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3Dプリンター総研のミッションと事業


Mission

3Dプリンターの技術革新によってもたらされる、新しいビジネスやサービスを、市場とテクノロジーの高度な橋渡し役となって創出し、普及発展させ、日本のものづくり産業やサービス産業、教育・芸術分野の活性化や発展に寄与する。


事業概要

3Dプリンター分野に関係する新事業開発、事業戦略の策定、技術開発戦略の策定、調査分析、アライアンスの仲介、技術導入コンサルティング等



強み

最先端の技術情報・世界の最新情報・多分野の市場情報を収集する力、理解分析する力、それを元に予見する力。 (株)マイクロジェット 3Dプリンター技術研究所との提携による専門技術領域に踏み込んでの提案。 新事業開発やマーケティングの専門家、博士号を有する3Dプリンター技術の専門家等ハイレベルなコンサルタント。



News

2017年6月26日
【第28回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017年5月24日
【展示会出展のお知らせ】
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/21(水)~6/23(金) 東京ビッグサイト 東1ホール ブース№43-29
2017年2月20日
【3D Printing 2017展来場の御礼】
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017年1月16日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2017展に出展致します。 2/15(水)~2/17(金) 東京ビッグサイト 東6ホール ブース№6L-22
2016年12月26日
【セミナーご参加の御礼】
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました
2016年6月27日
【第27回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016年6月17日
【「3Dプリンター用材料 開発・実験・分析サービス」開始】
弊社の関連会社㈱マイクロジェットと㈱東レリサーチセンターは業務提携を行い、 「3Dプリンター用材料 開発・実験・分析サービス」 としてワンストップで造形実験から分析まで受託可能な新サービスを開始いたしました。
2016年5月31日
【展示会出展のお知らせ】
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/22(水)~6/24(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東7-38
2016年2月3日
【3D Printing 2016展の御礼】
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015年12月22日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2016展に出展致します。 1/27(水)~1/29(金) 東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟 ブース№6G-20
2015年12月11日
【セミナーご参加の御礼】
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました
2015年8月25日
【視察ツアー募集開始のお知らせ】
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015年7月3日
【第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015年5月28日
【展示会出展のお知らせ】
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/24(水)~6/26(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東8-38
2015年2月27日
【3D Printing 2015展来場の御礼】
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014年12月19日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2015展に出展致します。 1/28(水)~1/30(金) 東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟 ブース№6D-09
2014年10月
(株)3Dプリンター総研設立 山口修一が代表取締役に就任

セミナー・講演会情報

2017年4月7日
【セミナー題名】 3Dプリンターを利用した複合材料成形と応用展開
 開催日:2017年4月7日(金) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年12月26日
【セミナー題名】 formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2016年12月22日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年11月10日
【セミナー題名】 TRCものづくり支援シンポジウム2016
 開催日:2016年12月15日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年10月20日
【セミナー題名】 再生医療の産業化に向けた調製・製造・3Dプリンティング技術
 開催日:2016年12月15日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年10月20日
【セミナー題名】 炭素繊維複合材料用3Dプリンターの新技術と用途展開
 開催日:2016年11月21日(月) ※満席により、お申込みは終了しました
2015年12月11日
【セミナー題名】 EuroMold 2015 & formnext 2015 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2015年12月10日(木) 開催場所:AP品川 ※満席により、お申込みは終了しました
2015年8月18日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年5月21日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年3月11日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年1月20日
【セミナー題名】 EuroMold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来
開催日:2015年1月21日(水) 開催場所:㈱3Dプリンター総研セミナールーム 
※満席によりお申し込みは終了しました

レポート・書籍情報

2017年6月21日 【最新書籍情報!】
『2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場』
2017年5月31日 【最新レポート情報!】
formnext2016 報告レポート <formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線>
2017年2月28日 【最新書籍情報!】
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
2016年3月28日 【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場 ~IoT時代に求められるモノづくり~
2016年1月27日 【最新書籍情報!】
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
2015年12月18日 【最新レポート情報!】
『euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
2015年5月14日 【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
2015年5月14日 【書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
2015年2月25日
EuroMold 2014 報告レポート発売
2015年1月
EuroMold 2014 最新レポート
2013年11月
3Dプリンターに関する特許分析レポート

世界の3Dプリンターニュース

掲載日:2017年9月18日:クックソンゴールドがDMLS3Dプリンターでジュエリーの製造を開始
クックソンゴールドがDMLS3Dプリンターでジュエリーの製造を開始イギリスのジュエリーメーカーのクックソンゴールドが、DMLS(Direct Metal Laser Sintering)S3Dプリンターでジュエリーの製造を開始する。 EOSのプレシャスM080メタルジュエリー3Dプリンターを使用し、18金とプラチナを材料にブレスレット、イアリング、ネックレス、カフリンクなどを製造する。 ジュエリーの価格帯は75ユーロ(約9,750円)から7,500ユーロ(約975,000円)程度で、カスタマイズ機能も提供される。 ジュエリー業界では比較的早くから3Dプリンターが製造に使われているが、これまではインベストメントキャスティング製法などの、型を3Dプリンターで作る製法が主だった。クックソンゴールドのジュエリーは、3Dプリンターで直接製造される初のジュエリーとなる。 ジュエリー業界は3Dプリンターとの相性が良い業界の一つとされている。3Dプリンターのローボリュームマニュファクチャリングの機能が、カスタムメイドを求めるジュエリーユーザーのニーズに合うとされている。 クックソンゴールドは17,000点ものジュエリーを扱う老舗メーカー。金、銀、プラチナ、パラジウムなどを使ったカスタムメイドジュエリーを製造している。
掲載日:2017年9月17日:ニューヨークのスタートアップ企業が、3Dプリンターを使った格安歯科矯正サービスを開始
ニューヨークのスタートアップ企業が、3Dプリンターを使った格安歯科矯正サービスを開始ニューヨークのスタートアップ企業のキャンディッドが、3Dプリンターを使った格安歯科矯正サービスを開始した。 キャンディッドのサービスを申し込むと、歯型データを取得するためのモデリングキットが送られてくる。利用者はモデリングキットのマニュアルに従い自分の歯型を取得し、キャンディッドへ送り返す。送られてきた歯型データを元に、キャンディッドが矯正用マウスピースを3Dプリンターで製造し、利用者へ送付する仕組み。 3Dプリンターは矯正歯科医療の世界で古くから使われて来ているが、矯正用マウスピースの製造コストが高いのが課題だった。キャンディッドのサービスは、わずか1,900ドル(約20万9,000円)で利用出来る。3Dプリンターを使った一般的なマウスピース製造サービスの四分の一以下の価格となっている。 キャンディッドのサービスは、FDA(米国食品医薬品局)の認可を得ているという。 「矯正歯科医療のローコストの選択肢を提供する事で、これまでコストが原因で矯正歯科用マウスピースが利用出来なかった人にアクセスを与える事が出来ます」と、キャンディッドの共同創業者でCEOのニック・グリーンフィールド氏はコメントしている。
掲載日:2017年9月16日:キックスターターが日本でのサービスを開始
キックスターターが日本でのサービスを開始クラウドファンディングプラットフォーム大手のキックスターターが今週13日、日本でのサービスを開始した。日本はシンガポール、香港に続くキックスターターが利用出来るアジアで三番目の国となった。 サービス開始直後から早速様々なプロジェクトが立ち上がり、既に調達目標金額を獲得したプロジェクトが続出している。 3Dプリンター関連プロジェクトとしては、日本のベンチャー企業DNAエクストルーダーの家庭用フィラメントエクストルーダー製造プロジェクトが立ち上がっている。同プロジェクトは今日現在で調達目標金額の25%を集めている。 キックスターターのショーン・レオウ氏によると、キックスターターでは設立から8年間で日本から300のプロジェクトが立ち上がり、10万人のバッカーが参加、キックスターターを支えて来たという。 欧米の3Dプリンター、ドローン、ロボティクスなどのスタートアップ企業においては、資金調達の手段としてキックスターターを利用するのが一般的になりつつある。キックスターターが日本でもサービスを開始した事で、日本のスタートアップ企業にも新たな資金調達手段を与える可能性がある。 キックスターターが2009年にニューヨークで設立。これまでに総額30億ドル(約3,300億円)の資金を集めている。
掲載日:2017年9月15日:エアバスが3Dプリンターで製造したチタン製部品の使用を開始
エアバスが3Dプリンターで製造したチタン製部品の使用を開始航空機製造大手のエアバスが、3Dプリンターで製造したチタン製部品の使用を開始する。 部品が使われるのはエアバスの最新機種A350XWBシリーズ。航空機の翼とエンジンを繋ぐパイロンと呼ばれる部分のブラケットとして使われる。 エアバスはこれまでに同社のA320neoシリーズとA350XWB試験機に試験的に3Dプリンター製部品を使用してきたが、商用機種用部品としては今回が初となる。 エアバスA350XWBシリーズは最大280人乗りの旅客機で、これまでにカタール航空、シンガポール航空などに導入されている。A350XWBシリーズでは、機体の胴体部と翼にカーボンファイバー強化ポリマーが使われている。 エアバスは、自社航空機の製造に3Dプリンターの導入を進めている。同社は昨年、将来的に航空機用部品の半分を3Dプリンターで製造するという計画も発表している。 航空機の製造に3Dプリンターを導入する機運は世界的に高まっている。3Dプリンターは、少品種少量生産が求められる領域でフィットするとされていて、航空機製造は象徴的な領域であるとされている。航空機用エンジン製造のGE・アビエーションも、ロケット部品製造に3Dプリンターを利用している。
掲載日:2017年9月14日:ナノ・ディメンションがドラゴンフライ2020プロをリリース
ナノ・ディメンションがドラゴンフライ2020プロをリリースイスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、ドラゴンフライ2020プロをリリースする。ドラゴンフライ2020プロは、先行してリリースされたドラゴンフライ2020エレクトロニクス3Dプリンターの大型版。 ドラゴンフライ2020プロは、ドラゴンフライ2020エレクトロニクス3Dプリンターのベータテストで得られたフィードバックから生まれたもので、ドラゴンフライ2020エレクトロニクス3Dプリンターよりも高いレゾルーションでのプリントが可能。 ナノディメンションの共同創業者で最高事業責任者のサイモン・フリード氏は、「俊敏さと急速に変化する顧客ニーズに対応する事が差別化要因になります。この次世代のドラゴンフライ3Dプリンターは基盤開発を一変させるでしょう。特にPCBデザインの作業を軽減させ、テストサイクル期間を大きく短縮します」とコメントしている。 ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントする。オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事が可能なため、電子基板製造のゲームチェンジャーになると期待されている。 ナノディメンションは2012年設立。イスラエルのナノテクノロジーの専門家らが中心となって設立された。
掲載日:2017年9月13日:ロボが80万ドルの資金調達を計画
ロボが80万ドルの資金調達を計画カリフォルニアに拠点を置く3Dプリンターメーカーのロボが、80万ドル(約8,800万円)の資金調達を計画している。80万ドルに加え、オプションで別に100万ドル(約1億1千万円)の資金調達も検討している。 資金は同社の3DプリンターR2とC2シリーズのプレオーダーに対応するために使われるとしている。同社によると、今年12月四半期のプレオーダーが「予想以上に顕著に増加」しているという。 一方で、プレオーダーはキャンセルされる可能性があり、必ずしも実際の売上にならない可能性があるが、過去の経験上そのような事が起こる可能性は低いと、同社は同社ウェブサイトのIRページで説明している。 ロボのライアン・レグディCEOは、「我が社の急速な成長とロボの製品ラインアップへの需要を嬉しく思っている。大量のプレオーダーと今後の成長可能性を期待している」とコメントしている。 ロボは2012年にサンディエゴで設立。2015年12月にオーストラリアの資源開発企業ファルコン・ミネラルに買収され、現在は同社の子会社として運営されている。買収に伴い同社は本社をカリフォルニア州パロアルトに移転している。同社は株式をオーストラリア証券取引所に上場している。
掲載日:2017年9月12日:イギリス最大の3Dプリンティング企業が400万ポンドの助成金を獲得
