。なお、同社の3Dプリンターは、エアバスやダウ・ケミカルにも採用され、大手メーカーなどから高い評価を得ている。 アーブルグは1923年設立。全世界で3,000人超の従業員を雇用し、主に油圧式プラスチック射出成型機を製造、全世界に輸出している。射出成型機以外にもターンキーシステム、添加剤製造システムなどの産業用工作機も製造、世界的なリーダーのポジションを得ている。日本では福島県いわき市に拠点を置く有限会社アーブテクノが同社の射出成型機を取り扱っている。
掲載日:2020年2月21日:ナノ・ディメンションがフロリダに北米ヘッドクォーターを開設
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、フロリダ州ボカ・ラトンに北米ヘッドクォーターを開設する。北米ヘッドクォーターは北米市場の営業拠点となる他、カスタマーサポート、トレーニングセンター、物流拠点としても機能する予定。 北米ヘッドクォーターの開設について、ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターンCEOは、「北米ヘッドクォーターは、北米市場における中心的AMEサービスビューローになります。南フロリダの労働環境は魅力的で、営業拠点の他、カスタマーサポートなどの中心的拠点として機能します。さらに北米市場に加え、ラテンアメリカ市場やヨーロッパ市場へも営業を拡大することが可能です」とコメントしている。 北米ヘッドクォーターの開設日は3月19日で、イスラエルと香港に次ぐナノ・ディメンションの三番目のヘッドクォーターとなる。 ナノ・ディメンションはアメリカ国防省の認定ベンダーに指定され、アメリカ軍などのアメリカの公的セクターとのビジネスを拡大している。 ナノ・ディメンションは2012年設立のベンチャー企業。イスラエルのネス・ジオナに拠点を置き、PCB3Dプリンティング技術を用いて電子基板製造用3Dプリンタードラゴンフライ20203Dプリンターを製造している。
掲載日:2020年2月20日:中国の建設企業がコロナウィルスの感染地区に3Dプリント隔離施設を提供
中国の建設企業が、コロナウィルスの感染地区に3Dプリント隔離施設を提供して話題になっている。 3Dプリント隔離施設を提供しているのは上海に拠点を置く建設企業のウィンサン社。同社はすでに15の3Dプリント隔離施設を湖北省武漢市の中央病院に提供している。同社は今後、さらに200の3Dプリント隔離施設を湖北省に提供するとしている。 3Dプリント隔離施設は10平方メートルのサイズの医療関係者用で、新型肺炎患者の治療にあたる医療関係者が休息を取るために使われる。中に二つのベッドを設置でき、一つ当たり4000ドル(約44万円)のコストで、わずか2時間で3Dプリントできるという。 ウィンサンは、これまでに中国国内で世界初とされる3Dプリント集合住宅を建設したほか、サウジアラビアに100台の建設3Dプリンターをリースするなどして、建設3Dプリンティングの世界で話題を提供してきている。 一方で、武漢市などにおける新型コロナウィルスの感染拡大は未だ収束の兆しを見せておらず、現時点での中国国内の感染者数は7万人超、死者数は2千人超となっている。武漢市を中心とする新型コロナウィルスの感染地区では、医療従事者と、患者の治療のための医療施設の確保が急務となっている。
掲載日:2020年2月19日:ポストプロセス・テクノロジーズがアメリカとヨーロッパの販売パートナーを強化
3Dプリンティング後のポストプロセスに特化したアメリカのポストプロセス・テクノロジーズが、アメリカとヨーロッパの販売パートナーを強化する。新たにトライメック、ゴーエンジニア、リノ・インテグレーテッド・プリンティング・ソルーションズとパートナーシップ契約を締結する。 トライメックは主にメーン州からフロリダまでの米国東海岸を商圏としていて、16,000社を超えるユーザーを抱えている。ソリッドワークスのプラットフォームを基盤に、ストラタシスやデスクトップメタルの3Dプリンターを使い、ユーザーに3Dプリンティングソルーションを提供している。 ゴーエンジニアも、トライメックと同様にソリッドワークスのプラットフォームを基盤とした3Dプリンティングソルーションを提供している。同社のユーザーは医療、機械デザイン、エネルギーなどを中心に構成されている。 リノ・インテグレーテッド・プリンティング・ソルーションズは、ヨーロッパ市場の中でもギリシャ、ブルガリアなどの西ヨーロッパ市場を商圏とする3Dプリンティング企業。デスクトップメタル、エンビジョンテック、プロッドウェイズなどの3Dプリンターを使い、各種の3Dプリンティングソルーションを提供している。 ポストプロセス・テクノロジーズはニューヨーク州バッファローに拠点を置くスタートアップ企業。3Dプリンティング後にサポート材のクリーニングやサーフェスフィニッシュなどのポストプロセス・ソルーションを提供している。
