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3Dプリンター総研のミッションと事業


Mission

3Dプリンターの技術革新によってもたらされる、新しいビジネスやサービスを、市場とテクノロジーの高度な橋渡し役となって創出し、普及発展させ、日本のものづくり産業やサービス産業、教育・芸術分野の活性化や発展に寄与する。


事業概要

3Dプリンター分野に関係する新事業開発、事業戦略の策定、技術開発戦略の策定、調査分析、アライアンスの仲介、技術導入コンサルティング等



強み

最先端の技術情報・世界の最新情報・多分野の市場情報を収集する力、理解分析する力、それを元に予見する力。 (株)マイクロジェット 3Dプリンター技術研究所との提携による専門技術領域に踏み込んでの提案。 新事業開発やマーケティングの専門家、博士号を有する3Dプリンター技術の専門家等ハイレベルなコンサルタント。



News

2020年2月15日 【展示会出展のお知らせ】
第2回 次世代3Dプリンタ展(開催2/26-2/28)に出展いたします
2/26(水)~2/28(金) 幕張メッセ ホール9 ブース№ 46-33
2020年2月14日 【イベントのお知らせ】
3Dプリンターものづくり体験ワークショップを行います。
3/28(土) 東京都小金井市、東京農工大学 小金井キャンパス内 ㈱マイクロジェット東京支社
2020年2月12日 【Go SOZO Tokyo 2020 Spring展来場の御礼】
Go SOZO Tokyo 2020 Spring展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2020年1月29日 【展示会出展のお知らせ】
Go SOZO Tokyo 2020 Spring展で3Dプリンター & 3Dプリンターペンの体験教室を行います。
2/11(火) 池袋サンシャインシティ 展示ホールA1 ブース№ C-7
2019年2月10日 【TCT Japna2019展来場の御礼】
TCT Japna2019展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018年8月3日 【展示会出展のお知らせ】
Maker Faire Tokyo 2018展に出展致します。8/4(土)~8/5(日) 東京ビッグサイト ブース№S-13-04(西2ホール)
2018年8月3日 【3Dプリンター販売開始】
SLS方式でありながら驚異の低価格を実現した、Sintratec社製樹脂専用の3Dプリンター「Sintratec Kit」の日本正規販売代理店となりました。
2018年7月2日
【第29回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第29回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018年5月23日
【展示会出展のお知らせ】
第29回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/20(水)~6/22(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東21-30
2018年2月19日
【3D Printing 2018展来場の御礼】
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018年1月12日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2018展に出展致します。 2/14(水)~2/16(金) 東京ビッグサイト 東6ホール ブース№6J-23
2017年12月1日
【アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社との業務提携締結のお知らせ】
株式会社3Dプリンター総研は、世界最初の経営コンサルティングファームの日本法人であるアーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社と3Dイノベーション分野のコンサルティングで業務提携することに合意致しました。
2017年6月26日
【第28回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017年5月24日
【展示会出展のお知らせ】
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/21(水)~6/23(金) 東京ビッグサイト 東1ホール ブース№43-29
2017年2月20日
【3D Printing 2017展来場の御礼】
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017年1月16日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2017展に出展致します。 2/15(水)~2/17(金) 東京ビッグサイト 東6ホール ブース№6L-22
2016年12月26日
【セミナーご参加の御礼】
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました
2016年6月27日
【第27回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016年6月17日
【「3Dプリンター用材料 開発・実験・分析サービス」開始】
弊社の関連会社㈱マイクロジェットと㈱東レリサーチセンターは業務提携を行い、 「3Dプリンター用材料 開発・実験・分析サービス」 としてワンストップで造形実験から分析まで受託可能な新サービスを開始いたしました。
2016年5月31日
【展示会出展のお知らせ】
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/22(水)~6/24(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東7-38
2016年2月3日
【3D Printing 2016展の御礼】
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015年12月22日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2016展に出展致します。 1/27(水)~1/29(金) 東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟 ブース№6G-20
2015年12月11日
【セミナーご参加の御礼】
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました
2015年8月25日
【視察ツアー募集開始のお知らせ】
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015年7月3日
【第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015年5月28日
【展示会出展のお知らせ】
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/24(水)~6/26(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東8-38
2015年2月27日
【3D Printing 2015展来場の御礼】
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014年12月19日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2015展に出展致します。 1/28(水)~1/30(金) 東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟 ブース№6D-09
2014年10月
(株)3Dプリンター総研設立 山口修一が代表取締役に就任

セミナー・講演会情報

2019年12月21日
【セミナー題名】 formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2019年12月20日(金)※満席により、お申込みは終了しました
2018年12月10日
【セミナー題名】 formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2018年12月7日(金)※満席により、お申込みは終了しました
2017年11月9日
【セミナー題名】 formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2017年12月15日(金)※満席により、お申込みは終了しました
2017年4月7日
【セミナー題名】 3Dプリンターを利用した複合材料成形と応用展開
 開催日:2017年4月7日(金) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年12月26日
【セミナー題名】 formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2016年12月22日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年11月10日
【セミナー題名】 TRCものづくり支援シンポジウム2016
 開催日:2016年12月15日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年10月20日
