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3Dプリンター総研のミッションと事業


Mission

3Dプリンターの技術革新によってもたらされる、新しいビジネスやサービスを、市場とテクノロジーの高度な橋渡し役となって創出し、普及発展させ、日本のものづくり産業やサービス産業、教育・芸術分野の活性化や発展に寄与する。


事業概要

3Dプリンター分野に関係する新事業開発、事業戦略の策定、技術開発戦略の策定、調査分析、アライアンスの仲介、技術導入コンサルティング等



強み

最先端の技術情報・世界の最新情報・多分野の市場情報を収集する力、理解分析する力、それを元に予見する力。 (株)マイクロジェット 3Dプリンター技術研究所との提携による専門技術領域に踏み込んでの提案。 新事業開発やマーケティングの専門家、博士号を有する3Dプリンター技術の専門家等ハイレベルなコンサルタント。



News

2017年6月26日
【第28回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017年5月24日
【展示会出展のお知らせ】
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/21(水)~6/23(金) 東京ビッグサイト 東1ホール ブース№43-29
2017年2月20日
【3D Printing 2017展来場の御礼】
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017年1月16日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2017展に出展致します。 2/15(水)~2/17(金) 東京ビッグサイト 東6ホール ブース№6L-22
2016年12月26日
【セミナーご参加の御礼】
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました
2016年6月27日
【第27回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016年6月17日
【「3Dプリンター用材料 開発・実験・分析サービス」開始】
弊社の関連会社㈱マイクロジェットと㈱東レリサーチセンターは業務提携を行い、 「3Dプリンター用材料 開発・実験・分析サービス」 としてワンストップで造形実験から分析まで受託可能な新サービスを開始いたしました。
2016年5月31日
【展示会出展のお知らせ】
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/22(水)~6/24(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東7-38
2016年2月3日
【3D Printing 2016展の御礼】
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015年12月22日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2016展に出展致します。 1/27(水)~1/29(金) 東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟 ブース№6G-20
2015年12月11日
【セミナーご参加の御礼】
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました
2015年8月25日
【視察ツアー募集開始のお知らせ】
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015年7月3日
【第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015年5月28日
【展示会出展のお知らせ】
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/24(水)~6/26(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東8-38
2015年2月27日
【3D Printing 2015展来場の御礼】
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014年12月19日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2015展に出展致します。 1/28(水)~1/30(金) 東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟 ブース№6D-09
2014年10月
(株)3Dプリンター総研設立 山口修一が代表取締役に就任

セミナー・講演会情報

2017年4月7日
【セミナー題名】 3Dプリンターを利用した複合材料成形と応用展開
 開催日:2017年4月7日(金) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年12月26日
【セミナー題名】 formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2016年12月22日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年11月10日
【セミナー題名】 TRCものづくり支援シンポジウム2016
 開催日:2016年12月15日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年10月20日
【セミナー題名】 再生医療の産業化に向けた調製・製造・3Dプリンティング技術
 開催日:2016年12月15日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年10月20日
【セミナー題名】 炭素繊維複合材料用3Dプリンターの新技術と用途展開
 開催日:2016年11月21日(月) ※満席により、お申込みは終了しました
2015年12月11日
【セミナー題名】 EuroMold 2015 & formnext 2015 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2015年12月10日(木) 開催場所:AP品川 ※満席により、お申込みは終了しました
2015年8月18日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年5月21日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年3月11日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年1月20日
【セミナー題名】 EuroMold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来
開催日:2015年1月21日(水) 開催場所:㈱3Dプリンター総研セミナールーム 
※満席によりお申し込みは終了しました

レポート・書籍情報

2017年6月21日 【最新書籍情報!】
『2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場』
2017年5月31日 【最新レポート情報!】
formnext2016 報告レポート <formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線>
2017年2月28日 【最新書籍情報!】
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
2016年3月28日 【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場 ~IoT時代に求められるモノづくり~
2016年1月27日 【最新書籍情報!】
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
2015年12月18日 【最新レポート情報!】
『euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
2015年5月14日 【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
2015年5月14日 【書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
2015年2月25日
EuroMold 2014 報告レポート発売
2015年1月
EuroMold 2014 最新レポート
2013年11月
3Dプリンターに関する特許分析レポート

世界の3Dプリンターニュース

掲載日:2017年8月9日:ロケット・ラブの3Dプリントロケットが打ち上げに失敗
ロケット・ラブの3Dプリントロケットが打ち上げに失敗アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置くロケット打ち上げベンチャー企業のロケット・ラブの3Dプリントロケットが、打ち上げに失敗していたことがわかった。 ロケットはニュージーランドのマヒア半島基地から打ち上げられ、打ち上げから4分後に高度224キロメートルに達したが、ロケットの制御用ソフトウェアにエラーが発生し、ロケットとの通信が遮断した。これにより、当初予定していた周回軌道への投入が不可能となり、ロケットの飛行は停止された。飛行停止されたロケットは自然落下し、大気圏突入の際に燃え尽きたと見られている。 エレクトロンと名付けられた小型ロケットは開発に数年を要し、昨年に打ち上げ・飛行許可を獲得していた。エレクトロンには3Dプリンターで製造されたラザフォード・エンジンが搭載されていた。 エレクトロンの打ち上げは失敗したものの、打ち上げそのものから得られた膨大なデータは今後のロケット開発に活用できると同社CEOピーター・ベック氏は前向きにコメントしている。 エレクトロンは330ポンド(約149.68㎏)の重量の衛星を地球周回軌道に乗せることが可能。価格は1打ち上げ毎に500万ドル(約5億7千万円)となっている。
掲載日:2017年8月8日:ビッグレップ、ケルバーより出資を受け入れ
ビッグレップ、ケルバーより出資を受け入れドイツの3Dプリンター製造ベンチャー企業のビッグレップが、ドイツの技術グループ企業ケルバーからの出資を受け入れる。ビッグレップのシリーズBラウンドに応じたもので、具体的な内容は明かされていない。 ビッグレップはベルリンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。1,005 x 1,005 x 1,005 mmの造形サイズを持つ大型3Dプリンター「ビッグレップワン」シリーズなどをリリースしている。同社はニューヨークとシンガポールに営業拠点を置き、ワールドワイドで製品をリリースしている。 ケルバーは従業員11,500人を抱える国際企業。130以上の事業を展開し、昨年度は22億ユーロ(約2640億円)の売上を売り上げている。 ビッグレップへの出資に関し、ケルバーのマイケル・ホーン取締役は、「2014年の設立以来、ビッグレップは競争力と成長力を同時に持つ有望企業に成長し、今では従業員70人規模で、アメリカとアジアで活躍しています」とコメントしている。 ケルバーの出資を受け、ビッグレップのルネ・グルカCEOは、「ケルバーは非常に経験豊富なテクノロジー企業であり、我々を資本的に支えてくれるのみならず、工業用機械開発でもサポートしてくれる」とコメントしている。 ビッグレップは「ビッグレップワン」シリーズに加え、3Dプリンター用素材なども開発している。
掲載日:2017年8月7日:メタル3Dプリンティング市場が2028年に120億ドル規模に成長か
メタル3Dプリンティング市場が2028年に120億ドル規模に成長かアメリカの技術系市場調査会社のIDテックが、全世界のメタル3Dプリンティング市場が2028年に120億ドル(約1兆3200億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。 「3Dプリンティングメタルズ2018-2028:テクノロジーとマーケット分析」と題されたレポートは、ディレクト・メタル・レーザー・シンタリング(DMLS、直接レーザー焼結法)方式のメタル3Dプリンターが最大のシェアを持ちながら市場拡大を牽引するとしている。2016年時点で、同方式のメタル3Dプリンターは84%の市場シェアを持っているとしている。 全体的には、メタル3Dプリンターの価格低下と性能向上がメタル3Dプリンターの出荷を押し上げる要因になると予想している。 同レポートはまた、DMLS方式のメタル3Dプリンターに加え、エレクトロン・ビーム・メルティング方式(EBM)、ディレクテッド・エナジー・ディポジション方式(DED)、バインダージェッティング方式などのメタル3Dプリンターも普及し、シェアを確保するとしている。 メタル3Dプリンターの市場リーダーとして、EOS、コンセプトレーザー、アーカムなどを挙げている。 メタル3Dプリンターは現在航空宇宙、自動車などの業界で普及が進んでいる。航空中の分野ではロケットエンジンや航空機エンジンの完成品部品の製造で普及が進んでいる。
掲載日:2017年8月6日:ベクター・スペースシステムズが小型ロケットベクターR試験機の打ち上げに成功
ベクター・スペースシステムズが小型ロケットベクターR試験機の打ち上げに成功アメリカのロケット開発ベンチャーのベクター・スペースシステムズが、小型ロケットベクターR試験機の打ち上げに成功した。 ジョージア州アトランティックコースト近くにあるスペースポート・カムデンから打ち上げられた。 試験機の打ち上げの最大の目的はベクターRに使われたエンジンインジェクターの動作をテストすること。ベクターRのエンジンインジェクターは、NASAのマーシャル宇宙フライトセンターのリサーチプログラムとの共同プロジェクトとして3Dプリンターで製造された。 エンジンインジェクターはユニボディデザインで、一つのパーツとして3Dプリンターで製造された。ワンパーツとして製造されることで、複数のパーツを組み合わせて作る際に生じるフリクションなどのエラーの発生を防止し、さらにはコストと製造時間を下げるメリットが生じる。 試験機は高さ1万フィート(約3000メートル)の高さまで打ち上げられ、パラシュートで降下した。試験機にはNASAなどの複数の試験装置が搭載されているという。 近年世界中でロケット開発ベンチャーが立ち上がっているが、多くがベクター・スペースシステムズのようにロケットエンジンの製造に3Dプリンターを使っている。ロケット製造の世界では3Dプリンターが必須の製造装置として定着しつつある。 ベクター・スペースシステムズは2016年設立。アリゾナ州タクソンに拠点を置き、小型ロケットの開発を行っている。同社には著名ベンチャーキャピタルのセコイアキャピタルも出資している。
掲載日:2017年8月5日:マイミニファクトリーが7月のトレンドレポートを公開
マイミニファクトリーが7月のトレンドレポートを公開3Dファイル共有サイト大手のマイミニファクトリーが、7月のトレンドレポートを公開した。 レポートによると、7月末時点でマイミニファクトリーにアップロードされた3Dモデルの総数は31,233点で、初めて30,000点を突破した。 ダウンロード総数は287,842回に達した。最も多くダウンロードされたカテゴリは「ファンアート」が一位で、「トーイズ&ゲームズ」「プロップ&コスプレ」「ホーム&ガーデン」「スキャン・ザ・ワールド」と続いた。 最も多くダウンロードされた3Dモデルはマーティン・ムーア氏がデザインした「ブレット・ビル」だった。「ブレット・ビル」hは任天堂の人気キャラクター「マリオブラザーズ」にインスパイアされて作られたキャラクター。 ダウンロード先の国別では、アメリカ(30.12%)、イギリス(5.57%)、ドイツ(5.35%)の順だった。 マイミニファクトリーはシルヴァイン・プレマウントとロメイン・キッドの二人が2013年6月に設立したベンチャー企業。「クリエイターに力を与え、世界中の3Dプリンターオーナーとデジタルオブジェクトをシェアさせる」ことをミッションに掲げている。本社はイギリスのロンドン。
掲載日:2017年8月4日:スリーディーシステムズ、2017年度第二四半期決算を発表
スリーディーシステムズ、2017年度第二四半期決算を発表アメリカの3Dプリンター製造大手のスリーディーシステムズが、2017年度第二四半期決算を発表した。 発表によると、同社の2017年度第二四半期売上は1億5946億ドル(約175億4060万円)で、対前年同期比で0.8%増加した。同期間中の経常収支は841万ドル(約9億2510万円)の赤字で、前年同期の465万ドルから悪化した。 四半期決算の発表を受け、同社CEOのヴィオメッシュ・ジョシ氏は、「我々のパフォーマンスは良かったが、一部のエリアでは改善が必要だ」とコメントした。 部門別売上では医療部門の売上の伸びが目立った。医療部門の売上は対前年同期比で27%増加し、4900万ドル(約53億9000万円)となった。ソフトウェア部門の売上も9%増加し、2400万ドル(約26億4000万円)となった。 一方、オンデマンド・マニュファクチャリング事業の売上は対前年同期比で5%低下した。また、3Dプリンターの売上も14%低下した。 2017年度通年の売上見通しは6億4300万ドル(約707億3000万円)から6億7100万ドル(738億1000万円)のレンジへ引き下げられた。 2017年度第二四半期決算の発表を受け、ニューヨーク証券取引所の同社株価は20%下落した。
掲載日:2017年8月3日:ポーランドの研究チームが3Dプリンティングは人体に無害レベルと判定