掲載日:2020年2月18日:ペンシルバニア州立大学がRobozeの3Dプリンターを導入
アメリカのペンシルバニア州立大学が、イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeの3Dプリンターを導入した。導入されたのはRobozeの最新シリーズRoboze One+400 Xtremeで、同大学ケミカル・エンジニアリング学部の研究施設に設置された。 ペンシルバニア州立大学の研究チームは、Roboze One+400 Xtremeシリーズを、主にポリマー系素材の研究開発などに使うとしている。 研究チームを率いる同大学のブライアン・ヴォット教授は、「Roboze One+400 Xtremeは、特に新種のポリマー系素材の基礎研究に使う予定です。素材科学の知見を広げ、アディティブ・マニュファクチャリングにおける様々な課題を解決する材料を提供してくれるでしょう。Robozeの3Dプリンターが提供する素材のフレキシビリティと優れたプリント品質こそ、我々がRobozeの3Dプリンターを採用した理由です」とコメントしている。 Robozeはイタリア南部の街バーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。2018年にアメリカ・オフィスを開設し、ヨーロッパとアメリカのハイエンドユーザーに3Dプリンターを提供している。同社の3Dプリンターは、PEEKなどのエンジニアリングプラスチックも利用可能で、オープンフィラメントを志向するユーザーから高い支持を得ている。
掲載日:2020年2月17日:プラット・アンド・ホイットニーがシンガポールで航空機用エンジンパーツを3Dプリンターで製造
アメリカの大手航空機用エンジンメーカーのプラット・アンド・ホイットニーが、シンガポールで航空機用エンジンパーツを3Dプリンターで製造するとして話題になっている。 プラット・アンド・ホイットニーによると、同社はシンガポールのコンポーネント・エアロスペース・シンガポール社とSTエンジニアリングと協働し、航空機用エンジンのリペアパーツなどを3Dプリンターで製造するとしている。リペアパーツを3Dプリンターで製造することで、パーツの製造コストと製造時間を大幅に削減できると期待されている。 コンポーネント・エアロスペース・シンガポールのチン・フアト・シア・プリンシパルエンジニアは、「3Dプリンティング技術は航空機のメンテナンスの領域でゲームチェンジャーになります。特に、航空機用エンジンのパーツ在庫に画期的な柔軟性をもたらします。アディティブ・マニュファクチャリングが航空機のメンテナンスにどのような影響を与えるか、注視してゆきたいと思います」とコメントしている。 プラット・アンド・ホイットニーは1860年設立、当初はミシンや銃製造用工作機械などを製造していたが、1925年より航空機用エンジンの製造を開始し、今日に至るまでに世界的な航空機用エンジンメーカーに成長した。GEやロールスロイスなどと並び、大型ジェット旅客機ボーイング777シリーズやエアバスA320シリーズなどの航空機用エンジンを製造している。
掲載日:2020年2月16日:カナダの大手鉄鋼メーカーがアディティブ・マニュファクチャリング企業を買収
カナダの大手鉄鋼メーカーのサミュエル・サン・アンド・カンパニーが、同じくカナダのアディティブ・マニュファクチャリング企業のバーローク・テクノロジーズを買収し、完全子会社化した。サミュエル・サン・アンド・カンパニーは、2017年にバーローク・テクノロジーズの一部株式を買収していた。 バーローク・テクノロジーズの買収について、サミュエル・サン・アンド・カンパニーのコリン・オズボーン社長兼CEOは、「(サミュエル・サン・アンド・カンパニーによるバーローク・テクノロジーズへの投資について)アディティブ・マニュファクチャリングの革新的可能性への我々の信念は見返りを受けつつあります。バーローク・テクノロジーズのチームは急速に成長しており、世界で最も革新的な企業とのパートナーシップと、アディティブ・マニュファクチャリングの世界における経験は何物にも代えがたいものです」とコメントしている。 バーローク・テクノロジーズは、カナダでも有数のアディティブ・マニュファクチャリング企業として知られている。これまでにオンタリオ州にアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設し、特にチタン系素材を使ったメタル3Dプリンティングサービスを航空宇宙や自動車などの産業セクターに提供してきている。
掲載日:2020年2月15日:バリー・カレボーがパーソナライズド・3Dプリントチョコレートの受託製造を開始