【セミナー題名】 再生医療の産業化に向けた調製・製造・3Dプリンティング技術
 開催日:2016年12月15日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年10月20日
【セミナー題名】 炭素繊維複合材料用3Dプリンターの新技術と用途展開
 開催日:2016年11月21日(月) ※満席により、お申込みは終了しました
2015年12月11日
【セミナー題名】 EuroMold 2015 & formnext 2015 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2015年12月10日(木) 開催場所:AP品川 ※満席により、お申込みは終了しました
2015年8月18日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年5月21日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年3月11日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年1月20日
【セミナー題名】 EuroMold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来
開催日:2015年1月21日(水) 開催場所:㈱3Dプリンター総研セミナールーム 
※満席によりお申し込みは終了しました

レポート・書籍情報

2020年1月7日 【最新レポート情報!】
formnext2019 報告レポート<formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線>
2019年8月30日 【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の市場動向と最新業界レポート
2019年5月20日 【最新書籍情報!】
2019年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
2018年12月17日 【最新レポート情報!】
formnext2018 報告レポート<formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線>
2018年7月9日 【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と先進分野への応用
2018年7月9日 【最新書籍情報!】
『2018年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場』
2018年1月19日 【最新レポート情報!】
formnext2017 報告レポート <formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線>
2017年6月21日 【最新書籍情報!】
『2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場』
2017年5月31日 【最新レポート情報!】
formnext2016 報告レポート <formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線>
2017年2月28日 【最新書籍情報!】
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
2016年3月28日 【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場 ~IoT時代に求められるモノづくり~
2016年1月27日 【最新書籍情報!】
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
2015年12月18日 【最新レポート情報!】
『euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
2015年5月14日 【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
2015年5月14日 【書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
2015年2月25日
EuroMold 2014 報告レポート発売
2015年1月
EuroMold 2014 最新レポート
2013年11月
3Dプリンターに関する特許分析レポート

世界の3Dプリンターニュース

掲載日:2020年2月17日:プラット・アンド・ホイットニーがシンガポールで航空機用エンジンパーツを3Dプリンターで製造
アメリカの大手航空機用エンジンメーカーのプラット・アンド・ホイットニーが、シンガポールで航空機用エンジンパーツを3Dプリンターで製造するとして話題になっている。 プラット・アンド・ホイットニーによると、同社はシンガポールのコンポーネント・エアロスペース・シンガポール社とSTエンジニアリングと協働し、航空機用エンジンのリペアパーツなどを3Dプリンターで製造するとしている。リペアパーツを3Dプリンターで製造することで、パーツの製造コストと製造時間を大幅に削減できると期待されている。 コンポーネント・エアロスペース・シンガポールのチン・フアト・シア・プリンシパルエンジニアは、「3Dプリンティング技術は航空機のメンテナンスの領域でゲームチェンジャーになります。特に、航空機用エンジンのパーツ在庫に画期的な柔軟性をもたらします。アディティブ・マニュファクチャリングが航空機のメンテナンスにどのような影響を与えるか、注視してゆきたいと思います」とコメントしている。 プラット・アンド・ホイットニーは1860年設立、当初はミシンや銃製造用工作機械などを製造していたが、1925年より航空機用エンジンの製造を開始し、今日に至るまでに世界的な航空機用エンジンメーカーに成長した。GEやロールスロイスなどと並び、大型ジェット旅客機ボーイング777シリーズやエアバスA320シリーズなどの航空機用エンジンを製造している。
掲載日:2020年2月16日:カナダの大手鉄鋼メーカーがアディティブ・マニュファクチャリング企業を買収
カナダの大手鉄鋼メーカーのサミュエル・サン・アンド・カンパニーが、同じくカナダのアディティブ・マニュファクチャリング企業のバーローク・テクノロジーズを買収し、完全子会社化した。サミュエル・サン・アンド・カンパニーは、2017年にバーローク・テクノロジーズの一部株式を買収していた。 バーローク・テクノロジーズの買収について、サミュエル・サン・アンド・カンパニーのコリン・オズボーン社長兼CEOは、「(サミュエル・サン・アンド・カンパニーによるバーローク・テクノロジーズへの投資について)アディティブ・マニュファクチャリングの革新的可能性への我々の信念は見返りを受けつつあります。バーローク・テクノロジーズのチームは急速に成長しており、世界で最も革新的な企業とのパートナーシップと、アディティブ・マニュファクチャリングの世界における経験は何物にも代えがたいものです」とコメントしている。 バーローク・テクノロジーズは、カナダでも有数のアディティブ・マニュファクチャリング企業として知られている。これまでにオンタリオ州にアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設し、特にチタン系素材を使ったメタル3Dプリンティングサービスを航空宇宙や自動車などの産業セクターに提供してきている。
掲載日:2020年2月15日:バリー・カレボーがパーソナライズド・3Dプリントチョコレートの受託製造を開始
スイスの大手チョコレートメーカーのバリー・カレボーが、パーソナライズド・3Dプリントチョコレートの受託製造を開始する。チョコレート販売店やレストランなどのハイエンドユーザーを対象にしたもので、初期のユーザーにはオランダのホテルチェーンのファン・デル・ファルクなども含まれているという。 サービスの開始について、バリー・カレボーのパブロ・パーヴェルシ品質担当役員は、「イノベーションは、バリー・カレボーの『スマートな成長』戦略における重要な柱の一つです。サービスを提供するモナ・リザ3Dスタジオが、それぞれのユーザーにとっての特別な経験を提供することでしょう。この技術的なブレークスルーは、業界におけるモナ・リザのブランドをさらに高め、バリー・カレボーの世界的なリーダーシップをさらに強化するでしょう」とコメントしている。 オリジナルなデザインをもとにクッキーやチョコレートを製造するサービスは、世界各地で散発的に行われているが、大規模な3Dプリントチョコレートの受託製造を行うのは、今回のバリー・カレボーのケースが世界初と見られる。 バリー・カレボーは、スイス・チューリッヒに拠点を置く世界的なチョコレートメーカー。1996年にベルギーのカレボーとフランスのカカオ・バリーの合併によって設立された。日本では2007年に森永製菓と戦略的提携を行い、チョコレートの製造を行っている。
掲載日:2020年2月14日:新型コロナウィルスの影響でアジアモールド・SIAF広州2020展示会が開催延期