イギリス最大の3Dプリンティング企業が400万ポンドの助成金を獲得イギリス最大の3Dプリンティング企業のホブズ・グループが、400万ポンド(約5億7,2000万円)の助成金を獲得した。助成金はイギリスの大手金融機関のバークレイズ、HSBCなどが運営する25億ポンド(約3,575億円)規模のビジネス成長ファンド(Business Growth Fund)から拠出される。 ホブズ・グループは2014年にもビジネス成長ファンドから700万ポンド(約10億円)の助成金を獲得している。 ホブズ・グループの主要事業は3Dプリンティング・サービスビューローのホブズ・スタジオ。マンチェスターに一号拠点をオープンした後、これまでにロンドン、ブリストル、グラスゴーの各地で拠点を開設している。 ホブズ・スタジオではフルカラー3Dプリンターを始め、SLA3Dプリンター、マルチジェット3Dプリンターなどのハイエンド3Dプリンターを使い、試作品製造などのサービスを提供している。ホブズ・スタジオのユーザーは、各種のメーカーに加え、建設関連のユーザーが多いという。 ホブズ・スタジオでは最近、イギリス最大の3Dプリント・マスタープランモデル制作プロジェクトが実施され、話題になった。3.6m x 2.6m x 1m の大きさのモデルの制作にはお、スリーディーシステムズのiPro9000 SLA3Dプリンターが使われた。
掲載日:2017年9月11日:オランダのデザイナーがカラーファブのフィラメントでオリジナル万年筆を製造
オランダのデザイナーがカラーファブのフィラメントでオリジナル万年筆を製造オランダのデザイナーがカラーファブのフィラメントでオリジナル万年筆を製造し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 オリジナル万年筆を製造したのはレイン・ヴァン・デル・マスト氏。カラーファブのブロンズフィルを素材に、ウルチメーカーのウルチメーカー2+エクステンデッドで3Dプリントした。ノズルは0.25mmのサイズを使用したという。 カラーファブの関係者によると、プリンティングのレゾルーションの細かさと後工程処理が造形精度を高めたとしている。 レイン・ヴァン・デル・マスト氏は過去にも3Dプリンターを使って万年筆を製造しているが、回数を重ねる毎に巧みになってきているという。 ブロンズフィルはカラーファブが提供している高機能3Dプリンター用フィラメントの一つ。プラスチックポリマーにブロンズパウダーが混合されていて、プリントするとブロンズの様な仕上がりになるのが特徴。一般的なFDM方式の3Dプリンターで利用可能。 カラーファブはオランダの素材企業ヘリアン・ポリマーズの社内ベンチャーとして設立され、これまでにブロンズフィルなどの金属系フィラメントやウッドフィル、バンブーフィルなどのウッド系フィラメントをリリースしてきている。
掲載日:2017年9月10日:プロッドウェイズが補聴器製造ベンチャー企業を買収
プロッドウェイズが補聴器製造ベンチャー企業を買収フランスの3Dプリンティング企業のプロッドウェイズが補聴器製造ベンチャー企業を買収する。同社の発行済み株式の75%を取得し、子会社化する。 フランスのモントピーリアに拠点を置くインターソン・プロタックは、3Dプリンターを使って補聴器をカスタマイズ製造している。同社はまた、ユーザーの耳の形状を3Dスキャンし、3Dプリンターでプロテクターも製造している。 インターソン・プロタックの買収により、プロッドウェイズは新たに400万ユーロ(約4億8千万円)の売上を確保出来るとしている。 プロッドウェイズは3Dプリンター関連企業の買収を続けており、今回の買収前にも3Dデザイン・コンサルティング企業のAvenAoインダストリーズを買収している。 プロッドウェイズは今年初めにユーロネクスト・パリ証券取引所に株式を上場し、5千万ユーロ(約60億円)の資金を調達している。 プロッドウェイズグループは工業用3Dプリンター「プロメーカーL50003Dプリンター」シリーズ、DLP3Dプリンター「MOVINGLight3Dプリンター」や、3Dプリンター用素材などを製造している他、工業系ユーザーを対象にした3Dプリンティング出力サービスを提供している。
掲載日:2017年9月9日:オーストリアのベンチャー企業Mything.comが210万ユーロの資金調達に成功
オーストリアのベンチャー企業Mything.comが210万ユーロの資金調達に成功オーストリアのベンチャー企業Mything.comが、210万ユーロ(約2億5,200万円)の資金調達に成功した。資金調達を受け、Mything.comは今年の秋からサービスを開始するとしている。 出資したのはオーストラリアのベンチャーキャピタルKaPAベンチャーズ。出資条件などは明らかにされていない。 Mything.comはジュエリー・アクセサリーデザイナー用マーケットプレイスを開発している。デザイナーがマーケットプレイスに3Dモデルをアップロードし、ユーザーが選択すると外部のサービスビューローが3Dプリントする仕組み。 Mything.comのフロリアン・モットCEOは、「将来的には、毎日の生活で使われるたくさんの製品やグッズがMything.comで購入出来るようになります。デジタル製造されたものが直接消費者へ届けられます」とコメントしている。 3Dモデルをネットでやり取りするマーケットプレイスとしては、フィリップスのスピンアウトベンチャー企業のシェイプウェイズがリーダーとして市場拡大を牽引している。Mything.comが特定の分野に特化したマーケットプレイスとして、どこまで市場シェアを獲得出来るか、業界関係者は注目している。
掲載日:2017年9月8日:デンマークのコペンハーゲンで3Dプリントオフィス・ホテルを建設へ
デンマークのコペンハーゲンで3Dプリントオフィス・ホテルを建設へデンマークのコペンハーゲンで3Dプリントオフィス・ホテルの建設プロジェクトが立ち上がり、地元の話題になっている。 デンマークの3Dプリンティング企業3D Printhusetが立ち上げたプロジェクトは、コンクリートベースの建設3Dプリンターを使って50平方メート規模のオフィス・ホテルを建設するというもの。建設基準法などに準拠したヨーロッパ初の3Dプリント建築物になるとしている。 EUでは建設基準法が厳しく、これまでに建設3Dプリンターが使われたのは、一部の建設業者が試験的に行ったケースに限定されていた。 3D Printhusetの建設3Dプリンターは造形サイズ8 x 8 x 6メートルで、分速2.5メートルのスピードでプリントする。積層レイヤーは20ミリメートルで、50-70ミリメートルの幅でのプリントが可能。 コペンハーゲンの現地では、9月11日にプロジェクトのオープニングセレモニーが執り行われ、本プロジェクトが正式に始まる。 建設3Dプリンターを導入する機運は世界的に高まっている。これまでに中国、UAE、ロシアなどで建設3Dプリンターを使ったケースが確認されている他、アメリカなどでも商業建設3Dプリンターの開発プロジェクトが立ち上がっている。
掲載日:2017年9月7日:HPとシーメンスがアディティブ・マニュファクチャリング・ソフトウェアをリリース
HPとシーメンスがアディティブ・マニュファクチャリング・ソフトウェアをリリースHPとシーメンスが、HPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンター用アディティブ・マニュファクチャリング・ソフトウェアをリリースする。 シーメンスNX AM フォーHPマルチジェット・フュージョンと名付けられたソフトウェアは、シーメンスの既存のエンドトゥエンドソフトウエアのエクステンションモジュールとして開発された。 ソフトウェアは3Dモデルのデザイン、最適化、シミュレーション、プリントジョブ準備、インスペクションなどの機能を提供する。データのコンバージョンやサードパーティのミドルウェアなどを使う必要はないという。 両社はまた、HPのマルチジェット・フュージョン技術の活用を広げるため、引き続き提携を続けるとしている。 HPは先日コンサルティングファームのデロイトとの業務提携も発表している。マルチジェット・フュージョン技術の普及に向け、同社は今後も他業種のビジネスパートナーとのコラボレーションを強化してゆくものと見られる。 HPは、昨年5月よりインクジェット技術をベースにしたマルチジェット・フュージョン3Dプリンターの販売を開始している。同社によると、マルチジェット・フュージョン3Dプリンターは競合機種よりも10倍速く、かつ半分のコストでプリント出来るとしている。
掲載日:2017年9月6日:オートデスクがオープンソースのSLA3DプリンターEmber(エンバー)の製造を中止
オートデスクがオープンソースのSLA3DプリンターEmber(エンバー)の製造を中止アメリカのCADソフト製造大手のオートデスクが、オープンソースのSLA3DプリンターEmber(エンバー)の製造を中止していたことがわかった。 Emberは2014年にリリースされ、ハードウェア、ソフトウェアのいずれもオープンソースで公開されていた。オートデスクは、Googleがスマートフォンの世界で実現したオープンソースのエコシステムと同様のシステムの構築を目指していたものと推察されていた。また、Emberをベースとしたアプリケーション開発キットも提供されたが、普及の程度は不透明だった。 オートデスクは、Emberユーザーへのサポートは継続するとしており、特に樹脂、プリントヘッド、トレーなどの消耗品はコロラド・フォトポリマー・ソルーションズ社を通じて供給を続けるとしている。 Emberの管理ソフト「プリントスタジオ」のオートデスクによるサポートは停止されるが、ネットファブ社がサポートを継続するという。「プリントスタジオ」は引き続きダウンロード可能な状態になっている。 オートデスクでは今年2月に同社のCEOを長らく務めたカール・バス氏が辞任するなど、経営上の混乱が生じていた。 なお、Emberの製造中止の理由は明らかにされていない。
掲載日:2017年9月5日:キックスターターが9月14日に日本でのサービスを開始
キックスターターが9月14日に日本でのサービスを開始クラウドファンディング最大手のキックスターターが、9月14日に日本でのサービスを開始する。キックスターターのオフィシャルサイトでアナウンスされた。 キックスターターの日本でのサービス開始は今年5月に発表されていた。発表から半年で正式にサービスを開始する。日本はキックスターターがサービスを展開する22カ国目となった。 キックスターターでは3Dプリンター、ロボット、ドローンなどのメーカー系スタートアップ企業が数多くプロジェクトを立上げ、資金調達をしている。3Dプリンターでは、アメリカのM3Dのように億単位の資金を調達するケースも登場している。 これまでは、キックスターターでプロジェクトを開始するにはアメリカ国内に協力者を持つか、現地に法人を設立するなどの手続きを踏む必要があった。それゆえ、日本からの参加は一部の企業などに限定されていた。キックスターターが日本でサービスを開始する事で、日本国内の銀行口座での利用が可能になった。 キックスターターはペリー・チェン、ヤンシー・ストリックラー、チャールズ・アドラーの三人が2009年4月にニューヨークで設立した。直近のデータでは、キックスターターは全世界940万人のバッカーから19億ドル(約2,090億円)の資金を集めている。
掲載日:2017年9月4日:マテリアライズがスイスのスポーツギアメーカーとカスタムフィット・スキーブーツを製造
マテリアライズがスイスのスポーツギアメーカーとカスタムフィット・スキーブーツを製造ベルギーの3Dプリンティング・サービスビューロー、ソフトウェアメーカーのマテリアライズが、スイスのスポーツギアメーカーのテイラード・フィッツとカスタムフィット・スキーブーツを製造する。 ユーザーの足のデータは、テイラード・フィッツが提携するスポーツ用品店でスキャンする。スキャンデータを元にマテリアライズがFDM3Dプリンターでスキーブーツを製造する。製造にかかる時間は10日程度としている。 両社は既に複数のプロスキーヤーと共にパイロットプログラムを展開しており、良好なフィードバックを得ているという。 3Dプリンターを使ってカスタムシューズやカスタムスポーツギアを製造する機運が世界的に高まっている。スキーブーツを3Dプリンターで製造する会社は以前に数社存在したが、サプライチェーン全体をマネージしながら製造するケースは今回が初と見られる。 マテリアライズは1990年設立。ベルギーのルーベンに拠点を置き、各種の3Dプリンターを使った3Dプリンティングサービスを提供している。また、産業用3Dプリンター管理ソフトウェアなども開発している。 テイラード・フィッツは2016年設立。スキーブーツをはじめとする各種のウィンタースポーツ用スポーツギアを開発している。
掲載日:2017年9月3日:ダッソー・システムズ、製造業用オンライン3Dマーケットプレースを開設
ダッソー・システムズ、製造業用オンライン3Dマーケットプレースを開設フランスのソフトウェアメーカーのダッソー・システムズが、製造業用オンライン3Dマーケットプレースを開設する。 マーケットプレースは同社のユーザーが対象で、3Dモデルが取引された際にコミッションを徴収するコミッションベースで運用される。また、マーケットプレースの開設に伴い、マーケットプレースのユーザーは同社の主力製品のCATIA、ソリッドワークス、Simuliaなどの利用料が無料になる。 ダッソーのパスカル・ダロズCEOは、「流通業に対してAmazonが行った事と同じ事を、我々はデザイン、製造、工業製品の物流で行いたいと考えています。それがマーケットプレースのコンセプトです」とコメントしている。 今回開設されるマーケットプレースは、ダッソー・システムズが2012年に開始した3DExperienceプラットフォームの延長と見られる。3DExperienceプラットフォームは、ダッソー・システムズのソフトウェアとサプライチェーンの全てのフェーズを統合することを目指している。 マーケットプレースは現在プライベート・ベータ版として運営されているが、パブリック・ベータ版が年末を目途にリリースされる予定。 ダッソー・システムズが1981年設立。ミラー主戦闘機のメーカー、ダッソー・アビアシオンが開発した3DCADソフトウェアCATIAの開発部門を母体に設立された。CATIAは航空宇宙、自動車などの業界で広く使われている。
掲載日:2017年9月2日:シンガポールの南洋理工大学が、建設3Dプリンター用リサイクル素材を開発
シンガポールの南洋理工大学が、建設3Dプリンター用リサイクル素材を開発シンガポールの南洋理工大学が、建設3Dプリンター用リサイクル素材を開発している。 南洋理工大学3Dプリンティング・シンガポールセンターの研究チームは、石炭燃焼時に発生するフライアッシュを原料にジオポリマーセメントを開発している。フライアッシュにカリウム水酸化物とカリウムケイ酸塩を混合する事で、ポートランドセメントのようなジオポリマーが生成出来たとしている。 石炭を燃料にする火力発電所では、石炭燃焼時に大量の灰が排出される。フライアッシュは、燃焼ガスと共に生成される球状の粒子で、かつては産業廃棄物として廃棄されていた。フライアッシュはセメントと相性が良いため、最近はフライアッシュを回収して工業原料として活用するケースが増えてきた。 フライアッシュは大量に放出され、アメリカだけで年間7,110万トンものフライアッシュが回収されている。排出されるフライアッシュの約半分が、レンガ、土壌用スタビライザーなどにリサイクルされるという。 建設3Dプリンターは現在世界中で普及が始まっている。ほとんどの建設3Dプリンターはファイバーなどを混ぜたコンクリートを素材にしているが、リサイクル素材を活用する事でコスト削減などが期待出来る。
掲載日:2017年9月1日:XYZプリンティング、価格3000ドルのフルカラー3Dプリンターをリリース
XYZプリンティング、価格3000ドルのフルカラー3Dプリンターをリリース台湾の3DプリンターメーカーのXYZプリンティングが、価格3000ドル(約33万円)のフルカラー3Dプリンターをリリースする。 ダ・ヴィンチ・カラーと名付けられたフルカラー3Dプリンターはインクジェット方式の3Dプリンター。CMYKカラードロップレッツをPLAに塗布して着色する。造形サイズは最大198mm X 198mm X 149mmで、ハンズフリー・オートカリブレーション機能が搭載されている。 素材はPLAの他、カラーPLA、タフPLA、PETGなどが利用出来る。 フルカラー3Dプリンターは主に工業用ハイエンド3Dプリンターを中心に普及が進んでいるが、価格3000ドル程度の廉価製品は同製品が史上初と見られる。廉価なフルカラー3Dプリンターが登場したことで、市場拡大を牽引する可能性がある。 XYZプリンティングは台湾の製造受託大手金寶グループの子会社。これまでに価格数百ドル程度の低価格3Dプリンター「ダ・ヴィンチ」シリーズなどをリリースし、世界中に製品を提供している。「ダ・ヴィンチ」シリーズは、アメリカでは大手書店チェーンのバーンズ・アンド・ノーブルや、Amazonなどで販売されている。 金寶グループは1973年設立で、直近売上3兆円、従業員数10万人を有している。
掲載日:2017年8月31日:人気ユーチューバーが3DプリンターでTシャツをデコレートする方法を公開
人気ユーチューバーが3DプリンターでTシャツをデコレートする方法を公開人気ユーチューバーが3DプリンターでTシャツをデコレートする方法を公開し、ネットコミュニティの話題になっている。 ユーチューバーのサイモン・ソレンセンさんはYouTubeチャンネル「RCLifeOn」を主催している。最新のエピソードで、黒地のコットンTシャツにライオン模様のデザインを3Dプリンターでデコレートする様子を収めている。 「クレージー・フレキシブル3DプリントTシャツデザイン」と題されたエピソードは、ニンジャフレックスのフレキシブルフィラメントを3DプリンターでTシャツに直接出力する方法を伝えている。 Tシャツに上手にプリントするには、GコードをTシャツ用に最適に設定するのがポイントだという。 当初は2レイヤーでプリントしたものの、Tシャツに上手く接着せず、1レイヤーに切り替えたところ、綺麗に接着出来たという。また、プリントしたTシャツを洗濯機で洗っても、デコレーションは剥がれなかったという。 デザインはアドビのイラストレーターとオートデスクのFusion360で行い、スライサーソフトはシンプリファイ3Dを使った。3DプリンターはCrealityのCR103Dプリンターを使った。ソレンセンさんによると、一般的なFDM方式の3Dプリンターであれば同様にプリント出来るという。 YouTubeでの再生回数は、今日現在で48,494回に達している。