ポーランドの研究チームが3Dプリンティングは人体に無害レベルと判定ポーランドの研究チームが、3Dプリンティング時に発生する揮発性物質などは人体に無害レベルと判定した。 同研究チームの調査は、一般的なFDM方式の3Dプリンターで使われるABS、PLA、PET、ナイロンを対象に行われた。 調査結果によると、化石燃料由来プラスチックの場合、460-600℃の高温で溶融されると有毒ガスが発生する可能性があるが、一般的なFDM方式の3Dプリンターのノズルの溶融温度は高くても250℃のため、問題ないという。 また、ABSを素材にした際の有機物質の排出状況を調べたところ、一時間で100万分の280程度の排出が確認された。このレベルであれば特に人体に危険性はないという。PLAの有機物質の排出レベルも、ABSより32%低いという。 同研究チームは、3Dプリンターの種類やフィラメントのサイズなどを変えて更なる調査をする必要があるともしている。 3Dプリンティングの安全性を巡って、各国で調査が相次いでいるが、3Dプリンティングの危険性を否定する調査結果が出されたのは今回が初めてと見られる。FDM方式の3Dプリンターについては、フィラメント溶融時に各種の有機物質が排出される事が確認されており、その安全性についての更なる検証が行われるものと見られる。
掲載日:2017年8月2日:3Dスキャナー市場が2023円に59億ドル規模へ成長か
3Dスキャナー市場が2023円に59億ドル規模へ成長かアメリカの市場調査会社マーケッツ・アンド・マーケッツが、全世界の3Dスキャナー市場が2023年に59億ドル(約6490億円)規模へ成長すると予想するレポートをまとめた。 「3Dスキャナーの全世界市場予測2023年」と題されたレポートは、3Dスキャナー市場は2017年の37億6千万円(約4136円)規模から年率平均7.8%の成長率で拡大し、2023円に59億ドル規模に到達するとしている。 成長の理由として製造業などのクオリティコントロールで3Dイメージが多用されるようになることと、医療における3Dイメージ利用の広がりを挙げている。 また、いわゆるリバースエンジニアリングと呼ばれるモノづくりの手法が広まり、結果的に3Dスキャナーの普及を後押しするともしている。3Dスキャナーの性能と精度が上がり、リバースエンジニアリングそのものの精度を高める全循環発生が期待されている。 3Dスキャナーの普及が進む業界としては、自動車、航空宇宙、防衛産業、製造業などを挙げている。また、特に普及が急速に進む業界として建設業界を挙げている。 建設業界では建設用CADソフトと3Dスキャナーを連動させて使う機運が高まってきている。特にビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)と呼ばれる領域での3Dスキャナーの利用が広がっているという。 国別シェアでは、アメリカが引き続き最大のシェアを有するとしている。
掲載日:2017年8月1日:サービスビューローのフォーキャスト3Dが12台のHPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを購入
サービスビューローのフォーキャスト3Dが12台のHPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを購入カリフォルニア州カールスバッドに拠点を置くサービスビューローのフォーキャスト3Dが、12台のHPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを購入し、話題になっている。 HPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターはスカルプティオなどのサービスビューローが中心となって購入し始めているが、12台もの台数が一挙に販売されるのは初めてのケースと見られる。 1994年の設立以来、フォーキャスト3Dは航空宇宙、自動車、医療の領域をメインに部品製造などの業務を行ってきた。HPマルチジェット・フュージョン3Dプリンター導入前は、8台のSLA3Dプリンターを使って製造してきた。 HPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターの導入により、より精密な造形を高速で行う事が可能になった。同社の製造能力は1週間あたり最大60万点の完成品部品の製造が可能なレベルという。 フォーキャスト3Dは産業用サービスビューローとして着実に売上を伸ばしてきている。同社の直近の売上は1400万ドル(約15億4000万円)に達したが、HPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターの導入が、同社に更なる売上をもたらすと関係者は期待している。
掲載日:2017年7月31日:アメリカ海軍が3Dプリンターで潜水艦を四週間で製造
アメリカ海軍が3Dプリンターで潜水艦を四週間で製造アメリカ海軍が3Dプリンターで潜水艦を四週間で製造し、話題になっている。 アメリカ海軍の研究チームはオークリッジ国立研究所と共同でビッグエリア・アディティブ・マニュファクチャリングという大型3Dプリンターを使い、全長30フィートの潜水艦を製造した。潜水艦は6つのパーツで構成され、カーボンファイバーを素材にしているという。 従来の製造方法では製造に3-5か月かかるが、3Dプリンターで製造する事で製造期間を大幅に削減し、コストも90%程度になるといいう。 今回製造された潜水艦はあくまでもコンセプトモデルであり、実戦には投入されないが、今後の潜水艦製造に関する各種のデータ取得などを行うとしている。 同研究チームは、すでに二号機の製造も計画しているという。二号機は実際に潜水させて運用し、さらに詳しいデータを取得するとしている。 アメリカ軍では3Dプリンターの導入が各領域で進んでいる。3Dプリンターはローボリューム・マニュファクチャリングが得意で、特にレアなパーツの少量生産などに適しているとされる。また、遠洋航海上などの自己完結的なサプライチェーンが求められるシーンにおいては、特に導入が進むと予想されている。
掲載日:2017年7月30日:プロトラブズ、2017年度第二四半期決算で3Dプリンター事業売上が19.5%増加
プロトラブズ、2017年度第二四半期決算で3Dプリンター事業売上が19.5%増加試作品製造・工業用サービスビューロー大手のプロトラブズが、2017年度第二四半期決算を発表した。発表によると、同社の2017年度第二四半期売上は8200万ドル(約90億2千万円)で、対前年同期比で9.4%増加した。 売上の内訳は射出成型事業4,679万ドル(約51億4690万円)、CNCマシニング事業2,418万ドル(約26億6千万円)、3Dプリンター事業1,087万ドル(約11億9570万円) だった。3Dプリンター事業の売上は対前年同期比で19.5%増加した。 同期間中の経常利益は1210万ドル(約13億3100万円)で、対前年同期比で13%増加した。 売上増加の理由として、同社が最近サービス提供を開始したオンデマンド・マニュファクチャリングが貢献したことが挙げられている。オンデマンド・マニュファクチャリングは、顧客の要望に応じてオンデマンドで顧客のパーツを製造するサービス。製品検査レポートや型枠の生涯サービスなどがセットで提供されている。 プロトラブズは1999年設立。アメリカ以外にもイギリス、スペイン、フランス、ドイツ、日本でもサービスを提供している。プロトラブズはニューヨーク証券取引所に株式を上場している。
掲載日:2017年7月29日:ミネアポリス地区裁判所がストラタシスに対する詐欺罪の訴えを却下
ミネアポリス地区裁判所がストラタシスに対する詐欺罪の訴えを却下アメリカ合衆国ミネアポリス地区裁判所が、3Dプリンター製造大手のストラタシスに対する詐欺罪の訴えを却下した。 訴えはストラタシスの株主が集団で起こしていたもので、ストラタシスのメーカーボットインダストリーズ買収に関する経緯を巡るもの。ストラタシスは2013年8月にデスクトップ3Dプリンターメーカーのメーカーボットインダストリーズを買収し、完全子会社としたが、同社買収前になされた株主への説明が実際と大きく違い、株主を欺いて損失を与えたとしていた。 メーカーボットインダストリーズは2014年に「第五世代」と呼ばれる新シリーズの3Dプリンターをリリースしたが、エクストルーダーがフィラメントの詰まりを起こしやすいなどのトラブルが続き、多数のユーザーからクレームを受けていた。第五世代シリーズはトラブルが続き、操作不能になるケースもあった。 第五世代シリーズの返品や返金などによりメーカーボットインダストリーズの収支は悪化し、親会社のストラタシスの株価を大きく下げる原因の一つとなった。 ストラタシスの株主は訴状の中で、ストラタシスは売上確保を急ぐあまり、第五世代シリーズの出荷を急ぎ過ぎたのではないかとも指摘していた。
掲載日:2017年7月28日:129ドルのSLA3Dプリンターがキックスターターに登場、数時間で目標金額を調達
129ドルのSLA3Dプリンターがキックスターターに登場、数時間で目標金額を調達129ドルのSLA3Dプリンターがキックスターターに登場し、わずか数時間で目標金額を調達、大きな話題になっている。 キャンペーン終了まで44日を残した現時点で504人のバッカーから調達目標の2万ドル(約220万円)を大きく越える96,384万ドル(約1079万円)を集めている。 香港のベンチャー企業が開発したSparkMakerはLCDベースの小型SLA3Dプリンターで、造形サイズは 102 X 56 X 125 mm。コンパクトですっきりとしたデザインになっている。 SparkMakerが使える樹脂は5タイプが用意されている。ナイロンライク樹脂や、キャスティング用樹脂も利用出来る。 FDM方式の3Dプリンターは近年低価格が進み、サンフランシスコのベンチャー企業Kodamaが開発した99ドルの3DプリンターObsidianがキックスターターに登場し、話題を集めていた。一方、SLA方式の3DプリンターはフォームラブズのFormシリーズなど、価格数千ドル台のシリーズが中心で、価格は高止まりのまま推移していた。 価格わずか129ドルのSLA3Dプリンターが登場したことで、SLA方式の3Dプリンターも価格低下の圧力が強まる可能性がある。
掲載日:2017年7月27日:シンプリファイ3Dがバージョン4.0をリリース
シンプリファイ3Dがバージョン4.0をリリースアメリカの3Dプリンター管理ソフトメーカーのシンプリファイ3Dが、バージョン4.0をリリースした。昨年バージョン3.1をリリースした一年後のメジャーバージョンアップとなる。 バージョン4.0では新たに変数設定ウィザードが追加された。変数設定ウィザードは造形物の部分ごとに個別の設定をさせる機能。例えば、強度が必要な部分では強度やウェイトを増やし、強度が必要な部分では逆に軽くするといった設定が可能。この機能により強度が必要ない部分の設定を軽くしてプリント時間を短縮する事が可能になった。 また、ノズルの大きさに関係なく、送出するフィラメントの量を調整して微細な造形を可能にする機能も追加された。 さらにラフトやサポートの機能も強化され、より複雑な造形が可能になった。また、造形物本体の近くにだけ水溶性のサポートを使い、価格の高い水溶性サポートの使用量を下げる事でプリント全体にかかるコスト削減が可能になった。 プリントプレビュー機能も改善され、キーボードスクロールやポジション確認などが行えるようになった。 シンプリファイ3Dは米オハイオ州に拠点を置く2013年設立のベンチャー企業。「シンプリファイ3D」はリリース直後から世界中の3Dプリンターコミュニティに支持され、今日までに相当数が出荷されているものと見られる。日本では3Dプリンターメーカーのニンジャボットが販売代理店になっている。
掲載日:2017年7月26日:A1フィラメントのキックスターターキャンペーンが不調
A1フィラメントのキックスターターキャンペーンが不調バーモント州バーリントンに拠点を置くFDM3Dプリンター用フィラメント製造ベンチャーのA1フィラメントが先月から実施していたキックスターターキャンペーンが不調に終わりそうだ。 当初465,000ドル(約5115万円)の資金調達を目指していた同社のキャンペーンは、キャンペーン期間中わずか6人のバッカーから1,386ドル(約152,460円)を集めただけに留まっている。 同社はキックスターターキャンペーンで、調達する金額の内訳明細などを記載し、キャンペーンへの協力を求めていた。明細によると、同社は中国工場への設備投資に30万ドル(約3300万円)、従業員人件費14万ドル(約1540万円)を投資するなどと説明していた。 同社はまた、同社はこれまでにフィラメントの開発に150万ドル(約1億6500万円)の資金と6年の時間を投じ、フィラメント製造に必要な技術を獲得してきたとしていた。 FDM方式の3Dプリンターは現在、世界的に普及が進んでいる。それに伴い、FDM方式の3Dプリンターで使われるフィラメントの供給も競争が盛んになってきている。A1フィラメントの今回のキャンペーンは、フィラメントメーカーが運転資金を求めてキックスターターに活路を求めたものの、失敗に終わったケースとして記憶されそうだ。
掲載日:2017年7月25日:3Dプリンター市場が2023年に328億ドル規模へ拡大か
3Dプリンター市場が2023年に328億ドル規模へ拡大か市場調査会社マーケッツ・アンド・マーケッツが、全世界の3Dプリンター市場が2023年に328億ドル(約3兆6080億円)規模へ拡大すると予想するレポートを発表した。 「用途別3Dプリンティング市場」と題されたレポートは、全世界の3Dプリンター市場が2017年から年間成長率25.76%で成長を続け、2023年に328億ドル規模に達するとしている。中でもデスクトップ3Dプリンターが市場拡大を牽引すると予想している。 また、デスクトップ3Dプリンターで使われる素材も多様化が進み、市場拡大を後押しするとしている。 デスクトップ3Dプリンターの利用が進む領域として電機、バイオメディカル、製薬、建設を挙げている。また、ハイエンド3Dプリンターの利用が進む領域として航空中と防衛産業を挙げている。 国別では、アメリカが引き続き市場拡大を牽引してゆくとしている。 3Dプリンティングの主なプレーヤーとして、ストラタシス、スリーディーシステムズ、EOS、マテリアルズ、SLMソルーションズ、アーカム、コンセプトレーザー、ExOne、Voxeljet、プロトラブズ、オプトメック、ARCグループ、EnvisionTEC、Mcorテクノロジーズなどを挙げている。
掲載日:2017年7月24日:エアウルフ3Dがプレミアムパス・メンバーシッププログラムを開始
エアウルフ3Dがプレミアムパス・メンバーシッププログラムを開始カリフォルニア州コスタメサに拠点を置く3Dプリンターメーカーのエアウルフ3Dが、プレミアムパス・メンバーシッププログラムを開始した。 プレミアムパス・メンバーシッププログラムは3mm径のFDM方式の3Dプリンターを有する人が対象で、エアウルフ3Dのオンラインストアでフィラメントを購入すると送料が無料になる。また、メンバー用特別価格が適用される。メンバーシップの会費は年間99ドル。 エアウルフ3Dは現在、初回入会メンバーを対象にした特別キャンペーンを実施していて、フィラメントスプールを一つ買うともう一つが無料でもらえる。また、エアウルフ3Dが独自に開発したウルフバイト・ベッド・アドヒージョン・ソルーションの無料プレセントを選ぶことも出来る。ウルフバイト・ベッド・アドヒージョン・ソルーションはヒートベッドに塗布して3Dプリントした造形物が簡単に剥がれるようにする溶液。 エアウルフ3DCEOエリック・ウルフ氏によると、エアウルフ3Dは自社の3Dプリンターユーザーから、エアウルフ3Dのオンラインストアでフィラメントを購入する際、送料が負担になるとの声が多く寄せられていたという。 エアウルフ3Dは高機能デスクトップ3Dプリンター「Axiom」シリーズをリリースし、3Dプリンターコミュニティの高い支持を得ている。同社は地元オレンジカウンティの教育機関などを対象にしたワークショップなども定期的に開催している。
掲載日:2017年7月23日:マンチェスター大学のレポートがダークウェブでの3Dプリンター銃の3Dファイル拡散の危険性を指摘
マンチェスター大学のレポートがダークウェブでの3Dプリンター銃の3Dファイル拡散の危険性を指摘マンチェスター大学のレポートが、ダークウェブでの3Dプリンター銃の3Dファイル拡散の危険性を指摘している。 「銃火器のコンポーネント、パーツのアディティブ・マニュファクチャリングのための3Dモデルの入手可能性」と題されたレポートは、マンチェスター大学が昨年に行った12のダークウェブに関する調査結果をまとめている。 ダークウェブとは、グーグルなどの検索エンジンの検索対象にならない隠れた存在のウェブで、通常はアクセス先を知る人だけがアクセス出来るサイト。一般に「闇市場」と呼ばれ、3Dプリンター銃の3Dモデルなどが違法に売買されている。 ダークウェブでの1番の売れ筋は3Dプリンター銃の3Dモデル。次に売れているのは3Dプリンター銃の作り方を書いたマニュアルで、12ドルで販売されているという。 レポートは、ダークウェブなどを通じた3Dプリンター銃の3Dファイルの拡散により、追跡不可能な銃火器がさらに流通する危険性も指摘している。 マンチェスター大学犯罪学部のジュディス・アルドリッジ教授は、「ダークウェブは3Dプリンター銃などの違法取引を世界規模に広げ、売り手と買い手の障壁を取り除きつつある」と警鐘を鳴らしている。
掲載日:2017年7月22日:シンガポール国立大学がアディティブ・マニュファクチャリングセンターをオープン
シンガポール国立大学がアディティブ・マニュファクチャリングセンターをオープンシンガポール国立大学がアディティブ・マニュファクチャリングセンターをオープンした。 シンガポール国立大学センター・フォー・アディティブ・マニュファクチャリングと名付けられた施設は、特に3Dバイオプリンティング技術と、医療の領域でのアディティブ・マニュファクチャリング技術の研究を行うとしている。 同大学の工業デザイン学部は、特に手術用器具、手術用シミュレーター、義手義足などの3Dプリンターによる製造の研究を行う。また、同大学薬学部は、カスタマイズドラッグの3Dプリンターによる製造の研究を行う。同大学医学部は、3Dバイオプリンターによる細胞修復や他の細胞エンジニアリングの研究を行う。 シンガポール国立大学センター・フォー・アディティブ・マニュファクチャリングの建設には、シンガポールのナショナル・アディティブ・マニュファクチャリング・クラスターと、シンガポール経済開発会議からの資金1800万ドルが使われた。 シンガポールは国家戦略としてアディティブ・マニュファクチャリング技術の世界ハブ化を目指している。先日も国内初となるメタルアディティブ・マニュファクチャリングセンターをオープンさせている。 シンガポール国立大学は1905年設立。南洋理工大学とともに、シンガポールを代表する大学として知られている。