新型コロナウィルスの影響で、アジアモールド・SIAF広州2020展示会が開催延期となった。当初は今月26日から28日までの三日間、中国広州で開催される予定だった。 アジアモールド・SIAF広州2020展示会は、東アジア最大の3Dプリンティング・アディティブ・マニュファクチャリング関連展示会とされ、例年多くのアディティブ・マニュファクチャリング関連企業が出展することで知られている。 アジアモールド・SIAF広州2020展示会の主催者は、「1月24日に出された広東省当局の通知に従い、新型コロナウィルスに接触する可能性がある大型の展示会の開催を延期することにしました。現時点では、新たな開催日程は明らかになっていませんが、詳細が決まり次第ご案内する予定です」とコメントしている。 新型コロナウィルスの影響により、今月19日から21日の日程で開催予定だった上海のTCTアジア2020展示会も開催延期に追い込まれている。 新型コロナウィルスは昨年12月頃より中国・湖北省武漢市で発生し、現在同市を中心に中国全土で流行が拡大している。過去に流行したSARSやMERSと同様、新型コロナウィルスは既知のウィルスと一致しない新型のコロナウィルスとされている。現時点での中国国内の患者数は4万人を超え、死者数は1340人に達している。日本でも、今日までに新型コロナウィルスによる初の死者が確認されている。
掲載日:2020年2月13日:スリーディーシステムズの株価が10.3%下落
ヴィオメッシュ・ジョシ社長兼CEOが退任を表明した翌日の先週金曜日、スリーディーシステムズの株価が最大で10.3%下落していたことがわかった。ジョシCEOの退任がスリーディーシステムズの今後の業績にネガティブに影響すると投資家が判断した結果となった。 ジョシ氏はインド出身の1954年生まれ。HPのプリンター事業担当副社長、HPのエグゼクティブ・スポンサーなどを歴任した後、2016年春にスリーディーシステムズの中興の祖アヴィ・レイチェンタル氏の後任としてスリーディーシステムズの社長兼CEOに就任した。業績の回復とキャッシュフローの改善に努めたが、思うような結果が出せずに志半ばで退任する形となった。 スリーディーシステムズは現在、大手ヘッドハンティング会社のスペンサー・スチュワートを通じてジョシ氏の後任探しを行っているが、現時点までに後任CEOは決まっていない。なお、後任CEOが就任した後も、ジョシ氏はスリーディーシステムズの戦略アドバイザーに留まるとしている。 ニューヨーク証券取引所で取引されているスリーディーシステムズの株価は、今週に入ってやや持ち直し、今日現在11.92ドルで取引されている。
掲載日:2020年2月12日:Uber創業者が3Dプリントホテル・ベンチャー企業に投資
ライドシェアリング大手Uber(ウーバー)創業者のトラヴィス・カラニック氏が、3Dプリントホテル・ベンチャー企業のハビタスに投資し話題になっている。ハビタスが調達した資金の総額は2000万ドル(約22億円)で、カラニック氏の他、デーティングアプリのティンダー創業者ジャスティン・マティーン氏や、インドのアドテック起業家ディヴ・トゥラキア氏も投資している。 ハビタスは「ミレニアル世代のためのクラブメッド」を標榜し、ホテル施設用プレハブ建築物を3Dプリンターで建築している。メキシコの自社工場で建築し、世界中にある同社のリゾート施設に移送している。ホテル施設の建設にかかる時間は6ヶ月から9ヶ月だという。 ハビタスの共同創業者のオリバー・リプリー氏は、「我々は(ホテル施設を)レゴのように組み立てます。従来のホテル作りでは考えられなかった手法です。我々は、年内に全世界の8つのロケーションにリゾート施設を建設し、来年以降は毎年10から12の施設を建設してゆきます」とコメントしている。 トラヴィス・カラニック氏は1976年生まれのアメリカの起業家。ファイルシェアリングシステム開発スコーアや、コンテンツ共有システム・レッドスウーシュなどを起業し、2010年にライドシェアリングプラットフォームのUberを起業した。Uberの創業者兼CEOとして務めていたが、セクシャルハラスメントなどの問題を起こし、2017年に同社を退任していた。
掲載日:2020年2月11日:2019年のアディティブ・マニュファクチャリング業界労働者の平均給与額が低下
全世界の2019年のアディティブ・マニュファクチャリング業界労働者の平均給与額が低下したことがわかった。調査会社アレキサンダー・ダニエルズ・グローバルがまとめたレポート「アディティブ・マニュファクチャリング・サラリー・サーベイ」によると、2016年から3年連続で増加していた全世界のアディティブ・マニュファクチャリング業界労働者の平均給与額は、ヨーロッパ、北米、アジアパシフィック地区のいずれにおいても低下した。下落率はヨーロッパ7.7%、北米2.3%、アジアパシフィック地区6.8%だった。 同レポートは、給与額の減少は給与削減などによるものではなく、アディティブ・マニュファクチャリング業界に参入する労働者数の増加によるものだとし、業界の熟成が進んでいることを示しているとしている。 アレキサンダー・ダニエルズ・グローバルの創業者兼ディレクターのニック・ピアース氏は、「現実に起きていることは、アディティブ・マニュファクチャリング業界へ参入するプロフェッショナル人口の増加です。こうしたプロフェッショナルの参入は、業界のレベルを引き上げますが、結果として賃金相場を押し下げる効果ももたらします」とコメントしている。 同レポートはまた、業界内での転職などの流動性も高まっていると指摘している。業界内で転職を促す要因として、「より高いレベルのキャリアを積むため」(77%)、「給与」(72%)、「新たな挑戦」(43%)などを挙げている。
掲載日:2020年2月10日:スリーディーシステムズのヴィオメッシュ・ジョシ社長兼CEOが退任
スリーディーシステムズのヴィオメッシュ・ジョシ社長兼CEOが退任することになった。現地時間の先週ジョシ氏自らがスリーディーシステムズの取締役会に伝えたもので、ジョシ氏は後任CEOが決まり次第退任する。後任CEO探しには、大手ヘッドハンティング会社のスペンサー・スチュワートが着手している。 ジョシ氏の退任について、スリーディーシステムズ取締役会のチャールズ・マクルア会長は、「スリーディーシステムズの取締役会を代表して、ジョシ氏のスリーディーシステムズにおける貢献に感謝します。ジョシ氏はデジタル・マニュファクチャリング・ソルーションのパイオニアであり、スリーディーシステムズを重要なフェーズへと引き上げてくれました。彼と彼のキャリアに尊敬の念を抱きます。ジョシ氏はチームワークの人であり、彼と一緒に仕事ができたことを誇りに思います」とコメントしている。 ジョシ氏は2016年4月に前任のアヴィ・レイチェンタルCEOの後任としてスリーディーシステムズのCEOに就任した。長らく低迷を続けていた業績を回復させ、株価を一定の水準まで戻したことなどが評価されていたが、会社全体のリストラクチャリングについては志半ばで手を放すこととなった。 自らの退任についてジョシ氏は、「何度にも及ぶ取締役会との話し合いの結果、このような意思決定をするに至りました。スリーディーシステムズは次のレベルに移行する時期にいます。我々は素晴らしいチームを編成し、パワフルなポートフォリオを構築しました。スリーディーシステムズを、そのような重要な時期に率いたことを誇りに思います」とコメントしている。
掲載日:2020年2月9日:ビッグレップがボストンに新アメリカ・ヘッドクォーターを開設
ドイツの大型3Dプリンターメーカーのビッグレップが、米マサチューセッツ州ボストンに新アメリカ・ヘッドクォーターを開設する。現地時間の2月10日にオープンする新アメリカ・ヘッドクォーターには本社機能に加えてショールームも開設され、同社のビッグレップ・スタジオG2、ビッグレップ・ワン、ビッグレップ・プロなどのシリーズが常設展示される。 新ヘッドクォーターの開設について、ビッグレップのフランク・マランゲルCEOは、「よりフレキシブルなアディティブ・マニュファクチャリングを求めるニーズが拡大する中、ビッグレップの新ヘッドクォーターは、革新的なアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを求めるクライアントに、カスタマーサービスの新たなスタンダードを提供してゆきます。特に業界のエキスパートに対して、大型パーツの製造のためのサポートを提供してゆきます」とコメントしている。 ビッグレップは、これまでにドイツ本社に加えてシンガポールとニューヨークに営業拠点を開設している。 ビッグレップは2014年設立。造形サイズ1立方メートルの大型3Dプリンター「ビッグレップワン」などを産業ユーザーに提供してきている。同社の大型3Dプリンターは、ボッシュ・レックスロス、エティハド航空、ドイツ鉄道などに採用されている。
掲載日:2020年2月8日:HP、シンガポール南洋理工大学、シンガポール国立研究基金が共同でデジタル・マニュファクチャリング共同研究所を開設
HP、シンガポール南洋理工大学、シンガポール国立研究基金が、共同でデジタル・マニュファクチャリング共同研究所を開設した。現地時間の先週、南洋理工大学キャンパス内にて開設式典が開催された。 研究所では、アディティブ・マニュファクチャリングに関するスキル開発プログラムや、デジタルデザイン、アディティブ・マニュファクチャリング用素材開発などの各種のプログラムが提供される。また、フットウェアやアイウェアなどのマスカスタマイズド・マニュファクチャリングの実験なども行われる。 研究所の開設構想は2018年にHPによって提唱された。HPによると、同研究所はHPのアジア初の大学との共同研究所で、研究所の規模としては世界最大規模となる。研究所にはHPの最新の3Dプリンターが設置されるほか、研究員などが出向する。 南洋理工大学は、1991年に設立されたシンガポールの国立大学。QS世界大学ランキング2020年版では世界11位と評価され、シンガポール国立大学とともにシンガポールで双璧をなす名門大学。南洋理工大学は、早くからアディティブ・マニュファクチャリング技術に注目し、学内に複数のアディティブ・マニュファクチャリング関連施設を設置するなど、研究基盤を固めている。
掲載日:2020年2月7日:ボーイングが世界最大の双発エンジン旅客機ボーイング777Xの初飛行に成功