掲載日:2017年8月30日:ロボがカラーファブと業務提携
ロボがカラーファブと業務提携サンディエゴに拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のロボ(ロボ3Dから社名変更)が、オランダのFDM3Dプリンター用フィラメントメーカーのカラーファブと業務提携する。 カラーファブはロボの3Dプリンターのオランダ、ベルギー、ルクセンブルクの各国での販売を支援する。また、カラーファブはロボ用にスペシャルフィラメントを製造する。 「我々はカラーファブのチームがデスクトップ3Dプリンターの領域でフィラメントのプレミアムブランドを築いてきた事に羨望の眼差しを向けていた。より洗練されたフィラメントを求めるユーザーの需要に対応するため、カラーファブは常に製品のイノベーションを行ってきた」とロボのライアン・レグディ・マネージングディレクターはコメントしている。 ロボは自社の3Dプリンター製品に加え、カラーファブのフィラメントの販売も始める。カラーファブのフィラメントを販売する事で「プロスーマーとプロフェッショナルセグメントへより深くコッミットする」としている。 ロボは既にABSやPLAなどのフィラメントを販売しているが、カラーファブのフィラメントのような高機能フィラメントは取り扱っていなかった。 カラーファブはオランダの素材企業ヘリアン・ポリマーズの社内ベンチャーとして設立され、これまでにブロンズフィルなどの金属系フィラメントやウッドフィル、バンブーフィルなどのウッド系フィラメントをリリースしてきている。
掲載日:2017年8月29日:ユーチューバーが3Dプリンターで巨大レゴゴーカートを製造
ユーチューバーが3Dプリンターで巨大レゴゴーカートを製造ユーチューバーが3Dプリンターで巨大レゴゴーカートを製造し、話題になっている。 マット・デントン氏は自身のYouTubeチャンネル「マンティス・ハックス・メイカー・ビデオ」で人気のユーチューバー。手作りで色々な物を作る過程を収めた映像はYouTubeで人気を集めている。 デントン氏が作ったのは1972年版レコゴーカートキットの巨大版で、オリジナル版の五倍の大きさ。所有する3Dプリンターで造型出来る最大サイズに合わせたという。 3DプリンターはLulzbotの3Dプリンターが使われた。ABSを素材に、全てのパーツを造形するのに168時間かかった。造形時間を短縮するため、ほとんどのパーツのインフィルを20%に抑え、レイヤーも0.4mmにしたという。また、サポートも使用しなかったという。タイヤの造形にはニンジャフレックスのフィラメントが使われた。 巨大レゴゴーカートの製造にかかったコストは、わずか130ドル程度だったという。 YouTubeでは様々なコンテンツが投稿されているが、モノづくり系の動画は特に人気がある。デントン氏以外のユーチューバーの間でも3Dプリンターを活用する機運が今後高まりそうだ。 デントン氏の巨大レゴカート製造の様子を収めた動画は、今日時点で1万件の再生回数を集めている。
掲載日:2017年8月28日:アメリカ海兵隊員が3Dプリンターで低コストドローンを製造
アメリカ海兵隊員が3Dプリンターで低コストドローンを製造アメリカ海兵隊員が3Dプリンターで低コストドローンを製造し、話題になっている。 26歳のアメリカ海兵隊員レット・スコット軍曹は、「スカウト」と名付けられたUAV(無人飛行機)をわずか613ドル(約67,430円)で製造した。これは海兵隊が通常使用しているドローンの200分の1のコストだという。 「スカウト」は、アメリカ海兵隊が開催していた2016年度海兵隊ロジスティクス・イノベーション・チャレンジ大会参加用に製造された。スコット軍曹はペンシルベニア州立大学の応用調査研究所で設計を開始し、その後、サンフランシスコのオートデスク・テクノロジー・センターで四か月間過ごし、ドローンを完成させた。 アメリカ海兵隊の主力ドローンのRQ-11とRQ-12は無人偵察用ドローンで、価格は35,000ドルから49,000ドル。機体の価格に加えてグラウンドコントロールシステムに100,000ドルのコストが必要とされている。 アメリカ海兵隊の主力ドローンは価格が高いので、海兵隊員達は利用をためらう傾向にある。低価格ドローンを製造することで価格を気にせずに自由に使ってもらえるようにしたかったとスコット軍曹はコメントしている。
掲載日:2017年8月27日:脊椎動物の3Dスキャン画像データベース構築プロジェクトが開始
脊椎動物の3Dスキャン画像データベース構築プロジェクトが開始アメリカで脊椎動物の3Dスキャン画像データベース構築プロジェクトが開始される。 プロジェクトを立ち上げたのは魚類研究者アダム・サマーズ氏と、フロリダ自然歴史博物館に勤務する爬虫類学者のデービッド・ブラックバーン氏の二人。 サマーズ氏は20年に渡って魚類の骨格3Dスキャン画像を撮り続けてきた。一方、ブラックバーン氏もサマーズ氏が立ち上げた#スキャン・アールフィッシュ運動に触発され、カエル類の骨格3Dスキャン画像を撮り続けてきた。二人は3Dスキャン画像をもっと集め、本格的なデータベースを構築することを発案した。 二人の計画は「スキャン・オール」プロジェクトと名付けられ、アメリカ国際科学財団から250万ドルの助成金の獲得に成功した。 「スキャン・オール」プロジェクトは四年に渡って行われ、2万種類の脊椎動物の3Dスキャン画像を集める。画像データはデューク大学が提供するオンラインデータベースへアップロードされるという。データベースは世界中の研究者へ開放され、無料で利用出来るという。3Dスキャン画像データをダウンロードして3Dプリンターで造型する事も出来る。 「スキャン・オール」プロジェクトは今年九月から開始されるという。
掲載日:2017年8月26日:マイミニファクトリーが「クリック・アンド・プリント」サービスを開始
マイミニファクトリーが「クリック・アンド・プリント」サービスを開始3Dモデル共有プラットフォームのマイミニファクトリーが、「クリック・アンド・プリント」サービスを開始する。 「クリック・アンド・プリント」はマイミニファクトリーで共有されている8,000の3Dモデルを、クリックひとつでGコードにして出力するサービス。一般的なFDM方式の3Dプリンターでそのままプリント出来る。マイミニファクトリーでは今後、サービスの対象を30,000にまで拡大するとしている。 「クリック・アンド・プリント」はスキャン・ザ・ワールドプロジェクトの一環として行われる。スキャン・ザ・ワールドプロジェクトは、世界の主要な博物館、美術館のコレクションをスキャンし、3Dモデル化して共有するというプロジェクト。 今回提供される3Dモデルの中には、ルーブル美術館のミロのビーナス像や、レオナルドダヴィンチのウィトルウィウス的人体図なども含まれているという。 マイミニファクトリーでは、Gコードのより正確な互換性を確保するため、3Dプリンターメーカーの協力を求めている。 スキャン・ザ・ワールドプロジェクトを主催しているジョナサン・ベック氏は、「スキャン・ザ・ワールドをマイミニファクトリーの新機能で試行させてもらえる事に興奮している」とコメントしている。
掲載日:2017年8月25日:HPとデロイトが業務提携
HPとデロイトが業務提携パソコン・プリンターメーカー大手のHPと、コンサルティングファーム大手のデロイトが業務提携する。 ロンドンで発表された内容によると、両社は「世界の製造業のデジタル・トランスフォーメーションを加速させ、HPの3Dプリンティングシステムを大型製造環境に導入させる」事を目指すとしている。 3Dプリンティングシステムの導入により、「プロダクトデザインと製造を加速させ、より柔軟な製造とサプライチェーンを創造し、製造ライフサイクル全般の効率性を最大化する」ともしている。 業務提携に際し、HPのディオン・ワイスラーCEOは、「第四次産業革命が始まった。12兆ドル規模の市場を持つ製造業よりも過激なトランスフォーメーションを経験している産業セクターは存在しない」とコメントしている。 デロイトは今回の業務提携により、「グローバルクライアントへリーチし、製造業内での深い関係を築き、不敵のデジタルオペレーション経験をもたらし、サプライチェーン・トランスフォーメーションでの経験をもたらす」としている。 業務提携の対象範囲は当初はアメリカ国内のみで、徐々に他のエリアにも広げるとしている。 デロイトは1845年創立の会計系コンサルティングファーム。現在はロンドンとニューヨークに拠点を置き、ワールドワイドにサービスを提供している。
掲載日:2017年8月24日:アメリカ軍が建設3Dプリンターでバラックを建設
アメリカ軍が建設3Dプリンターでバラックを建設アメリカ軍が、建設3Dプリンターでバラックを建設するプロジェクトを展開している。 ACESと名付けられたプロジェクトは、移動先の遠征地で入手可能な素材を元に3Dプリンターでバラックを建設するというもの。Bハットと名付けられたバラックは現在、イリノイ州の研究施設で試験的に建設されている。Bハットは512平方フィットの大きさで、コンクリートを素材に建設される。 軍隊は基本的に非常に機動的な組織で、遠征地で自己完結的な建設が可能な建設3Dプリンターの需要は非常に大きい。バラックのような簡易建築物を始め、居住用アパート、シェルター、バリアー、排水溝などの各種の建設需要がある。 建設3Dプリンターで各種の建築物を建設する事で、遠征地へ運ぶ建設資材を最大半分程度にまで削減する事が可能だという。また、従来型の木材を使った建設に比べ、建設作業員を最大62%削減出来るという。 アメリカ軍は近年3Dプリンターを積極的に導入している。アメリカ海軍も空母エセックス内に3Dプリンターを設置し、艦内で使われる各種のパーツなどの製造を試験的に行っている。また、アメリカ空軍も、戦闘機の交換部品の製造に3Dプリンターを活用している。
掲載日:2017年8月23日:マターポートが500万ドルの資金調達に成功
マターポートが500万ドルの資金調達に成功カリフォルニアに拠点を置く3Dスキャニング技術開発ベンチャーのマターポートが、500万ドル(約5億5千万円)の資金調達に成功した。 出資したのはエリクソン傘下のエリクソン・ベンチャーズ。マターポートにはこれまでにクワルコム・ベンチャーズ、ラックス・キャピタル、AMDベンチャーズ、AMEクラウド・ベンチャーズ、CBREなどのベンチャーキャピタルが出資している。 マターポートは独自開発したマターポート3Dカメラとマターポート・クラウドを使い、室内全体をスキャンするルームスキャニング技術を開発している。同社の技術は主にハウスメーカーの、フロアプランや室内のバーチャルリアリティ映像の作成などに使われている。 マターポートは、調達した資金を開発中のディープラーニングプロジェクトや、プラットフォームの改良、3Dモデリング・バーチャルリアリティ分野でのプレゼンス強化に使うとしている。 マターポートはまた、民泊マッチング大手AirBnBと共同で民泊先の3Dバーチャルツアーの提供も開始している。同社ではメインユーザーが多い住宅産業に加え、ホテル、建設、エンジニアリング、保険などの分野にもサービスを拡大したいとしている。
掲載日:2017年8月22日:Feetzとポートランドのファッションデザイナーが共同で3Dプリントシューズを製造Feetzとポートランドのファッションデザイナーが共同で3Dプリントシューズを製造
Feetzとポートランドのファッションデザイナーが共同で3Dプリントシューズを製造Feetzとポートランドのファッションデザイナーが共同で3Dプリントシューズを製造サンディエゴに拠点を置くカスタムシューズ製造スタートアップ企業のFeetzが、米オレゴン州ポートランドのファッションデザイナー、セス・アーロン氏と共同で3Dプリントシューズを製造する。 3Dプリントシューズは今秋ポートランドで開催されるポートランド・ファッション・ウィークにて披露される予定。 アーロン氏は第7回プロジェクト・ランウェイ賞を受賞するなど、地元ポートランドでは著名なファッションデザイナー。3Dプリントシューズのデザインは同氏にとって初となる。 ポートランド・ファッション・ウィークにて披露される3Dプリントシューズは、着用するモデル一人一人に合わせてカスタムメイドされる。また、素材にはすべてリサイクル・リサイクル可能原料が使われているという。アーロン氏のデザインの哲学はサステナビリティで、エコフレンドリー素材の使用にこだわっている。 アーロン氏のデザインを元に、Feetzが自社工場の3Dプリンターで3Dプリンタトシューズを製造する。また、イベント参加者が当日自分用の3Dプリントシューズを注文する事も出来る。イベント当日は、Feetzの担当者が3Dスキャナーを持込み、注文者の足をスキャンするという。 Feetzは2013年3月設立。カスタムフィット・フットウェアを3Dプリンターで製造している。
掲載日:2017年8月21日:BeAMマシーンズがシンシナティにソルーションズ・センターをオープン
BeAMマシーンズがシンシナティにソルーションズ・センターをオープンフランスのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのBeAMマシーンズが、米オハイオ州シンシナティにソルーションズ・センターをオープンする。 BeAMマシーンズ・北米ソルーションズ・センターと名付けられた施設は約1,858平方メートルの広さで、アディティブ・マニュファクチャリング・ワークプレイス、研究施設、アプリケーション・トレーニング施設、アセンブリーエリア、後工程作業エリアなどで構成される。 センターのオープンに先立ち、BeAMマシーンズでは現地時間の8月31日にオープンハウスを開催する。オープンハウスの開催時間は11時から20時。 BeAMマシーンズのアメリカ法人BeAMマシーンズ株式会社のティム・ベル氏は、「(センターは)主要高速道路の中心に位置しており、シンシナティのダウンタウンから車で30分程の距離にあります。ケンタッキー北国際空港にも近く、有望な見込み客がたくさん存在しています」とコメントしている。 BeAMマシーンズは独自開発したDED(Directed Energy Deposition)方式のメタル3Dプリンターを製造している。同社は航空宇宙、防衛産業、原子力、石油・ガスなどの各セクターに多くのユーザーを有している。
掲載日:2017年8月20日:BASFがオランダの3Dプリンター用フィラメントメーカーを買収
BASFがオランダの3Dプリンター用フィラメントメーカーを買収ドイツの化学メーカーBASFが、オランダの3Dプリンター用フィラメントメーカーのInnofil3Dを買収した。買収条件などは明らかになっていない。 Innofil3Dは2014年に素材メーカーのアプライド・ポリマー・イノベーションズのスピンアウト企業として設立された。FDM方式の3Dプリンター用のPLA、PET、PVA、ABSフィラメントを製造している。同社のPro1 rangeフィラメントは、通常のFDM方式の3Dプリンターの造型スピードを最高80%速める事が出来るとしている。 BASFはドイツの中核都市ハイデルベルクにBASF3Dプリンティング・ソルーションズ施設を建設するなど、3Dプリンティングの領域への進出を広めている。 「今回の買収により、BASFはバリューチェーンの一歩先へ行き、3Dプリンターの世界にプラスチック原料のみならず、フィラメントという次のレベルの製品を供給する事が可能になった」とBASFのフォルカー・ハメス氏はコメントしている。 Innofil3Dのジョロエン・ウィガーズ氏は、「BASFに買収されてとても幸せだ。買収のメリットの一つは最新のフィラメント技術の開発を加速出来る事だ。現在と未来に渡って顧客により良い製品を供給する事が可能になった」とコメントしている。
掲載日:2017年8月19日:CSMベーカリーとスリーディーシステムズがフード3Dプリンターの開発で協働
CSMベーカリーとスリーディーシステムズがフード3Dプリンターの開発で協働アメリカのベーカリー原料製造メーカーのCSMベーカリーと、3Dプリンター製造大手のスリーディーシステムズが、フード3Dプリンターの開発で協働する。 CSMベーカリーはスリーディーシステムズが開発したフード3Dプリンター「シェフジェット・プロ」シリーズを使い、プロ用ハイレゾルーション3Dプリントフードの開発を行うという。 協業に際し、CSMベーカリーのマリアン・カークガードCEOは、「スリーディーシステムズとの合意は食品業界を再構築する可能性を秘めています。3Dプリンターはこれまでにいくつもの業界を再構築してきましたが、食品業界にもその波が押し寄せてきています」とコメントしている。 両社が合意したところによると、両社は新たなフード3Dプリンターの研究開発、エンジニアリング、デザインなどに加え、フード3Dプリンターのマーケティングなどの分野でも協業するという。 フード3Dプリンターはスリーディーシステムズのシェフジェットシリーズの他にもスペインやイギリスのベンチャー企業も開発、市場に投入してきている。しかし、食品業界ではフード3Dプリンターが未だにトライアルでの使用の域を脱していず、両社の今後の展開が注目される。
掲載日:2017年8月18日:ロシアの宇宙飛行士が世界初の3Dプリント人工衛星を宇宙に放出
ロシアの宇宙飛行士が世界初の3Dプリント人工衛星を宇宙に放出ロシアの宇宙飛行士が、世界初の3Dプリント人工衛星を宇宙に放出した。 ロシアの小型人工衛星Tomsk-TPU-120は、ほぼすべての部品を3Dプリンターで製造した世界初の3Dプリント人工衛星。フィードル・ユルチクヒン宇宙飛行士とセルゲイ・リャザンスキー宇宙飛行士が共同で宇宙空間へ放出した。 衛生の放出作業には6時間を要した。最初にテスト用人工衛星TS530ミラーが放出され、その後Tomsk-TPU-120が放出された。 Tomsk-TPU-120は、Tomskポリテクニク大学、サウスウェスタン州立大学、RSCエネルギアが、Tomskポリテクニク大学設立120周年を記念して共同で開発した。 Tomsk-TPU-120は30 cm x 11 cm x 11 cmで、外観パーツなども含めてほとんどの部品が3Dプリンターで製造された。Tomsk-TPU-120は6ヶ月程度地球周回軌道を回る予定だという。 Tomsk-TPU-120は、3Dプリンターで製造された人工衛星の実用性などを検証するためにも運用されるという。3Dプリンターを人工衛星製造に活用する機運が今後高まることにつながると関係者は期待している。