掲載日:2017年7月21日:ミシガン工科大学の研究チームが、3Dプリンターが玩具業界の売上を年間6000万ドル奪う可能性を指摘
ミシガン工科大学の研究チームが、3Dプリンターが玩具業界の売上を年間6000万ドル奪う可能性を指摘ミシガン工科大学の研究チームが、3Dプリンターがアメリカの玩具業界の売上を年間6000万ドル(約66億円)程度奪う可能性があると指摘した。 アメリカではDIY愛好家を中心に家庭で3Dプリンターを使う人が増えているが、中でもフィギュアなどの玩具を家で製造する人が増えている。ミシガン工科大学素材化学・電子工学教授のジョシュア・ピアース教授率いる研究チームは、家庭での3Dプリンターによる玩具作りにより、現時点で年間6000万ドル程度を玩具業界の売上から奪う可能性があるとしている。 同チームはまた、オンラインのデザインサイトを調査し、実際に3Dプリンターで製造してコストを計算した。一般的なフィラメントを素材にした場合、店頭で売られている玩具より75%安いコストで製造出来たという。また、より価格の安いリサイクルフィラメント使った場合、90%もコストが安くなるという。 ピアース教授は、玩具業界は自社製品のデザインをオープンソースにして提供し、消費者が自由にカスタマイズ出来る環境を整備する一方、消費者には3Dプリント出来ないものに特化するべきだと主張している。 玩具の領域では3Dプリンターが比較的早期から普及していて、デザインの著作権の取り扱いなどが問題になるケースが少なくない。家庭での3Dプリンターの普及が進む中、特許や意匠などの玩具の知的財産をどう扱うか、対応が求められる。
掲載日:2017年7月20日:ネット調査企業がオンライン通販でのベストセラー3Dプリンターを発表
ネット調査企業がオンライン通販でのベストセラー3Dプリンターを発表ネット調査企業のJeeQが、オンライン通販でのベストセラー3Dプリンターを発表した。 同社が発表した2017年第二四半期での売上では、ニューマターのMODt3Dプリンターが一位だった。以下、XYZプリンティングのダヴィンチ1.0、RoBo3DのR1プラス、ドレメルのアイデアビルダー3D20-01、XYZプリンティングのダヴィンチ1.0プロと続いた。 いずれも価格1,000ドル未満の低価格機種で、ドレメルのアイデアビルダー3D20-01が999ドルの最高価格だった。ベスト10にランクインした機種では300ドル台の価格帯の機種が多くを占めたまた、ベスト15までランクインした3DプリンターのすべてがFDM方式の3Dプリンターだった。フォームラブズのForm1シリーズ、Form2シリーズなどはランク外だった。 1,000ドルを超える高価格機種では、メーカーボットインダストリーズのレプリケーターシリーズZ18(価格6499.99ドル)が11位にランクインした。 出荷ベースのメーカー別シェアでは、XYZプリンティングが54.3%と大半を占めた。 JeeQは大手小売りチェーンのベストバイと、ネット通販大手Amazonからデータを入手し、調査結果をまとめている。
掲載日:2017年7月19日:2017年度第一四半期の3Dプリンター出荷量が増加
2017年度第一四半期の3Dプリンター出荷量が増加アメリカの市場調査会社コンテクストが、全世界の2017年度第一四半期の3Dプリンター出荷量が増加したと発表した。発表によると、同期の3Dプリンター出荷量と売上は、対前年比で16%増加した。 ハイエンド・プロフェッショナル用3Dプリンターの出荷数は対前年比で定価したものの、売上は6%増加した。 パーソナルデスクトップ3Dプリンターでは、台湾のXYZプリンティングが17,400台出荷し、一位だった。以下、Monoprice、Wanhao、ウルチメーカー、M3Dと続いた。 売上ではウルチメーカーが1770万ドル(約19億4700万円)を売上げ、一位だった。以下、フォームラブズ、XYZプリンティング、メーカーボットインダストリーズ、フラッシュフォージと続いた。 ハイエンド・プロフェッショナル用3Dプリンターでは、ストラタシスが9760万ドル(約107億3600万円)を売上げ、一位だった。以下、EOS、スリーディーシステムズ、SLMソルーションズ、コンセプトレーザーと続いた。 パーソナルデスクトップ3Dプリンターは、価格5000ドル以下の製品を対象とした。 全般的にパーソナルデスクトップ3Dプリンターの出荷が引き続き伸びている中、ハイエンド・プロフェッショナル用3Dプリンターの伸び悩みが目立つ結果となった。 コンテクストのレポートは同社のウェブサイトにて閲覧出来る。
掲載日:2017年7月18日:デスクトップメタル、Google、GEなどから1億1500万ドルを調達
デスクトップメタル、Google、GEなどから1億1500万ドルを調達メタル3Dプリンター製造ベンチャー企業のデスクトップメタルが、Google、GEなどから1億1500万ドル(約126億5千万円)を調達した。今回の資金調達により、同社が調達した資金の総額は2億1千万ドル(約231億円)となった。 シリーズD投資となるラウンドにはGoogle傘下のGV(Google Ventures)、GEベンチャーズ、フューチャーファンド、テクトロニック・インダストリーズなど複数の企業・ベンチャーキャピタルが参加した。日本からはリョービも参加した。 デスクトップメタルCEOリック・ヒューロップ氏は、調達した資金をセールスプログラムの拡張や先端研究開発に投じるとしている。 デスクトップメタルは今年、初の製品となる「デスクトップメタル・スタジオシステム」をリリースした。「デスクトップメタル・スタジオシステム」は小型のメタル3Dプリンターで、競合他社製品の10倍のスピードでハイクオリティな3Dプリンティングが可能としている。価格は1台49,900ドル(約549万円)。 同社はまた、独自開発したシングル・パス・ジェッティング技術を使った「デスクトップメタル・プロダクションシステム」を開発している。「デスクトップメタル・プロダクションシステム」はレーザーベースのメタル3Dプリンターの100倍のスピードで3Dプリンティングが可能としている。 デスクトップメタルは2015年にマサチューセッツ工科大学の関係者らが中心となって設立された。
掲載日:2017年7月17日:2030年までに3Dプリンターで大型ヨットの製造が可能に
2030年までに3Dプリンターで大型ヨットの製造が可能にオーストリアのキッツビュールで開催されたスーパーヨット・デザイン・シンポジウム年次総会で、カナダの船舶デザイナーのグレッグ・マーシャル氏が、2030年までに3Dプリンターで大型ヨットの製造が可能になるとの見方を示した。 マーシャル氏はまた、船舶の製造に3Dプリンターを用いるメリットとして、船舶の製造に伴い排出される廃棄物の削減を第一に挙げ、現在の全体量の15%から20%の廃棄量を、2%程度にまで削減出来るとしている。 また、製造にかかる人件費も削減出来、全体的に効率の改善、製造品質の向上、複雑なデザイン、収益性の改善などが期待出来るとしている。 同氏はまた、3Dプリンターによる船舶製造で使われる素材は主にチタンで、従来の鉄製の船舶よりも軽量で、よりスピーディーな船舶が製造出来るという。 同氏はさらに、2030年までには全長6メートルの大きさの船舶がフルスケールで3Dプリンターで製造されるようになるとしている。また、全長45メートルの船舶の製造も、従来の方式で2-3年かかっていたものが、わずか90日で製造出来るようになるとしている。 船舶製造の現場では3Dプリンターの導入が静かに進んでいる。現時点でもヨットのパーツ製造などで3Dプリンターを使うケースが広がり始めている。
掲載日:2017年7月16日:ドイツの国際芸術ルードウィッヒ・フォーラムが、デュアン・ハンソンの「スーパーマーケットレディ」の彫像を3Dスキャン
ドイツの国際芸術ルードウィッヒ・フォーラムが、デュアン・ハンソンの「スーパーマーケットレディ」の彫像を3Dスキャンドイツ・アーヘンにある国際芸術ルードウィッヒ・フォーラムが、アメリカの彫刻家デュアン・ハンソンの「スーパーマーケットレディ」の彫像を3Dスキャンする計画を立上げ、話題になっている。 デュアン・ハンソン(1925-1996)は青銅やグラスファイバー樹脂を素材に等身大の人間の彫刻を作り、世界的な名声を博した。「スーパーマーケットレディ」はハンソンが1971年に発表した同氏の代表作の一つで、頭にカラーを付け、煙草を加えながらジャンクフードを満載したショッピングカートを気だるげに押すアメリカ人中年女性をシニカルに描いている。 「スーパーマーケットレディ」は当初から国際芸術ルードウィッヒ・フォーラムに展示され、経年劣化による損傷などが目立ってきていた。国際芸術ルードウィッヒ・フォーラムは、コンピューターサイエンティストのライフ・コベルト氏と共同で「スーパーマーケットレディ」の全体像を3Dスキャンし、データ化することを発案した。 データ化された3Dモデルは、最終的には3Dプリンターでフルサイズで造形されるという。造形の模様は今年11月3日から5日まで開催されるジオメトリーラブでデモンストレーションされる。 ハンソンは1996年に亡くなるまで精力的に作品を世に送り出した。今回国際芸術ルードウィッヒ・フォーラムがハンソンの作品を完全3Dスキャンすることで、同氏の作品が史上初めて3Dモデル化されることになった。
掲載日:2017年7月15日:IKEAが3Dプリンターで製造されたインテリア製品の販売を開始
IKEAが3Dプリンターで製造されたインテリア製品の販売を開始IKEAが3Dプリンターで製造されたインテリア製品の販売を開始する。 OMEDELBARと名付けられた製品は、スウェーデンの著名スタイリスト、ビー・アカーランド氏がデザインしたもので、メッシュ状の手の形のオブジェクト。壁に取り付けたり、ジュエリーなどを掛けるハンガーとして使えるという。 OMEDELBARは、IKEAが取り扱う初の3Dプリント製品となる。大量生産された家具やインテリア類を販売する大手流通チェーンのIKEAが扱う初の、ローボリュームマニュファクチャリング製品でもある。 OMEDELBARはナイロン12を素材にSLS3Dプリンターで製造される。ナイロン12は耐久性、フレキシビリティ、耐化学品性、耐紫外線等の点から選ばれたという。 ビー・アカーランド氏はビヨンセ、マドンナ、レディーガガなどの有名ポップスターのスタイリストとして知られている。 現時点では、IKEAがはOMEDELBARの販売を来年3月から開始するとしている。 IKEAは1943年設立のスウェーデンの家具・インテリア流通チェーン。現在は本部をオランダに置き、全世界で392店舗を運営している。日本にも船橋、神戸、横浜などで5店舗を運営している。
掲載日:2017年7月14日:警告:ULが二年間に渡る3Dプリンターの安全性試験の結果を公表
ULが二年間に渡る3Dプリンターの安全性試験の結果を公表アメリカで開催された3Dプリンティング安全科学サミットで、UL(Underwriters Laboratories、安全機関)が二年間に渡る3Dプリンターの安全性試験の結果を公表した。 試験は3Dプリンティング時に発生する超微細物質や揮発性物質が人体に与える影響を調べたもの。FDM方式の3Dプリンターの素材として一般的に使われているABS、PLAなどのポリマー系素材が対象となった。 結果として、スチレン、カプロラクタム、ラクチドを含む50種類の揮発性物質が3Dプリンティング時に発生することがわかった。 3Dプリンティングでナノ粒子サイズの超微細物質や揮発性物質が生じ、人に臭いや刺激などを与え、短期または長期に渡る健康被害の可能性があるとしている。一方で、それらの物質への露出レベルは一般的に低く、また完全なリスク検証も行われていないとしている。 ULは、予防的措置として、外気と通じた空気循環システムで3Dプリンターを囲い込むことを推奨している。 ULは、今後さらに他の種類のフィラメントの安全性も試験するとしている。 ULは1894年設立のアメリカの企業。トーマス・エジソンの時代から電気製品などの試験を行い、UL認証マークで世界的に知られている。
掲載日:2017年7月13日:メイド・イン・スペース、国際宇宙ステーションでPEI/PCの利用を開始
メイド・イン・スペース、国際宇宙ステーションでPEI/PCの利用を開始NASA傘下のベンチャー企業で宇宙用3Dプリンターを開発しているメイド・イン・スペースが、国際宇宙ステーションでPEI/PCの利用を開始した。 PEI/PC(ポリエーテルイミド・ポリカーボネート)は耐熱性にすぐれた樹脂で、高い強度と剛性を持つのが特徴。エンジニアリングプラスチックの中でも他の熱可塑性プラスチックと同等の強度を持つ。 PEI/PCは、ABS、グリーンPEに続き、国際宇宙ステーションで使われる三番目の3Dプリンター用素材となった。PEI/PCが新たに加わる事で、宇宙用3Dプリンターで製造出来るものの幅が大きく広がることとなった。 メイド・イン・スペースが国際宇宙ステーションに設置した宇宙用3Dプリンター「ゼロZプリンター」は造形サイズf 140 x 100 x 100 mmで、積層ピッチ0.1 ? 0.44 mmでプリント可能。これまでに各種のパーツなどの製造を行ってきている。 人類史上初となった宇宙用3Dプリンターは、2014年9月23日に国際宇宙ステーションに設置された。 メイド・イン・スペースはNASA傘下のシンギュラリティー大学出身者を中心に設立されたベンチャー企業。宇宙空間で利用する3Dプリンターの開発を事業目的にしている。
掲載日:2017年7月12日:フランスの化学メーカー、アルケマがSLA3Dプリンター用樹脂の生産を拡大
フランスの化学メーカー、アルケマがSLA3Dプリンター用樹脂の生産を拡大フランスの化学メーカーのアルケマが、SLA3Dプリンター用樹脂の生産を拡大する。同社の中国広東省南沙工場で、紫外線硬化樹脂、LED硬化樹脂、エレクトロニックビーム硬化樹脂などの樹脂の生産を30%程度引き上げる。2019年初め頃までの実施を目指す。 アルケマは昨年からN3xtDimensionのブランドで樹脂の販売を開始している。N3xtDimensionは一般的なSLA3Dプリンターでの利用に加え、基盤、モバイルデバイスやテレビモニター用スクリーン等の製造での利用が想定されている。 N3xtDimensionは環境フレンドリーが特徴で、VOC(揮発性有機化合物)廃棄物に関する国際基準に完全準拠している。 SLA3Dプリンター用樹脂は、オランダの素材メーカーDSMもSOMOSのブランドで提供しており、近年競争が激化している。特に光造形の領域では各社が各種の高機能樹脂製品を提供し、市場を広げている。 アルケマは2004年設立。フランスパリ郊外に拠点を置く、特殊化学・先端素材メーカーとして世界中に製品を供給している。直近の売上は77億ユーロ(約9,548億円)。アルケマは日本でもアルケマ株式会社が事業を展開している。
掲載日:2017年7月11日:UAEの医療チームが3Dプリンター活用して新生児の心臓疾患バーチャル手術を実施
UAEの医療チームが3Dプリンター活用して新生児の心臓疾患バーチャル手術を実施UAEの医療チームが、3Dプリンターを活用して新生児の心臓疾患バーチャル手術を実施している。 アブダビのシェイク・カリファ・メディカルシティのラズロ・キラリー医師率いるチームは、3Dプリンターで製造した心臓モデルを使ってバーチャル手術を行い、治療成績の向上を図っている。 同チームが行っているバーチャル手術は、先天性心臓疾患を抱える乳幼児で、特に心房に穴が開く病気を持つ乳幼児を対象にしている。同疾患を抱える乳幼児の75%が手術が必要で、さらにそのうちの30%程度がより高度な手術が必要とされる。 手術が体の小さい乳幼児に対して行われるため、大人に対する手術よりもより慎重に行われる必要がある。乳幼児の心臓をスキャンしてデータ化し、3Dプリンターでモデルを作成することで患者それぞれの状態に応じた準備が可能になるという。 UAEでは毎年500人程度の乳幼児が心臓疾患を抱えて生まれてくるとされる。同チームは2015年から3Dプリンターを活用したバーチャル手術を実施しており、医療現場における3Dプリンター活用事例として注目される。 医療の領域では3Dプリンターの活用が進んでいるが、乳幼児の治療に特化した世界初のケースとして関係者は注目している。
掲載日:2017年7月10日:デトロイトのデザイン事務所がストラタシスと共同でダウンタウンの再開発計画を立上げ
デトロイトのデザイン事務所がストラタシスと共同でダウンタウンの再開発計画を立上げデトロイトのデザイン事務所が3Dプリンター製造大手のストラタシスと共同で、デトロイト市ダウンタウンの再開発プロジェクトを立上げ、地元の関心を集めている。 プロジェクトを立ち上げたのは、デトロイトの地元に拠点を置くZoyesクリエイティブグループ。計画ではダウンタウンの50ブロックのエリアをリノベートし、オフィスビルの他、ホテル、居住エリア、娯楽施設などをセットで開発するという。 Zoyesクリエイティブグループはストラタシスの3Dプリンターを使って10フィートサイズの大型スケールモデルを制作した。スポーツアリーナのスケールモデルは2万人の観客も精密にプリントされたリアルなものだという。 プロジェクトでは、3Dプリンターを活用する事でデトロイトの街を再生させるというコンセプトが内包されている。 デトロイトはミシガン州最大の都市。長らく自動車産業で栄え、アメリカを代表する自動車の街という名声を博してきた。しかし、20世紀後半から日本車が市場シェアを奪い始め、自動車産業が縮小、2013年には街としてのデトロイトが破産を申請した。デトロイトの破産はアメリカの都市では過去最大規模となった。 また、最盛期には185万人だった人口も、2016年の67万人にまで減少している。都市としてのデトロイトは未だ再建途上にある。
掲載日:2017年7月9日:イスラエルの3DプリンターメーカーMassivit 3Dの売上が急増