アメリカの航空機メーカーのボーイングが、世界最大の双発エンジン旅客機ボーイング777Xの初飛行に成功した。ボーイング777Xには、GE傘下のGEアビエーションが製造した大型エンジンのGE9Xが搭載されている。GE9Xには、3Dプリンターで製造された部品が300点以上使用されている。部品の製造には、GEが買収したアーカムのメタル3Dプリンターなどが使われたという。 初飛行に成功した初号機は現地時間の1月25日午前10時9分にワシントン州ペインフィールド空港を離陸、ワシントン州上空を3時間51分飛行し、ボーイングフィールド空港に着陸した。 GEアビエーションのデビッド・ジョイスCEOは、「GEチームを代表して、ボーイングに777X初飛行成功のお祝いを申し上げます。この偉大なマイルストーンは、ボーイングとGEによる偉大な仕事を証明するものです。(エンジンを供給することで)777Xの翼の下の力持ちとなり、GEの先端技術を最先端の航空機に提供できることを誇りに思います」とコメントしている。 GEアビエーションは2013年にGE9Xの開発を開始、2016年に最初の地上燃焼試験に成功、2019年にはギネスブックにより世界最強の航空機用エンジンに認定されている。 ボーイング777Xはボーイング777の後継機で、メーカー標準座席数384席の777-8と、426席の777-9の2機種で構成されている。2021年から航空会社への引き渡しを予定しており、全日空もボーイング777ERシリーズの後継機として20機を発注している。
掲載日:2020年2月6日:スミソニアン博物館がミマキエンジニアリングの3Dプリンターを活用
アメリカのスミソニアン博物館が、ミマキエンジニアリングの3Dプリンターを様々な用途に活用しているとして話題になっている。 ミマキエンジニアリングのアメリカ法人ミマキUSAを通じてスミソニアン博物館に導入されたのは、ミマキ3DUJ-553フルカラー3Dプリンター。メリーランド州ランドーバーにあるスミソニアン・エクジビット・スタジオに導入された。 ミマキUSAのマネージャー、ジョッシュ・ホープ氏は、「3Dプリンターの導入により、レプリカやモデルの作成など、様々な活用法が考えられます。スミソニアン博物館を訪れる人に、新しい経験を提供することが可能になります。来訪者をインスパイアし、知識を普及させようとするスミソニアン博物館の活動にジョインできることを嬉しく思います」とコメントしている。 スミソニアン・エクジビット・スタジオは、現在ワシントンDCで開催中の「アウトブレイク:結ばれた世界におけるエピデミック」展示会に、ミマキの3Dプリンターで作ったインフルエンザウィルスのモデルを展示している。来訪者はインフルエンザウィルスのモデルを、自由に手に取って見ることができる。 スミソニアン・エクジビット・スタジオはまた、スミソニアン博物館の展示物のレプリカを3Dプリンターで作成し、目の不自由な人が手にとって触れるようにすることなども検討しているという。 スミソニアン博物館は、アメリカを代表する科学、産業、技術、芸術、自然史の博物館群・教育研究機関複合体。収集物は1億4200万点にも及ぶ。
掲載日:2020年2月5日:ラピッドシェイプが5種類のジュェリー製造用3Dプリンターをリリース
ドイツの3Dプリンターメーカーのラピッドシェイプが、5種類のジュェリー製造用3Dプリンターをリリースした。 リリースされたのはスタジオラインS20、スタジオラインS30、ヘビーデューティーラインS90、ヘビーデューティライン・スタンドアロン、S90+キャビネットの5シリーズ。いずれもジュエリーのキャスタブルパーツの製造などに最適化されている。造形サイズはスタジオラインS20ファインが最も小さく、84 X 47 ミリメートルとなっている。 ラピッドシェイプのマネージングディレクターのアンドレアス・シュルセシス氏は、「これらの新しいジュエリー3Dプリンターは、我々のユーザーの声に対応して作られたものです。いずれも微細なデザインに対応し、後処理などの必要性を最低限に抑えています。造形するサイズに応じて、それぞれ最適なシリーズをお使いいただけます」とコメントしている。 ラピッドシェイプは、ドイツのハイムシャイムに拠点を置く3Dプリンターメーカー。ジュエリー、歯科医療、補聴器の製造などに特化したDLP3Dプリンターを製造している。ラピッドシェイプは、2018年に補聴器製造用3DプリンターのスタジオラインHA20シリーズなどもリリースしている。同社は、世界的な化学メーカーのヘンケルと、DLP3Dプリンター用樹脂開発のパートナーシップ契約を締結している。
掲載日:2020年2月4日:スイスのカーボンファイバー3Dプリンティング企業が430万ドルの資金調達に成功
スイスのカーボンファイバー3Dプリンティング企業の9Tラブズが、430万ドル(約4億7300万円)の資金調達に成功した。 出資したのはウィングマン・ベンチャーズ、インベスティア、テクノロジー・ファンドなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。なお、9Tラブズは、ESAビジネス・イキュベーション・センターのインキュベーター支援を受けている。ESAビジネス・イキュベーション・センターは、宇宙ビジネスなどのハイテクビジネスのスタートアップ企業に特化したインキュベーション・センター。 9Tラブズのバートランド・ヒューメル氏は、「プラスチックやメタル3Dプリンティング企業と違い、9Tラブズはカーボンファイバー3Dプリンティングという、オートメーションやソフトウェアソルーションといったスタンダードが確立していない業界でビジネスを展開しています。我々のビジネスの可能性は非常に高いと考えています」とコメントしている。 9Tラブズは2018年設立。スイスのETHチューリッヒ出身の三人のエンジニアが設立した。カーボンファイバー3Dプリンティングに特化し、カーボンファイバー3Dプリンティング用ハードウェアやソフトウェアを製造している。
掲載日:2020年2月3日:ドイツのCADSasS開発企業が2700万ユーロの資金調達に成功
ドイツのCADSasS開発企業のシムスケールが、2700万ユーロ(約32億4千万円)の資金調達に成功し、話題になっている。 出資したのはインサイト・パートナー、アーリーバード、ユニオン・スクウェア・ベンチャーズ、ジューン・ファンド、ヴィト・ベンチャーズ、バヤーン・キャピタル、ハイテック・グランダーファンズなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 シムスケールに出資したインサイト・パートナーズのジョシュア・フレッドバーグ・オペレーティングパートナーは、「シムスケールのプラットフォームは多くのエンジニアリング企業の前に立ちふさがる技術的なバリアを取り除いてくれます。それまで手に届かなかったソルーションを多くのエンジニアに提供します。シムスケールは業界の素晴らしいポジションを獲得しており、ユーザーのみならず業界全体に多くのメリットをもたらすでしょう」とコメントしている。 シムスケールのデイビッド・ヘイニーCEOは、「今回の投資により、成長軌道の次のフェイズへシフトし、より良いプラットフォームの開発を手掛けることが可能になります。より多くのユーザーにより早く優れたデザインを行うプラットフォームを提供してゆきます」とコメントしている。 シムスケールは2012年設立。ドイツ・ミュンヘンに拠点を置き、製造業やエンジニアリング企業などのユーザーにSaaS(Software as a Service)ベースのCAD(Computer Aided Design)プラットフォームを提供している。
掲載日:2020年2月2日:3Dハブズが3Dプリンティング市場が2024年までに350億ドル規模に成長すると予想したレポートを発表
オランダの3Dプリンティング・サービスビューローの3Dハブズが、全世界の3Dプリンティング市場が2024年までに350億ドル(約3兆8500億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。 3Dハブズが毎年発表している「3Dハブズ20203Dプリンティング・トレンドレポート」によると、全世界の3Dプリンティング市場は航空宇宙や自動車などの産業セクターでの成長が牽引し、今後年率24%の成長率で成長を続け、2024年までに350億ドル規模に成長するとしている。 3Dハブズの共同創業者でCEOのブラム・デ・ツウォート氏は、「(全世界の3Dプリンティング市場の中でも)特に中国とヨーロッパ市場における3Dプリンティングへの投資が拡大しています。産業セクターでは、特に航空宇宙と医療における投資が増えています。モノづくりがローカライズし、オンデマンドマニュファクチャリングへの需要の拡大が、市場全体を大きく成長させると予想します」とコメントしている。 同レポートはまた、特にメタル3Dプリンティング市場が年率40%程度の成長率で成長し、市場拡大を牽引すると予想している。 3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社に接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、オーナーが一定の手数料を受け取る仕組みを提供していた。
掲載日:2020年2月1日:トロント大学の研究チームがマクドナルドの使用済み揚げ油を3Dプリンター用樹脂にリサイクル
カナダのトロント大学の研究チームが、大手ハンバーガーレストランチェーンのマクドナルドの使用済み揚げ油を、3Dプリンター用樹脂にリサイクルして話題になっている。揚げ油からリサイクルされた樹脂は生分解性で、従来のプラスチック系樹脂と同等の高レゾルーション品質が確保できたとしている。 研究チームを率いるトロント大学物理学・環境科学学部のアンドレ・シンプソン教授は、「プラスチックが問題なのは生分解性でなく、自然が分解できない点です。天然由来製品である揚げ油を素材にすることで、その問題を解決することができます。揚げ油は、プラスチックよりも自然と調和できます。マクドナルドの使用済み揚げ油は、3Dプリンター用樹脂として非常に優れた可能性を有していると考えています」とコメントしている。 シンプソン教授は数年前に3Dプリンターを入手し、3Dプリンターで使われるポリマー系樹脂の分子の構造が、揚げ油のものと極めて類似していることに気づいたという。同氏はオンタリオ州のマクドナルド・スカーボロー店へコンタクトし、使用済み揚げ油を譲ってもらったという。 なお、研究チームは、マクドナルドの使用済み揚げ油から樹脂を製造するコストを、1トンあたり300ドル(約27,000円)程度と見積もっている。