スイスの大手チョコレートメーカーのバリー・カレボーが、パーソナライズド・3Dプリントチョコレートの受託製造を開始する。チョコレート販売店やレストランなどのハイエンドユーザーを対象にしたもので、初期のユーザーにはオランダのホテルチェーンのファン・デル・ファルクなども含まれているという。 サービスの開始について、バリー・カレボーのパブロ・パーヴェルシ品質担当役員は、「イノベーションは、バリー・カレボーの『スマートな成長』戦略における重要な柱の一つです。サービスを提供するモナ・リザ3Dスタジオが、それぞれのユーザーにとっての特別な経験を提供することでしょう。この技術的なブレークスルーは、業界におけるモナ・リザのブランドをさらに高め、バリー・カレボーの世界的なリーダーシップをさらに強化するでしょう」とコメントしている。 オリジナルなデザインをもとにクッキーやチョコレートを製造するサービスは、世界各地で散発的に行われているが、大規模な3Dプリントチョコレートの受託製造を行うのは、今回のバリー・カレボーのケースが世界初と見られる。 バリー・カレボーは、スイス・チューリッヒに拠点を置く世界的なチョコレートメーカー。1996年にベルギーのカレボーとフランスのカカオ・バリーの合併によって設立された。日本では2007年に森永製菓と戦略的提携を行い、チョコレートの製造を行っている。
掲載日:2020年2月14日:新型コロナウィルスの影響でアジアモールド・SIAF広州2020展示会が開催延期
新型コロナウィルスの影響で、アジアモールド・SIAF広州2020展示会が開催延期となった。当初は今月26日から28日までの三日間、中国広州で開催される予定だった。 アジアモールド・SIAF広州2020展示会は、東アジア最大の3Dプリンティング・アディティブ・マニュファクチャリング関連展示会とされ、例年多くのアディティブ・マニュファクチャリング関連企業が出展することで知られている。 アジアモールド・SIAF広州2020展示会の主催者は、「1月24日に出された広東省当局の通知に従い、新型コロナウィルスに接触する可能性がある大型の展示会の開催を延期することにしました。現時点では、新たな開催日程は明らかになっていませんが、詳細が決まり次第ご案内する予定です」とコメントしている。 新型コロナウィルスの影響により、今月19日から21日の日程で開催予定だった上海のTCTアジア2020展示会も開催延期に追い込まれている。 新型コロナウィルスは昨年12月頃より中国・湖北省武漢市で発生し、現在同市を中心に中国全土で流行が拡大している。過去に流行したSARSやMERSと同様、新型コロナウィルスは既知のウィルスと一致しない新型のコロナウィルスとされている。現時点での中国国内の患者数は4万人を超え、死者数は1340人に達している。日本でも、今日までに新型コロナウィルスによる初の死者が確認されている。
掲載日:2020年2月13日:スリーディーシステムズの株価が10.3%下落
ヴィオメッシュ・ジョシ社長兼CEOが退任を表明した翌日の先週金曜日、スリーディーシステムズの株価が最大で10.3%下落していたことがわかった。ジョシCEOの退任がスリーディーシステムズの今後の業績にネガティブに影響すると投資家が判断した結果となった。 ジョシ氏はインド出身の1954年生まれ。HPのプリンター事業担当副社長、HPのエグゼクティブ・スポンサーなどを歴任した後、2016年春にスリーディーシステムズの中興の祖アヴィ・レイチェンタル氏の後任としてスリーディーシステムズの社長兼CEOに就任した。業績の回復とキャッシュフローの改善に努めたが、思うような結果が出せずに志半ばで退任する形となった。 スリーディーシステムズは現在、大手ヘッドハンティング会社のスペンサー・スチュワートを通じてジョシ氏の後任探しを行っているが、現時点までに後任CEOは決まっていない。なお、後任CEOが就任した後も、ジョシ氏はスリーディーシステムズの戦略アドバイザーに留まるとしている。 ニューヨーク証券取引所で取引されているスリーディーシステムズの株価は、今週に入ってやや持ち直し、今日現在11.92ドルで取引されている。
掲載日:2020年2月12日:Uber創業者が3Dプリントホテル・ベンチャー企業に投資
ライドシェアリング大手Uber(ウーバー)創業者のトラヴィス・カラニック氏が、3Dプリントホテル・ベンチャー企業のハビタスに投資し話題になっている。ハビタスが調達した資金の総額は2000万ドル(約22億円)で、カラニック氏の他、デーティングアプリのティンダー創業者ジャスティン・マティーン氏や、インドのアドテック起業家ディヴ・トゥラキア氏も投資している。 ハビタスは「ミレニアル世代のためのクラブメッド」を標榜し、ホテル施設用プレハブ建築物を3Dプリンターで建築している。メキシコの自社工場で建築し、世界中にある同社のリゾート施設に移送している。ホテル施設の建設にかかる時間は6ヶ月から9ヶ月だという。 ハビタスの共同創業者のオリバー・リプリー氏は、「我々は(ホテル施設を)レゴのように組み立てます。従来のホテル作りでは考えられなかった手法です。我々は、年内に全世界の8つのロケーションにリゾート施設を建設し、来年以降は毎年10から12の施設を建設してゆきます」とコメントしている。 トラヴィス・カラニック氏は1976年生まれのアメリカの起業家。ファイルシェアリングシステム開発スコーアや、コンテンツ共有システム・レッドスウーシュなどを起業し、2010年にライドシェアリングプラットフォームのUberを起業した。Uberの創業者兼CEOとして務めていたが、セクシャルハラスメントなどの問題を起こし、2017年に同社を退任していた。