掲載日:2017年8月17日:ビッグレップアメリカ社長にフランク・マランジェル氏が就任
ビッグレップアメリカ社長にフランク・マランジェル氏が就任ビッグレップアメリカの社長にフランク・マランジェル氏が就任した。ビッグレップアメリカはドイツの3Dプリンターメーカー、ビッグレップのアメリカ法人。ビッグレップアメリカは昨年設立された。 マランジェル氏はアメリカの3Dプリンターメーカー、RizeのCEOを三年半務めた。マランジェル氏は四ヶ月前にRizeを退職していた。 マランジェル氏はビッグレップアメリカ社長と共に、親会社ビッグレップのグローバルセールス担当副社長も兼務する。 ビッグレップには元ストラタシスCTOのモシェ・エイキンズ氏もCTOとして入社している。 マランジェル氏の起用について、ビッグレップCEOのルネ・グルカ氏は、「資金調達も成功し、我が社のアメリカでの活動に最も適した人材を採用する事が出来た。マランジェル氏がフリーになったと聞き、私は直ちに接触し、ビッグレップアメリカの社長就任を直接依頼した」とコメントしている。 ビッグレップはベルリンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。1,005 x 1,005 x 1,005 mmの造形サイズを持つ大型3Dプリンター「ビッグレップワン」シリーズなどをリリースしている。同社へは最近ドイツの技術グループ企業ケルバーが出資している。
掲載日:2017年8月16日:台湾の企業家がマサチューセッツ州立大学に3Dプリンティングラボ設立費用100万ドルを寄付
台湾の企業家がマサチューセッツ州立大学に3Dプリンティングラボ設立費用100万ドルを寄付台湾の企業家ローレンス・リン氏が、母校マサチューセッツ州立大学ローウェル校に3Dプリンティングラボ設立費用100万ドル(約1億1千万円)を寄付した。 リン氏は同校ポリマーサイエンス・プラスチックエンジニアリング学部出身で、1990年に卒業。卒業後は台湾へ帰国し、家業のプラスチック製品工場を引き継ぎ、同社を世界的な射出成・プラスチック製品加工企業に成長させた。同社は現在従業員245名規模で、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリアなどの海外企業を相手に事業を展開している。 寄付金100万ドルは同校内に新たに作られる8500平方フィートの3Dプリンティング・ラピッドプロトライピング研究施設の建設費用と、3Dプリンター、CNCマシン、レーザーカッターなどの購入費用に使われる。研究施設は開設後、学生などが24時間利用出来るようになるという。 リン氏は3Dプリンティング技術への投資に積極的で、自身の会社でも射出成用金型をメタル3Dプリンターで製造しているという。 リン氏の会社は台湾政府と共同で台湾の工業をインダストリー4.0へ移行させるプロジェクトを推進中で、その中には3Dプリンティング技術も含まれているという。
掲載日:2017年8月15日:シェイプウェイズのワイズマーシャウセンCEOが辞任
シェイプウェイズのワイズマーシャウセンCEOが辞任マーケットプレイス・サービスビューロー大手のシェイプウェイズは、同社CEOのピーター・ワイズマーシャウセン氏が辞任すると発表した。新CEOが決まるまではトム・フィンCOOが暫定CEOを務める。CEO辞任後もワイズマーシャウセン氏はシェイプウェイズの取締役に留まる予定。 自身の辞任につき、ワイズマーシャウセンは「シェイプウェイズの10年間で達成したすべての事に誇りを感じています。また会社の未来にとても興奮しています。CEOを辞任する事は一つの機会であり、我々が達成した事の証しでもあります。シェイプウェイズのさらなる進化と成長を楽しみにしています」とコメントしている。 シェイプウェイズは2008年、オランダの大手家電メーカーのフィリップスの社内ベンチャーとしてワイズマーシャウセンらが設立した。3Dプリンターを使ったカスタマイズジュエリー製造などのサービスが人気となり、アメリカとヨーロッパを中心にユーザーを増やしている。同社は現在ニューヨークに拠点を置き、ニューヨーク公立図書館と共同で3Dプリンター教育事業を行うなど、各社・各団体と協働で3Dプリンター関連プロジェクトなどを展開している。 なお、ワイズマーシャウセン氏の辞任の理由については明らかにされていない。
掲載日:2017年8月14日:SLMソルーションズが2017年度上半期決算を発表
SLMソルーションズが2017年度上半期決算を発表ドイツのメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが、2017年度上半期決算を発表した。 発表によると同期間中の売上は2900万ユーロ(約37億7千万円)で、前年同期の売上3350万ユーロから13.5%減少した。営業収支は815万ユーロ(約10億5950万円)の赤字、経常収支は595万ユーロ(約7億7350万円)の赤字だった。営業収支は前年同期の124%、経常収支は前年同期の161%となった。 同期間中、SLMソルーションズは47台のメタル3Dプリンターを受注し、そのうちの20台は新規客から受注した。受注台数は前年同期の56台から9台減少した。 SLMソルーションズでは研究開発、フルサービスソルーションズ、海外営業の三つを成長戦略に掲げており、特に研究開発部門は好調で、2017年6月時点で74件のプロジェクトを受注している。 海外営業部門では、米国ミシガン、シンガポール、上海、モスクワ、バンガロールにそれぞれ拠点を置き、営業活動を展開している。 2017年度上半期決算の発表に際し、同社では2017年度通年の売上を1億1千万ユーロ(約143億円)から1億2千万ユーロ(約156億円)と見込んでいる。
掲載日:2017年8月13日:オーガノボが2018年度第一四半期決算を発表
オーガノボが2018年度第一四半期決算を発表米カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くバイオ3Dプリンターメーカーのオーガノボが、2018年度第一四半期決算を発表した。 発表によると同期間中の売上は100万ドル(約1億1千万円)で、対前年同期比で11%増加した。経常収支は1010万ドル(約11億1100万円)の赤字で、前年同期の880万ドルの赤字からさらに増加した。EBITDAも750万ドルの赤字だった。 決算発表に際し、オーガノボのテイラー・クラウチCEOは、「新規売上とリピート売上の健全なバランスが保てている。細胞リサーチサービスの売上の70%は既存客から来ている」とコメントしている。 クラウチCEOはさらに、同社のバイオプリント肝細胞は動物試験で移植後90日間正常に機能しており、各種の臨床試験に耐えうるレベルに達しているとしている。 第一四半期決算修了時のオーガノボの現金保有額は5500万ドル(約60億5千万円)。創業以来営業赤字を続けている同社のオペレーションは、同社が保有するキャッシュが枯渇するまでの時間との闘いになっている。 同社では2018年度通年の売上を600万ドル(約6億6千万円)から850万ドル(9億3500万円)、EBITDAを2900万ドル(約31億9千万円)から3100万ドル(約34億1千万円)の赤字と予想している。
掲載日:2017年8月12日:スペインの企業が遺骨を使った記念品作成サービスを開始
スペインの企業が遺骨を使った記念品作成サービスを開始スペインの企業が遺骨を使った記念品作成サービスを開始し、話題になっている。 マドリッドに拠点を置く葬儀社ナーボン社は、3Dメモリーズという新サービスを開始した。3Dメモリーズは、亡くなった人の遺骨を木、プラスチック、鉄、磁器、セラミックなどの素材と混ぜ合わせ、3Dプリンターでペンダントなどのアクセサリーにするというサービス。サービスの開始に合わせ、ナーボン社は遺骨と素材の混合に関する特許を取得したという。 サービスの申し込みは電話か電子メールで行う。申し込みを受け付けるとナーボン社から遺族へ遺骨採集用キットが送られる。キットを受け取るとナーボン社はアクセサリー造形に必要な量だけ遺骨を取り、残った分は再び遺族へ返却される。 遺骨は指定された素材と混ぜられてナーボン社のデルタ型3Dプリンターで造型される。申込から受取りまで7-10日かかるという。 ジュエリーにはQRコードが付けられ、ナーボン社が立ち上げた専用ソーシャルネットワークに接続できる。ソーシャルネットワークでは亡くなった人の写真や動画を投稿したり、コメントをやり取りしたりできる。 遺骨を使った3Dプリンティングサービスは中国でも始まっているが、遺骨を使って記念品を作成するサービスはナーボン社のケースが初と見られる。
掲載日:2017年8月11日:EOSが大学・研究機関向け教育プログラムを拡大
EOSが大学・研究機関向け教育プログラムを拡大ドイツのSLS3DプリンターメーカーのEOSが、大学・研究機関向けアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムを拡大する。 EOSの3Dプリンターを「充実した環境で活用出来るようにする」事が目的で、ミュンヘン技術大学やウォールバンハートン大学などへの3Dプリンターの設置が決まっているという。 EOSは今年初めに、自社の3Dプリンターユーザー向けにメタルアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムと安全教育プログラムの提供を開始している。今回の教育プログラム拡大は、EOSでは大学や研究機関にパウダーベースのメタル3Dプリンティングを普及させる事を目指している。 教育プログラムは入門者用、大学院レベル用、サイエンティストレベル用の三段階で提供される。大学院レベル用ではEOSのシントラテックS1シリーズを使い、3Dプリンティング技術の実務的基礎が学べる。 3Dプリンターメーカーによる3Dプリンティング教育プログラムは、EOS以外ではデスクトップFDM3Dプリンターメーカーのメーカーボットインダストリーズなども提供している。ハイエンドメタル3Dプリンターを使った教育プログラムの提供は珍しく、業界関係者は今後の展開を注目している。
掲載日:2017年8月10日:ストラタシスが2017年度第二四半期決算を発表
ストラタシスが2017年度第二四半期決算を発表アメリカの3Dプリンター製造大手のストラタシスが、2017年度第二四半期決算を発表した。同期間中売上は1億7000万ドル(約187億円)で、対前年同期から200万ドル減少した。非GAAP基準での経常収支は920万ドル(約10億1200万円)の黒字だった。一株当たり利益は事前予想の10セントを上回る17セントだった。 サービス部門売上が1.35%増加し、4900万ドル(約53億9000万円)となった。一方、3Dプリンターの売上は2.21%減少し、1億2102万ドル(約133億1220万円)となった。 第二四半期決算の発表に伴い、同社は通年の売上見通しを6億4500万ドル(約709億5000万円)から6億8000万ドル(約748億円)とした。また、GAAP基準での経常収支を5300万ドル(約58億3000万円)から3900万ドル(約42億9000万円)の赤字、非GAAP基準での経常収支を1000万ドル(約1億1000万円)から2000万ドル(約2億2000万円)の黒字とした。 ストラタシスは今年リリースした新型3DプリンターF123シリーズの新規販売が好調で、通年の売上にプラスの影響を与えるとしている。
掲載日:2017年8月9日:ロケット・ラブの3Dプリントロケットが打ち上げに失敗
ロケット・ラブの3Dプリントロケットが打ち上げに失敗アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置くロケット打ち上げベンチャー企業のロケット・ラブの3Dプリントロケットが、打ち上げに失敗していたことがわかった。 ロケットはニュージーランドのマヒア半島基地から打ち上げられ、打ち上げから4分後に高度224キロメートルに達したが、ロケットの制御用ソフトウェアにエラーが発生し、ロケットとの通信が遮断した。これにより、当初予定していた周回軌道への投入が不可能となり、ロケットの飛行は停止された。飛行停止されたロケットは自然落下し、大気圏突入の際に燃え尽きたと見られている。 エレクトロンと名付けられた小型ロケットは開発に数年を要し、昨年に打ち上げ・飛行許可を獲得していた。エレクトロンには3Dプリンターで製造されたラザフォード・エンジンが搭載されていた。 エレクトロンの打ち上げは失敗したものの、打ち上げそのものから得られた膨大なデータは今後のロケット開発に活用できると同社CEOピーター・ベック氏は前向きにコメントしている。 エレクトロンは330ポンド(約149.68㎏)の重量の衛星を地球周回軌道に乗せることが可能。価格は1打ち上げ毎に500万ドル(約5億7千万円)となっている。
掲載日:2017年8月8日:ビッグレップ、ケルバーより出資を受け入れ
ビッグレップ、ケルバーより出資を受け入れドイツの3Dプリンター製造ベンチャー企業のビッグレップが、ドイツの技術グループ企業ケルバーからの出資を受け入れる。ビッグレップのシリーズBラウンドに応じたもので、具体的な内容は明かされていない。 ビッグレップはベルリンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。1,005 x 1,005 x 1,005 mmの造形サイズを持つ大型3Dプリンター「ビッグレップワン」シリーズなどをリリースしている。同社はニューヨークとシンガポールに営業拠点を置き、ワールドワイドで製品をリリースしている。 ケルバーは従業員11,500人を抱える国際企業。130以上の事業を展開し、昨年度は22億ユーロ(約2640億円)の売上を売り上げている。 ビッグレップへの出資に関し、ケルバーのマイケル・ホーン取締役は、「2014年の設立以来、ビッグレップは競争力と成長力を同時に持つ有望企業に成長し、今では従業員70人規模で、アメリカとアジアで活躍しています」とコメントしている。 ケルバーの出資を受け、ビッグレップのルネ・グルカCEOは、「ケルバーは非常に経験豊富なテクノロジー企業であり、我々を資本的に支えてくれるのみならず、工業用機械開発でもサポートしてくれる」とコメントしている。 ビッグレップは「ビッグレップワン」シリーズに加え、3Dプリンター用素材なども開発している。
掲載日:2017年8月7日:メタル3Dプリンティング市場が2028年に120億ドル規模に成長か
メタル3Dプリンティング市場が2028年に120億ドル規模に成長かアメリカの技術系市場調査会社のIDテックが、全世界のメタル3Dプリンティング市場が2028年に120億ドル(約1兆3200億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。 「3Dプリンティングメタルズ2018-2028:テクノロジーとマーケット分析」と題されたレポートは、ディレクト・メタル・レーザー・シンタリング(DMLS、直接レーザー焼結法)方式のメタル3Dプリンターが最大のシェアを持ちながら市場拡大を牽引するとしている。2016年時点で、同方式のメタル3Dプリンターは84%の市場シェアを持っているとしている。 全体的には、メタル3Dプリンターの価格低下と性能向上がメタル3Dプリンターの出荷を押し上げる要因になると予想している。 同レポートはまた、DMLS方式のメタル3Dプリンターに加え、エレクトロン・ビーム・メルティング方式(EBM)、ディレクテッド・エナジー・ディポジション方式(DED)、バインダージェッティング方式などのメタル3Dプリンターも普及し、シェアを確保するとしている。 メタル3Dプリンターの市場リーダーとして、EOS、コンセプトレーザー、アーカムなどを挙げている。 メタル3Dプリンターは現在航空宇宙、自動車などの業界で普及が進んでいる。航空中の分野ではロケットエンジンや航空機エンジンの完成品部品の製造で普及が進んでいる。
掲載日:2017年8月6日:ベクター・スペースシステムズが小型ロケットベクターR試験機の打ち上げに成功
ベクター・スペースシステムズが小型ロケットベクターR試験機の打ち上げに成功アメリカのロケット開発ベンチャーのベクター・スペースシステムズが、小型ロケットベクターR試験機の打ち上げに成功した。 ジョージア州アトランティックコースト近くにあるスペースポート・カムデンから打ち上げられた。 試験機の打ち上げの最大の目的はベクターRに使われたエンジンインジェクターの動作をテストすること。ベクターRのエンジンインジェクターは、NASAのマーシャル宇宙フライトセンターのリサーチプログラムとの共同プロジェクトとして3Dプリンターで製造された。 エンジンインジェクターはユニボディデザインで、一つのパーツとして3Dプリンターで製造された。ワンパーツとして製造されることで、複数のパーツを組み合わせて作る際に生じるフリクションなどのエラーの発生を防止し、さらにはコストと製造時間を下げるメリットが生じる。 試験機は高さ1万フィート(約3000メートル)の高さまで打ち上げられ、パラシュートで降下した。試験機にはNASAなどの複数の試験装置が搭載されているという。 近年世界中でロケット開発ベンチャーが立ち上がっているが、多くがベクター・スペースシステムズのようにロケットエンジンの製造に3Dプリンターを使っている。ロケット製造の世界では3Dプリンターが必須の製造装置として定着しつつある。 ベクター・スペースシステムズは2016年設立。アリゾナ州タクソンに拠点を置き、小型ロケットの開発を行っている。同社には著名ベンチャーキャピタルのセコイアキャピタルも出資している。