掲載日:2020年1月31日:イタリアのスタートアップ企業が3Dプリント電気自動車のキックスターターキャンペーンを展開
イタリアのスタートアップ企業のXEVが、3Dプリント電気自動車のキックスターターキャンペーンを展開している。キャンペーン終了まで6日を残す現時点で、全世界の62人のバッカーから91,931ユーロ(約1103万円)の資金を集めている。 XEV YoYoと名付けられた小型の電気自動車は二人乗りで、シャーシやボディーなどの主要部品を3Dプリンターで製造している。3Dプリンターで製造することでカスタマイズ生産が可能になり、同時に素材の廃棄ロスと製造コストを下げることが可能になるとしている。YoYoは、一回の充電で約150キロメートルを走行できるとしている。 キックスターターでの販売価格は、スペシャル価格で5999ユーロ(約72万円)からとなっている。XEVでは、現在のところ今年12月頃の出荷を目指すとしている。なお、XEV YoYoは、EUヨーロッパ圏内でのみ走行可能となっている。また、車両本体に2年間、バッテリーに5年間の製品保証が付いている。 XEVは2017年設立の、イタリアのトリノに拠点を置くスタートアップ企業。自動車と3Dプリンターの専門家を中心に組織され、設立当初より3Dプリンターで小型電気自動車を製造している。
掲載日:2020年1月30日:中国・上海で開催予定のTCTアジア2020展示会が新型肺炎の影響で延期
2020年2月19日から21日の日程で中国・上海で開催予定だったTCTアジア2020展示会が、新型肺炎の影響で延期されることになった。現時点で新たな開催時期については明らかにされていない。 主催者のSNIEC社は、新型肺炎の流行が予想以上に拡大し、出展者と来場者を守るために開催延期を決定したとしている。 SNIEC社は声明で、「中国政府の発表やガイダンスなどを慎重に検討した結果、TCTアジア2020への出展者と来場者の健康と安全を確保するため、開催を延期する必要があると判断しました。新たな開催時期については、春節休みの終了頃までに発表する予定です。ご理解とご協力をお願いいたします」とコメントしている。 TCTアジア展示会は、アディティブ・マニュファクチャリング関連機器などが多数展示される展示会として知られている。同種の展示会としてはアジア随一の規模を誇っている。 新型肺炎は、2019年12月頃より中国・湖北省武漢市で発生し、現在同市を中心に中国全土で流行が拡大している。過去に流行したSARSやMERSと同様、コロナウィルスによる感染症により発症するが、既知のウィルスと一致しない新型のコロナウィルスとされている。現時点での中国国内の患者数は7千人を超え、死者数は170人に達している。 日本でも、今日までに8人が新型コロナウィルスに感染したと診断されている。
掲載日:2020年1月29日:ビームITがSLMソルーションズのメタル3Dプリンターを15台購入
イタリアの大手サービスビューローのビームITが、ドイツの3DプリンターメーカーのSLMソルーションズのメタル3Dプリンターを15台購入する予定であることがわかった。先日両者間で締結された購入意向表明書によると、ビームITは今後三年間にSLMソルーションズのSLM280、SLM500、SLM800シリーズなど15台を順次購入する。 ビームITの創業者で会長のマウロ・アントロッティ氏は、「これまでのシングルレーザー方式のメタル3Dプリンタ-をSLMソルーションズのマルチレーザー方式のメタル3Dプリンターに切り替えることで、生産性を向上させ、顧客に対する価格優位性を確保することが可能になります。SLMソルーションズとのパートナーシップにより、顧客が求める高品質の製品を提供し、我が社の製造能力をさらに拡張できるでしょう」とコメントしている。 ビームITはイタリア最大のアディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューローで、航空宇宙、自動車、エネルギーなどの分野で20年以上の実績を持つ。ビームITは昨年、スウェーデンの大手アディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューローのサンドヴィックに買収され、同社の子会社となった。
掲載日:2020年1月28日:スマイル・ダイレクト・クラブの株価が二週間で63.72%上昇
歯科矯正用アライナーメーカーのスマイル・ダイレクト・クラブの株価が、二週間で63.72%上昇し、話題になっている。 米ナスダック株式市場で取引されているスマイル・ダイレクト・クラブの株価は、米小売大手ウォルマートとの提携開始や、長らく供給契約を締結していたアライン・テクノロジーとの契約解消などの発表を受け、1月3日から15日にかけ、13.69ドルまで上昇した。ある市場関係者は、スマイル・ダイレクト・クラブがHPとパートナーシップ契約を締結し、新たな販売チャネル構築に動き出したことを市場が前向きに評価していると分析している。 スマイル・ダイレクト・クラブの共同創業者のアレックス・フェンケル氏は、「スマイル・ダイレクト・クラブのアライナーを患者に供給したいという歯科医師の需要が急速に伸びています。アライン・テクノロジーとの契約終了に伴い、患者との直接取引に限定する必要がなくなりました。我々の販売チャネルを拡大するため、我々のアライナーを販売してくれる歯科医師の我々のネットワークへの参加を歓迎します」とコメントしている。 スマイル・ダイレクト・クラブは2014年設立。独自に構築した歯科医師のネットワークを通じて、患者ごとにカスタマイズしたクリアアライナーを3Dプリンターで製造し、供給している。同社はこれまでに、全米の75万人の患者にアライナーを供給している。
掲載日:2020年1月27日:オーガノボがターヴェダ・セラピューティクスと合併、社名喪失へ
米カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くバイオ3Dプリンターメーカーのオーガノボが、バイオ製薬企業のターヴェダ・セラピューティクスと合併し、社名を喪失することとなった。先日締結された買収合意書によると、ターヴェダ社は株式交換によりオーガノボの完全親会社となり、ナスダック株式市場に新たに上場する。これにより、旧ターヴェダ社の株主が新会社株式の75%を所有し、旧オーガノボ社の株主が新会社株式の25%を所有する。また、新会社の社名はターヴェダ・セラピューティクスとなる。 ターヴェダ社との合併について、オーガノボの社長兼CEOのテイラー・クラウチ氏は、「複数の戦略的選択肢の慎重な検討の結果、ターヴェダ社との合併が我が社の株主にとってもっとも有益であると判断しました。ターヴェダ社は、独自のオンコロジープラットフォームを使った臨床ステージのがん治療の先駆者であり、バーサント・ベンチャーズやナノディメンション・キャピタルといった、医療分野に強い投資家のバックアップも得ています」とコメントしている。 新会社の取締役会は8名の取締役によって構成され、6名が旧ターヴェダ社から、2名が旧オーガノボ社から選任される。新会社の社長兼CEOには、旧ターヴェダ社のドリュー・フロムキン氏が就任する。 オーガノボは2007年設立。肝細胞のバイオインクを原料にしたバイオ3Dプリンターを製造している。同社のバイオ3Dプリンターは、大手製薬会社が臨床試験などに利用している。
掲載日:2020年1月26日:オーストラリアの14歳の少年がコアラ救済ファンドの御礼を3Dプリンターで製造
オーストラリアの14歳の少年が、コアラ救済ファンドの御礼を3Dプリンターで製造して話題になっている。 クリスマスプレゼントに3Dプリンターをもらったメイソン・ロット君は、アデレード・コアラ・レスキューコアラ救済ファンドへ寄付をした人に、3Dプリンターで作ったコアラのミニチュアを贈ることを思いついた。コアラのミニチュアは、ポリマー系素材をもとにEnder3プロ3Dプリンターで作られ、黒と赤の塗料が手作業で塗られている。ペイント作業には、お母さんと弟も加わっているという。 コアラのミニチュアは、アデレード・コアラ・レスキューに5オーストラリアドル以上を寄付した人すべてに贈られる。アデレード・コアラ・レスキューのフェイスブックページによると、現時点までにメイソン君のところには「コアラのミニチュアを求める極めて多くのリクエスト」が寄せられているという。 コアラのミニチュアを希望する人は、GoFundMEの寄付受付サイトにて5ドル以上の寄付をし、アデレード・コアラ・レスキューのフェイスブックページに送付先の住所と確認用のメールアドレスを送信する。なお、アデレード・コアラ・レスキューのGoFundMEサイトへは、今日までに21万オーストラリアドル(約1800万円)の寄付金が寄せられている。
掲載日:2020年1月25日:ワシントン州など20の州が米連邦政府の3Dプリント銃3Dモデル公開を違法として提訴
ワシントン州、カリフォルニア州など20の州が、米連邦政府の3Dプリント銃の3Dモデル公開を違法として米連邦シアトル裁判所に提訴した。ワシントン州が同様の裁判を起こすのは2018年に次いで二度目となる。 原告団の一人、ニューヨーク州司法長官のティッシュ・ジェームズ氏は、インターネット上に3Dプリント銃の3Dモデルを公開することで、犯罪を起こす可能性のある人を含むすべての人がアクセス可能となり、アサルトライフルなどの危険な銃を3Dプリンターで製造することが可能になるとしている。 トランプ政権は、米国憲法を法的根拠に3Dプリント銃の3Dモデル公開を支持する姿勢を示している。 ワシントン州司法長官のボブ・ファーガソン氏は、「私には、なぜトランプ政権がDV加害者や犯罪者、そしてテロリストのために、金属探知機で探知ができない3Dプリント銃へのアクセスを必死になって守っているのか全く理解できない」とコメントし、トランプ政権を非難している。 現在インターネットで公開されている3Dプリント銃の多くはポリマー系素材をもとに作られるものが多く、金属探知機で探知ができない。3Dプリント銃の多くは製造番号などの追跡可能な照会機能もなく、犯罪者などによる悪用が懸念されている。