掲載日:2020年2月11日:2019年のアディティブ・マニュファクチャリング業界労働者の平均給与額が低下
全世界の2019年のアディティブ・マニュファクチャリング業界労働者の平均給与額が低下したことがわかった。調査会社アレキサンダー・ダニエルズ・グローバルがまとめたレポート「アディティブ・マニュファクチャリング・サラリー・サーベイ」によると、2016年から3年連続で増加していた全世界のアディティブ・マニュファクチャリング業界労働者の平均給与額は、ヨーロッパ、北米、アジアパシフィック地区のいずれにおいても低下した。下落率はヨーロッパ7.7%、北米2.3%、アジアパシフィック地区6.8%だった。 同レポートは、給与額の減少は給与削減などによるものではなく、アディティブ・マニュファクチャリング業界に参入する労働者数の増加によるものだとし、業界の熟成が進んでいることを示しているとしている。 アレキサンダー・ダニエルズ・グローバルの創業者兼ディレクターのニック・ピアース氏は、「現実に起きていることは、アディティブ・マニュファクチャリング業界へ参入するプロフェッショナル人口の増加です。こうしたプロフェッショナルの参入は、業界のレベルを引き上げますが、結果として賃金相場を押し下げる効果ももたらします」とコメントしている。 同レポートはまた、業界内での転職などの流動性も高まっていると指摘している。業界内で転職を促す要因として、「より高いレベルのキャリアを積むため」(77%)、「給与」(72%)、「新たな挑戦」(43%)などを挙げている。
掲載日:2020年2月10日:スリーディーシステムズのヴィオメッシュ・ジョシ社長兼CEOが退任
スリーディーシステムズのヴィオメッシュ・ジョシ社長兼CEOが退任することになった。現地時間の先週ジョシ氏自らがスリーディーシステムズの取締役会に伝えたもので、ジョシ氏は後任CEOが決まり次第退任する。後任CEO探しには、大手ヘッドハンティング会社のスペンサー・スチュワートが着手している。 ジョシ氏の退任について、スリーディーシステムズ取締役会のチャールズ・マクルア会長は、「スリーディーシステムズの取締役会を代表して、ジョシ氏のスリーディーシステムズにおける貢献に感謝します。ジョシ氏はデジタル・マニュファクチャリング・ソルーションのパイオニアであり、スリーディーシステムズを重要なフェーズへと引き上げてくれました。彼と彼のキャリアに尊敬の念を抱きます。ジョシ氏はチームワークの人であり、彼と一緒に仕事ができたことを誇りに思います」とコメントしている。 ジョシ氏は2016年4月に前任のアヴィ・レイチェンタルCEOの後任としてスリーディーシステムズのCEOに就任した。長らく低迷を続けていた業績を回復させ、株価を一定の水準まで戻したことなどが評価されていたが、会社全体のリストラクチャリングについては志半ばで手を放すこととなった。 自らの退任についてジョシ氏は、「何度にも及ぶ取締役会との話し合いの結果、このような意思決定をするに至りました。スリーディーシステムズは次のレベルに移行する時期にいます。我々は素晴らしいチームを編成し、パワフルなポートフォリオを構築しました。スリーディーシステムズを、そのような重要な時期に率いたことを誇りに思います」とコメントしている。
掲載日:2020年2月9日:ビッグレップがボストンに新アメリカ・ヘッドクォーターを開設
ドイツの大型3Dプリンターメーカーのビッグレップが、米マサチューセッツ州ボストンに新アメリカ・ヘッドクォーターを開設する。現地時間の2月10日にオープンする新アメリカ・ヘッドクォーターには本社機能に加えてショールームも開設され、同社のビッグレップ・スタジオG2、ビッグレップ・ワン、ビッグレップ・プロなどのシリーズが常設展示される。 新ヘッドクォーターの開設について、ビッグレップのフランク・マランゲルCEOは、「よりフレキシブルなアディティブ・マニュファクチャリングを求めるニーズが拡大する中、ビッグレップの新ヘッドクォーターは、革新的なアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを求めるクライアントに、カスタマーサービスの新たなスタンダードを提供してゆきます。特に業界のエキスパートに対して、大型パーツの製造のためのサポートを提供してゆきます」とコメントしている。 ビッグレップは、これまでにドイツ本社に加えてシンガポールとニューヨークに営業拠点を開設している。 ビッグレップは2014年設立。造形サイズ1立方メートルの大型3Dプリンター「ビッグレップワン」などを産業ユーザーに提供してきている。同社の大型3Dプリンターは、ボッシュ・レックスロス、エティハド航空、ドイツ鉄道などに採用されている。