掲載日:2017年8月5日:マイミニファクトリーが7月のトレンドレポートを公開
マイミニファクトリーが7月のトレンドレポートを公開3Dファイル共有サイト大手のマイミニファクトリーが、7月のトレンドレポートを公開した。 レポートによると、7月末時点でマイミニファクトリーにアップロードされた3Dモデルの総数は31,233点で、初めて30,000点を突破した。 ダウンロード総数は287,842回に達した。最も多くダウンロードされたカテゴリは「ファンアート」が一位で、「トーイズ&ゲームズ」「プロップ&コスプレ」「ホーム&ガーデン」「スキャン・ザ・ワールド」と続いた。 最も多くダウンロードされた3Dモデルはマーティン・ムーア氏がデザインした「ブレット・ビル」だった。「ブレット・ビル」hは任天堂の人気キャラクター「マリオブラザーズ」にインスパイアされて作られたキャラクター。 ダウンロード先の国別では、アメリカ(30.12%)、イギリス(5.57%)、ドイツ(5.35%)の順だった。 マイミニファクトリーはシルヴァイン・プレマウントとロメイン・キッドの二人が2013年6月に設立したベンチャー企業。「クリエイターに力を与え、世界中の3Dプリンターオーナーとデジタルオブジェクトをシェアさせる」ことをミッションに掲げている。本社はイギリスのロンドン。
掲載日:2017年8月4日:スリーディーシステムズ、2017年度第二四半期決算を発表
スリーディーシステムズ、2017年度第二四半期決算を発表アメリカの3Dプリンター製造大手のスリーディーシステムズが、2017年度第二四半期決算を発表した。 発表によると、同社の2017年度第二四半期売上は1億5946億ドル(約175億4060万円)で、対前年同期比で0.8%増加した。同期間中の経常収支は841万ドル(約9億2510万円)の赤字で、前年同期の465万ドルから悪化した。 四半期決算の発表を受け、同社CEOのヴィオメッシュ・ジョシ氏は、「我々のパフォーマンスは良かったが、一部のエリアでは改善が必要だ」とコメントした。 部門別売上では医療部門の売上の伸びが目立った。医療部門の売上は対前年同期比で27%増加し、4900万ドル(約53億9000万円)となった。ソフトウェア部門の売上も9%増加し、2400万ドル(約26億4000万円)となった。 一方、オンデマンド・マニュファクチャリング事業の売上は対前年同期比で5%低下した。また、3Dプリンターの売上も14%低下した。 2017年度通年の売上見通しは6億4300万ドル(約707億3000万円)から6億7100万ドル(738億1000万円)のレンジへ引き下げられた。 2017年度第二四半期決算の発表を受け、ニューヨーク証券取引所の同社株価は20%下落した。
掲載日:2017年8月3日:ポーランドの研究チームが3Dプリンティングは人体に無害レベルと判定
ポーランドの研究チームが3Dプリンティングは人体に無害レベルと判定ポーランドの研究チームが、3Dプリンティング時に発生する揮発性物質などは人体に無害レベルと判定した。 同研究チームの調査は、一般的なFDM方式の3Dプリンターで使われるABS、PLA、PET、ナイロンを対象に行われた。 調査結果によると、化石燃料由来プラスチックの場合、460-600℃の高温で溶融されると有毒ガスが発生する可能性があるが、一般的なFDM方式の3Dプリンターのノズルの溶融温度は高くても250℃のため、問題ないという。 また、ABSを素材にした際の有機物質の排出状況を調べたところ、一時間で100万分の280程度の排出が確認された。このレベルであれば特に人体に危険性はないという。PLAの有機物質の排出レベルも、ABSより32%低いという。 同研究チームは、3Dプリンターの種類やフィラメントのサイズなどを変えて更なる調査をする必要があるともしている。 3Dプリンティングの安全性を巡って、各国で調査が相次いでいるが、3Dプリンティングの危険性を否定する調査結果が出されたのは今回が初めてと見られる。FDM方式の3Dプリンターについては、フィラメント溶融時に各種の有機物質が排出される事が確認されており、その安全性についての更なる検証が行われるものと見られる。
掲載日:2017年8月2日:3Dスキャナー市場が2023円に59億ドル規模へ成長か
3Dスキャナー市場が2023円に59億ドル規模へ成長かアメリカの市場調査会社マーケッツ・アンド・マーケッツが、全世界の3Dスキャナー市場が2023年に59億ドル(約6490億円)規模へ成長すると予想するレポートをまとめた。 「3Dスキャナーの全世界市場予測2023年」と題されたレポートは、3Dスキャナー市場は2017年の37億6千万円(約4136円)規模から年率平均7.8%の成長率で拡大し、2023円に59億ドル規模に到達するとしている。 成長の理由として製造業などのクオリティコントロールで3Dイメージが多用されるようになることと、医療における3Dイメージ利用の広がりを挙げている。 また、いわゆるリバースエンジニアリングと呼ばれるモノづくりの手法が広まり、結果的に3Dスキャナーの普及を後押しするともしている。3Dスキャナーの性能と精度が上がり、リバースエンジニアリングそのものの精度を高める全循環発生が期待されている。 3Dスキャナーの普及が進む業界としては、自動車、航空宇宙、防衛産業、製造業などを挙げている。また、特に普及が急速に進む業界として建設業界を挙げている。 建設業界では建設用CADソフトと3Dスキャナーを連動させて使う機運が高まってきている。特にビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)と呼ばれる領域での3Dスキャナーの利用が広がっているという。 国別シェアでは、アメリカが引き続き最大のシェアを有するとしている。
掲載日:2017年8月1日:サービスビューローのフォーキャスト3Dが12台のHPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを購入
サービスビューローのフォーキャスト3Dが12台のHPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを購入カリフォルニア州カールスバッドに拠点を置くサービスビューローのフォーキャスト3Dが、12台のHPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを購入し、話題になっている。 HPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターはスカルプティオなどのサービスビューローが中心となって購入し始めているが、12台もの台数が一挙に販売されるのは初めてのケースと見られる。 1994年の設立以来、フォーキャスト3Dは航空宇宙、自動車、医療の領域をメインに部品製造などの業務を行ってきた。HPマルチジェット・フュージョン3Dプリンター導入前は、8台のSLA3Dプリンターを使って製造してきた。 HPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターの導入により、より精密な造形を高速で行う事が可能になった。同社の製造能力は1週間あたり最大60万点の完成品部品の製造が可能なレベルという。 フォーキャスト3Dは産業用サービスビューローとして着実に売上を伸ばしてきている。同社の直近の売上は1400万ドル(約15億4000万円)に達したが、HPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターの導入が、同社に更なる売上をもたらすと関係者は期待している。
掲載日:2017年7月31日:アメリカ海軍が3Dプリンターで潜水艦を四週間で製造
アメリカ海軍が3Dプリンターで潜水艦を四週間で製造アメリカ海軍が3Dプリンターで潜水艦を四週間で製造し、話題になっている。 アメリカ海軍の研究チームはオークリッジ国立研究所と共同でビッグエリア・アディティブ・マニュファクチャリングという大型3Dプリンターを使い、全長30フィートの潜水艦を製造した。潜水艦は6つのパーツで構成され、カーボンファイバーを素材にしているという。 従来の製造方法では製造に3-5か月かかるが、3Dプリンターで製造する事で製造期間を大幅に削減し、コストも90%程度になるといいう。 今回製造された潜水艦はあくまでもコンセプトモデルであり、実戦には投入されないが、今後の潜水艦製造に関する各種のデータ取得などを行うとしている。 同研究チームは、すでに二号機の製造も計画しているという。二号機は実際に潜水させて運用し、さらに詳しいデータを取得するとしている。 アメリカ軍では3Dプリンターの導入が各領域で進んでいる。3Dプリンターはローボリューム・マニュファクチャリングが得意で、特にレアなパーツの少量生産などに適しているとされる。また、遠洋航海上などの自己完結的なサプライチェーンが求められるシーンにおいては、特に導入が進むと予想されている。
掲載日:2017年7月30日:プロトラブズ、2017年度第二四半期決算で3Dプリンター事業売上が19.5%増加
プロトラブズ、2017年度第二四半期決算で3Dプリンター事業売上が19.5%増加試作品製造・工業用サービスビューロー大手のプロトラブズが、2017年度第二四半期決算を発表した。発表によると、同社の2017年度第二四半期売上は8200万ドル(約90億2千万円)で、対前年同期比で9.4%増加した。 売上の内訳は射出成型事業4,679万ドル(約51億4690万円)、CNCマシニング事業2,418万ドル(約26億6千万円)、3Dプリンター事業1,087万ドル(約11億9570万円) だった。3Dプリンター事業の売上は対前年同期比で19.5%増加した。 同期間中の経常利益は1210万ドル(約13億3100万円)で、対前年同期比で13%増加した。 売上増加の理由として、同社が最近サービス提供を開始したオンデマンド・マニュファクチャリングが貢献したことが挙げられている。オンデマンド・マニュファクチャリングは、顧客の要望に応じてオンデマンドで顧客のパーツを製造するサービス。製品検査レポートや型枠の生涯サービスなどがセットで提供されている。 プロトラブズは1999年設立。アメリカ以外にもイギリス、スペイン、フランス、ドイツ、日本でもサービスを提供している。プロトラブズはニューヨーク証券取引所に株式を上場している。
掲載日:2017年7月29日:ミネアポリス地区裁判所がストラタシスに対する詐欺罪の訴えを却下
ミネアポリス地区裁判所がストラタシスに対する詐欺罪の訴えを却下アメリカ合衆国ミネアポリス地区裁判所が、3Dプリンター製造大手のストラタシスに対する詐欺罪の訴えを却下した。 訴えはストラタシスの株主が集団で起こしていたもので、ストラタシスのメーカーボットインダストリーズ買収に関する経緯を巡るもの。ストラタシスは2013年8月にデスクトップ3Dプリンターメーカーのメーカーボットインダストリーズを買収し、完全子会社としたが、同社買収前になされた株主への説明が実際と大きく違い、株主を欺いて損失を与えたとしていた。 メーカーボットインダストリーズは2014年に「第五世代」と呼ばれる新シリーズの3Dプリンターをリリースしたが、エクストルーダーがフィラメントの詰まりを起こしやすいなどのトラブルが続き、多数のユーザーからクレームを受けていた。第五世代シリーズはトラブルが続き、操作不能になるケースもあった。 第五世代シリーズの返品や返金などによりメーカーボットインダストリーズの収支は悪化し、親会社のストラタシスの株価を大きく下げる原因の一つとなった。 ストラタシスの株主は訴状の中で、ストラタシスは売上確保を急ぐあまり、第五世代シリーズの出荷を急ぎ過ぎたのではないかとも指摘していた。
掲載日:2017年7月28日:129ドルのSLA3Dプリンターがキックスターターに登場、数時間で目標金額を調達
129ドルのSLA3Dプリンターがキックスターターに登場、数時間で目標金額を調達129ドルのSLA3Dプリンターがキックスターターに登場し、わずか数時間で目標金額を調達、大きな話題になっている。 キャンペーン終了まで44日を残した現時点で504人のバッカーから調達目標の2万ドル(約220万円)を大きく越える96,384万ドル(約1079万円)を集めている。 香港のベンチャー企業が開発したSparkMakerはLCDベースの小型SLA3Dプリンターで、造形サイズは 102 X 56 X 125 mm。コンパクトですっきりとしたデザインになっている。 SparkMakerが使える樹脂は5タイプが用意されている。ナイロンライク樹脂や、キャスティング用樹脂も利用出来る。 FDM方式の3Dプリンターは近年低価格が進み、サンフランシスコのベンチャー企業Kodamaが開発した99ドルの3DプリンターObsidianがキックスターターに登場し、話題を集めていた。一方、SLA方式の3DプリンターはフォームラブズのFormシリーズなど、価格数千ドル台のシリーズが中心で、価格は高止まりのまま推移していた。 価格わずか129ドルのSLA3Dプリンターが登場したことで、SLA方式の3Dプリンターも価格低下の圧力が強まる可能性がある。
掲載日:2017年7月27日:シンプリファイ3Dがバージョン4.0をリリース
シンプリファイ3Dがバージョン4.0をリリースアメリカの3Dプリンター管理ソフトメーカーのシンプリファイ3Dが、バージョン4.0をリリースした。昨年バージョン3.1をリリースした一年後のメジャーバージョンアップとなる。 バージョン4.0では新たに変数設定ウィザードが追加された。変数設定ウィザードは造形物の部分ごとに個別の設定をさせる機能。例えば、強度が必要な部分では強度やウェイトを増やし、強度が必要な部分では逆に軽くするといった設定が可能。この機能により強度が必要ない部分の設定を軽くしてプリント時間を短縮する事が可能になった。 また、ノズルの大きさに関係なく、送出するフィラメントの量を調整して微細な造形を可能にする機能も追加された。 さらにラフトやサポートの機能も強化され、より複雑な造形が可能になった。また、造形物本体の近くにだけ水溶性のサポートを使い、価格の高い水溶性サポートの使用量を下げる事でプリント全体にかかるコスト削減が可能になった。 プリントプレビュー機能も改善され、キーボードスクロールやポジション確認などが行えるようになった。 シンプリファイ3Dは米オハイオ州に拠点を置く2013年設立のベンチャー企業。「シンプリファイ3D」はリリース直後から世界中の3Dプリンターコミュニティに支持され、今日までに相当数が出荷されているものと見られる。日本では3Dプリンターメーカーのニンジャボットが販売代理店になっている。
掲載日:2017年7月26日:A1フィラメントのキックスターターキャンペーンが不調
A1フィラメントのキックスターターキャンペーンが不調バーモント州バーリントンに拠点を置くFDM3Dプリンター用フィラメント製造ベンチャーのA1フィラメントが先月から実施していたキックスターターキャンペーンが不調に終わりそうだ。 当初465,000ドル(約5115万円)の資金調達を目指していた同社のキャンペーンは、キャンペーン期間中わずか6人のバッカーから1,386ドル(約152,460円)を集めただけに留まっている。 同社はキックスターターキャンペーンで、調達する金額の内訳明細などを記載し、キャンペーンへの協力を求めていた。明細によると、同社は中国工場への設備投資に30万ドル(約3300万円)、従業員人件費14万ドル(約1540万円)を投資するなどと説明していた。 同社はまた、同社はこれまでにフィラメントの開発に150万ドル(約1億6500万円)の資金と6年の時間を投じ、フィラメント製造に必要な技術を獲得してきたとしていた。 FDM方式の3Dプリンターは現在、世界的に普及が進んでいる。それに伴い、FDM方式の3Dプリンターで使われるフィラメントの供給も競争が盛んになってきている。A1フィラメントの今回のキャンペーンは、フィラメントメーカーが運転資金を求めてキックスターターに活路を求めたものの、失敗に終わったケースとして記憶されそうだ。
掲載日:2017年7月25日:3Dプリンター市場が2023年に328億ドル規模へ拡大か
3Dプリンター市場が2023年に328億ドル規模へ拡大か市場調査会社マーケッツ・アンド・マーケッツが、全世界の3Dプリンター市場が2023年に328億ドル(約3兆6080億円)規模へ拡大すると予想するレポートを発表した。 「用途別3Dプリンティング市場」と題されたレポートは、全世界の3Dプリンター市場が2017年から年間成長率25.76%で成長を続け、2023年に328億ドル規模に達するとしている。中でもデスクトップ3Dプリンターが市場拡大を牽引すると予想している。 また、デスクトップ3Dプリンターで使われる素材も多様化が進み、市場拡大を後押しするとしている。 デスクトップ3Dプリンターの利用が進む領域として電機、バイオメディカル、製薬、建設を挙げている。また、ハイエンド3Dプリンターの利用が進む領域として航空中と防衛産業を挙げている。 国別では、アメリカが引き続き市場拡大を牽引してゆくとしている。 3Dプリンティングの主なプレーヤーとして、ストラタシス、スリーディーシステムズ、EOS、マテリアルズ、SLMソルーションズ、アーカム、コンセプトレーザー、ExOne、Voxeljet、プロトラブズ、オプトメック、ARCグループ、EnvisionTEC、Mcorテクノロジーズなどを挙げている。
掲載日:2017年7月24日:エアウルフ3Dがプレミアムパス・メンバーシッププログラムを開始