イスラエルの3DプリンターメーカーMassivit 3Dの売上が急増イスラエルの3DプリンターメーカーMassivit 3Dの売上が急増している。 同社の発表によると、同社の大型3DプリンターMassivit 1800シリーズは、昨年のリリースから12か月間で世界15カ国30ユーザーの注文を受け、売上が350%拡大したという。また、同社の代理店も25社に増加したという。 ユーザーには、ルイヴィトンと共同でオンデマンド3Dプリンティングサービスを提供しているOMUS社、イスラエル最大の流通グループHeidaグループ傘下のスーパーサイズ社が含まれている。 スーパーサイズ社はMassivit 3Dの3Dプリンターで屋外広告物の制作を行っているという。同社は最近Massivit 3Dの3Dプリンターでで、イベント用の高さ1.8メートルの巨大なフラミンゴ像を作ったという。 Massivit 1800シリーズは、独自開発されたポリマー系素材Dimengelを素材に、最大117 X 150 X 180 cmのサイズの造形が可能。GDP(Gel Dispensing Printing)技術によりサポートなしに複雑な形状の物体を正確に造形する事が可能。 Massivitは2013年設立。ストラタシス出身のアヴナー・イスラエリ氏がCEOを務めている。
掲載日:2017年7月8日:来年度のアメリカ国防予算で3Dプリンターへの投資額が増加
来年度のアメリカ国防予算で3Dプリンターへの投資額が増加来年度のアメリカ国防予算で3Dプリンターへの投資額が増加していることが分かった。 国家防衛承認法案(NDAA)と名付けられた法案は、アメリカの来年度の国防予算総額6391億ドル(約70兆3000億円)の支出承認を求めるもので、アメリカ軍のアディティブ・マニュファクチャリング関連予算の増加も求めている。 法案によると、3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリング技術は、アメリカ軍のサプライチェーンを革新するとしている。 また、軍隊における3Dプリンターの増加は戦術レベルで各種のメリットがあり、専門研究機関「防衛マニュファクチャリング革新研究所」の設立を求めている。3Dプリンターは特に、兵器などの希少性の高いパーツ、旧式のパーツの製造などに活用出来るとしている。 同法案はまた、3Dプリンター技術の採用が増えるに従い、3Dプリンターで製造される部品の品質承認の難しさなどが課題として浮上してきているとも指摘している。 同法案の中で、3Dプリンターのための予算は、技術革新用予算132億ドル(約1兆4520億円)に含まれているという。 国家防衛承認法案は、アメリカ合衆国下院の専用サイトで閲覧できる。
掲載日:2017年7月7日:オーストラリアの3Dプリンターメーカーがポリ塩化ビニル3Dプリンターをリリース
オーストラリアの3Dプリンターメーカーがポリ塩化ビニル3Dプリンターをリリースオーストラリアの3DプリンターメーカーAONIQが、ポリ塩化ビニル(PVC)3Dプリンターをリリースする。 AONIQ888と名付けられた3Dプリンターは、ポーランドの3Dプリンター3DGenceが開発した3Dプリンターをベースに開発された。フィラメントは専用のAONIQ PVCフィラメントを利用する。 ポリ塩化ビニルは現在世界で幅広く使われているポリマーの一種だが、ポリ塩化ビニルを素材とする3Dプリンターはこれまでに開発されてこなかった。ポリ塩化ビニルを高温で溶融する際に、塩素が気化して有害化するのがハードルになっていたとも言われている。 AONIQは2年かけてAONIQ888を開発し、安全性の検証を行った。AONIQ888はオーストラリア国立試験協会(NATA)からISOとHCL廃棄物の安全性評価を得ているという。 AONIQ888の販売価格は10,499ドル(約115万円)。AONIQ PVCフィラメントの販売価格は10ロールで1,490ドル(約163,900円)となっている。 AONIQはオーストラリア・メルボルンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。3Dプリンターショップの店員だったマイケル・スラヴィカ氏が独立して設立、AONIQ888の開発に至っている。
掲載日:2017年7月6日:大手自動車修理チェーンのサービスキングが、3Dプリンターによるバンパー修理事業を開始
大手自動車修理チェーンのサービスキングが、3Dプリンターによるバンパー修理事業を開始アメリカの大手自動車修理チェーンのサービスキングが、3Dプリンターによるバンパー修理事業を開始した。 バンパー修理はサービスキングが行う主な事業の一つだが、これまではバンパー全体の1%以上が破損または傷ついた場合、バンパー全体を交換していた。そのため、顧客に相当のコストとバンパー取り寄せの時間を強いていた。 疑問を抱いたサービスキングのエンジニアが破損したバンパーの部分を3Dプリンターで造形してアタッチすることを発案、いくつかのケースでテストを行った。結果は良好で、いずれもコストを大きく削減出来たという。 サービスキングは新しいサービスの開始に伴い、3Dプリンターによるバンパー修理のプロセス、エクストルーダー、ソフトウェアの特許を申請した。 メーカーや車種によっては、バンパーの一部を修理する事が出来ないケースがあるものの、サービスキングは3Dプリンターによる修理事業を拡大する見込み。現時点で本拠地のテキサスに加え、シアトル、フェニックス、デンバー地区にもサービスを拡大するとしている。 サービスキングは1972年設立。テキサス州ダラスを皮切りにアリゾナ、イリノイ、ミシガン、オハイオ、アーカンソーなどアメリカ南部を中心に営業エリアを広げ、現時点で345店舗を運営している。直近の売上は7億1千万ドル(約781億円)。
掲載日:2017年7月5日:メトロポリタン州立大学 デンバー校がコロラド初のアディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設
メトロポリタン州立大学 デンバー校がコロラド初のアディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設メトロポリタン州立大学デンバー校が、コロラド州で初のアディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設した。現地時間の先月22日にセンターの開設式典が行われた。 センターの開設は航空宇宙産業大手のロッキードマーチンからの100万ドル(約1億1千万円)の助成を受けたもので、今後四年間かけてアディティブ・マニュファクチャリングセンターの全施設が建設される予定。 センターにはストラタシスのFortus900mcシリーズなどのハイエンド3Dプリンターが設置され、学生や教員が自由に利用出来る。3Dプリンターなどのアディティブ・マニュファクチャリング機器に加え、CNCマシンなどのサブトラクティブ・マニュファクチャリング機器や、各種の検査機器などが設置されるという。 ロッキードマーチンはコロラド州に生産拠点を有し、地元団体のコロラド宇宙ビジネス・ラウンドテーブルと協働で、地元の高校生、大学生に宇宙産業を含むSTEM教育を行う二週間のハンズオンプログラムを提供している。プログラムに参加することで、学生達は実際の宇宙産業での職業体験が出来るとしている。 メトロポリタン州立大学デンバー校は1965年設立の公立大学。
掲載日:2017年7月4日:KODAMAのキックスターターキャンペーンが好調、67万ドルを獲得
KODAMAのキックスターターキャンペーンが好調、67万ドルを獲得サンフランシスコに拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のKODAMAが低価格3DプリンターObsidianのキックスターターキャンペーンを開始、開始からわずか5日間で67万ドル(約7,370万円)を獲得するヒットとなっている。 キャンペーン終了まであと25日を残した現時点で、2,612人のバッカーを得ている。 キックスターターキャンペーンでのObsidianの価格は99ドル(約10,890円)。LCDスクリーン付きのObsidian Plusが149ドル(約16,390円)、スマートLCDスクリーン、ビルトインカメラ、ヒートベッド付きのObsidian Deluxeが249ドル(約27,390円)となっている。 Obsidianの試作機はロサンゼルス在住の3Dアーティスト、ヴィンセント・ポシック氏や、ジュエリーアーティストのジェニー・ウー氏などに貸与され、いずれからも高い評価を得ているという。 ObsidianはPLA、ABSの他に、PETGやカーボンファイバーフィラメントも利用可能。 KODAMAはアップルのプロジェクトマネージャー出身のマイケル・ハズマン氏が設立、Obsidianのデザインにはボッシュ出身のエンジニアが関与しているという。 KODAMAではObsidianの出荷を今年12月から開始するとしている。
掲載日:2017年7月3日:パリにインキュベーションセンター、ステーションFがオープン
パリにインキュベーションセンター、ステーションFがオープンパリにベンチャー企業のインキュベーションセンター、ステーションFがオープンした。 ステーションFは、著名投資家ザビエル・ニール氏率いるキマ・ベンチャーズなどの出資を受けたもので、マイクロソフト、Facebook、テックショップ、Amazonなどの企業の支援も受けている。 キマ・ベンチャーズはフォームラブズ、マターファブなどの3Dプリンター関連ベンチャー企業にも多く出資していることで知られている。 ステーションFでは、会員企業専用のマーケットプレイスが用意されるほか、ステーションFのパートナーによる26のスタートアップ支援プログラムが提供される。また、マイクロソフトはステーションFの会員企業に同社のAI(人工知能)技術を提供するという。 34,000平方メートルの広さの施設は24時間利用可能で、レストラン、カフェ、バーなども併設されている。また、600人が居住可能なアパートメントも来年オープンを予定していて、ステーションFの会員企業のスタッフなどが利用可能となる予定。 誕生間もないスタートアップ企業を支援・育成するインキュベーション施設が世界の主要都市で続々と開設されているが、ステーションFは世界最大規模のインキュベーションセンターとなる見込み。AI、ロボティクス、3Dプリンティングなどのテック系ベンチャー企業が誕生する事が今から期待されている。
掲載日:2017年7月2日:カナダ・ケベック州が300万カナダドルを医療3Dプリンティングセンター設立へ投資
カナダ・ケベック州が300万カナダドルを医療3Dプリンティングセンター設立へ投資カナダ・ケベック州が、300万カナダドル(約2億5400万円)を医療3Dプリンティングセンター設立のために投資する。センターはケベック州の州都ケベックシティに設立され、カナダ初の医療3Dプリンティングセンターとなる。センターでは最新のバイオ3Dプリンティング技術を活用した最新の医療技術の研究などが行われる。 医療3Dプリンティングセンター設立は、ケベック州工業リサーチセンターとケベック大学レイヴァル病院センターの共同プロジェクトとして行われ、医療技術の向上を目指すとともにケベック州の住人に医療3Dプリンティング技術の恩恵をもたらすのを目的としているという。 ケベック大学レイヴァル病院センターのガストン・バーニアー博士は、「医療3Dプリンティングセンターはゲームチェンジャーになり、数年後には医療3Dプリンティング技術が当たり前のように使われているだろう」と話している。 カナダではDプリンターへの投資が活発に行われている。カナダ・オンタリオ州のウォータールー大学が2,700万カナダドル規模をアディティブ・マニュファクチャリング研究施設へ投資したほか、ウェスタン大学も500万カナダドルをメディカル3Dプリンティングセンターに投資している。
掲載日:2017年7月1日:PrintrbotとPolar3Dが共同でベルトコンベヤー型3Dプリンターを開発
PrintrbotとPolar3Dが共同でベルトコンベヤー型3Dプリンターを開発アメリカの3Dプリンター製造ベンチャー企業のPrintrbotとPolar3Dが、共同でベルトコンベヤー型3Dプリンターを開発した。 Printrbeltと名付けられた3Dプリンターは高さ6インチ(15.24cm)、横6インチ(15.24cm)の造形サイズのベルトコンベヤー型3Dプリンターで、理論上Z軸は無限のサイズの造形が可能。 PrintrbeltはもともとPolar3Dが開発したベルトコンベヤー型3Dプリンターがベースで、Polar3DからPrintrbeltへ協業を持ちかけたという。 Printrbeltは、秒速30から60㎜のスピードで造形し、素材には1.75mm径のPLAフィラメントを使用する。 Printrbeltの価格は1,999ドル(約22万円)で、Printalotのウェブサイトで購入可能。現在は特別割引価格の1,699.15ドル(約18万7千円)で販売されている。 ベルトコンベヤー型3Dプリンターは、現在3Dプリンターコミュニティで非常に人気が高まっている。先日もオランダのベルトコンベヤー型3Dプリンター、ブラックベルトのキックスターターキャンペーンが行われ、開始からわずか15分で調達目標金額に到達し、話題になった。
掲載日:2017年6月30日:SLMソルーションズが1,300万ドル分のメタル3Dプリンターを受注
SLMソルーションズが1,300万ドル分のメタル3Dプリンターを受注ドイツのハイエンドメタル3Dプリンター製造のSLMソルーションズが、1,300万ドル(約14億3千万円)分のメタル3Dプリンターを受注した。 受注したのはSLM500マルチレーザー3Dプリンター10台。SLMソルーションズの中国販売パートナーを通じて受注したという。メタル3Dプリンターは今後15ヶ月かけてユーザーに順次デリバリーされる予定という。 SLM500マルチレーザー3DプリンターはSLMソルーションズの最大クラスのシリーズ。最大4700Wのレーザーをメタルパウダーに照射して造形するSLS方式の3Dプリンター。 中国では最近工業用ハイエンド3Dプリンターの導入が相次いでいる。HPも、中国の大手サービスビューロー、シャイニング3Dと50台のHPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターの売買契約を締結したと先日発表している。 SLMソルーションズを巡っては、昨年GEによるTOB買収提案が話題になった。買収はSLMソルーションズの筆頭株主の反対で不成立となったが、後にマーカス・レクリンCEOが突如解任されている。 今回の大型受注は、SLMソルーションズにとって久しぶりに明るいニュースとなったようだ。
掲載日:2017年6月29日:Xometryが1,500万ドルの資金調達に成功
Xometryが1,500万ドルの資金調達に成功メリーランド州ガイザーズバーグに拠点を置く産業用マーケットプレース運営のXometryが、1,500万ドル(約16億5千万円)の資金調達に成功した。同社が調達した資金の総額は累計で3,800万ドル(約41億8千万円)となった。 出資したのはGEベンチャーズ、ハイランド・キャピタル・パートナーズなどのベンチャーキャピタルを含む投資家群。GEベンチャーズ、ハイランド・キャピタル・パートナーズは以前のラウンドでもXometryに出資している。 Xometryは3DプリンティングやCNCマシニングに特化したオンデマンド・マーケットプレースを運営しており、顧客にはBMW、GE、NASA、アメリカ陸軍などが名を連ねている。同社のユーザー数は、アメリカ国内の中小企業を中心に5,000社に達している。 Xometryでは、ユーザーが作成した部品などの3Dモデルをアップロードし、素材などの条件を指定するとサービスビューローなどの業者が応札する。取引条件が成立するとサービスビューローが実際の部品を製造してユーザーへ送付する。 Xometryは、調達した資金を営業部門の強化やプラットフォームの拡大に投じるとしている。 Xometryは2013年10月設立。「カスタムマニュファクチャリングのAmazon」を目指し、業績を拡大している。同社の直近の年商は2,000万ドル(約22億円)に達している。
掲載日:2017年6月28日:アメリカ海軍がブロックチェーンで3Dプリンティングのセキュリティを確保へ
アメリカ海軍がブロックチェーンで3Dプリンティングのセキュリティを確保へアメリカ海軍がブロックチェーンで3Dプリンティングのセキュリティを確保する計画を立てていることがわかった。 アメリカ海軍は3Dプリンティング技術の導入を熱心に進めているが、やり取りされる3Dモデルなどがハッカーに盗まれるリスクが指摘されている。また、3Dモデルの中には軍事機密情報に関する類のものも含まれている。 アメリカ海軍によると、3Dプリンターの導入により海軍の物資調達能力は飛躍的に高まっているが、同時に脆弱性の危険性も生じているという。特に情報暗号化セキュリティ、トレーサビリティ、改竄不能性、データフローの管理などの対策が必要としている。 ブロックチェーンは、ブロックと呼ばれるデータ単位を生成してチェーン(鎖)のように連結させてデータ全体を保存する仕組み。ブロック生成や連結などの情報履歴が分散してデータベース化されるため、安全性が極めて高いとされる。また、データの改竄なども困難とされるため、ビットコインの取引などでも活用されている。 アメリカ海軍では今年の夏からブロックチェーンを3Dプリンティングの領域で導入し、後に他分野へ導入を広げるという。また、今年9月にはブロックチェーン導入の状況を記したレポートを発行するとしている
掲載日:2017年6月27日:メーカーボットインダストリーズがGoogle Chromebooks対応3Dプリンター管理ソフトをリリース
メーカーボットインダストリーズがGoogle Chromebooks対応3Dプリンター管理ソフトをリリースストラタシス傘下のデスクトップ3Dプリンターメーカーのメーカーボットインダストリーズが、Google Chromebooks対応3Dプリンター管理ソフトをリリースする。クラウドベースで、オートデスクのTinkercadにも対応しているという。 My MakerBot Platformと名付けられたソフトウェアはブラウザベースで、Google Chromeから視覚的に3Dプリンターを操作・管理出来る。メーカーボットインダストリーズが運営する3Dモデル共有サイトThingiverseの教師用ポータルと連動し、レッスンプランがダウンロード出来るなど小中学校などの教育現場ですぐに利用出来るようになっている。 メーカーボットインダストリーズによると、先月だけで合計14,000のレッスンプランがダウンロードされたという。 現在普及が進むFDM方式の3Dプリンターは、3Dプリンター管理ソフトをパソコンなどにインストールして管理する仕組みになっている。中には捜査に専門的な知識を必要とするものもあり、ユーザーにとって必ずしも使い勝手が良いとは言えない。 My MakerBot Platformのような視覚的で比較的に簡単に操作出来る3Dプリンター管理ソフトが普及する事で、3Dプリンターの普及を後押しする可能性があると業界関係者は期待している。