掲載日:2020年2月8日:HP、シンガポール南洋理工大学、シンガポール国立研究基金が共同でデジタル・マニュファクチャリング共同研究所を開設
HP、シンガポール南洋理工大学、シンガポール国立研究基金が、共同でデジタル・マニュファクチャリング共同研究所を開設した。現地時間の先週、南洋理工大学キャンパス内にて開設式典が開催された。 研究所では、アディティブ・マニュファクチャリングに関するスキル開発プログラムや、デジタルデザイン、アディティブ・マニュファクチャリング用素材開発などの各種のプログラムが提供される。また、フットウェアやアイウェアなどのマスカスタマイズド・マニュファクチャリングの実験なども行われる。 研究所の開設構想は2018年にHPによって提唱された。HPによると、同研究所はHPのアジア初の大学との共同研究所で、研究所の規模としては世界最大規模となる。研究所にはHPの最新の3Dプリンターが設置されるほか、研究員などが出向する。 南洋理工大学は、1991年に設立されたシンガポールの国立大学。QS世界大学ランキング2020年版では世界11位と評価され、シンガポール国立大学とともにシンガポールで双璧をなす名門大学。南洋理工大学は、早くからアディティブ・マニュファクチャリング技術に注目し、学内に複数のアディティブ・マニュファクチャリング関連施設を設置するなど、研究基盤を固めている。
掲載日:2020年2月7日:ボーイングが世界最大の双発エンジン旅客機ボーイング777Xの初飛行に成功
アメリカの航空機メーカーのボーイングが、世界最大の双発エンジン旅客機ボーイング777Xの初飛行に成功した。ボーイング777Xには、GE傘下のGEアビエーションが製造した大型エンジンのGE9Xが搭載されている。GE9Xには、3Dプリンターで製造された部品が300点以上使用されている。部品の製造には、GEが買収したアーカムのメタル3Dプリンターなどが使われたという。 初飛行に成功した初号機は現地時間の1月25日午前10時9分にワシントン州ペインフィールド空港を離陸、ワシントン州上空を3時間51分飛行し、ボーイングフィールド空港に着陸した。 GEアビエーションのデビッド・ジョイスCEOは、「GEチームを代表して、ボーイングに777X初飛行成功のお祝いを申し上げます。この偉大なマイルストーンは、ボーイングとGEによる偉大な仕事を証明するものです。(エンジンを供給することで)777Xの翼の下の力持ちとなり、GEの先端技術を最先端の航空機に提供できることを誇りに思います」とコメントしている。 GEアビエーションは2013年にGE9Xの開発を開始、2016年に最初の地上燃焼試験に成功、2019年にはギネスブックにより世界最強の航空機用エンジンに認定されている。 ボーイング777Xはボーイング777の後継機で、メーカー標準座席数384席の777-8と、426席の777-9の2機種で構成されている。2021年から航空会社への引き渡しを予定しており、全日空もボーイング777ERシリーズの後継機として20機を発注している。
掲載日:2020年2月6日:スミソニアン博物館がミマキエンジニアリングの3Dプリンターを活用
アメリカのスミソニアン博物館が、ミマキエンジニアリングの3Dプリンターを様々な用途に活用しているとして話題になっている。 ミマキエンジニアリングのアメリカ法人ミマキUSAを通じてスミソニアン博物館に導入されたのは、ミマキ3DUJ-553フルカラー3Dプリンター。メリーランド州ランドーバーにあるスミソニアン・エクジビット・スタジオに導入された。 ミマキUSAのマネージャー、ジョッシュ・ホープ氏は、「3Dプリンターの導入により、レプリカやモデルの作成など、様々な活用法が考えられます。スミソニアン博物館を訪れる人に、新しい経験を提供することが可能になります。来訪者をインスパイアし、知識を普及させようとするスミソニアン博物館の活動にジョインできることを嬉しく思います」とコメントしている。 スミソニアン・エクジビット・スタジオは、現在ワシントンDCで開催中の「アウトブレイク:結ばれた世界におけるエピデミック」展示会に、ミマキの3Dプリンターで作ったインフルエンザウィルスのモデルを展示している。来訪者はインフルエンザウィルスのモデルを、自由に手に取って見ることができる。 スミソニアン・エクジビット・スタジオはまた、スミソニアン博物館の展示物のレプリカを3Dプリンターで作成し、目の不自由な人が手にとって触れるようにすることなども検討しているという。 スミソニアン博物館は、アメリカを代表する科学、産業、技術、芸術、自然史の博物館群・教育研究機関複合体。収集物は1億4200万点にも及ぶ。
掲載日:2020年2月5日:ラピッドシェイプが5種類のジュェリー製造用3Dプリンターをリリース