エアウルフ3Dがプレミアムパス・メンバーシッププログラムを開始カリフォルニア州コスタメサに拠点を置く3Dプリンターメーカーのエアウルフ3Dが、プレミアムパス・メンバーシッププログラムを開始した。 プレミアムパス・メンバーシッププログラムは3mm径のFDM方式の3Dプリンターを有する人が対象で、エアウルフ3Dのオンラインストアでフィラメントを購入すると送料が無料になる。また、メンバー用特別価格が適用される。メンバーシップの会費は年間99ドル。 エアウルフ3Dは現在、初回入会メンバーを対象にした特別キャンペーンを実施していて、フィラメントスプールを一つ買うともう一つが無料でもらえる。また、エアウルフ3Dが独自に開発したウルフバイト・ベッド・アドヒージョン・ソルーションの無料プレセントを選ぶことも出来る。ウルフバイト・ベッド・アドヒージョン・ソルーションはヒートベッドに塗布して3Dプリントした造形物が簡単に剥がれるようにする溶液。 エアウルフ3DCEOエリック・ウルフ氏によると、エアウルフ3Dは自社の3Dプリンターユーザーから、エアウルフ3Dのオンラインストアでフィラメントを購入する際、送料が負担になるとの声が多く寄せられていたという。 エアウルフ3Dは高機能デスクトップ3Dプリンター「Axiom」シリーズをリリースし、3Dプリンターコミュニティの高い支持を得ている。同社は地元オレンジカウンティの教育機関などを対象にしたワークショップなども定期的に開催している。
掲載日:2017年7月23日:マンチェスター大学のレポートがダークウェブでの3Dプリンター銃の3Dファイル拡散の危険性を指摘
マンチェスター大学のレポートがダークウェブでの3Dプリンター銃の3Dファイル拡散の危険性を指摘マンチェスター大学のレポートが、ダークウェブでの3Dプリンター銃の3Dファイル拡散の危険性を指摘している。 「銃火器のコンポーネント、パーツのアディティブ・マニュファクチャリングのための3Dモデルの入手可能性」と題されたレポートは、マンチェスター大学が昨年に行った12のダークウェブに関する調査結果をまとめている。 ダークウェブとは、グーグルなどの検索エンジンの検索対象にならない隠れた存在のウェブで、通常はアクセス先を知る人だけがアクセス出来るサイト。一般に「闇市場」と呼ばれ、3Dプリンター銃の3Dモデルなどが違法に売買されている。 ダークウェブでの1番の売れ筋は3Dプリンター銃の3Dモデル。次に売れているのは3Dプリンター銃の作り方を書いたマニュアルで、12ドルで販売されているという。 レポートは、ダークウェブなどを通じた3Dプリンター銃の3Dファイルの拡散により、追跡不可能な銃火器がさらに流通する危険性も指摘している。 マンチェスター大学犯罪学部のジュディス・アルドリッジ教授は、「ダークウェブは3Dプリンター銃などの違法取引を世界規模に広げ、売り手と買い手の障壁を取り除きつつある」と警鐘を鳴らしている。
掲載日:2017年7月22日:シンガポール国立大学がアディティブ・マニュファクチャリングセンターをオープン
シンガポール国立大学がアディティブ・マニュファクチャリングセンターをオープンシンガポール国立大学がアディティブ・マニュファクチャリングセンターをオープンした。 シンガポール国立大学センター・フォー・アディティブ・マニュファクチャリングと名付けられた施設は、特に3Dバイオプリンティング技術と、医療の領域でのアディティブ・マニュファクチャリング技術の研究を行うとしている。 同大学の工業デザイン学部は、特に手術用器具、手術用シミュレーター、義手義足などの3Dプリンターによる製造の研究を行う。また、同大学薬学部は、カスタマイズドラッグの3Dプリンターによる製造の研究を行う。同大学医学部は、3Dバイオプリンターによる細胞修復や他の細胞エンジニアリングの研究を行う。 シンガポール国立大学センター・フォー・アディティブ・マニュファクチャリングの建設には、シンガポールのナショナル・アディティブ・マニュファクチャリング・クラスターと、シンガポール経済開発会議からの資金1800万ドルが使われた。 シンガポールは国家戦略としてアディティブ・マニュファクチャリング技術の世界ハブ化を目指している。先日も国内初となるメタルアディティブ・マニュファクチャリングセンターをオープンさせている。 シンガポール国立大学は1905年設立。南洋理工大学とともに、シンガポールを代表する大学として知られている。
掲載日:2017年7月21日:ミシガン工科大学の研究チームが、3Dプリンターが玩具業界の売上を年間6000万ドル奪う可能性を指摘
ミシガン工科大学の研究チームが、3Dプリンターが玩具業界の売上を年間6000万ドル奪う可能性を指摘ミシガン工科大学の研究チームが、3Dプリンターがアメリカの玩具業界の売上を年間6000万ドル(約66億円)程度奪う可能性があると指摘した。 アメリカではDIY愛好家を中心に家庭で3Dプリンターを使う人が増えているが、中でもフィギュアなどの玩具を家で製造する人が増えている。ミシガン工科大学素材化学・電子工学教授のジョシュア・ピアース教授率いる研究チームは、家庭での3Dプリンターによる玩具作りにより、現時点で年間6000万ドル程度を玩具業界の売上から奪う可能性があるとしている。 同チームはまた、オンラインのデザインサイトを調査し、実際に3Dプリンターで製造してコストを計算した。一般的なフィラメントを素材にした場合、店頭で売られている玩具より75%安いコストで製造出来たという。また、より価格の安いリサイクルフィラメント使った場合、90%もコストが安くなるという。 ピアース教授は、玩具業界は自社製品のデザインをオープンソースにして提供し、消費者が自由にカスタマイズ出来る環境を整備する一方、消費者には3Dプリント出来ないものに特化するべきだと主張している。 玩具の領域では3Dプリンターが比較的早期から普及していて、デザインの著作権の取り扱いなどが問題になるケースが少なくない。家庭での3Dプリンターの普及が進む中、特許や意匠などの玩具の知的財産をどう扱うか、対応が求められる。
掲載日:2017年7月20日:ネット調査企業がオンライン通販でのベストセラー3Dプリンターを発表
ネット調査企業がオンライン通販でのベストセラー3Dプリンターを発表ネット調査企業のJeeQが、オンライン通販でのベストセラー3Dプリンターを発表した。 同社が発表した2017年第二四半期での売上では、ニューマターのMODt3Dプリンターが一位だった。以下、XYZプリンティングのダヴィンチ1.0、RoBo3DのR1プラス、ドレメルのアイデアビルダー3D20-01、XYZプリンティングのダヴィンチ1.0プロと続いた。 いずれも価格1,000ドル未満の低価格機種で、ドレメルのアイデアビルダー3D20-01が999ドルの最高価格だった。ベスト10にランクインした機種では300ドル台の価格帯の機種が多くを占めたまた、ベスト15までランクインした3DプリンターのすべてがFDM方式の3Dプリンターだった。フォームラブズのForm1シリーズ、Form2シリーズなどはランク外だった。 1,000ドルを超える高価格機種では、メーカーボットインダストリーズのレプリケーターシリーズZ18(価格6499.99ドル)が11位にランクインした。 出荷ベースのメーカー別シェアでは、XYZプリンティングが54.3%と大半を占めた。 JeeQは大手小売りチェーンのベストバイと、ネット通販大手Amazonからデータを入手し、調査結果をまとめている。
掲載日:2017年7月19日:2017年度第一四半期の3Dプリンター出荷量が増加
2017年度第一四半期の3Dプリンター出荷量が増加アメリカの市場調査会社コンテクストが、全世界の2017年度第一四半期の3Dプリンター出荷量が増加したと発表した。発表によると、同期の3Dプリンター出荷量と売上は、対前年比で16%増加した。 ハイエンド・プロフェッショナル用3Dプリンターの出荷数は対前年比で定価したものの、売上は6%増加した。 パーソナルデスクトップ3Dプリンターでは、台湾のXYZプリンティングが17,400台出荷し、一位だった。以下、Monoprice、Wanhao、ウルチメーカー、M3Dと続いた。 売上ではウルチメーカーが1770万ドル(約19億4700万円)を売上げ、一位だった。以下、フォームラブズ、XYZプリンティング、メーカーボットインダストリーズ、フラッシュフォージと続いた。 ハイエンド・プロフェッショナル用3Dプリンターでは、ストラタシスが9760万ドル(約107億3600万円)を売上げ、一位だった。以下、EOS、スリーディーシステムズ、SLMソルーションズ、コンセプトレーザーと続いた。 パーソナルデスクトップ3Dプリンターは、価格5000ドル以下の製品を対象とした。 全般的にパーソナルデスクトップ3Dプリンターの出荷が引き続き伸びている中、ハイエンド・プロフェッショナル用3Dプリンターの伸び悩みが目立つ結果となった。 コンテクストのレポートは同社のウェブサイトにて閲覧出来る。
掲載日:2017年7月18日:デスクトップメタル、Google、GEなどから1億1500万ドルを調達
デスクトップメタル、Google、GEなどから1億1500万ドルを調達メタル3Dプリンター製造ベンチャー企業のデスクトップメタルが、Google、GEなどから1億1500万ドル(約126億5千万円)を調達した。今回の資金調達により、同社が調達した資金の総額は2億1千万ドル(約231億円)となった。 シリーズD投資となるラウンドにはGoogle傘下のGV(Google Ventures)、GEベンチャーズ、フューチャーファンド、テクトロニック・インダストリーズなど複数の企業・ベンチャーキャピタルが参加した。日本からはリョービも参加した。 デスクトップメタルCEOリック・ヒューロップ氏は、調達した資金をセールスプログラムの拡張や先端研究開発に投じるとしている。 デスクトップメタルは今年、初の製品となる「デスクトップメタル・スタジオシステム」をリリースした。「デスクトップメタル・スタジオシステム」は小型のメタル3Dプリンターで、競合他社製品の10倍のスピードでハイクオリティな3Dプリンティングが可能としている。価格は1台49,900ドル(約549万円)。 同社はまた、独自開発したシングル・パス・ジェッティング技術を使った「デスクトップメタル・プロダクションシステム」を開発している。「デスクトップメタル・プロダクションシステム」はレーザーベースのメタル3Dプリンターの100倍のスピードで3Dプリンティングが可能としている。 デスクトップメタルは2015年にマサチューセッツ工科大学の関係者らが中心となって設立された。
掲載日:2017年7月17日:2030年までに3Dプリンターで大型ヨットの製造が可能に
2030年までに3Dプリンターで大型ヨットの製造が可能にオーストリアのキッツビュールで開催されたスーパーヨット・デザイン・シンポジウム年次総会で、カナダの船舶デザイナーのグレッグ・マーシャル氏が、2030年までに3Dプリンターで大型ヨットの製造が可能になるとの見方を示した。 マーシャル氏はまた、船舶の製造に3Dプリンターを用いるメリットとして、船舶の製造に伴い排出される廃棄物の削減を第一に挙げ、現在の全体量の15%から20%の廃棄量を、2%程度にまで削減出来るとしている。 また、製造にかかる人件費も削減出来、全体的に効率の改善、製造品質の向上、複雑なデザイン、収益性の改善などが期待出来るとしている。 同氏はまた、3Dプリンターによる船舶製造で使われる素材は主にチタンで、従来の鉄製の船舶よりも軽量で、よりスピーディーな船舶が製造出来るという。 同氏はさらに、2030年までには全長6メートルの大きさの船舶がフルスケールで3Dプリンターで製造されるようになるとしている。また、全長45メートルの船舶の製造も、従来の方式で2-3年かかっていたものが、わずか90日で製造出来るようになるとしている。 船舶製造の現場では3Dプリンターの導入が静かに進んでいる。現時点でもヨットのパーツ製造などで3Dプリンターを使うケースが広がり始めている。
掲載日:2017年7月16日:ドイツの国際芸術ルードウィッヒ・フォーラムが、デュアン・ハンソンの「スーパーマーケットレディ」の彫像を3Dスキャン
ドイツの国際芸術ルードウィッヒ・フォーラムが、デュアン・ハンソンの「スーパーマーケットレディ」の彫像を3Dスキャンドイツ・アーヘンにある国際芸術ルードウィッヒ・フォーラムが、アメリカの彫刻家デュアン・ハンソンの「スーパーマーケットレディ」の彫像を3Dスキャンする計画を立上げ、話題になっている。 デュアン・ハンソン(1925-1996)は青銅やグラスファイバー樹脂を素材に等身大の人間の彫刻を作り、世界的な名声を博した。「スーパーマーケットレディ」はハンソンが1971年に発表した同氏の代表作の一つで、頭にカラーを付け、煙草を加えながらジャンクフードを満載したショッピングカートを気だるげに押すアメリカ人中年女性をシニカルに描いている。 「スーパーマーケットレディ」は当初から国際芸術ルードウィッヒ・フォーラムに展示され、経年劣化による損傷などが目立ってきていた。国際芸術ルードウィッヒ・フォーラムは、コンピューターサイエンティストのライフ・コベルト氏と共同で「スーパーマーケットレディ」の全体像を3Dスキャンし、データ化することを発案した。 データ化された3Dモデルは、最終的には3Dプリンターでフルサイズで造形されるという。造形の模様は今年11月3日から5日まで開催されるジオメトリーラブでデモンストレーションされる。 ハンソンは1996年に亡くなるまで精力的に作品を世に送り出した。今回国際芸術ルードウィッヒ・フォーラムがハンソンの作品を完全3Dスキャンすることで、同氏の作品が史上初めて3Dモデル化されることになった。
掲載日:2017年7月15日:IKEAが3Dプリンターで製造されたインテリア製品の販売を開始
IKEAが3Dプリンターで製造されたインテリア製品の販売を開始IKEAが3Dプリンターで製造されたインテリア製品の販売を開始する。 OMEDELBARと名付けられた製品は、スウェーデンの著名スタイリスト、ビー・アカーランド氏がデザインしたもので、メッシュ状の手の形のオブジェクト。壁に取り付けたり、ジュエリーなどを掛けるハンガーとして使えるという。 OMEDELBARは、IKEAが取り扱う初の3Dプリント製品となる。大量生産された家具やインテリア類を販売する大手流通チェーンのIKEAが扱う初の、ローボリュームマニュファクチャリング製品でもある。 OMEDELBARはナイロン12を素材にSLS3Dプリンターで製造される。ナイロン12は耐久性、フレキシビリティ、耐化学品性、耐紫外線等の点から選ばれたという。 ビー・アカーランド氏はビヨンセ、マドンナ、レディーガガなどの有名ポップスターのスタイリストとして知られている。 現時点では、IKEAがはOMEDELBARの販売を来年3月から開始するとしている。 IKEAは1943年設立のスウェーデンの家具・インテリア流通チェーン。現在は本部をオランダに置き、全世界で392店舗を運営している。日本にも船橋、神戸、横浜などで5店舗を運営している。
掲載日:2017年7月14日:警告:ULが二年間に渡る3Dプリンターの安全性試験の結果を公表
ULが二年間に渡る3Dプリンターの安全性試験の結果を公表アメリカで開催された3Dプリンティング安全科学サミットで、UL(Underwriters Laboratories、安全機関)が二年間に渡る3Dプリンターの安全性試験の結果を公表した。 試験は3Dプリンティング時に発生する超微細物質や揮発性物質が人体に与える影響を調べたもの。FDM方式の3Dプリンターの素材として一般的に使われているABS、PLAなどのポリマー系素材が対象となった。 結果として、スチレン、カプロラクタム、ラクチドを含む50種類の揮発性物質が3Dプリンティング時に発生することがわかった。 3Dプリンティングでナノ粒子サイズの超微細物質や揮発性物質が生じ、人に臭いや刺激などを与え、短期または長期に渡る健康被害の可能性があるとしている。一方で、それらの物質への露出レベルは一般的に低く、また完全なリスク検証も行われていないとしている。 ULは、予防的措置として、外気と通じた空気循環システムで3Dプリンターを囲い込むことを推奨している。 ULは、今後さらに他の種類のフィラメントの安全性も試験するとしている。 ULは1894年設立のアメリカの企業。トーマス・エジソンの時代から電気製品などの試験を行い、UL認証マークで世界的に知られている。
掲載日:2017年7月13日:メイド・イン・スペース、国際宇宙ステーションでPEI/PCの利用を開始
メイド・イン・スペース、国際宇宙ステーションでPEI/PCの利用を開始NASA傘下のベンチャー企業で宇宙用3Dプリンターを開発しているメイド・イン・スペースが、国際宇宙ステーションでPEI/PCの利用を開始した。 PEI/PC(ポリエーテルイミド・ポリカーボネート)は耐熱性にすぐれた樹脂で、高い強度と剛性を持つのが特徴。エンジニアリングプラスチックの中でも他の熱可塑性プラスチックと同等の強度を持つ。 PEI/PCは、ABS、グリーンPEに続き、国際宇宙ステーションで使われる三番目の3Dプリンター用素材となった。PEI/PCが新たに加わる事で、宇宙用3Dプリンターで製造出来るものの幅が大きく広がることとなった。 メイド・イン・スペースが国際宇宙ステーションに設置した宇宙用3Dプリンター「ゼロZプリンター」は造形サイズf 140 x 100 x 100 mmで、積層ピッチ0.1 ? 0.44 mmでプリント可能。これまでに各種のパーツなどの製造を行ってきている。 人類史上初となった宇宙用3Dプリンターは、2014年9月23日に国際宇宙ステーションに設置された。 メイド・イン・スペースはNASA傘下のシンギュラリティー大学出身者を中心に設立されたベンチャー企業。宇宙空間で利用する3Dプリンターの開発を事業目的にしている。
掲載日:2017年7月12日:フランスの化学メーカー、アルケマがSLA3Dプリンター用樹脂の生産を拡大
フランスの化学メーカー、アルケマがSLA3Dプリンター用樹脂の生産を拡大フランスの化学メーカーのアルケマが、SLA3Dプリンター用樹脂の生産を拡大する。同社の中国広東省南沙工場で、紫外線硬化樹脂、LED硬化樹脂、エレクトロニックビーム硬化樹脂などの樹脂の生産を30%程度引き上げる。2019年初め頃までの実施を目指す。 アルケマは昨年からN3xtDimensionのブランドで樹脂の販売を開始している。N3xtDimensionは一般的なSLA3Dプリンターでの利用に加え、基盤、モバイルデバイスやテレビモニター用スクリーン等の製造での利用が想定されている。 N3xtDimensionは環境フレンドリーが特徴で、VOC(揮発性有機化合物)廃棄物に関する国際基準に完全準拠している。 SLA3Dプリンター用樹脂は、オランダの素材メーカーDSMもSOMOSのブランドで提供しており、近年競争が激化している。特に光造形の領域では各社が各種の高機能樹脂製品を提供し、市場を広げている。 アルケマは2004年設立。フランスパリ郊外に拠点を置く、特殊化学・先端素材メーカーとして世界中に製品を供給している。直近の売上は77億ユーロ(約9,548億円)。アルケマは日本でもアルケマ株式会社が事業を展開している。