掲載日:2017年6月26日:フォルクスワーゲンが3Dプリンターを活用して製造コストを削減
フォルクスワーゲンが3Dプリンターを活用して製造コストを削減ドイツの自動車製造大手のフォルクスワーゲンが、3Dプリンターを活用して製造コストを削減したとして話題になっている。 フォルクスワーゲンは自社のポルトガル工場で、2014年から工作用コンポーネントを3Dプリンターで製造しているが、昨年は1000点のパーツを製造し、16万ドル(約1,760万円)のコストを削減できたという。同社では今年の削減額が20万ドル(約2200万円)になると見込んでいる。 コストの削減とともにパーツ製造にかかる時間も大きく削減されている。従来の外注加工で平均35日かかっていた製造時間が、3Dプリンターの利用によりわずか4日に削減されたという。 同社が利用している3Dプリンターはウルチメーカー3シリーズと2シリーズで、合計7台が稼働している。 コンポーネントの製造の他、フォルクスワーゲンでは同社のGTIシリーズ用完成品パーツを3Dプリンターで製造するとしている。 自動車業界は古くから3Dプリンターを試作品の製造などに活用してきているが、コンポーネントの製造に3Dプリンターを利用するケースは珍しい。フォルクスワーゲンの事例は、3Dプリンターがモノづくりの現場に着実に普及していることを示すものとして注目される。
掲載日:2017年6月25日:3DハブズでHPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターが利用可能に
3DハブズでHPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターが利用可能にオランダのベンチャー企業の3DハブズのネットワークにHPが開発したマルチジェット・フュージョン3Dプリンター複数台が参加していることがわかり、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 接続が確認されたのはドイツ、フランス、ベルギー、アメリカの四カ国。それぞれのサービスビューローに設置されたマルチジェット・フュージョン3Dプリンターが利用可能。 3Dハブズは7月6日までマルチジェット・フュージョン3Dプリンターの利用手数料を10%割り引くキャンペーンを実施している。割引には利用時にディスカウントコードの入力が必要。 マルチジェット・フュージョン3DプリンターはHPが開発したインクジェットベースの3Dプリンターで、競合製品よりも精密な造形が高速に出来るとしている。サービスビューローではこれまでにシェイプウェイズ、スカルプティオ、マテリアライズが導入している。 3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社が接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、一定の手数料を受け取る仕組み。同社は2014年9月に450万ドル(約4億9,500万円)の資金も調達している。
掲載日:2017年6月24日:Voodooマニュファクチャリングが500万ドルを調達
Voodooマニュファクチャリングが500万ドルを調達ニューヨークに拠点を置く3DプリンティングサービスビューローのVoodooマニュファクチャリングが、500万ドル(約5億5千万円)を調達した。 ベンチャーキャピタルのジェネラル・カタリスト、ネクストビュー・ベンチャーズ、645ベンチャーズ、Yコンビネーターのコミュニティファンドなどが出資に応じた。今回のラウンドを含めてVoodooマニュファクチャリングがこれまでに調達した資金の総額は640万ドル(約7億400万円)となった。 VoodooマニュファクチャリングはYコンビネーターの2017年冬季プログラムに参加し、今年1月にKPCBエッジから140万ドルの資金を集めていた。今回の資金調達を受け、Voodooマニュファクチャリングは同社のデジタルファクトリーとソフトウェアの向上に資金を活用するとしている。 Voodooマニュファクチャリングは、メーカーボットインダストリーズのレプリケーターシリーズなどの一般に市販されている3Dプリンターを大量に稼働させて大量生産を行うのが特徴。一回のオーダーで最大1万点の部品を製造することが可能としている。 Voodooマニュファクチャリングは2015年設立。「迅速で手ごろな価格、スケーラブルな3Dプリンティングサービスを提供する」ことを目標に掲げている。
掲載日:2017年6月23日:ジャーマン・レップラップが3種類の3Dプリンター用新型フィラメントをリリース
ジャーマン・レップラップが3種類の3Dプリンター用新型フィラメントをリリースドイツの3Dプリンターメーカーのジャーマン・レップラップが、3種類の3Dプリンター用新型フィラメントをリリースした。 リリースされたのはESD ABS、ASA、パフォーマンスABSの3種類。 ESD ABSは電導性フィラメントで、電子部品などのマウントデバイスの製造などに使われる。色は黒のみで、1.75mm径の0.75㎏と2.1㎏のスプールで提供される。 ASAは耐紫外線、耐酸化性に優れたフィラメントで、ABSよりも高温での寸法安定性を持つのが特徴。屋外で使われる物や部品の製造に適しているとしている。色はナチュラルのみで、1.75mm径の0.75㎏と2.1㎏のスプールで提供される。 パフォーマンスABSは通常のABSよりも反りに強いのが特徴。複雑な形状の物や、フィリグリー、大型の物体の製造に適しているとしている。色はナチュラルのみで、1.75mm径の0.75㎏と2.1㎏のスプールで提供される。 いずれのフィラメントもジャーマン・レップライトのウェブサイトか、同社の販売代理店から購入可能。一般的なFDM方式の3Dプリンターのほとんどで利用可能としている。 ジャーマン・レップラップはミュンヘンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。3Dプリンターの他、各種の高機能フィラメントも製造している。
掲載日:2017年6月22日:GEが世界最大サイズのメタル3Dプリンターを開発へ
GEが世界最大サイズのメタル3Dプリンターを開発へGE傘下のアディティブ・マニュファクチャリング企業GEアディティブが、世界最大サイズのメタル3Dプリンターを開発している。造型サイズ最大1立方メートルで、実現すれば文字通り世界最大サイズのメタル3Dプリンターとなる。 開発中のATLASと呼ばれるメタル3Dプリンターはジェットエンジンの構造コンポーネントなどのパーツ作りに使われる予定。GEアディティブは、ジェットエンジンのパーツ製造以外に自動車産業、電力、エネルギー産業などでも活用出来るとしている。 ATLASは他社のメタル3Dプリンターと同様、素材のメタルパウダーにレーザービームを照射して焼結造形するタイプ。溶接などの従来の製造方式よりも速く安価に造型する事が可能としている。 現在世界最大サイズのメタル3DプリンターはドイツのコンセプトレーザーのXLine2000Rシリーズで、図形サイズは800 x 400 x 500 mm。ATLASが完成すればこれを大きく上回る造形サイズを持つことになる。 なお、コンセプトレーザーは昨年GEに買収され、現在はGE傘下でオペレーションを行っている。 現在のところ、ATLASの第一号機は来年2018年の後半にリリースされる予定という。
掲載日:2017年6月21日:オートデスク新CEOにアンドリュー・アナグノスト氏が就任
オートデスク新CEOにアンドリュー・アナグノスト氏が就任CADソフトウェアメーカー大手のオートデスクの新CEOにアンドリュー・アナグノスト氏が就任する。 アナグノスト氏は1997年にオートデスクに入社、製品開発やマーケティングの分野で活躍し、2012年1月からビジネス戦略・マーケティング担当副社長を、2016年10月からはチーフ・マーケティング・オフィサーを、それぞれ務めていた。同氏はCEO就任と共に取締役として同社の取締役会に参加する。 同氏はカリフォルニア州立大学で機械工学の学位を、スタンフォード大学でエンジニアリングサイエンスの修士号とコンピューターサイエンスの博士号をそれぞれ取得している。オートデスク入社前はロッキード、NASAなどに勤務している。 オートデスクは現在従来型のソフトウェア販売モデルからクラウドベースのサブスクリプションモデルへとビジネスモデルを転換しつつある。アナグノスト氏は同社の戦略上重要な時期に新CEOに就任する。 オートデスクでは今年2月に長らくCEOを務めたカール・バス氏が辞任し、四か月間CEOのポストが不在となっていた。 オートデスクは1982年にCADソフト・オートCADの開発者ジョン・ウォーカーが節いつした。以来CADソフトの世界的なリーディングカンパニーとして業界を牽引している。
掲載日:2017年6月20日:ロボ3Dが180万オーストラリアドルを調達
ロボ3Dが180万オーストラリアドルを調達カリフォルニア州パロアルトに拠点を置くデスクトップ3Dプリンターメーカーのロボ3Dが、180万オーストラリアドル(約約1億5,070万円)を調達した。 資金は二口に分かれて提供された。ベンチャーキャピタルのGTTベンチャーズが80万オーストラリアドルを、アルビオンキャピタルパートナーズのトニー・グリスト氏が100万オーストラリアドルをトレードファイナンスで提供した。 ロボ3Dは昨年キックスターターでR23Dプリンター開発キャンペーンを立上げ、プレオーダーを受け付けていた。今回のファイナンスはそのプレオーダーに対応するもの。キックスターターキャンペーンでは総額で30万ドル(約3,450万円)の資金が集まった。 今回のファイナンスを受け、ロボ3Dでは台湾の製造受託企業フォックスコン・テクノロジー・グループ(鴻海科技集団)と共同で研究開発を強化するという。フォックスコンはロボ3DのR23Dプリンターの製造を受託している。 ロボ3Dは2012年にキックスターターのプロジェクトで資金調達に成功し、法人化された。2015年12月に12月にオーストラリアの資源開発企業ファルコン・ミネラルに買収され、2016年11月にオーストラリア証券取引所に上場している。
掲載日:2017年6月19日:M3Dがを工業用3DプリンターPromegaをリリース
M3Dがを工業用3DプリンターPromegaをリリース米メリーランド州フルトンに拠点を置く3DプリンターメーカーのM3Dが、工業用3DプリンターPromegaをリリースする。 Promegaは388 X 388 X 388mmと大きめの造形サイズが特徴で、デュアル・カラーミキシングノズルを搭載している。また、特許申請中のデュアルゾーンヒーティングシステムにより、競合製品の三倍程度電力消費効率が良くなっているという。 M3Dはビジネス用クラウドファンディングサイトFitForLaunchでPromegaのキャンペーンサイトを立ち上げている。同キャンペーンは現在プレオーダーを受付中で、プレオーダー中の特別価格が1,060ドル(約116,600円)となっている。プレオーダー終了後、Promegaの価格は3,500ドル(約385,000円)になるとしている。 Promegaのリリースに際し、M3Dでは現地時間の6月15日に地元のテックショップでPromegaのお披露目会を開催した。会ではPromegaのデモが行われた他、質疑応答などが行われた模様。 M3Dは2014年設立。これまでに小型デスクトップ3DプリンターMicroシリーズなどをリリース、世界中の3Dプリンターユーザーから高い支持を集めている。Microはキックスターターで340万ドル(約3億8,420万円)を集める大ヒットを記録している。
掲載日:2017年6月18日:INTAMSYSがプロフェッショナル高温3DプリンターFUNMAT HT3Dプリンターをリリース
INTAMSYSがプロフェッショナル高温3DプリンターFUNMAT HT3Dプリンターをリリース上海に拠点を置く中国の3DプリンターメーカーのINTAMSYSが、プロフェッショナル高温3DプリンターFUNMAT HT3Dプリンターをリリースする。 FUNMAT HT3Dプリンターは最高450℃までの溶融が可能で、PEEK、PPSU、Ultemなどのエンジニアリングプラスチックが使用出来る。また、ヒートベッドは最高160℃、ビルドチェンバーは最高90℃まで加熱出来るという。 FUNMAT HT3Dプリンターの造形サイズは最大260mm x 260mm x 260mm。今年後半には最大450mm x 450 mm x 600mmの大型バージョンがリリースされる予定。 FUNMAT HT3Dプリンターの価格は5,000ドル(約55万円)と、競合他社製品の半分から三分の一程度となっている。 3DプリンターでPEEKなどのエンジニアリングプラスチックを使いたいというニーズは世界的に高まってきているが、現在普及が進む一般的なFDM方式の3Dプリンターではノズルの溶融温度が最高300℃程度のものが多く、利用が出来ない。そのため、多くのFDM方式の3Dプリンターでは、使える素材がABSやPLAなどのポリマー系素材に限定されている。 高温3Dプリンターが普及することで、エンジニアリングプラスチックを使ったアディティブ・マニュファクチャリングが拡がる可能性があると業界関係者は期待している。
掲載日:2017年6月17日:スリーディーシステムズ元CEOアビ・レイチェンタル氏がテクニプラスの3Dプリンター事業部CEOに就任
スリーディーシステムズ元CEOアビ・レイチェンタル氏がテクニプラスの3Dプリンター事業部CEOに就任スリーディーシステムズ元CEOアビ・レイチェンタル氏が、自動車部品製造大手テクニプラスの3Dプリンター事業部CEOに就任する。 テクニプラスはウィスコンシン州ナショタに拠点を置くメーカーで、射出成型法による部品製造をメインに事業展開している。同社は新たに3Dプリンター事業部を設立し、CEOにレイチェンタル氏を招聘した。 テクニプラスはカリフォルニア州ベンチュラにアディティブ・マニュファクチャリングセンターを有し、複数の3Dプリンターを稼働させている。同センターでは特にメタル3Dプリンターを使った部品作りなどを行っている。 アビ・レイチェンタル氏は12年に渡ってスリーディーシステムズのCEOを務め、同社を3Dプリンターの世界的リーダー企業へ育て上げた。レイチェンタル氏のCEO就任期間、スリーディーシステムズの売上は6倍に、会社時価総額は12倍にそれぞれ拡大した。 一方、2014年頃からの業績低迷と株価の大幅な下落の責任をとり、同氏は2015年10月にスリーディーシステムズCEOを辞任した。 レイチェンタル氏は現在、イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションの取締役も務めている。
掲載日:2017年6月16日:コンツアー・クラフティング、商用建設3Dプリンターの製造開始へ
コンツアー・クラフティング、商用建設3Dプリンターの製造開始へ建設3Dプリンターの世界的権威、南カリフォルニア大学のベロク・コシュネヴィス教授率いる建設3Dプリンターメーカーのコンツアー・クラフティングが、商用建設3Dプリンターの製造を開始する。 コンツアー・クラフティングの建設3Dプリンターは24から40フィートの範囲で造形が可能で、一般的なトラックで運搬が可能。製造はロサンゼルス近郊の街エル・セガンド市で行われるという。 コンツアー・クラフティングは既に第一号機を受注しており、2018年初頭にユーザーへデリバリーする予定という。 商用建設3Dプリンターの製造開始を受け、コンツアー・クラフティングではベンチャーキャピタルのDokaベンチャーズから投資を受けいれた。投資後もコシュネヴィス教授が引き続きコンツアー・クラフティングの筆頭株主兼CEOを務める。なお、DokaベンチャーズからはCFOが送られるという。 現在世界規模で建設3Dプリンターの普及が進みつつあるが、コシュネヴィス教授は建設3Dプリンターの黎明期から開発に関わっていた建設3Dプリンター分野の第一人者。教授が立ち上げたコンツアー・クラフティングは早くから3Dプリンター、建設業界関係者の注目を集めていた。
掲載日:2017年6月15日:Bean3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが調達目標金額の8倍に到達
Bean3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが調達目標金額の8倍に到達アメリカの3DプリンターメーカーKudo3Dが開発したBean3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調だ。 同社の低価格SLA3DプリンターBean3Dプリンターのキックスターターキャンペーンは期間終了まで33日を残す今日時点で、1,042人のバッカーから418,686ドル(約4,605万円)を集める大ヒットとなっている。 Bean3Dプリンターのキックスターターキャンペーンは、当初の調達目標金額を5万ドル(約550万円)としていた。 キックスターターキャンペーンでの好調を受け、Kudo3Dは現地時間の今週土曜日にミートアップイベントを開催するという。ミートアップイベントはサンホゼのテックショップ・サンホゼにて14:30から2時間の予定で行われる。 ミートアップイベントではBean3Dプリンターのデモが行われる予定で、購入検討者がプリント精度などを実際に確認出来るとしている。また、イベントの様子はYouTubeでライブストリーム放送される予定。 Kudo3Dはキックスターターキャンペーンのストレッチゴールも新たに設定した。ストレッチゴール50万ドルではFEPフィルム2枚が購入者にプレゼントされる。ストレッチゴールの最大は150万ドルで、RaspberryPi3がプレゼントされるという。 Kudo3Dは以前にもSLA3DプリンターのTitan1をキックスターターで販売し、70万ドル(約7,700万円)近い資金を集めている。