ドイツの3Dプリンターメーカーのラピッドシェイプが、5種類のジュェリー製造用3Dプリンターをリリースした。 リリースされたのはスタジオラインS20、スタジオラインS30、ヘビーデューティーラインS90、ヘビーデューティライン・スタンドアロン、S90+キャビネットの5シリーズ。いずれもジュエリーのキャスタブルパーツの製造などに最適化されている。造形サイズはスタジオラインS20ファインが最も小さく、84 X 47 ミリメートルとなっている。 ラピッドシェイプのマネージングディレクターのアンドレアス・シュルセシス氏は、「これらの新しいジュエリー3Dプリンターは、我々のユーザーの声に対応して作られたものです。いずれも微細なデザインに対応し、後処理などの必要性を最低限に抑えています。造形するサイズに応じて、それぞれ最適なシリーズをお使いいただけます」とコメントしている。 ラピッドシェイプは、ドイツのハイムシャイムに拠点を置く3Dプリンターメーカー。ジュエリー、歯科医療、補聴器の製造などに特化したDLP3Dプリンターを製造している。ラピッドシェイプは、2018年に補聴器製造用3DプリンターのスタジオラインHA20シリーズなどもリリースしている。同社は、世界的な化学メーカーのヘンケルと、DLP3Dプリンター用樹脂開発のパートナーシップ契約を締結している。
掲載日:2020年2月4日:スイスのカーボンファイバー3Dプリンティング企業が430万ドルの資金調達に成功
スイスのカーボンファイバー3Dプリンティング企業の9Tラブズが、430万ドル(約4億7300万円)の資金調達に成功した。 出資したのはウィングマン・ベンチャーズ、インベスティア、テクノロジー・ファンドなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。なお、9Tラブズは、ESAビジネス・イキュベーション・センターのインキュベーター支援を受けている。ESAビジネス・イキュベーション・センターは、宇宙ビジネスなどのハイテクビジネスのスタートアップ企業に特化したインキュベーション・センター。 9Tラブズのバートランド・ヒューメル氏は、「プラスチックやメタル3Dプリンティング企業と違い、9Tラブズはカーボンファイバー3Dプリンティングという、オートメーションやソフトウェアソルーションといったスタンダードが確立していない業界でビジネスを展開しています。我々のビジネスの可能性は非常に高いと考えています」とコメントしている。 9Tラブズは2018年設立。スイスのETHチューリッヒ出身の三人のエンジニアが設立した。カーボンファイバー3Dプリンティングに特化し、カーボンファイバー3Dプリンティング用ハードウェアやソフトウェアを製造している。
掲載日:2020年2月3日:ドイツのCADSasS開発企業が2700万ユーロの資金調達に成功
ドイツのCADSasS開発企業のシムスケールが、2700万ユーロ(約32億4千万円)の資金調達に成功し、話題になっている。 出資したのはインサイト・パートナー、アーリーバード、ユニオン・スクウェア・ベンチャーズ、ジューン・ファンド、ヴィト・ベンチャーズ、バヤーン・キャピタル、ハイテック・グランダーファンズなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 シムスケールに出資したインサイト・パートナーズのジョシュア・フレッドバーグ・オペレーティングパートナーは、「シムスケールのプラットフォームは多くのエンジニアリング企業の前に立ちふさがる技術的なバリアを取り除いてくれます。それまで手に届かなかったソルーションを多くのエンジニアに提供します。シムスケールは業界の素晴らしいポジションを獲得しており、ユーザーのみならず業界全体に多くのメリットをもたらすでしょう」とコメントしている。 シムスケールのデイビッド・ヘイニーCEOは、「今回の投資により、成長軌道の次のフェイズへシフトし、より良いプラットフォームの開発を手掛けることが可能になります。より多くのユーザーにより早く優れたデザインを行うプラットフォームを提供してゆきます」とコメントしている。 シムスケールは2012年設立。ドイツ・ミュンヘンに拠点を置き、製造業やエンジニアリング企業などのユーザーにSaaS(Software as a Service)ベースのCAD(Computer Aided Design)プラットフォームを提供している。
掲載日:2020年2月2日:3Dハブズが3Dプリンティング市場が2024年までに350億ドル規模に成長すると予想したレポートを発表