掲載日:2017年7月11日:UAEの医療チームが3Dプリンター活用して新生児の心臓疾患バーチャル手術を実施
UAEの医療チームが3Dプリンター活用して新生児の心臓疾患バーチャル手術を実施UAEの医療チームが、3Dプリンターを活用して新生児の心臓疾患バーチャル手術を実施している。 アブダビのシェイク・カリファ・メディカルシティのラズロ・キラリー医師率いるチームは、3Dプリンターで製造した心臓モデルを使ってバーチャル手術を行い、治療成績の向上を図っている。 同チームが行っているバーチャル手術は、先天性心臓疾患を抱える乳幼児で、特に心房に穴が開く病気を持つ乳幼児を対象にしている。同疾患を抱える乳幼児の75%が手術が必要で、さらにそのうちの30%程度がより高度な手術が必要とされる。 手術が体の小さい乳幼児に対して行われるため、大人に対する手術よりもより慎重に行われる必要がある。乳幼児の心臓をスキャンしてデータ化し、3Dプリンターでモデルを作成することで患者それぞれの状態に応じた準備が可能になるという。 UAEでは毎年500人程度の乳幼児が心臓疾患を抱えて生まれてくるとされる。同チームは2015年から3Dプリンターを活用したバーチャル手術を実施しており、医療現場における3Dプリンター活用事例として注目される。 医療の領域では3Dプリンターの活用が進んでいるが、乳幼児の治療に特化した世界初のケースとして関係者は注目している。
掲載日:2017年7月10日:デトロイトのデザイン事務所がストラタシスと共同でダウンタウンの再開発計画を立上げ
デトロイトのデザイン事務所がストラタシスと共同でダウンタウンの再開発計画を立上げデトロイトのデザイン事務所が3Dプリンター製造大手のストラタシスと共同で、デトロイト市ダウンタウンの再開発プロジェクトを立上げ、地元の関心を集めている。 プロジェクトを立ち上げたのは、デトロイトの地元に拠点を置くZoyesクリエイティブグループ。計画ではダウンタウンの50ブロックのエリアをリノベートし、オフィスビルの他、ホテル、居住エリア、娯楽施設などをセットで開発するという。 Zoyesクリエイティブグループはストラタシスの3Dプリンターを使って10フィートサイズの大型スケールモデルを制作した。スポーツアリーナのスケールモデルは2万人の観客も精密にプリントされたリアルなものだという。 プロジェクトでは、3Dプリンターを活用する事でデトロイトの街を再生させるというコンセプトが内包されている。 デトロイトはミシガン州最大の都市。長らく自動車産業で栄え、アメリカを代表する自動車の街という名声を博してきた。しかし、20世紀後半から日本車が市場シェアを奪い始め、自動車産業が縮小、2013年には街としてのデトロイトが破産を申請した。デトロイトの破産はアメリカの都市では過去最大規模となった。 また、最盛期には185万人だった人口も、2016年の67万人にまで減少している。都市としてのデトロイトは未だ再建途上にある。
掲載日:2017年7月9日:イスラエルの3DプリンターメーカーMassivit 3Dの売上が急増
イスラエルの3DプリンターメーカーMassivit 3Dの売上が急増イスラエルの3DプリンターメーカーMassivit 3Dの売上が急増している。 同社の発表によると、同社の大型3DプリンターMassivit 1800シリーズは、昨年のリリースから12か月間で世界15カ国30ユーザーの注文を受け、売上が350%拡大したという。また、同社の代理店も25社に増加したという。 ユーザーには、ルイヴィトンと共同でオンデマンド3Dプリンティングサービスを提供しているOMUS社、イスラエル最大の流通グループHeidaグループ傘下のスーパーサイズ社が含まれている。 スーパーサイズ社はMassivit 3Dの3Dプリンターで屋外広告物の制作を行っているという。同社は最近Massivit 3Dの3Dプリンターでで、イベント用の高さ1.8メートルの巨大なフラミンゴ像を作ったという。 Massivit 1800シリーズは、独自開発されたポリマー系素材Dimengelを素材に、最大117 X 150 X 180 cmのサイズの造形が可能。GDP(Gel Dispensing Printing)技術によりサポートなしに複雑な形状の物体を正確に造形する事が可能。 Massivitは2013年設立。ストラタシス出身のアヴナー・イスラエリ氏がCEOを務めている。
掲載日:2017年7月8日:来年度のアメリカ国防予算で3Dプリンターへの投資額が増加
来年度のアメリカ国防予算で3Dプリンターへの投資額が増加来年度のアメリカ国防予算で3Dプリンターへの投資額が増加していることが分かった。 国家防衛承認法案(NDAA)と名付けられた法案は、アメリカの来年度の国防予算総額6391億ドル(約70兆3000億円)の支出承認を求めるもので、アメリカ軍のアディティブ・マニュファクチャリング関連予算の増加も求めている。 法案によると、3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリング技術は、アメリカ軍のサプライチェーンを革新するとしている。 また、軍隊における3Dプリンターの増加は戦術レベルで各種のメリットがあり、専門研究機関「防衛マニュファクチャリング革新研究所」の設立を求めている。3Dプリンターは特に、兵器などの希少性の高いパーツ、旧式のパーツの製造などに活用出来るとしている。 同法案はまた、3Dプリンター技術の採用が増えるに従い、3Dプリンターで製造される部品の品質承認の難しさなどが課題として浮上してきているとも指摘している。 同法案の中で、3Dプリンターのための予算は、技術革新用予算132億ドル(約1兆4520億円)に含まれているという。 国家防衛承認法案は、アメリカ合衆国下院の専用サイトで閲覧できる。
掲載日:2017年7月7日:オーストラリアの3Dプリンターメーカーがポリ塩化ビニル3Dプリンターをリリース
オーストラリアの3Dプリンターメーカーがポリ塩化ビニル3Dプリンターをリリースオーストラリアの3DプリンターメーカーAONIQが、ポリ塩化ビニル(PVC)3Dプリンターをリリースする。 AONIQ888と名付けられた3Dプリンターは、ポーランドの3Dプリンター3DGenceが開発した3Dプリンターをベースに開発された。フィラメントは専用のAONIQ PVCフィラメントを利用する。 ポリ塩化ビニルは現在世界で幅広く使われているポリマーの一種だが、ポリ塩化ビニルを素材とする3Dプリンターはこれまでに開発されてこなかった。ポリ塩化ビニルを高温で溶融する際に、塩素が気化して有害化するのがハードルになっていたとも言われている。 AONIQは2年かけてAONIQ888を開発し、安全性の検証を行った。AONIQ888はオーストラリア国立試験協会(NATA)からISOとHCL廃棄物の安全性評価を得ているという。 AONIQ888の販売価格は10,499ドル(約115万円)。AONIQ PVCフィラメントの販売価格は10ロールで1,490ドル(約163,900円)となっている。 AONIQはオーストラリア・メルボルンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。3Dプリンターショップの店員だったマイケル・スラヴィカ氏が独立して設立、AONIQ888の開発に至っている。
掲載日:2017年7月6日:大手自動車修理チェーンのサービスキングが、3Dプリンターによるバンパー修理事業を開始
大手自動車修理チェーンのサービスキングが、3Dプリンターによるバンパー修理事業を開始アメリカの大手自動車修理チェーンのサービスキングが、3Dプリンターによるバンパー修理事業を開始した。 バンパー修理はサービスキングが行う主な事業の一つだが、これまではバンパー全体の1%以上が破損または傷ついた場合、バンパー全体を交換していた。そのため、顧客に相当のコストとバンパー取り寄せの時間を強いていた。 疑問を抱いたサービスキングのエンジニアが破損したバンパーの部分を3Dプリンターで造形してアタッチすることを発案、いくつかのケースでテストを行った。結果は良好で、いずれもコストを大きく削減出来たという。 サービスキングは新しいサービスの開始に伴い、3Dプリンターによるバンパー修理のプロセス、エクストルーダー、ソフトウェアの特許を申請した。 メーカーや車種によっては、バンパーの一部を修理する事が出来ないケースがあるものの、サービスキングは3Dプリンターによる修理事業を拡大する見込み。現時点で本拠地のテキサスに加え、シアトル、フェニックス、デンバー地区にもサービスを拡大するとしている。 サービスキングは1972年設立。テキサス州ダラスを皮切りにアリゾナ、イリノイ、ミシガン、オハイオ、アーカンソーなどアメリカ南部を中心に営業エリアを広げ、現時点で345店舗を運営している。直近の売上は7億1千万ドル(約781億円)。
掲載日:2017年7月5日:メトロポリタン州立大学 デンバー校がコロラド初のアディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設
メトロポリタン州立大学 デンバー校がコロラド初のアディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設メトロポリタン州立大学デンバー校が、コロラド州で初のアディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設した。現地時間の先月22日にセンターの開設式典が行われた。 センターの開設は航空宇宙産業大手のロッキードマーチンからの100万ドル(約1億1千万円)の助成を受けたもので、今後四年間かけてアディティブ・マニュファクチャリングセンターの全施設が建設される予定。 センターにはストラタシスのFortus900mcシリーズなどのハイエンド3Dプリンターが設置され、学生や教員が自由に利用出来る。3Dプリンターなどのアディティブ・マニュファクチャリング機器に加え、CNCマシンなどのサブトラクティブ・マニュファクチャリング機器や、各種の検査機器などが設置されるという。 ロッキードマーチンはコロラド州に生産拠点を有し、地元団体のコロラド宇宙ビジネス・ラウンドテーブルと協働で、地元の高校生、大学生に宇宙産業を含むSTEM教育を行う二週間のハンズオンプログラムを提供している。プログラムに参加することで、学生達は実際の宇宙産業での職業体験が出来るとしている。 メトロポリタン州立大学デンバー校は1965年設立の公立大学。
掲載日:2017年7月4日:KODAMAのキックスターターキャンペーンが好調、67万ドルを獲得
KODAMAのキックスターターキャンペーンが好調、67万ドルを獲得サンフランシスコに拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のKODAMAが低価格3DプリンターObsidianのキックスターターキャンペーンを開始、開始からわずか5日間で67万ドル(約7,370万円)を獲得するヒットとなっている。 キャンペーン終了まであと25日を残した現時点で、2,612人のバッカーを得ている。 キックスターターキャンペーンでのObsidianの価格は99ドル(約10,890円)。LCDスクリーン付きのObsidian Plusが149ドル(約16,390円)、スマートLCDスクリーン、ビルトインカメラ、ヒートベッド付きのObsidian Deluxeが249ドル(約27,390円)となっている。 Obsidianの試作機はロサンゼルス在住の3Dアーティスト、ヴィンセント・ポシック氏や、ジュエリーアーティストのジェニー・ウー氏などに貸与され、いずれからも高い評価を得ているという。 ObsidianはPLA、ABSの他に、PETGやカーボンファイバーフィラメントも利用可能。 KODAMAはアップルのプロジェクトマネージャー出身のマイケル・ハズマン氏が設立、Obsidianのデザインにはボッシュ出身のエンジニアが関与しているという。 KODAMAではObsidianの出荷を今年12月から開始するとしている。
掲載日:2017年7月3日:パリにインキュベーションセンター、ステーションFがオープン
パリにインキュベーションセンター、ステーションFがオープンパリにベンチャー企業のインキュベーションセンター、ステーションFがオープンした。 ステーションFは、著名投資家ザビエル・ニール氏率いるキマ・ベンチャーズなどの出資を受けたもので、マイクロソフト、Facebook、テックショップ、Amazonなどの企業の支援も受けている。 キマ・ベンチャーズはフォームラブズ、マターファブなどの3Dプリンター関連ベンチャー企業にも多く出資していることで知られている。 ステーションFでは、会員企業専用のマーケットプレイスが用意されるほか、ステーションFのパートナーによる26のスタートアップ支援プログラムが提供される。また、マイクロソフトはステーションFの会員企業に同社のAI(人工知能)技術を提供するという。 34,000平方メートルの広さの施設は24時間利用可能で、レストラン、カフェ、バーなども併設されている。また、600人が居住可能なアパートメントも来年オープンを予定していて、ステーションFの会員企業のスタッフなどが利用可能となる予定。 誕生間もないスタートアップ企業を支援・育成するインキュベーション施設が世界の主要都市で続々と開設されているが、ステーションFは世界最大規模のインキュベーションセンターとなる見込み。AI、ロボティクス、3Dプリンティングなどのテック系ベンチャー企業が誕生する事が今から期待されている。
掲載日:2017年7月2日:カナダ・ケベック州が300万カナダドルを医療3Dプリンティングセンター設立へ投資
カナダ・ケベック州が300万カナダドルを医療3Dプリンティングセンター設立へ投資カナダ・ケベック州が、300万カナダドル(約2億5400万円)を医療3Dプリンティングセンター設立のために投資する。センターはケベック州の州都ケベックシティに設立され、カナダ初の医療3Dプリンティングセンターとなる。センターでは最新のバイオ3Dプリンティング技術を活用した最新の医療技術の研究などが行われる。 医療3Dプリンティングセンター設立は、ケベック州工業リサーチセンターとケベック大学レイヴァル病院センターの共同プロジェクトとして行われ、医療技術の向上を目指すとともにケベック州の住人に医療3Dプリンティング技術の恩恵をもたらすのを目的としているという。 ケベック大学レイヴァル病院センターのガストン・バーニアー博士は、「医療3Dプリンティングセンターはゲームチェンジャーになり、数年後には医療3Dプリンティング技術が当たり前のように使われているだろう」と話している。 カナダではDプリンターへの投資が活発に行われている。カナダ・オンタリオ州のウォータールー大学が2,700万カナダドル規模をアディティブ・マニュファクチャリング研究施設へ投資したほか、ウェスタン大学も500万カナダドルをメディカル3Dプリンティングセンターに投資している。
掲載日:2017年7月1日:PrintrbotとPolar3Dが共同でベルトコンベヤー型3Dプリンターを開発
PrintrbotとPolar3Dが共同でベルトコンベヤー型3Dプリンターを開発アメリカの3Dプリンター製造ベンチャー企業のPrintrbotとPolar3Dが、共同でベルトコンベヤー型3Dプリンターを開発した。 Printrbeltと名付けられた3Dプリンターは高さ6インチ(15.24cm)、横6インチ(15.24cm)の造形サイズのベルトコンベヤー型3Dプリンターで、理論上Z軸は無限のサイズの造形が可能。 PrintrbeltはもともとPolar3Dが開発したベルトコンベヤー型3Dプリンターがベースで、Polar3DからPrintrbeltへ協業を持ちかけたという。 Printrbeltは、秒速30から60㎜のスピードで造形し、素材には1.75mm径のPLAフィラメントを使用する。 Printrbeltの価格は1,999ドル(約22万円)で、Printalotのウェブサイトで購入可能。現在は特別割引価格の1,699.15ドル(約18万7千円)で販売されている。 ベルトコンベヤー型3Dプリンターは、現在3Dプリンターコミュニティで非常に人気が高まっている。先日もオランダのベルトコンベヤー型3Dプリンター、ブラックベルトのキックスターターキャンペーンが行われ、開始からわずか15分で調達目標金額に到達し、話題になった。
掲載日:2017年6月30日:SLMソルーションズが1,300万ドル分のメタル3Dプリンターを受注
SLMソルーションズが1,300万ドル分のメタル3Dプリンターを受注ドイツのハイエンドメタル3Dプリンター製造のSLMソルーションズが、1,300万ドル(約14億3千万円)分のメタル3Dプリンターを受注した。 受注したのはSLM500マルチレーザー3Dプリンター10台。SLMソルーションズの中国販売パートナーを通じて受注したという。メタル3Dプリンターは今後15ヶ月かけてユーザーに順次デリバリーされる予定という。 SLM500マルチレーザー3DプリンターはSLMソルーションズの最大クラスのシリーズ。最大4700Wのレーザーをメタルパウダーに照射して造形するSLS方式の3Dプリンター。 中国では最近工業用ハイエンド3Dプリンターの導入が相次いでいる。HPも、中国の大手サービスビューロー、シャイニング3Dと50台のHPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターの売買契約を締結したと先日発表している。 SLMソルーションズを巡っては、昨年GEによるTOB買収提案が話題になった。買収はSLMソルーションズの筆頭株主の反対で不成立となったが、後にマーカス・レクリンCEOが突如解任されている。 今回の大型受注は、SLMソルーションズにとって久しぶりに明るいニュースとなったようだ。