掲載日:2020年1月24日:米ローレンス・リバモア国立研究所が最先端アディティブ・マニュファクチャリング研究施設を開設
米ローレンス・リバモア国立研究所が、最先端アディティブ・マニュファクチャリング研究施設を開設する。リバモア・バレー・オープンキャンパスと名付けられた研究施設は1万4千平方フィート(約393坪)の大きさで、1千万ドル(約11億円)の予算で建設される。現地時間の今週木曜日、地元メディアを集めたツアーとオープニングセレモニーが執り行われる。 リバモア・バレー・オープンキャンパスには各種の最新のハイエンド3Dプリンターなどが設置され、研究所の研究員の他、提携教育機関や提携企業などの研究者も各種のプロジェクトを行う。特にアディティブ・マニュファクチャリング用プレシジョン・エンジニアリング、マテリアル・サイエンス、ハイパフォーマンス・コンピューティングなどの分野での研究が行われる。 ローレンス・リバモア国立研究所は、カリフォルニア大学バークレー校が1952年に設立したもので、1981年に国立研究所に指定された。現在は米エネルギー省傘下の研究機関として運営されている。当初は核兵器の研究開発を目的に設立されたが、今日までに物理学、エネルギー、バイオテクノロジーなどの研究が行われている。5800人のスタッフを有し、年間15億ドル(約1650億円)の予算で運営されている。
掲載日:2020年1月23日:メンフィス・ミートが1億6100万ドルの資金調達に成功
米カリフォルニア州バークレーに拠点を置く細胞農業のスタートアップ企業のメンフィス・ミートが、1億6100万ドル(約177億円)の資金調達に成功した。これにより、同社が調達した資金の総額は1億8000万ドル(約198億円)となった。 投資したのは日本のソフトバンク・グループを含む複数の機関投資家。著名実業家のリチャード・ブランソンやビル・ゲーツも含まれているという。 メンフィス・ミートは、セル・ベースド・ミートと呼ばれる、培養細胞を素材にするバイオ3Dプリンターを製造している。 資金調達について、メンフィス・ミートの共同創業者でCEOのユマ・ヴァレティ氏は、「我々のビッグテントに新たな投資家を受け入れることにエキサイトしています。メンフィス・ミートは、世界中の家庭で消費される肉の在り方を根本から変えようとしています。セル・ベースド・ミートは、世界的な人口増加の問題に対する解決策であり、肉食という文化と地球そのものを守るソルーションになります」とコメントしている。 細胞農業(Cellular Agriculture)とは、本来は動物や植物から収穫される産物を特定の細胞を培養することで生産する農業のこと。メンフィス・ミートは、2016年に世界で初めて培養肉のミートボールの製造に成功している。同社は翌年2017年に、培養肉の鶏肉の製造にも成功している。
掲載日:2020年1月22日:フルカラーデスクトップミニチュア製造キックスターターキャンペーンが175万ドルの資金を調達
フルカラーデスクトップミニチュア製造キックスターターキャンペーンが、175万ドル(約1億9312万円)の資金を調達し、話題になっている。 キャンペーンを展開しているのは米サンタモニカに拠点を置くスタートアップ企業のスカイ・キャッスル・スタジオ社。キャンペーン終了まで22日を残す今日時点で、世界中の2万人以上のバッカーから資金を集めている。 ヒーロー・フォージ2.0と名付けられたキャンペーンは、ユーザーにオンラインのミニチュア製造ライブラリー・インターフェースを提供し、カラーリングを含むミニチュアのモデルをカスタムデザインする仕組み。デザインされたモデルはシェイプウェイズの3Dプリンターで造形され、ユーザーの指定した住所へ送付される。 キックスターターでの販売価格は、フルカラーミニチュア一つが39ドル(約4290円)からとなっている。 スカイ・キャッスル・スタジオでは、キックスターターキャンペーン終了後、今年3月にヒーロー・フォージ2.0のライブラリーとカラーツールをユーザーに公開し、6月から出荷を開始するとしている。 スカイ・キャッスル・スタジオは2014年設立。同年に同様のデスクトップミニチュア製造キックスターターキャンペーンを立上げ、資金調達に成功している。
掲載日:2020年1月21日:メイド・イン・スペースが本社をフロリダ州ジャクソンビルに移転
NASA傘下のベンチャー企業のメイド・イン・スペースが、本社をカリフォルニア州モフェット・フィールドからフロリダ州ジャクソンビルに移転する。運用管理、エンジニアリング、製造チームのすべてが移転し、同時に新地で新たに50人の新規スタッフを採用する。 広さ2万平方フィート(約562坪)の広さの新施設では、同社が進めている宇宙空間で3Dプリンティングを行うアーキノート・ワンなどのプロジェクトや、宇宙用ロボットの製造などが行われる。 メイド・イン・スペースのアンドリュー・ラッシュCEO兼社長は、「本社をジャクソンビルに移転することは、会社の長期的成長のための戦略的ステップであり、非常にエキサイティングな出来事です。フロリダでの我々のプレゼンスを広げることで、高度なスキルが求められる宇宙空間での仕事を拡張し、スペース・フロリダのような戦略パートナーとのアライアンスを強化することができます。そして、ワールドクラスの宇宙テクノロジーを持つ企業として、さらに成長することが可能になります」とコメントしている。 メイド・イン・スペースは2010年設立。同社は2016年に世界初の宇宙用3Dプリンター「ゼロ・グラビティ」をISS国際宇宙ステーションに設置したことで知られている。同社はこれまでに2台の宇宙用3Dプリンターを国際宇宙ステーションに設置し、パーツなどの各種のモノづくりを行っている。
掲載日:2020年1月20日:BAEシステムズとレニショーが共同で防衛・航空宇宙産業用アディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを開発
イギリスの防衛・航空中産業大手のBAEシステムズと、アディティブ・マニュファクチャリング企業のレニショーが、共同で防衛・航空宇宙産業用アディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを開発する。締結された覚書によると、両者は共同で戦闘機などの製造ソルーションを開発し、製造コストと時間の削減を目指すとしている。 BAEシステムズのアンディ・スコフィールド氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング技術は我々の産業セクターに大きなベネフィットをもたらします。レニショーはアディティブ・マニュファクチャリングの世界的リーダーであり、非常に高い生産技術を有しています。今回の提携により、よりオープンで協働的な知識や情報をシェアすることが可能になります。目まぐるしく変化する環境の中では、レニショーのようなパートナーとの提携が重要になります」とコメントしている。 BAEシステムズは1999年設立。北米子会社のBAEシステムズ・インクを通じて世界的な影響力を有している。軍需・国防分野で324億ドル(約3兆5640億円)の売上を上げ、アメリカのロッキード・マーティンに次いで世界二位に位置している。同社は戦車、戦闘機、潜水艦などの製造を主力事業としている。 レニショーは、特にメタル3Dプリンタティングを得意とするアディティブ・マニュファクチャリング企業。測定機器、モーションコントローラー、ヘルスケア関連機器などのメーカーとしても知られている。
掲載日:2020年1月19日:スリーディーシステムズがジュエリー業界用プロダクションシステム「フィギュア4ジュエリー」をリリース
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、ジュエリー業界用プロダクションシステム「フィギュア4ジュエリー」をリリースした。スリーディーシステムズが2018年に発表したプロダクションシステム「フィギュア4テクノロジー」のジュエリー業界バージョンとなる。 フィギュア4ジュエリーは、指輪などのジュエリーのキャスティングパターンや、マスターパターンの型枠、フィットモデルのプロトタイプ製造などに最適化されていて、競合製品の四倍程度のスピードで造形が可能としている。また、キャスティングパターンの製造には、専用素材フィギュア4JCAST-GRN10が用意されていて、焼却時に排出する灰の量を最小限に抑えることが可能になる。 スリーディーシステムズの販売パートナーのモ・キンジ氏は、「ジュエリー業界はフレキシブルで、スケーラブルで、お手頃な価格の3Dプリンティングを求めています。さらに、それを短時間で最高度の品質で行うことを求めています。フィギュア4ジュエリーを使えば、インベストメントキャスティングやシリコンモールディング、さらには試着用プロトタイプの製造などが簡単に行えます。ジュエリー業界の生産性を二倍から三倍程度に引き上げるのは間違いないでしょう」とコメントしている。
掲載日:2020年1月18日:イギリスの3Dプリンティング・サービスビューローがアディティブ・マニュファクチャリング・ライブ会議を開催