オランダの3Dプリンティング・サービスビューローの3Dハブズが、全世界の3Dプリンティング市場が2024年までに350億ドル(約3兆8500億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。 3Dハブズが毎年発表している「3Dハブズ20203Dプリンティング・トレンドレポート」によると、全世界の3Dプリンティング市場は航空宇宙や自動車などの産業セクターでの成長が牽引し、今後年率24%の成長率で成長を続け、2024年までに350億ドル規模に成長するとしている。 3Dハブズの共同創業者でCEOのブラム・デ・ツウォート氏は、「(全世界の3Dプリンティング市場の中でも)特に中国とヨーロッパ市場における3Dプリンティングへの投資が拡大しています。産業セクターでは、特に航空宇宙と医療における投資が増えています。モノづくりがローカライズし、オンデマンドマニュファクチャリングへの需要の拡大が、市場全体を大きく成長させると予想します」とコメントしている。 同レポートはまた、特にメタル3Dプリンティング市場が年率40%程度の成長率で成長し、市場拡大を牽引すると予想している。 3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社に接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、オーナーが一定の手数料を受け取る仕組みを提供していた。
掲載日:2020年2月1日:トロント大学の研究チームがマクドナルドの使用済み揚げ油を3Dプリンター用樹脂にリサイクル
カナダのトロント大学の研究チームが、大手ハンバーガーレストランチェーンのマクドナルドの使用済み揚げ油を、3Dプリンター用樹脂にリサイクルして話題になっている。揚げ油からリサイクルされた樹脂は生分解性で、従来のプラスチック系樹脂と同等の高レゾルーション品質が確保できたとしている。 研究チームを率いるトロント大学物理学・環境科学学部のアンドレ・シンプソン教授は、「プラスチックが問題なのは生分解性でなく、自然が分解できない点です。天然由来製品である揚げ油を素材にすることで、その問題を解決することができます。揚げ油は、プラスチックよりも自然と調和できます。マクドナルドの使用済み揚げ油は、3Dプリンター用樹脂として非常に優れた可能性を有していると考えています」とコメントしている。 シンプソン教授は数年前に3Dプリンターを入手し、3Dプリンターで使われるポリマー系樹脂の分子の構造が、揚げ油のものと極めて類似していることに気づいたという。同氏はオンタリオ州のマクドナルド・スカーボロー店へコンタクトし、使用済み揚げ油を譲ってもらったという。 なお、研究チームは、マクドナルドの使用済み揚げ油から樹脂を製造するコストを、1トンあたり300ドル(約27,000円)程度と見積もっている。
掲載日:2020年1月31日:イタリアのスタートアップ企業が3Dプリント電気自動車のキックスターターキャンペーンを展開
イタリアのスタートアップ企業のXEVが、3Dプリント電気自動車のキックスターターキャンペーンを展開している。キャンペーン終了まで6日を残す現時点で、全世界の62人のバッカーから91,931ユーロ(約1103万円)の資金を集めている。 XEV YoYoと名付けられた小型の電気自動車は二人乗りで、シャーシやボディーなどの主要部品を3Dプリンターで製造している。3Dプリンターで製造することでカスタマイズ生産が可能になり、同時に素材の廃棄ロスと製造コストを下げることが可能になるとしている。YoYoは、一回の充電で約150キロメートルを走行できるとしている。 キックスターターでの販売価格は、スペシャル価格で5999ユーロ(約72万円)からとなっている。XEVでは、現在のところ今年12月頃の出荷を目指すとしている。なお、XEV YoYoは、EUヨーロッパ圏内でのみ走行可能となっている。また、車両本体に2年間、バッテリーに5年間の製品保証が付いている。 XEVは2017年設立の、イタリアのトリノに拠点を置くスタートアップ企業。自動車と3Dプリンターの専門家を中心に組織され、設立当初より3Dプリンターで小型電気自動車を製造している。
掲載日:2020年1月30日:中国・上海で開催予定のTCTアジア2020展示会が新型肺炎の影響で延期
2020年2月19日から21日の日程で中国・上海で開催予定だったTCTアジア2020展示会が、新型肺炎の影響で延期されることになった。現時点で新たな開催時期については明らかにされていない。 主催者のSNIEC社は、新型肺炎の流行が予想以上に拡大し、出展者と来場者を守るために開催延期を決定したとしている。 SNIEC社は声明で、「中国政府の発表やガイダンスなどを慎重に検討した結果、TCTアジア2020への出展者と来場者の健康と安全を確保するため、開催を延期する必要があると判断しました。新たな開催時期については、春節休みの終了頃までに発表する予定です。ご理解とご協力をお願いいたします」とコメントしている。 TCTアジア展示会は、アディティブ・マニュファクチャリング関連機器などが多数展示される展示会として知られている。同種の展示会としてはアジア随一の規模を誇っている。 新型肺炎は、2019年12月頃より中国・湖北省武漢市で発生し、現在同市を中心に中国全土で流行が拡大している。過去に流行したSARSやMERSと同様、コロナウィルスによる感染症により発症するが、既知のウィルスと一致しない新型のコロナウィルスとされている。現時点での中国国内の患者数は7千人を超え、死者数は170人に達している。 日本でも、今日までに8人が新型コロナウィルスに感染したと診断されている。