掲載日:2017年6月14日:第12回アディティブ・マニュファクチャリング国際会議がノッティンガムで開催
第12回アディティブ・マニュファクチャリング国際会議がノッティンガムで開催第12回アディティブ・マニュファクチャリング国際会議がイギリスのノッティンガムで開催される。 7月11日から13日までの3日間開催される会議にはアディティブ・マニュファクチャリングの分野における多くの専門家が招かれ、最新の技術動向などについて講演などを行う。 会議の会場となるノッティンガム大学は、イギリスを代表するアディティブ・マニュファクチャリング技術の研究開発拠点で、現在は自動車業界における3Dプリンター技術の活用についての研究プロジェクトが行われている。 会議ではノッティンガム大学のクリーブ・ロバート氏が、薬学の分野での3Dプリンターの活用について講演する他、アメリカのオークリッジ国際研究所のマキシム・シャステフ氏が同研究所の最新のアディティブ・マニュファクチャリング技術についてセッションを行う。 産業界からもエアバスのジョナサン・メイヤー氏、BMWのアレックス・フィッカール氏らが招待され、セッションを行う予定。 参加費用は7月11日のみの参加が100ポンド、12日と13日の連日参加が450ポンドとなっている。 会議への参加には事前の登録申し込みが必要。登録申し込みはノッティンガム大学の専用ウェブサイトで受け付けている。
掲載日:2017年6月13日:イスラエルの企業が細胞組織・臓器製造用3Dバイオインクの特許を申請
イスラエルの企業が細胞組織・臓器製造用3Dバイオインクの特許を申請イスラエルの再生医療企業のCollPlantが、細胞組織・臓器製造用3Dバイオインクの特許を申請していたことがわかった。 特許はアメリカで申請されたもので、CollPlantが開発したrhコラーゲン技術がベースとなっている。細胞組織の修復アプリケーションなどでの利用が想定されているという。 CollPlantは他の3Dバイオプリンティング企業にも呼びかけ、同社のバイオインクの利用を促すとしている。 提出された申請書類によると、CollPlantが開発した遺伝子組み換えヒトコラーゲンバイオインクは、3Dバイオプリンティング用のビルディングブロックの製造に適しているとしている。 同社のバイオインクはまた、タンパク質やポリマーなどと合成する事も可能で、3Dバイオプリンターメーカー各社の様々なニーズや用途に合わせて使う事が可能という。 同社は昨年、イスラエル経済省から140万ドル(約1億5400万円)の研究助成金を獲得しており、3Dバイオプリンターやバイオインクの研究開発を行ってきていた。 CollPlantは3Dバイオプリンター用バイオインクの製造の他、負傷ケア(wound care)の領域でも事業を展開している。
掲載日:2017年6月12日:低価格SLA3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調
低価格SLA3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調399ドル(約43,890円)の低価格SLA3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調だ。 アメリカの3DプリンターメーカーKudo3Dが開発したBean3Dプリンターのキックスターターキャンペーンは、開始からわずか2分で目標金額の5万ドル(約550万円)を調達、現在も終了まで37日を残して973人のバッカーから386,124ドル(約4,247万円)の資金を集めている。 Bean3Dプリンターはグリーンをテーマにデザインされた小型SLA3Dプリンターで、造形サイズは20 cm x 20 cm x 40 cm。重量わずか6.67キログラムで、オフィスやスタジオなどどこにでもフィット出来るサイズという。また、一般的なSLA3Dプリンターと違い、レーザーではなくLEDを造形に使うのが特徴となっている。また、プリンター管理ソフトはクラウドベースで提供されるウェブアプリケーションで提供される。 造形用樹脂はグリーン、ブラック、イエロー、グレーの四色のカラーが提供される。Bean3Dプリンターのキックスターターでの販売価格は250mlの樹脂ボトル付きで399ドル。 Kudo3Dはサンフランシスコに拠点を置くSLA3Dプリンター製造ベンチャー企業。同社は2014年にもTitanSLA3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを成功させている。
掲載日:2017年6月11日:Triton3Dがスタラタシスの3Dプリンター用互換フィラメントをリリース
Triton3Dがスタラタシスの3Dプリンター用互換フィラメントをリリースアメリカの3Dプリンター用フィラメントメーカーのTriton3Dが、スタラタシスの3Dプリンター用互換フィラメントをリリースした。 リリースされたのはストラタシスのFortusシリーズとディメンション3Dプリンター用フィラメント。いずれもEEPRONチップを搭載しており、ストラタシスの3Dプリンターが認識できるという。 いずれのフィラメントもストラタシスの純正フィラメントより30%程度安い価格で提供される。 また、ストラタシスの3Dプリンター用互換フィラメントとして、ESD-PC、CT-ABS、ASA、透明ABS、ABSなども近日リリースされるという。いずれのフィラメントもアメリカ国内で製造されている。 ストラタシスの3Dプリンターは、工業用ハイエンド3Dプリンター製品を中心に、ほとんどの製品でストラタシスの純正フィラメントが使われており、高価格がユーザーの負担になっているとされる。今回安価な互換フィラメントがリリースされることで、3Dプリンターとフィラメントの利用と市場の更なる拡大が期待出来ると関係者は見ている。 Triton3Dはフィラメントメーカー3DXTECHの創業者マット・ホーロット氏が設立した。
掲載日:2017年6月10日:ディズニーがスキャン防止用素材の特許を申請
ディズニーがスキャン防止用素材の特許を申請ディズニーがスキャン防止用素材の特許を申請した。ディズニーが申請したのは反射系素材で、キャラクターのフィギュアなどのスキャニングを困難にさせるもの。 特許申請書類によると、「スキャン防止用素材」をディズニーキャラクターのフィギュアなどに塗布し、スキャニングを困難にするという。スキャン防止用素材はガラスビーズの様な形状だという。 一方で、ディズニーのキャラクターを含むフィギュア用の3Dモデルはインターネット上に普通に存在している。Thingiverseなどの3Dモデル共有サイトでは、ディズニーのキャラクターのフィギュアなどの3Dモデルが大量に公開されている。それゆえ、今回のディズニーの特許申請は、キャラクターのコピー品製造防止にはそれほど役に立たないという声も出ている。 3Dプリンターの普及に伴い、世界規模でキャラクターなどの3Dモデルがやり取りされているが、意匠などの知財をどう保護してゆくかが課題になってきている。特に玩具業界では3Dプリンターを活用する機運が高まってきており、3Dプリンターを使ったキャラクタービジネスの確立を急ぐとともに、知財保護を包括的に行う何らかの仕組みが求められてきている。
掲載日:2017年6月9日:フォームラブズ、低価格SLS3Dプリンター「Fuse1」をリリース
フォームラブズ、低価格SLS3Dプリンター「Fuse1」をリリース米マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、低価格SLS3Dプリンター「Fuse1」をリリースする。 フォームラブズはこれまでにSLA3Dプリンターの「Form1」「Form2」シリーズを市場に投入、その性能から世界中の3Dプリンターユーザーから高い評価を得ている。「Fuse1」は、フォームラブズがリリースする初のSLS3Dプリンターとなる。 SLS(Selective Laser Sintering)3Dプリンターは、メタルパウダーやナイロンパウダーなどの素材にレーザーを照射して焼結させ、積層造形するタイプの3Dプリンター。主に航空宇宙や自動車などの分野で導入が進んでいる。 「Fuse1」の造形サイズは 165 x 165 x 320 mmと比較的小さめ。素材は現時点ではナイロンPA11またはナイロンPA12のパウダーを使用する。造型スピードは一時間あたり10mm、積層ピッチ100 μmとなっている。 「Fuse1」の価格は1万ドル(約110万円)と、競合製品の価格と比べて大幅に安価になっている。クリーニングシステムとサービスプランのパッケージを付けた価格は2万ドル(約220万円)となっている。「Fuse1」のリリースにより、製造業の領域でSLS3Dプリンターの普及が一気に進む可能性もある。 フォームラブズは2011年にマサチューセッツ工科大学メディアラボの研究者らが中心となって設立された。フォームラブズはデスクトップSLA3Dプリンターのマーケットで最大のシェアを有している。
掲載日:2017年6月8日:シルク・ドゥ・ソレイユが舞台衣装用小物づくりに3Dプリンターを活用
シルク・ドゥ・ソレイユが舞台衣装用小物づくりに3Dプリンターを活用世界的サーカス集団のシルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)が舞台衣装用小物づくりに3Dプリンターを活用し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 シルク・ドゥ・ソレイユは現在オーストラリアのパースで最新のパフォーマンスKoozaを開催しているが、Koozaで演じるパフォーマーのドレス用アクセサリーなどの小物を3Dプリンターで製造している。 Koozaの主役の王様の冠はこれまでスタッフによって手作りされていたが、製造に60時間もの時間がかかっていた。3Dプリンターでの製造に切り替えたところ、製造時間が16時間に短縮されたという。また、手作りの冠よりも3Dプリンターで製造した冠の方が丈夫で長持ちするという。 素材にはバンブーフィラメントやシルバーフィラメントなどの高機能フィラメントが、用途に応じて使われている。 映画で使われる小物づくりに3Dプリンターを活用する機運は徐々に高まりつつあるが、舞台用小物づくりに3Dプリンターを活用するのはシルク・ドゥ・ソレイユが初と見られる。 シルク・ドゥ・ソレイユは、大道芸人ギー・ラリベルテが1984年に設立したカナダのサーカス集団。サーカスの要素を中核にした独自のパフォーマンスが高く評価され、世界的に人気がある。日本でも1992年から全国各地でツアーショーを開催している。
掲載日:2017年6月7日:民間宇宙ステーション運営企業が宇宙用3Dプリンターで人工衛星を製造へ
民間宇宙ステーション運営企業が宇宙用3Dプリンターで人工衛星を製造へ民間宇宙ステーション運営を目指すアメリカのアクシオム・スペースが、自社の宇宙ステーション内に設置する宇宙用3Dプリンターで、人工衛星を製造する計画を立てている。 アクシオム・スペースは2020年から国際宇宙ステーションISSに連結する宇宙ステーションモジュールを打ち上げる予定。モジュールは二つ打ち上げられる予定で、いずれも人が居住する事が出来る。 アクシオム・スペースは宇宙ステーションモジュールの一つを民間人用の滞在施設として活用するとしている。また、もう一つのモジュールは民間企業のリサーチ用研究施設として使われる予定としている。 リサーチ用宇宙ステーションモジュールには複数の3Dプリンターが設置される予定。3Dプリンターは宇宙空間で人工衛星を製造するために使われるという。宇宙空間で人工衛星を製造する事で、地上で製造して打ち上げるよりも大幅にコストを削減出来るとしている。 アクシオム・スペースはISSのマネージャーを10年間務めてきたマイケル・サフレディニ氏がCEOを務めている。同氏はまた、NASAの提携企業で宇宙飛行士の訓練を請負うSGT社のCEOも務めている。 アクシオム・スペースはISSに連結した宇宙ステーションモジュールを2028年までにISSから分離し、完全民間宇宙ステーションとして独自に運用を始めるとしている。
掲載日:2017年6月6日:XYZプリンティングが「ノベル・スーパファインDLP3Dプリンター」をリリース
XYZプリンティングが「ノベル・スーパファインDLP3Dプリンター」をリリース台湾の3DプリンターメーカーのXYZプリンティングが、新型DLP3Dプリンター「ノベル・スーパファインDLP3Dプリンター」をリリースする。現在ラスベガスで開催中のJCKラスベガスで一般に公開されている。 ノベル・スーパファインDLP3Dプリンターはジュエリーデザインや歯科医療用に最適とされ、精密な造形が可能。今年8月から販売開始予定で、価格は2,699ドル(約296,890円)。 素材にはロストワックスキャスティング鋳造用のワックス樹脂も提供される。JCKラスベガスの同社のブースでは、ノベル・スーパファインDLP3Dプリンターでロストワックスキャスティング鋳造法で製造した指輪、ブレスレット、ブローチなどのサンプルが展示されているという。 ノベル・スーパファインDLP3Dプリンターには1年間の製品保証と、無制限のメールと電話によるサポートが提供される予定。 XYZプリンティングでは現在ノベル・スーパファインDLP3Dプリンターのプレオーダーを同社の専用ウェブサイトにて受け付けている。 精巧なデザインの造形が可能な事から、ジュエリー業界では3Dプリンターの導入が進んでいる。競合他社製品の約半分程度の価格のノベル・スーパファインDLP3Dプリンターのリリースにより、ジュエリー業界における3Dプリンターの普及がさらに進むと関係者は期待している。
掲載日:2017年6月5日:レッドブルとカナダのサービスビューローが伝説のサーフボードを3Dプリンターで復元へ
レッドブルとカナダのサービスビューローが伝説のサーフボードを3Dプリンターで復元へレッドブルとカナダのサービスビューローProto3000が、伝説のサーフボードを3Dプリンターで復元する。 復元されるのはオーストラリアのプロサーファー、ミック・ファニング氏が使用していた2014トレストル・サーフボード。これまでに存在したサーフボードの中で最高傑作のサーフボードとされている。 現在主流のサーフボードづくりは、フォームカットや型枠づくりなど人の手を介すため、サーフボードの完全な復元を行う事は困難とされる。レッドブルは3Dプリンターメーカーのストラタシスに接触、カナダのサービスビューロー大手のProto3000と共同で2014トレストル・サーフボードのレプリカを3Dプリンターで製造することを提案されたという。 Proto3000はストラタシスのFortus900mc3Dプリンターを使い、ABS-M30を素材にサーフボードを製造した。製造にかかった期間は1か月程度だったという。 Proto3000は、3Dプリンターでサーフボードのレプリカを作ることで、サーファーがサーフボードを破損した場合に同じサーフボードを使用することが可能になるとしている。 Proto3000はサーフボード以外にも、過去にプロホッケーリーグ用のホッケーパックを3Dプリンターで製造したことがある。
掲載日:2017年6月4日:オランダの建設会社がドバイの研究施設を3Dプリンターで建設
オランダの建設会社がドバイの研究施設を3Dプリンターで建設オランダの建設会社CyBe建設が、ドバイの研究施設を3Dプリンターで建設して話題になっている。 ドローン研究施設「R&Drone研究所」は3Dプリンターで建設された研究施設としては世界初となる。168平方メートルの大きさのR&Drone研究所は3Dプリンターで製造された27のブロックを組み合わせて構成されているという。 建設作業はドバイ近郊の砂漠に設置されたテントの中で行われた。建設にはCyBe建設が開発したRC3Dpコンクリート3Dプリンターが使われた。R&Drone研究所の建設にはわずか3週間しか要さなかったという。建設に要した費用については今のところ明らかになっていない。 UAEでは、2030年までにドバイで建設される建築物の25%を3Dプリンターで建設するという計画を発表している。UAEのベンチャー企業のCazza建設も、3Dプリンターを使ったブロックベースのビルディング建築プロジェクトを開始している。 ドバイでは3Dプリンターで建設した世界初のオフィスビルディングが昨年公開され、世界的な注目を集めた。 CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターの他、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。
掲載日:2017年6月3日:ダイムラーバスがパーツ作りに3Dプリンターを活用
ダイムラーバスがパーツ作りに3Dプリンターを活用メルセデスベンツの親会社でバスメーカーのダイムラーバスがパーツ作りに3Dプリンターを活用し、話題になっている。 ダイムラーバスによると、同社はこれまでに3Dプリンターで780点のバス用部品を製造し、現在も150点以上を製造中だという。 ダイムラーバスは25年以上前から3Dプリンター技術を活用しており、最近もリコーのSLS3DプリンターAM S5500Pを購入したと発表していた。同社はまたメタル3DプリンターのEOSとエアバス子会社のエアロテックと共同でスマートファクトリープロジェクトを展開している。 ドイツでは3Dプリンターをモノづくりの現場に導入する機運が高まってきており、フォルクスワーゲンやドイツ鉄道も3Dプリンターの利用を拡大している。ドイツ鉄道では3Dプリンターによる部品製造点数を来年末までに15,000点に拡大するとしている。 3Dプリンターはローボリュームマニュファクチャリングと呼ばれる小規模カスタマイズ生産が求められる領域に最もフィットするとされており、バスやカスタマイズカーなどの製造現場で今後さらに普及が進むと予想されている。ダイムラーバスのこの事例は、その予兆と見て間違いないだろう。
掲載日:2017年6月2日:ブラックベルト3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが15分で目標金額を調達