イギリスの3Dプリンティング・サービスビューローが、アディティブ・マニュファクチャリング・ライブ会議を開催する。 ライブ会議を開催するのはイギリス・マンチェスターに拠点を置くゴープリント3D。マンチェスター・メトロポリタン大学アディティブ・マニュファクチャリング研究所を会場に、HPのスポンサーシップを基に今月28日に開催される。 第一回目のライブ会議では、特に高等教育におけるアディティブ・マニュファクチャリングについて議論が行われる。また、スポンサーのHPによる大学向け3Dプリンティングカリキュラムの概要なども紹介される。さらに、大学内にアディティブ・マニュファクチャリング研究施設を開設する際の基本事項なども解説される。 ライブ会議に参加するHPのアプリケーション・スペシャリストのマリアム・クレシ氏は、「HPは、我々のチャネルパートナーであるゴープリントをサポートできることを嬉しく思います。会議の参加者と意見を交換し、現実的なアディティブ・マニュファクチャリングの未来像を共に描ければと願っています」とコメントしている。 会議への参加費は無料だが、当日までに参加登録が必要。会議当日は現地時間の午前9時30分から受付が始まり、10時から会議が開始する。参加登録は専用ウェブサイトから行える。
掲載日:2020年1月17日:ローカルモーターズの3Dプリント小型自動運転バスがイタリアのトリノに導入
アメリカの自動車製造スタートアップ企業のローカルモーターズの3Dプリント小型自動運転バスが、イタリアのトリノに導入される。トリノにある国連労働機関のトレーニングセンター・キャンパスに導入され、四カ月間の試験走行期間を経て正式に採用される見込み。同社の小型自動運転バスがイタリアに導入されるのは初となる。 ローカルモーターズの小型自動運転バス「Olli」は、ボディを含む主要パーツの80%が3Dプリンターで製造された無人電動バス。これまでにアメリカの各都市の他、ドイツ、サウジアラビア、オーストラリアなどの各都市でも採用されている。ローカルモーターズは、トリノでの試験走行期間中、Olliの改良のための様々なデータやフィードバックが取得できるとしている。 ローカルモーターズのヴィクラント・アガーワル社長は、「国連労働機関とのコラボレーションは、インクルーシブ・モビリティによる各種のベネフィットをもたらすでしょう。トリノの交通網を強化し、イタリアとヨーロッパをさらに魅力的な場所にできると信じています」とコメントしている。 ローカルモーターズは2007年設立。2015年には世界初の3Dプリント自動車「LM3D」を開発し、話題を集めた。
掲載日:2020年1月16日:2019年度のアディティブ・マニュファクチャリング市場でドイツが世界最大
2019年度のアディティブ・マニュファクチャリング市場で、ドイツが世界最大であると3dpbmの調査で明らかになった。 市場調査会社スマートテック・アナリシスのレポートをベースに3dpbmが行った調査では、2019年度の全世界のアディティブ・マニュファクチャリング関連ハードウェア、素材、ソフトウェア、サービス等の売上は100億ドル(約1兆1千億円)で、ドイツの売上が12億8212万ドル(約1,410億円)と世界最大だった。2位はアメリカで12億3151万ドル(約1,355億円)、3位は中国で10億4594万ドル(約1,150億円)だった。日本は7位で3億5427万ドル(約389億円)だった。 ヨーロッパ市場では、ドイツに続いてフランス、イギリス、スペイン、イタリアの市場が大きく、かつ高い成長率を維持しているとしている。 アディティブ・マニュファクチャリング関連素材関連では、スカンジナビア、カナダ、ロシアの市場成長率が高いとしている。また、アジア太平洋地区では、特にインドの成長率が顕著だとしている。 3dpbmは、上位10カ国の市場で世界市場全体の65%を占め、上位20カ国の市場で世界市場全体の90%を占めているとしている。
掲載日:2020年1月15日:SQ4Dが1900平方フィートの住宅を3Dプリンターで建設
ニューヨーク・ロングアイランドに拠点を置く3DプリンターメーカーのSQ4Dが、1900平方フィート(約53.4坪)の住宅を3Dプリンターで建設し、話題になっている。 SQ4Dが開発した建設3Dプリンター「オートノマス・ロボティック・コンストラクション・システム」(ARCS)で建設したもので、建設資材コストは6000ドル(約66万円)、建設にかかった時間は48時間だという。SQ4Dによると、ARCSで住宅を建設することで、建設コストを最大で70%程度削減できるとしている。 SQ4Dは、2018年にもARCSを使って500平方フィート(約14坪)の大きさの住宅を12時間で建設している。SQ4Dは、ARCSの性能をさらに向上させることで建設時間をさらに短縮できるとしている。 建設3Dプリンターで住宅を建設する機運は世界的に高まっている。UAEのドバイでは、建設スタートアップ企業のエイピス・コアが、総床面積6,888平方フィート(約193.5坪)の二階建ての建物を建設3Dプリンターで建設している。また、テキサス州に拠点を置くスタートアップ企業のICONも、メキシコのタバスコに50件の3Dプリント住宅を建設するプロジェクトを展開している。2020年は、建設3Dプリンターの活用が本格化する年になると、ある業界関係者は
掲載日:2020年1月14日:ウォーラーズ・アソシエイツのコンサルタントがビートルズモデルのベースギターを3Dプリンターで製造
ウォーラーズ・アソシエイツのコンサルタントが、ビートルズモデルのベースギターを3Dプリンターで製造したとして話題になっている。 ベースギターを製造したのはウォーラーズ・アソシエイツのアソシエイト・コンサルタントのオラフ・ディーゲル氏。ビートルマニア・ベースと名付けられたベースギターは、本体が3Dプリンターで製造され、サーフェスはハンドペイントで装飾が施されている。デザインはポール・マッカートニーのホフナー・ベースギターからインスパイアされたとしている。 ディーゲル氏は、「(我々が作るギターは)パーソナライズ、カスタマイズが可能で、3Dプリンティング技術とアプリケーションの限界を超越するものです。3Dプリンティング技術は、従来の製法ではありえなかったギターのデザインと製造を可能にします」とコメントしている。 ウォーラーズ・アソシエイツは、世界で最も権威あるアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業として知られている。同社はまた、年次でアディティブ・マニュファクチャリング業界レポート「ウォーラーズ・レポート」を発行している。 ディーゲル氏氏は、アディティブ・マニュファクチャリング・デザイン論の世界的な権威としても知られている。
掲載日:2020年1月13日:オリジンがオリジン・ワン3Dプリンターの出荷を開始
サンフランシスコに拠点を置く3Dプリンターメーカーのオリジンが、オリジン・ワン3Dプリンターの出荷を開始した。初出荷となる二台の3Dプリンターは、サービスビューローのエイヴィッド・プロダクト・ディベロップメントとインタープロ・モデルズにそれぞれ納入された。 オリジンは2015年にクリストファー・プルーチャ氏とジョエル・オング氏の二人が設立、オープンソース、オープンマテリアルベースの3Dプリンターを開発している。素材に応じて最適な3Dプリンティング環境をプログラムできるのが特徴で、これまでに人気アメリカンフットボール・プレーヤーのマーシャウン・リンチ氏が設立したビーストモードのオリジナルスニーカーづくりなどに使われている。 オリジンの素材開発ネットワークには、DSM、ヘンケル、BASFなどの大手素材メーカーが参加しており、機能や目的に応じた各種の素材を開発している。 オリジンのクリストファー・プルーチャCEOは、「我々の3Dプリンターに対する顧客ニーズは増大しており、オープンマテリアルネットワークに対する関心も高まっています。オリジン・ワンの初出荷は、我が社にとっての大きなマイルストーンになります」とコメントしている。
掲載日:2020年1月12日:ウィルヘルムセンとティッセンクルップが船舶用3Dプリンティング・パートナーシップ契約を締結
ノルウェーの大手海運会社のウィルヘルムセン・シップス・サービスが、ドイツの大手工業製品メーカーのティッセンクルップと、船舶用3Dプリンティング・パートナーシップ契約を締結した。 契約によると、ティッセンクルップは、ミュンヘンにあるグローバル・アディティブ・マニュファクチャリング・センターで、ウィルヘルムセンが保有する各船舶用の交換部品などを製造する。 パートナーシップ契約の締結について、ウィルヘルムセンのアンドレ・エンゲン・エグゼクティブ・バイスプレジデントは、「ティッセンクルップとのパートナーシップにより、海運業界におけるアディティブ・マニュファクチャリング技術のレベルをさらに高い水準に押し上げることが可能になります。アディティブ・マニュファクチャリング技術は多くの利益をもたらし、船舶の交換部品の製造をオンデマンドで調達することが可能になります」とコメントしている。 ティッセンクルップは、ドイツのエッセンに拠点を置く鉄鋼・工業製品メーカー。自動車部品、エレベーター、産業用プラントの製造なども行っている。ティッセンクルップは、比較的早期からハイエンド3Dプリンターなどのアディティブ・マニュファクチャリング機器を導入している。
掲載日:2020年1月11日:航空宇宙産業の3Dプリンティング市場が2027年に67億ドル規模に成長
全世界の航空宇宙産業の3Dプリンティング市場が、2027年に67億ドル(約7236億円)規模に成長すると予想したレポートが発表された。 市場調査会社ストラトビュー・リサーチのレポート「航空宇宙3Dプリンティング・マーケット」によると、2019年時点で18億6千万ドル(約2008億円)規模の同市場は、今後年率16.9%の成長率で成長を続け、2027年までに67億ドル規模に到達するとしている。特にエアバスA320シリーズやボーイング787シリーズなどのベストセラーシリーズ機用のパーツが3Dプリンターで製造されるため、市場拡大を牽引するとしている。 市場セグメントではエンジン・コンポーネント、ストラクチュアル・コンポーネント、スペース・コンポーネントにおいて3Dプリンターの活用が進むとしている。中でもエンジン・コンポーネントの成長が最も期待できるとしている。エンジン・コンポーネントの分野では、特にGEアディティブとプラット・アンド・ホイットニーがゲームチェンジャーになるとしている。 エリア別では、北米市場が最大の市場シェアを確保するとしている。また、アジア太平洋地区も、同市場において最速で成長すると見込んでいる。 有力プレーヤーとしては、スリーディーシステムズ、エンビジョンテック、EOS、GEアビエーション、ホガナスAB、マテリアライズ、レニショー、ストラタシス、トランプ・グループを挙げている。