掲載日:2020年1月29日:ビームITがSLMソルーションズのメタル3Dプリンターを15台購入
イタリアの大手サービスビューローのビームITが、ドイツの3DプリンターメーカーのSLMソルーションズのメタル3Dプリンターを15台購入する予定であることがわかった。先日両者間で締結された購入意向表明書によると、ビームITは今後三年間にSLMソルーションズのSLM280、SLM500、SLM800シリーズなど15台を順次購入する。 ビームITの創業者で会長のマウロ・アントロッティ氏は、「これまでのシングルレーザー方式のメタル3Dプリンタ-をSLMソルーションズのマルチレーザー方式のメタル3Dプリンターに切り替えることで、生産性を向上させ、顧客に対する価格優位性を確保することが可能になります。SLMソルーションズとのパートナーシップにより、顧客が求める高品質の製品を提供し、我が社の製造能力をさらに拡張できるでしょう」とコメントしている。 ビームITはイタリア最大のアディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューローで、航空宇宙、自動車、エネルギーなどの分野で20年以上の実績を持つ。ビームITは昨年、スウェーデンの大手アディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューローのサンドヴィックに買収され、同社の子会社となった。
掲載日:2020年1月28日:スマイル・ダイレクト・クラブの株価が二週間で63.72%上昇
歯科矯正用アライナーメーカーのスマイル・ダイレクト・クラブの株価が、二週間で63.72%上昇し、話題になっている。 米ナスダック株式市場で取引されているスマイル・ダイレクト・クラブの株価は、米小売大手ウォルマートとの提携開始や、長らく供給契約を締結していたアライン・テクノロジーとの契約解消などの発表を受け、1月3日から15日にかけ、13.69ドルまで上昇した。ある市場関係者は、スマイル・ダイレクト・クラブがHPとパートナーシップ契約を締結し、新たな販売チャネル構築に動き出したことを市場が前向きに評価していると分析している。 スマイル・ダイレクト・クラブの共同創業者のアレックス・フェンケル氏は、「スマイル・ダイレクト・クラブのアライナーを患者に供給したいという歯科医師の需要が急速に伸びています。アライン・テクノロジーとの契約終了に伴い、患者との直接取引に限定する必要がなくなりました。我々の販売チャネルを拡大するため、我々のアライナーを販売してくれる歯科医師の我々のネットワークへの参加を歓迎します」とコメントしている。 スマイル・ダイレクト・クラブは2014年設立。独自に構築した歯科医師のネットワークを通じて、患者ごとにカスタマイズしたクリアアライナーを3Dプリンターで製造し、供給している。同社はこれまでに、全米の75万人の患者にアライナーを供給している。
掲載日:2020年1月27日:オーガノボがターヴェダ・セラピューティクスと合併、社名喪失へ
米カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くバイオ3Dプリンターメーカーのオーガノボが、バイオ製薬企業のターヴェダ・セラピューティクスと合併し、社名を喪失することとなった。先日締結された買収合意書によると、ターヴェダ社は株式交換によりオーガノボの完全親会社となり、ナスダック株式市場に新たに上場する。これにより、旧ターヴェダ社の株主が新会社株式の75%を所有し、旧オーガノボ社の株主が新会社株式の25%を所有する。また、新会社の社名はターヴェダ・セラピューティクスとなる。 ターヴェダ社との合併について、オーガノボの社長兼CEOのテイラー・クラウチ氏は、「複数の戦略的選択肢の慎重な検討の結果、ターヴェダ社との合併が我が社の株主にとってもっとも有益であると判断しました。ターヴェダ社は、独自のオンコロジープラットフォームを使った臨床ステージのがん治療の先駆者であり、バーサント・ベンチャーズやナノディメンション・キャピタルといった、医療分野に強い投資家のバックアップも得ています」とコメントしている。 新会社の取締役会は8名の取締役によって構成され、6名が旧ターヴェダ社から、2名が旧オーガノボ社から選任される。新会社の社長兼CEOには、旧ターヴェダ社のドリュー・フロムキン氏が就任する。 オーガノボは2007年設立。肝細胞のバイオインクを原料にしたバイオ3Dプリンターを製造している。同社のバイオ3Dプリンターは、大手製薬会社が臨床試験などに利用している。