ブラックベルト3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが15分で目標金額を調達ブラックベルト3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが開始され、開始からわずか15分で目標金額5万ユーロ(約600万円)を調達、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 本記事執筆時点では、キャンペーン終了まで29日を残し、23人のバッカーから61,682ユーロ(約740万円)を集めている。 ブラックベルト3Dプリンターは一般的なFDM方式の3Dプリンターのように固定式のベッドに造形する方式ではなく、ベルトコンベヤーで左右へ移動しながら造形する方式。ベルトコンベヤーが稼働する範囲で、サイズに限定されない造詣が可能になっている。ビルドサイズは 340 x 340 x ∞ mm。 キックスターターでの販売価格はアーリーバードスペシャル価格が6500ユーロ(約78万円)、サポーター割引価格が7500ユーロ(約90万円)、デスクトップバージョンが8500ユーロ(約102万円)となっている。 ブラックベルトでは今年10月からブラックベルト3Dプリンターの出荷を開始するとしている。 ベルトコンベヤーを使って事実上無限の造形サイズを確保するというアイデアは斬新で、同社の3Dプリンターは業界関係者の高い注目を集めている。
掲載日:2017年6月1日:GEが400以上の小中学校に3Dプリンターを寄付
GEが400以上の小中学校に3Dプリンターを寄付GEが400以上の小中学校に3Dプリンターを寄付すると発表し、話題になっている。 GEアディティブ教育プログラムと名付けられた啓蒙キャンペーンの一環で、アメリカ、イギリス、カナダ、中国、ドイツ、インド、スペインの小中学校に、それぞれ2台のデスクトップ3Dプリンターと24スプールのフィラメントが無償で届けられる。 GEでは、これにより18万人の子供たちに3Dプリンターに接する機会を提供出来るとしている。 GEはまたオーバーン大学、ボストン大学、アイオワ州立大学、ノースカロライナ州立大学、オハイオ州立大学、シンシナティ大学、ニューサウスウェールズ大学、米海軍アカデミーにコンセプトレーザーのメタル3DプリンターMLAB cusing 100Rを寄付する。 GEアディティブ教育プログラムは総額1千万ドル(約11億円)規模で、5年間に渡って実施される。同プログラムでは予算のうち800万ドルをメタル3Dプリンターに、200万ドルをデスクトップ3Dプリンターにそれぞれ投じるとしている。 3Dプリンターが寄付される学校は応募された500の小中学校と250の大学から選ばれた。今回対象とならなかった小中学校と大学も、今後五年間は選定の対象となるとしている。 GEでは今年後半から3Dプリンターのデリバリーを開始する予定。
掲載日:2017年5月31日:ニューヨーク州立大学がアディティブ・マニュファクチャリング夏期講座を開催
ニューヨーク州立大学がアディティブ・マニュファクチャリング夏期講座を開催ニューヨーク州立大学がアディティブ・マニュファクチャリング夏期講座を開催する。 サマー・アディティブ・マニュファクチャリング・インスティテュートと名付けられた夏期講座は、ニューヨーク州立大学のハドソンバレー先端製造センターで7月31日から8月4日までの5日間開催される。 講座はCADの知識を持つ個人が対象で、3Dプリンティングの設定や素材などの知識を学ぶのが目的。公開されている講座概要によると、シラバスは以下の通り: ・3Dプリンターの歴史。ファイル形式、インフィル、シェル、サポート等の基礎知識 ・アディティブ・マニュファクチャリングの素材について ・3Dプリンティング方式毎の精密性、正確性、耐久性などの課題 ・3Dプリント時に生じるエラーについて。それらの修復法 ・インベストメントキャスティング、モールディング、サーモフォーミングなどでの3Dプリンター活用法 講師は同センターのアシスタントディレクターのキャサリン・ウィルソン氏、同大学内に設置されているメーカーボット・イノベーションセンターのアーロン・ネルソン氏、同大学機械工学部准教授ジャレド・ネルソン氏の三人が担当する。 講座の受講料は1600ドル(約176,000円)。受講申し込みは6月30日まで同大学の申し込み専用サイトから行える。
掲載日:2017年5月30日:インポシブル・オブジェクツが混合素材造形3Dプリンターをリリース
インポシブル・オブジェクツが混合素材造形3Dプリンターをリリースイリノイ州ノースブルックに拠点を置く3Dプリンターメーカーのインポシブル・オブジェクツが、混合素材造形3Dプリンターをリリースする。 モデルワン3Dプリンターと名付けられた3Dプリンターはカーボンファイバー、ケブラー、ファイバーグラスなどの素材を混合して3Dプリントすることが可能で、従来型の3Dプリンターよりも10倍程度の強度に造型出来るとしている。 また、モデルワン3Dプリンターは造形スピードも速く、従来型の3Dプリンターの最大100倍のスピードで造形出来るという。 また、混合ベース・アディティブ・マニュファクチャリング方式と同社が呼ぶ造形方法は、混合素材をPEEKと混ぜ合わせることで高い強度のパーツを造形出来るとしている。同方式はサーマルインクジェットヘッドを使い、カーボンファイバーやケブラーなどの素材を最初にプリントし、ナイロンやPEEKのポリマーパウダーを使ってシートに混合素材を接着させるという。 インポシブル・オブジェクツは、現時点ではモデルワン3DプリンターをAdditive Manufacturing Technology as a Service(AMTAS、「サービスとしてのアディティブ・マニュファクチャリング」)としてリリースし、3Dプリンターそのものは来年一般市場にリリースするとしている。
掲載日:2017年5月29日:KODAMAが99ドルの完成品3DプリンターObsidianをリリース
KODAMAが99ドルの完成品3DプリンターObsidianをリリースサンフランシスコに拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のKODAMAが、99ドル(約11,180円)の完成品3DプリンターObsidianをリリースする。 価格500ドル(約56,500円)以下の3Dプリンターはエントリーレベルとされ、3Dプリンター初心者をターゲットにした廉価製品のリリースが相次いでいる。今回リリースされるObsidianの価格が100ドルを切ったことで、エントリーレベルの3Dプリンターの価格競争が新たな次元に突入する。 Obsidianはプラグアンドプレイ対応で、スマートディスプレー、ヒートベッドを搭載している。50ミクロンの積層ピッチで、最大120mm X 120mm X 1200mmのサイズまで造形が可能。フィラメントは専用のObsidian PLAを使用する。 KODAMAは昨年、価格500ドル以下の3Dプリンター・レーザーエングレーバーのTrinusをリリースし、キックスターターで160万ドル(約1億8,000万円)を集める大ヒットキャンペーンとなった。Trinusは全世界80ヶ国の3,100人のバッカーへ無事出荷された。 Obsidianのキックスターターキャンペーンは来月開始される予定。キックスターターキャンペーンの開始に合わせ、KODAMAではObsidianのアーリーバードスペシャル版を49ドル(約5,500円)で提供するという。 キックスターターキャンペーンの正式な開始時期はKODAMAのニュースレターで告知される予定。KODAMAのニュースレターは専用申し込みページから申し込み出来る。
掲載日:2017年5月28日:M3Dが新型3Dプリンター2機種をリリース
M3Dが新型3Dプリンター2機種をリリース米メリーランド州フルトンに拠点を置く3DプリンターメーカーのM3Dが新型3Dプリンター2機種をリリースした。 リリースされたのはM3D PROとMICRO+の二機種。いずれもキューブ型の小型デスクトップ3Dプリンターで、M3D PROは0.35mm、0.4mm、0.5mm、0.75mmのノズルをサポートしている。デュアルARMプロセッサーを搭載し、20のセンサーから送られる情報を元により精密な造形を可能にしている。 MICRO+はMICRO3Dプリンターの第二世代シリーズで、3Dプリンタービギナーのためのエントリーモデルとして開発された。MICRO3Dプリンターは2014年に開発され、同年キックスターターで販売された。キックスターターでは340万ドル(約3億8,420万円)を集める大ヒットを記録している。 M3D PROの販売価格は749ドル(約84,630円)で、2年間の製品保証がついている。MICRO+の販売価格は299ドル(約33,780円)で、1年間の製品保証がついている。 M3Dは同社のフラッグシップモデルのMICRO3Dプリンターの他に、同社が3Dインクと呼ぶフィラメントも製造している。 M3Dはメリーランド大学カレッジパーク校出身のデービッド・ジョーンズとマイケル・アーマニの二人が2014年4月に設立した。マイケル・アーマニはバイオエンジニアリングの博士号を、デービッド・ジョーンズはコンピューターサイエンスの学位を、それぞれ有している。
掲載日:2017年5月27日:カナダのノバ・スコシアに海洋・防衛用3Dプリンティングセンターが開設
カナダのノバ・スコシアに海洋・防衛用3Dプリンティングセンターが開設今週カナダのノバ・スコシアに海洋・防衛用3Dプリンティングセンターが開設された。 開設されたマリン・アディティブ・マニュファクチャリングセンター・オブ・エクセレンスは、ニューブランズウィック大学と地元コミュニティカレッジの技術者が中心となって設立したもの。メタル3Dプリンターを利用したリサーチ、3Dプリンタービジネスの商業化、労働力開発、トレーニングなどを行うという。 センターの責任者にはニューブランズウィック大学機械工学部のモーセン・モハマディ准教授が就任した。 センターにはロッキードマーチンやアーヴィング造船が出資しており、ロッキードマーチンは270万ドル、アーヴィング造船は75万ドル、それぞれ出資したという。 ニューブランズウィック大学によると、センターにはこれまでに500万ドル規模の投資が行われており、来年までに投資規模を3倍にする計画という。 カナダでは現在3Dプリンターへの投資が積極的に行われている。オンタリオ州のウォータールー大学が2,700万カナダドル規模をアディティブ・マニュファクチャリング研究施設へ投資したほか、ウェスタン大学も500万カナダドルをメディカル3Dプリンティングセンターに投資している。
掲載日:2017年5月26日:カナダの大学が2,700万カナダドルをアディティブ・マニュファクチャリング研究施設へ投資
カナダの大学が2,700万カナダドルをアディティブ・マニュファクチャリング研究施設へ投資カナダのウォータールー大学が、2,700万カナダドル(約22億3,776万円)をアディティブ・マニュファクチャリング研究施設へ投資する。 同大学によると、投資後の研究施設はアディティブ・マニュファクチャリング関連研究施設としては世界最大規模になるという。 マルチスケール・アディティブ・マニュファクチャリング・ラブ(MSAM)と名付けられた研究施設は、既にカナダ連邦経済開発局から890万カナダドル、オンタリオ州政府から620万カナダドルの助成金を獲得している。 今回の投資によりMSAMは、センサーを使った次世代アディティブ・マニュファクチャリング技術や、ソフトウェア、マシン・インテリジェンスなどの開発によりフォーカスするという。 MSAMにはすでにEOSとレニショーのメタル3Dプリンターの他、ストラタシス、スリーディーシステムズ、オプトメックのハイエンド3Dプリンターが設置されている。 MSAMはまた、GEエビエーションやシーメンスなどの企業や、アメリカ、イギリス、ドイツ、シンガポールの研究機関と提携するという。 オンタリオ州は3Dプリンターへの投資を強化している。ウォータールー大学に近いウェスタン大学も500万カナダドル規模のメディカル3Dプリンティングセンターを建設するなど、州内の各地で3Dプリンター・アディティブ・マニュファクチャリング関連施設が建設されている。
掲載日:2017年5月25日:スカルプティオが2017年度版「ステート・オブ・3Dプリンティング」レポートを発行
スカルプティオが2017年度版「ステート・オブ・3Dプリンティング」レポートを発行フランンスのサービスビューロー大手のスカルプティオが、2017年度版「ステート・オブ・3Dプリンティング」レポートを発行した。 2015年から発行されて三度目となる年次レポートは、全世界の1,000のスカルプティオのユーザーを対象した調査からまとめられた。 ユーザーが属する産業では、コンスーマーグッズと工業製品が揃って17%で一位だった。以下、ハイテク(13%)、サービス(9%)、電子・電気(7%)、ヘルスケア(7%)、高等教育(6%)、メカニック・メタル(5%)、自動車(5%)、航空宇宙(4%)と続いた。 ユーザーの職種ではエンジニアが29%と最大で、CEO(28%)、フリーランサー(10%)、デザイナー(7%)だった。 3Dプリンティングにおける優先度では、「製品開発を加速すること」が28%と最大で、「カスタマイズ製品の供給」(16%)、「製造フレキシビリティの拡張」(13%)、「3Dプリンターの購入」(9%)、「共同開発の導入」(9%)「機器への投資負担の削減」(9%)等と続いた。 3Dプリンティングの用途は試作品製造が34%と最大で、製品コンセプト確認(23%)、完成品製造(22%)、マーケティングサンプル製造(10%)、アート(8%)、教育(7%)等と続いた。 2017年度版「ステート・オブ・3Dプリンティング」レポートはスカルプティオの申し込み専用フォームから入手可能。32ページのPDFファイルで提供されている。
掲載日:2017年5月24日:メーカーボット創業者ブレ・ペティスがOther Machine Co.を買収
メーカーボット創業者ブレ・ペティスがOther Machine Co.を買収メーカーボットインダストリーズの創業者ブレ・ペティスが、ラピッドミリングマシンメーカーのOther Machine Co.を買収した。 カリフォルニア州バークレーに拠点を置くOther Machine Co.は各種のラピッドプロトタイピング用ツールを製造している。同社の主力製品Othermilll Proは、鉄や木などを切削して型枠などを作る工作機器で、価格3,100ドルで販売されている。 Other Machine Co.のCEOダニエル・アップルストーン氏によると、同氏はペティス氏と数年前から交流しており、ペティス氏がメーカーボットインダストリーズを退社してから会社売却の話を始めたという。 ペティス氏はあくまでもオーナーの地位にとどまり、日常のオペレーションは従来通りアップルストーン氏が担当する。 Other Machine Co.は現在のところ3Dプリンターなどのアディティブ・マニュファクチャリングのツールは製造していないが、ペティス氏が同社のオーナーになったことにより、方針が変わる可能性もある。 ペティス氏はオープンソースの3Dプリンター製造プロジェクト「レップラップ」の中心メンバーの一人で、2009年にメーカーボットインダストリーズを創業した。同社は2013年に3Dプリンター製造大手のストラタシスに買収され、子会社になった。ペティス氏は2014年にメーカーボットインダストリーズを退社している。
掲載日:2017年5月23日:スウェーデンで3Dプリント銃が相次いで摘発
スウェーデンで3Dプリント銃が相次いで摘発スウェーデンで3Dプリント銃が相次いで摘発されている。スウェーデン南部の港町マルメで警察による大規模な捜査が行われ、3Dプリントされたハンドガンが押収された。 押収されたハンドガンはチェコ製サブマシンガン「スコーピオン」に類似したもので、銃弾が発射可能な状態にあったという。 捜査ではまた、マルメ市内の駐車場から別の3Dプリント銃も発見、押収している。この銃と押収された別の銃との関連についてはわかっていないという。 押収された銃はマルメ警察内でテストされ、いずれも良好な状態である事が確認され、違法な重火器として認定されたという。いずれの銃もオリジナルの銃を分解して部品を3Dスキャンし、3Dプリントして組み立てられたものと見られている。 スウェーデンの法律では、3Dプリントされた銃の部品を所有することは違法ではないが、部品を組み立てて銃にした時点で違法になる。 3Dプリント銃を巡っては、その取扱いについて世界中で問題になっている。オーストラリアのタスマニア州では3Dプリント銃の3Dモデルを所有することを禁止する法案が審議されるなど、3Dプリント銃を禁止する機運が高まってきている他、アメリカのように3Dプリント銃の製造を個人の権利として認めようとする動きも高まっている。
掲載日:2017年5月22日:シンガポールにメタル・アディティブ・マニュファクチャリング・センターがオープン
シンガポールにメタル・アディティブ・マニュファクチャリング・センターがオープンシンガポールに同国初となるメタル・アディティブ・マニュファクチャリング・センターがオープンした。シンガポールのサービスビューローの3Dメタルフォージが開設したもので、式典にはイスワラン貿易産業大臣も出席した。 センターにはメタル3Dプリンターの他、ポストプロセッシングマシン、フィニッシングマシンなどが置かれ、地元のデザイナー、エンジニアのチームによって運営されている。エネルギー、海洋、精密エンジニアリング、建設業など幅広い産業ユーザーの利用を想定しているという。 3Dメタルフォージによると、センターの開設に投資した金額は180万ドル(約2億340万円)。同社では今後数年間でさらに140万ドルから150万ドル(約1億5,820万円から1億6,950万円)程度の追加投資を予定しているという。 同社CEOのマシュー・ウォーターハウス氏は、「シンガポールの戦略的位置、ビジネス志向環境、ハイテクインフラストラクチャー、アディティブ・マニュファクチャリングへのフォーカス等々が、メタル・アディティブ・マニュファクチャリング・センターの開設を決意させた」とコメントしている。 3Dメタルフォージは昨年、シンガポールの3Dデザイン企業3Dマタースとシンガポール科学技術研究庁の合弁企業として設立された。
掲載日:2017年5月21日:839ドルのDLP3Dプリンターがキックスターターで33万ドルを調達