掲載日:2017年6月29日:Xometryが1,500万ドルの資金調達に成功
Xometryが1,500万ドルの資金調達に成功メリーランド州ガイザーズバーグに拠点を置く産業用マーケットプレース運営のXometryが、1,500万ドル(約16億5千万円)の資金調達に成功した。同社が調達した資金の総額は累計で3,800万ドル(約41億8千万円)となった。 出資したのはGEベンチャーズ、ハイランド・キャピタル・パートナーズなどのベンチャーキャピタルを含む投資家群。GEベンチャーズ、ハイランド・キャピタル・パートナーズは以前のラウンドでもXometryに出資している。 Xometryは3DプリンティングやCNCマシニングに特化したオンデマンド・マーケットプレースを運営しており、顧客にはBMW、GE、NASA、アメリカ陸軍などが名を連ねている。同社のユーザー数は、アメリカ国内の中小企業を中心に5,000社に達している。 Xometryでは、ユーザーが作成した部品などの3Dモデルをアップロードし、素材などの条件を指定するとサービスビューローなどの業者が応札する。取引条件が成立するとサービスビューローが実際の部品を製造してユーザーへ送付する。 Xometryは、調達した資金を営業部門の強化やプラットフォームの拡大に投じるとしている。 Xometryは2013年10月設立。「カスタムマニュファクチャリングのAmazon」を目指し、業績を拡大している。同社の直近の年商は2,000万ドル(約22億円)に達している。
掲載日:2017年6月28日:アメリカ海軍がブロックチェーンで3Dプリンティングのセキュリティを確保へ
アメリカ海軍がブロックチェーンで3Dプリンティングのセキュリティを確保へアメリカ海軍がブロックチェーンで3Dプリンティングのセキュリティを確保する計画を立てていることがわかった。 アメリカ海軍は3Dプリンティング技術の導入を熱心に進めているが、やり取りされる3Dモデルなどがハッカーに盗まれるリスクが指摘されている。また、3Dモデルの中には軍事機密情報に関する類のものも含まれている。 アメリカ海軍によると、3Dプリンターの導入により海軍の物資調達能力は飛躍的に高まっているが、同時に脆弱性の危険性も生じているという。特に情報暗号化セキュリティ、トレーサビリティ、改竄不能性、データフローの管理などの対策が必要としている。 ブロックチェーンは、ブロックと呼ばれるデータ単位を生成してチェーン(鎖)のように連結させてデータ全体を保存する仕組み。ブロック生成や連結などの情報履歴が分散してデータベース化されるため、安全性が極めて高いとされる。また、データの改竄なども困難とされるため、ビットコインの取引などでも活用されている。 アメリカ海軍では今年の夏からブロックチェーンを3Dプリンティングの領域で導入し、後に他分野へ導入を広げるという。また、今年9月にはブロックチェーン導入の状況を記したレポートを発行するとしている
掲載日:2017年6月27日:メーカーボットインダストリーズがGoogle Chromebooks対応3Dプリンター管理ソフトをリリース
メーカーボットインダストリーズがGoogle Chromebooks対応3Dプリンター管理ソフトをリリースストラタシス傘下のデスクトップ3Dプリンターメーカーのメーカーボットインダストリーズが、Google Chromebooks対応3Dプリンター管理ソフトをリリースする。クラウドベースで、オートデスクのTinkercadにも対応しているという。 My MakerBot Platformと名付けられたソフトウェアはブラウザベースで、Google Chromeから視覚的に3Dプリンターを操作・管理出来る。メーカーボットインダストリーズが運営する3Dモデル共有サイトThingiverseの教師用ポータルと連動し、レッスンプランがダウンロード出来るなど小中学校などの教育現場ですぐに利用出来るようになっている。 メーカーボットインダストリーズによると、先月だけで合計14,000のレッスンプランがダウンロードされたという。 現在普及が進むFDM方式の3Dプリンターは、3Dプリンター管理ソフトをパソコンなどにインストールして管理する仕組みになっている。中には捜査に専門的な知識を必要とするものもあり、ユーザーにとって必ずしも使い勝手が良いとは言えない。 My MakerBot Platformのような視覚的で比較的に簡単に操作出来る3Dプリンター管理ソフトが普及する事で、3Dプリンターの普及を後押しする可能性があると業界関係者は期待している。
掲載日:2017年6月26日:フォルクスワーゲンが3Dプリンターを活用して製造コストを削減
フォルクスワーゲンが3Dプリンターを活用して製造コストを削減ドイツの自動車製造大手のフォルクスワーゲンが、3Dプリンターを活用して製造コストを削減したとして話題になっている。 フォルクスワーゲンは自社のポルトガル工場で、2014年から工作用コンポーネントを3Dプリンターで製造しているが、昨年は1000点のパーツを製造し、16万ドル(約1,760万円)のコストを削減できたという。同社では今年の削減額が20万ドル(約2200万円)になると見込んでいる。 コストの削減とともにパーツ製造にかかる時間も大きく削減されている。従来の外注加工で平均35日かかっていた製造時間が、3Dプリンターの利用によりわずか4日に削減されたという。 同社が利用している3Dプリンターはウルチメーカー3シリーズと2シリーズで、合計7台が稼働している。 コンポーネントの製造の他、フォルクスワーゲンでは同社のGTIシリーズ用完成品パーツを3Dプリンターで製造するとしている。 自動車業界は古くから3Dプリンターを試作品の製造などに活用してきているが、コンポーネントの製造に3Dプリンターを利用するケースは珍しい。フォルクスワーゲンの事例は、3Dプリンターがモノづくりの現場に着実に普及していることを示すものとして注目される。
掲載日:2017年6月25日:3DハブズでHPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターが利用可能に
3DハブズでHPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターが利用可能にオランダのベンチャー企業の3DハブズのネットワークにHPが開発したマルチジェット・フュージョン3Dプリンター複数台が参加していることがわかり、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 接続が確認されたのはドイツ、フランス、ベルギー、アメリカの四カ国。それぞれのサービスビューローに設置されたマルチジェット・フュージョン3Dプリンターが利用可能。 3Dハブズは7月6日までマルチジェット・フュージョン3Dプリンターの利用手数料を10%割り引くキャンペーンを実施している。割引には利用時にディスカウントコードの入力が必要。 マルチジェット・フュージョン3DプリンターはHPが開発したインクジェットベースの3Dプリンターで、競合製品よりも精密な造形が高速に出来るとしている。サービスビューローではこれまでにシェイプウェイズ、スカルプティオ、マテリアライズが導入している。 3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社が接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、一定の手数料を受け取る仕組み。同社は2014年9月に450万ドル(約4億9,500万円)の資金も調達している。
掲載日:2017年6月24日:Voodooマニュファクチャリングが500万ドルを調達
Voodooマニュファクチャリングが500万ドルを調達ニューヨークに拠点を置く3DプリンティングサービスビューローのVoodooマニュファクチャリングが、500万ドル(約5億5千万円)を調達した。 ベンチャーキャピタルのジェネラル・カタリスト、ネクストビュー・ベンチャーズ、645ベンチャーズ、Yコンビネーターのコミュニティファンドなどが出資に応じた。今回のラウンドを含めてVoodooマニュファクチャリングがこれまでに調達した資金の総額は640万ドル(約7億400万円)となった。 VoodooマニュファクチャリングはYコンビネーターの2017年冬季プログラムに参加し、今年1月にKPCBエッジから140万ドルの資金を集めていた。今回の資金調達を受け、Voodooマニュファクチャリングは同社のデジタルファクトリーとソフトウェアの向上に資金を活用するとしている。 Voodooマニュファクチャリングは、メーカーボットインダストリーズのレプリケーターシリーズなどの一般に市販されている3Dプリンターを大量に稼働させて大量生産を行うのが特徴。一回のオーダーで最大1万点の部品を製造することが可能としている。 Voodooマニュファクチャリングは2015年設立。「迅速で手ごろな価格、スケーラブルな3Dプリンティングサービスを提供する」ことを目標に掲げている。
掲載日:2017年6月23日:ジャーマン・レップラップが3種類の3Dプリンター用新型フィラメントをリリース
ジャーマン・レップラップが3種類の3Dプリンター用新型フィラメントをリリースドイツの3Dプリンターメーカーのジャーマン・レップラップが、3種類の3Dプリンター用新型フィラメントをリリースした。 リリースされたのはESD ABS、ASA、パフォーマンスABSの3種類。 ESD ABSは電導性フィラメントで、電子部品などのマウントデバイスの製造などに使われる。色は黒のみで、1.75mm径の0.75㎏と2.1㎏のスプールで提供される。 ASAは耐紫外線、耐酸化性に優れたフィラメントで、ABSよりも高温での寸法安定性を持つのが特徴。屋外で使われる物や部品の製造に適しているとしている。色はナチュラルのみで、1.75mm径の0.75㎏と2.1㎏のスプールで提供される。 パフォーマンスABSは通常のABSよりも反りに強いのが特徴。複雑な形状の物や、フィリグリー、大型の物体の製造に適しているとしている。色はナチュラルのみで、1.75mm径の0.75㎏と2.1㎏のスプールで提供される。 いずれのフィラメントもジャーマン・レップライトのウェブサイトか、同社の販売代理店から購入可能。一般的なFDM方式の3Dプリンターのほとんどで利用可能としている。 ジャーマン・レップラップはミュンヘンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。3Dプリンターの他、各種の高機能フィラメントも製造している。
掲載日:2017年6月22日:GEが世界最大サイズのメタル3Dプリンターを開発へ
GEが世界最大サイズのメタル3Dプリンターを開発へGE傘下のアディティブ・マニュファクチャリング企業GEアディティブが、世界最大サイズのメタル3Dプリンターを開発している。造型サイズ最大1立方メートルで、実現すれば文字通り世界最大サイズのメタル3Dプリンターとなる。 開発中のATLASと呼ばれるメタル3Dプリンターはジェットエンジンの構造コンポーネントなどのパーツ作りに使われる予定。GEアディティブは、ジェットエンジンのパーツ製造以外に自動車産業、電力、エネルギー産業などでも活用出来るとしている。 ATLASは他社のメタル3Dプリンターと同様、素材のメタルパウダーにレーザービームを照射して焼結造形するタイプ。溶接などの従来の製造方式よりも速く安価に造型する事が可能としている。 現在世界最大サイズのメタル3DプリンターはドイツのコンセプトレーザーのXLine2000Rシリーズで、図形サイズは800 x 400 x 500 mm。ATLASが完成すればこれを大きく上回る造形サイズを持つことになる。 なお、コンセプトレーザーは昨年GEに買収され、現在はGE傘下でオペレーションを行っている。 現在のところ、ATLASの第一号機は来年2018年の後半にリリースされる予定という。
掲載日:2017年6月21日:オートデスク新CEOにアンドリュー・アナグノスト氏が就任
オートデスク新CEOにアンドリュー・アナグノスト氏が就任CADソフトウェアメーカー大手のオートデスクの新CEOにアンドリュー・アナグノスト氏が就任する。 アナグノスト氏は1997年にオートデスクに入社、製品開発やマーケティングの分野で活躍し、2012年1月からビジネス戦略・マーケティング担当副社長を、2016年10月からはチーフ・マーケティング・オフィサーを、それぞれ務めていた。同氏はCEO就任と共に取締役として同社の取締役会に参加する。 同氏はカリフォルニア州立大学で機械工学の学位を、スタンフォード大学でエンジニアリングサイエンスの修士号とコンピューターサイエンスの博士号をそれぞれ取得している。オートデスク入社前はロッキード、NASAなどに勤務している。 オートデスクは現在従来型のソフトウェア販売モデルからクラウドベースのサブスクリプションモデルへとビジネスモデルを転換しつつある。アナグノスト氏は同社の戦略上重要な時期に新CEOに就任する。 オートデスクでは今年2月に長らくCEOを務めたカール・バス氏が辞任し、四か月間CEOのポストが不在となっていた。 オートデスクは1982年にCADソフト・オートCADの開発者ジョン・ウォーカーが節いつした。以来CADソフトの世界的なリーディングカンパニーとして業界を牽引している。
掲載日:2017年6月20日:ロボ3Dが180万オーストラリアドルを調達
ロボ3Dが180万オーストラリアドルを調達カリフォルニア州パロアルトに拠点を置くデスクトップ3Dプリンターメーカーのロボ3Dが、180万オーストラリアドル(約約1億5,070万円)を調達した。 資金は二口に分かれて提供された。ベンチャーキャピタルのGTTベンチャーズが80万オーストラリアドルを、アルビオンキャピタルパートナーズのトニー・グリスト氏が100万オーストラリアドルをトレードファイナンスで提供した。 ロボ3Dは昨年キックスターターでR23Dプリンター開発キャンペーンを立上げ、プレオーダーを受け付けていた。今回のファイナンスはそのプレオーダーに対応するもの。キックスターターキャンペーンでは総額で30万ドル(約3,450万円)の資金が集まった。 今回のファイナンスを受け、ロボ3Dでは台湾の製造受託企業フォックスコン・テクノロジー・グループ(鴻海科技集団)と共同で研究開発を強化するという。フォックスコンはロボ3DのR23Dプリンターの製造を受託している。 ロボ3Dは2012年にキックスターターのプロジェクトで資金調達に成功し、法人化された。2015年12月に12月にオーストラリアの資源開発企業ファルコン・ミネラルに買収され、2016年11月にオーストラリア証券取引所に上場している。
掲載日:2017年6月19日:M3Dがを工業用3DプリンターPromegaをリリース
M3Dがを工業用3DプリンターPromegaをリリース米メリーランド州フルトンに拠点を置く3DプリンターメーカーのM3Dが、工業用3DプリンターPromegaをリリースする。 Promegaは388 X 388 X 388mmと大きめの造形サイズが特徴で、デュアル・カラーミキシングノズルを搭載している。また、特許申請中のデュアルゾーンヒーティングシステムにより、競合製品の三倍程度電力消費効率が良くなっているという。 M3Dはビジネス用クラウドファンディングサイトFitForLaunchでPromegaのキャンペーンサイトを立ち上げている。同キャンペーンは現在プレオーダーを受付中で、プレオーダー中の特別価格が1,060ドル(約116,600円)となっている。プレオーダー終了後、Promegaの価格は3,500ドル(約385,000円)になるとしている。 Promegaのリリースに際し、M3Dでは現地時間の6月15日に地元のテックショップでPromegaのお披露目会を開催した。会ではPromegaのデモが行われた他、質疑応答などが行われた模様。 M3Dは2014年設立。これまでに小型デスクトップ3DプリンターMicroシリーズなどをリリース、世界中の3Dプリンターユーザーから高い支持を集めている。Microはキックスターターで340万ドル(約3億8,420万円)を集める大ヒットを記録している。
掲載日:2017年6月18日:INTAMSYSがプロフェッショナル高温3DプリンターFUNMAT HT3Dプリンターをリリース
INTAMSYSがプロフェッショナル高温3DプリンターFUNMAT HT3Dプリンターをリリース上海に拠点を置く中国の3DプリンターメーカーのINTAMSYSが、プロフェッショナル高温3DプリンターFUNMAT HT3Dプリンターをリリースする。 FUNMAT HT3Dプリンターは最高450℃までの溶融が可能で、PEEK、PPSU、Ultemなどのエンジニアリングプラスチックが使用出来る。また、ヒートベッドは最高160℃、ビルドチェンバーは最高90℃まで加熱出来るという。 FUNMAT HT3Dプリンターの造形サイズは最大260mm x 260mm x 260mm。今年後半には最大450mm x 450 mm x 600mmの大型バージョンがリリースされる予定。 FUNMAT HT3Dプリンターの価格は5,000ドル(約55万円)と、競合他社製品の半分から三分の一程度となっている。 3DプリンターでPEEKなどのエンジニアリングプラスチックを使いたいというニーズは世界的に高まってきているが、現在普及が進む一般的なFDM方式の3Dプリンターではノズルの溶融温度が最高300℃程度のものが多く、利用が出来ない。そのため、多くのFDM方式の3Dプリンターでは、使える素材がABSやPLAなどのポリマー系素材に限定されている。 高温3Dプリンターが普及することで、エンジニアリングプラスチックを使ったアディティブ・マニュファクチャリングが拡がる可能性があると業界関係者は期待している。