839ドルのDLP3Dプリンターがキックスターターで33万ドルを調達839ドル(約94,800円)のDLP3Dプリンターがキックスターターで326人のバッカーから33万ドル(約3,729万円)を調達し、話題になっている。 資金調達に成功したのは台湾の3DプリンターメーカーのPhrozen。同社のDLP3Dプリンター「Phorozenメイク」は「世界で最もコンパクトで、信頼性があり、精密なDLP3Dプリンター」を標榜している。 同3Dプリンターのキックスターターキャンペーンは開始からわずか4分で当初の調達目標金額の3万ドル(約340万円)を獲得している。 PhorozenメイクはSLA・DLP方式の3Dプリンターで、光源にLCDを使うのが特徴。通常のSLA方式の3Dプリンターの約10倍のスピードで造形することが出来るとしている。 キックスターターでの販売価格はアーリーバードスペシャル価格が839ドル(約94,800円)で、より大型の造形サイズのPhorozenメイクXLの価格が1,349ドル(約152,400円)となっている。 PhrozenではPhrozenメイクの出荷を今年7月から開始するとしている。 SLA方式の3DプリンターはFDM方式の3Dプリンターと共に現在世界的に普及が進んでいる。SLA3DプリンターはFDM方式の3Dプリンターよりもより精密な造形が可能とされているものの、FDM方式の3Dプリンターよりも価格が高いのが導入のハードルになっているとされている。
掲載日:2017年5月20日:キックスターターが年内に日本でサービスを開始
キックスターターが年内に日本でサービスを開始クラウドファンディングサイト大手のキックスターターが年内にも日本でサービスを開始する。 昨日キックスターターの公式Twitterでツイートされたもので、「ビッグニュース!日本のクリエーターは今年からキックスターターでプロジェクトを立ち上げられるようになります」としている。 キックスターターのホームページでは情報アップデート用のメール通知申込ページも用意されている。 クラウドファンディングサイトは日本でも先行して数社が既にサービスを立ち上げている。世界最大規模のクラウドファンディングサイトが日本に進出することで、クラウドファンディング全体の更なる活性化が期待出来ると関係者は注目している。 キックスターターは2009年4月にペリー・チェン、ヤンシー・スティックラー、チャールズ・アドラーの三人が共同で設立した。これまでにアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、香港などでサービスを提供している。 キックスターターではM3C、Formlabs、ロボ3Dなどを含む多数の3Dプリンターメーカーが巨額の資金調達に成功している他、ポリメーカーなどの3Dプリンター用フィラメントメーカーも資金調達に活用している。
掲載日:2017年5月19日:ナノ・ディメンションが400万ドルの資金調達に成功
ナノ・ディメンションが400万ドルの資金調達に成功イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが400万ドル(約4億5,200万円)の資金調達に成功した。 出資に応じたのはイスラエルの機関投資家アヤリム・トラストファンド。出資はプライベートプレースメント契約に基づいて行われたという。普通株1株あたり1.17ドルで、新たに同ファンドへ343万株が割り当てられた。 今回の出資により、アヤリム・トラストファンドはナノ・ディメンションの発行済み株式の6.4%を所有する株主となる。なお、ナノ・ディメンションはNASDAQの他、イスラエルのテルアビブ証券取引所に上場している。 ナノ・ディメンションはまた2017年度第一四半期決算も発表した。発表によると同期間中の売上は11万8千ドル(約1,333万円)で、経常収支は448万ドル(約5億624万円)の赤字だった。同期末時点の同社が保有する現金の学は891万ドル(約10億683万円)だった。売上は2016年度第四四半期の46,000ドル(約520万円)から大きく増加した。 ナノ・ディメンションは2012年設立のベンチャー企業。イスラエルのネス・ジオナに拠点を置き、PCB3Dプリンティング技術を用いて電子基板製造用3Dプリンター「ドラゴンフライ20203Dプリンター」などを製造している。
掲載日:2017年5月18日:プロッドウェイズグループがIPOで5,070万ユーロを調達
プロッドウェイズグループがIPOで5,070万ユーロを調達フランスの工業用3Dプリンティング企業のプロッドウェイズグループが、IPOで5,070万ユーロ(約60億8,400万円)を調達した。 ユーロネクスト・パリ証券取引所に上場した同社株式は、上場前日の5月12日には一株あたり4.8ユーロの株価が付けられていた。 IPO後も同社親会社のGroupe Gorgeが筆頭株主の地位にとどまり、発行済み株式の67.3.8%を所有するとしている。 また、今回の上場により、プロッドウェイズグループはユーロネクストのテクノロジーカンパニー330社に登録された。 プロッドウェイズグループは工業用3Dプリンター「プロメーカーL50003Dプリンター」シリーズ、DLP3Dプリンター「MOVINGLight3Dプリンター」や、3Dプリンター用素材などを製造している他、工業系ユーザーを対象にした3Dプリンティング出力サービスを提供している。 同社は最近フランスの航空エンジニアリング会社Safran社と業務提携契約を締結し、航空分野に進出している。 プロッドウェイズグループは、1990年代初頭にフランスの著名3Dプリンターエンジニアのアンドレ・ルク・アラニック氏らが中心となって立ち上げた。
掲載日:2017年5月17日:ストラタシス、2017年度第一四半期決算を発表
ストラタシス、2017年度第一四半期決算を発表アメリカの3Dプリンター製造大手のストラタシスが、2017年度第一四半期決算を発表した。 発表によると、2017年度第一四半期の売上は1億6,320万ドル(約184億4,160万円)で、昨年同期の1億6,790ドル(約189億7,270万円)から470万ドル減少した。販売管理費は8,950万ドル(約101億1,350万円)で、昨年同期の1億2,200万ドル(約115億4,860万円)から1,300万ドル減少した。 売上の内訳は3Dプリンターの売上が1億1,508万ドル(約130億円)で、全体の約70%を占めた。サポート等サービス関連売上は4,807万ドル(約54億3,191万円)だった。 GAAPベースでの経常収支は1,260万ドル(約14億2,380万円)の赤字で、昨年同期の2,110万ドル(約23億8,430万円)から850万ドル減少した。 普通株1株あたり利益は26セントのマイナスで、昨年同期の44セントのマイナスから改善した。 ストラタシスでは昨年長年CEOを務めたデービッド・ライス氏が辞任し、イラン・レヴィン氏が新CEOに就任している。同社は現在、レヴィンCEOの下に経営改善を目指している。
掲載日:2017年5月16日:ドイツ鉄道が3Dプリンターの利用を拡大へ
ドイツ鉄道が3Dプリンターの利用を拡大へドイツ鉄道が3Dプリンターの利用を拡大する。ドイツ鉄道は運航する鉄道車両の部品製造に3Dプリンターを利用しており、今年中で2,000点の部品を製造する見通しとしている。同社では3Dプリンターによる部品製造点数を、来年末までに15,000点に拡大するとしている。 ドイツ鉄道は2015年から3Dプリンターの利用を始めた。同社が3Dプリンターで最初に作った部品は、車両内のコート吊り用フックだったという。3Dプリンターの導入に際し、同社は3Dプリンター用ソフトウェアメーカーの3Yourmindとドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップの協力を得た。 ドイツ鉄道は先日、アメリカの自動車メーカーのローカルモーターズと共同で開発した無人ミニバスOlliの試験運行を始めると発表し、話題を集めていた。Olliの主たるコンポーネントは、ローカルモーターズのマイクロファクトリーの3Dプリンターで製造されている。 ドイツ鉄道はベルリンに本社を置く、ドイツ最大の鉄道会社。1994年に旧西ドイツ国鉄と東ドイツ国鉄が合併し、民営化して誕生した。日本のJR東日本とも鉄道技術開発に関する基本合意契約を締結するなど交流が行われている。
掲載日:2017年5月15日:ExOneが2017年度第一四半期決算を発表
ExOneが2017年度第一四半期決算を発表ドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーで米ナスダック上場のExOneが2017年度第一四半期決算を発表した。 発表によると、2017年度第一四半期の売上は1,090万ドル(約12億3,170万円)で、昨年同期の840万ドル(9億4,920万円)から250万ドル増加した。売上のうち、3Dプリンターの売上が430万ドル(約4億8,590万円)で、素材・サービス関連売上が660万ドル(約7億4,580万円)だった。 3Dプリンターの売上は前年同期の約倍になり、同期間中に販売した3Dプリンターの数は5台と前年同期の1台から大幅に増加した。素材・サービス関連売上も昨年同期の620万ドル(約7億円)から40万ドル増加した。 一方、経常収支は680万ドル(約7億6,840万円)の赤字で、昨年同期の550万ドル(約6億2,150万ドル)の赤字から130万ドル増加した。一株当たり利益は42セントの赤字で、昨年同期の35セントから7セント、20%悪化した。 ExOneは現在、収支改善に向けたリストラクチャリング計画を実行している。ExOneCEOのジョン・マッカーリー氏は、ExOneは利益体質確保への道を進んでいるとしている。
掲載日:2017年5月14日:イギリスのウェストヨークシャー警察が証拠資料作成用に3Dプリンターを導入
イギリスのウェストヨークシャー警察が証拠資料作成用に3Dプリンターを導入イギリスのウェストヨークシャー警察が、証拠資料作成用に3Dプリンターを導入し、話題になっている。 ウェストヨークシャー警察が導入したのはブラッドフォードに拠点を置く3Dプリンターメーカー、ホーク3DのデルタWASP40 703Dプリンター。ウェイクフィールドにあるウェストヨークシャー警察本部へ設置され、同警察の地域科学支援ユニットが利用するという。 ホーク3DのデルタWASP40 703Dプリンターは、最大400mm x 400mm x 700mmの造形サイズまで出力可能。素材にはABSまたはナイロンが使われる。 犯罪現場のミニチュアモデルを裁判に証拠資料として提出することで、裁判官や裁判員により具体的な犯行現場のイメージをしてもらい、有力な証拠として採用してもらえるとしている。 近年刑事裁判で3Dプリンターと3Dスキャナーによって製造された犯罪現場のミニチュアモデルが世界的に多用され始めている。ウェストヨークシャー警察以外にも、アメリカやヨーロッパを中心に3Dプリンターを導入するケースが増え始めている。なお、ウェストヨークシャー警察は2008年からすでに3Dレーザースキャナーを利用しているという。
掲載日:2017年5月13日:ローカルモーターズが世界初の3Dプリント無人ミニバスを開発
ローカルモーターズが世界初の3Dプリント無人ミニバスを開発アメリカの独立系カーメーカーのローカルモーターズが、世界初の3Dプリント無人ミニバスを開発した。 Olliと名付けられた無人ミニバスはローカルモーターズがドイツ鉄道と共同で開発したもので、テネシー州ノックスビルにあるローカルモーターズのマイクロファクトリーで製造された。 Olliはドイツ鉄道の利用者向けに運用される予定で、間もなくベルリンでトライアル運転が行われるという。 Olliの主要コンポーネントの製造にはシンシナティ・インクが開発したBAAM3Dプリンターが使われた。3Dプリンターを使う事で製造コストと時間を削減出来るのみならず、より柔軟なデザインやカスタマイズが可能になったとしている。 ロサンゼルス・タイムズの報道によると、Olliにはディズニーも関心を示していて、フロリダのディズニーワールドでのOlliの利用を検討しているという。 ローカルモーターズは、自動車の製造を3Dプリンターなどを使って自己完結的に行うマイクロファクトリーと呼ぶコンセプトを提唱している。大都市などの各消費地にマイクロファクトリーを置き、自動車の製造やメンテナンスを行う事で、従来型の自動車生産方式よりもよりエコフレンドリーな自動車生産が可能になるとしている。
掲載日:2017年5月12日:クレイ3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調
クレイ3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調クレイ(粘土)3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが開始され、好調な出だしとなっている。 クレイXYZ社の3Dプリンター「クレイXYZ」は陶器用粘土を材料にした陶器製造用3Dプリンター。 最大210 x 200 x 180mmの造形サイズの皿や器などの製造が可能。また、皿などの3Dモデルはあらかじめ用意されたものがThingiverseに大量にアップロードされているという。 キックスターターではこれまでに数多くの3Dプリンター製造キャンペーンが行われてきたが、クレイ3Dプリンターのキャンペーンは今回が初と見られる。 クレイXYZのキックスターターでの販売価格は、クレイチューブ2本付きのスーパーアーリーバードスペシャル価格が699ドル(約79,000円)、通常のアーリーバードスペシャル価格が749ドル(約84,600円)となっている。 キャンペーンは7月8日の終了日を待たずに、現時点で調達目標金額1万ドルの3倍以上の資金を59名のバッカーから集めている。 クレイXYZはセラミックアーチストのジョン・フレイ氏が2015年に立ち上げたベンチャー企業。一般ユーザーが簡単に使えるクレイ3Dプリンターの製造を目指しているという。
掲載日:2017年5月11日:イタリアのヨットメーカーがオートデスクと共同で競技用スピードヨットを3Dプリンターで開発
イタリアのヨットメーカーがオートデスクと共同で競技用スピードヨットを3Dプリンターで開発イタリアのヨットメーカーLivreaが、CADソフト製造大手のオートデスクと共同で競技用スピードヨットを3Dプリンターで開発し、話題になっている。 Livreaは競技用スピードヨットの小型スケールモデルの製造に3Dプリンターを利用していたが、完成品を3Dプリンターで製造する事を発案し、オートデスクの協力を得て開発に成功したという。 3Dプリンターでの製造に切り替えたことで、ヨットの開発にかかる時間とコストを同時に削減出来たという。また、従来よりもより複雑なデザインのヨットを開発する事も可能になったとしている。 製造にはオートデスクが開発した大型スケール自動3Dプリンティングプロセスが使われた。同プロセスでは最新のモーションコントロール機能に加え、ロボットとエクストルーダーをマシンラーニングで管理する技術などが活用されている。Livreaのスピードヨット開発プロジェクトは、同プロセスが採用された初期のプロジェクトのひとつという。 今回開発されたスピードヨットは、今年開催される大西洋横断レースに投入される予定。レースはフランスからブラジルまでの4000マイル(約6400キロメートル)の距離を競い合う過酷なレースとして知られている。
掲載日:2017年5月10日:アレフ・オブジェクト、世界初のオープンソース3Dプリンター用フィラメントをリリース
アレフ・オブジェクト、世界初のオープンソース3Dプリンター用フィラメントをリリースコロラド州に拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のアレフ・オブジェクトが、世界初のオープンソース3Dプリンター用フィラメントをリリースする。フィラメントメーカーのIC3Dと共同で開発したもので、現在開催中のRAPID + TCTで公開されている。 オープンソースフィラメントはIC3DのABSフィラメントをベースにしており、原料や製造工程などの情報を記した白書がGitHubにて公開されている。 「(製造方法などを)社内に秘匿しておくことが3Dプリンターを使ったモノづくりやその他の工業アプリケーション利用の障壁になってはならない」とIC3Dの創業者でCEOのマイケル・キャオ氏はコメントしている。 3Dプリンター本体や3Dプリンター用管理ソフトをオープンソース化する動きは以前からあり、特に現在普及が進む一般的なFDM方式の3DプリンターのベースとなっているRepRapプロジェクトそのものがオープンソースプロジェクトとして世界規模で展開されてきている。一方、3Dプリンター用フィラメントをオープンソース化するケースは非常に珍しい。 アレフ・オブジェクトは2011年設立。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズをリリースしてきている。
掲載日:2017年5月9日:フォームラブズが二種類のポストプロセシングツールをリリース
フォームラブズが二種類のポストプロセシングツールをリリースアメリカのSLA3Dプリンター製造ベンチャー企業のフォームラブズが、二種類のポストプロセシングツールをリリースした。現在開催中のRAPID + TCT 2017で公開した。 フォームウォッシュはクリーニング用ポストプロセシングツールで、フォームラブズのフォームシリーズでプリントした造形物を自動的にクリーニングする。価格は499ドル(約54,890円)。 フォームキュアはポストキュア用ポストプロセシングツールで、405nmライトとヒーティングシステムを使って造形物の強度を高める。また、キャスト用3Dプリントのバーンアウトも出来る。価格は699ドル(約76,890円) SLA3DプリンターはFDM3Dプリンターよりもより精密な3Dプリンティングが可能とされているが、造形物にバリが付いたりするなど、ポストプロセシングが必要だと一般的に認識されている。今回リリースされたポストプロセシングツールを使う事で、クリーニングやポリッシングなどを手作業で行う事なくポストプロセッシングを行う事が可能になる。 フォームラブズは2011年にマサチューセッツ工科大学の出身者らが中心となって設立した。同社のSLA3Dプリンター「Formシリーズ」は史上初の本格的デスクトップSLA3Dプリンターで、その機能と性能は世界中の3Dプリンターユーザーから高い評価を得ている。