掲載日:2020年1月10日:カナダのバイオ3Dプリンティング企業がシリーズA投資で2千万ドルの資金調達に成功
カナダのバイオ3Dプリンティング企業のアスペクト・バイオシステムズが、シリーズA投資で2千万ドル(約21億6千万円)の資金調達に成功した。調達した資金は、同社のバイオ3Dプリンティングプラットフォームの拡張や、研究開発スタッフの増員などに使われる。 投資したのは、技術系スタートアップ投資を専門とするラディカル・ベンチャーズと、パンガエア・ベンチャーズ、パラサイト・ベンチャーズ、ライノ・ベンチャーズなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。 ラディカル・ベンチャーズのジョーダン・ジェイコブ・マネージングパートナーは「アスペクト・バイオシステムズという素晴らしいチームのパートナーになれることに大変興奮しています。彼らの3Dバイオプリンティング・プラットフォームは世界をリードしており、医療の様々な領域で革新的イノベーションを生み出すことを確信しています」とコメントしている。 アスペクト・バイオシステムズはバンクーバーに拠点を置く3Dバイオプリンティング企業。ミクロ流体3Dプリンティング技術をベースに、抗がん剤スクリーニングや脳腫瘍診断などの各種のプロジェクトを展開している。同社はオランダのマーストリヒト大学と自社のRX1バイオ3Dプリンターを使った腎臓細胞培養プロジェクトも展開している。
掲載日:2020年1月9日:世界経済フォーラムが越境3Dプリンティングに関するホワイトペーパーを公開
世界経済フォーラムが、越境3Dプリンティングに関するホワイトペーパー「3Dプリンティング:意思決定者のためのガイド」を公開した。 ホワイトペーパーは越境3Dプリンティングに対する関税などの問題を取り上げている。現在、3Dプリンターで使われる3Dモデルに対しては、国際取引においていかなる関税や税金も課せられていない。その結果、例えば課税対象となる電子製品の部品を3Dモデルにし、3Dモデルを取引すれば課税を回避することが可能になる。 同ペーパーはまた、3Dモデルなどのデジタルコンテンツに課税することのメリットとデメリットについても言及している。3Dモデルに課税することで、課税国に相応の税収入をもたらす半面、取引そのものを不活発にするリスクが生じる。一方で、非課税にすることで3Dモデルが世界中に拡散し、エコシステムを発生させる可能性がある。さらに、3Dモデルの越境取引を非課税にすることで、3Dモデル同士のコラボレーションが行われたり、さらなるイノベーションを生む可能性があることについても言及している。 また、3Dモデルは事実上無限にプリントすることができるため、課税するとした場合、一つの3Dモデルの経済価値をどのように評価・測定するのかについても問題提起している。
掲載日:2020年1月8日:スウェーデンの3Dプリンティング企業のプロトタルがデンマークの3Dプリンティング企業のダムヴィグを買収
スウェーデンの3Dプリンティング企業のプロトタルが、デンマークの3Dプリンティング企業のダムヴィグを買収した。買収により、プロトタルは北ヨーロッパ市場におけるマーケットポジションを強化し、アディティブ・マニュファクチャリングの普及を加速させる。 ダムヴィグは1995年にジャスパー・ダムヴィグとスザンヌ・ダムヴィグの兄弟が設立、デンマークでもっとも3Dプリンティングの経験を持つ企業として知られている。SLA、SLS、FDMなどの各種の3Dプリンターを使い、プロトタイピングやマニュファクチャリングなどを行っている。 プロトタルは、ポリマー3Dプリンティングにおけるスウェーデンのリーディングカンパニーとして知られている。スウェーデン国内に五か所の営業拠点を有し、175名の従業員を雇用している。同社の年間売上高は4950万ドル(約53億4600万円)。 買収の条件などの詳細な情報は明らかにされていないが、買収後も創業者のダムヴィグ兄弟は会社に残り、引き続きマネージャーとして勤務を続けるとしている。また、社名も同じダムヴィグのままとなる。本店所在地も、引き続きコペンハーゲンのターストラップとなる。 ダムヴィグの関係者は、買収によりユーザーが利用できるプラットフォームの数とレベルが向上し、特にデリバリーの時間が短縮されると期待している。
掲載日:2020年1月7日:SLS3Dプリンターの父カール・ロバート・デッカード氏が死去
SLS(Selective Laser Sintering)3Dプリンターの父とされるカール・ロバート・デッカード氏が、昨年12月23日に死去していたことがわかった。58歳だった。 デッカード氏は、テキサス大学機械工学部在学中にパウダー状にした素材にレーザーを照射して積層造形するアイデアを思いついた。その後、同氏はジョー・ビーマン教授の支援を得ながら開発を進め、1986年頃までに基本技術の開発に成功した。やがて米国立科学財団などから助成金も獲得し、世界初のSLS3Dプリンターの開発に成功した。 デッカード氏はその後、SLS3Dプリンターのサービスビューローとなるデスクトップ・マニュファクチャリング社を共同創業し、企業ユーザーにラピッドプロトタイピングやラピッドマニュファクチャリングのサービスを提供した。同社は2001年に、4500万ドル(約48億6千万円)のバリュエーションをもってスリーディーシステムズに買収された。 同氏はその後もSLS3Dプリンターの改良を続け、同時にSLS3Dプリンターに関連する27もの特許を取得した。同氏は、業界雑誌インダストリー・ウィークのマニュファクチャリング・ホールオブフェイムに選出されたほか、ソサエティ・オブ・マニュファクチャリング・エンジニアーズのマスター・オブ・マニュファクチャリングに選定されている。同氏は、2016年にアディティブ・マニュファクチャリング・ユーザーグループ(AMUG)の発明家賞を受賞している。
掲載日:2020年1月6日:自動車製造用アディティブ・マニュファクチャリング市場が2030年までに100億ドル市場に成長
アメリカの市場調査会社のスマートテック・アナリシスが、全世界の自動車製造用アディティブ・マニュファクチャリング市場が、2030年までに100億ドル(約1兆800億円)市場に成長すると予想したレポートを発表した。 自動車製造用アディティブ・マニュファクチャリング市場の構成ではアディティブ・マニュファクチャリング・ハードウェアが最大のシェアを獲得し、アディティブ・マニュファクチャリング用素材、インターナル・プロダクション、アディティブ・マニュファクチャリング・サービスプロバイダー、パーツ・ツールの製造のシェアが続くとしている。なお、パーツのプロトタイプ製造は、同市場に含まれていない。 市場成長を支えるドライバーのひとつとして、同レポートはアディティブ・マニュファクチャリングの自動化技術が普及することを挙げている。また、HP、カーボン、デスクトップメタルなどの新興メーカーの3Dプリンターが、低価格化と性能向上を進めることも別のドライバーとして挙げている。 自動車業界は、古くから3Dプリンターなどのアディティブ・マニュファクチャリング・デバイスを多用してきたが、多くはプロトタイプ製造などの活用に限定されていた。完成品パーツの製造で3Dプリンターの活用が広まれば、市場が一気に拡大する可能性がある
掲載日:2020年1月5日:RCAMテクノロジーズとアキュコードが共同で海上風力発電機を製造
アメリカの建設系スタートアップ企業のRCAMテクノロジーズと、コロラド州に拠点を置くITベンチャー企業のアキュコードが、共同で海上風力発電機を製造する。計画では、RCAMテクノロジーズの大型コンクリート3Dプリンターを使い、コロラド州コロラドスプリングスにあるアキュコードの敷地内に高さ20メートル程度のテスト機を製造・設置する。 プロジェクトは米エネルギー省傘下の米国立再生可能エネルギー研究所のプロジェクトとして実施される。 アキュコードのケビン・プライスCEOは、「3Dプリンティング技術は、建設業における既存のプロセスを今まさに破壊しているところです。RCAMテクノロジーズとパートナーシップを結び、ごの分野をリードして行けることを嬉しく思います」とコメントしている。 RCAMテクノロジーズは、2017年にジェイソン・コトレル氏が設立したスタートアップ企業。コトレル氏は、同社設立前に米国立再生可能エネルギー研究所風力技術センターで22年間研究員を務めていた。RCAMテクノロジーズは、同プロジェクト開始前にもカリフォルニア大学アーバイン校と共同でコンクリート3Dプリンティングの研究プロジェクトを実施している。
掲載日:2020年1月4日:スイス連邦工科大学チューリッヒ校の研究チームが高さ0.1ミリメートルのダビデ像を3Dプリンターで製造
スイス連邦工科大学チューリッヒ校の研究チームが、高さわずか0.1ミリメートルのダビデ像を3Dプリンターで製造して話題になっている。 ダビデ像を製造したのは同校のトマソ・ザムベリ教授らが率いる研究チーム。スイスの3Dプリンターメーカーのエクサドン社が開発したアディティブ・マイクロマニュファクチャリング・システムを使って製造した。アディティブ・マイクロマニュファクチャリング・システムは、マイクロメータースケールの造形物を正確に細密に造形することを可能にするとしている。 研究チームはプレスリリースを通じて、「(アディティブ・マイクロマニュファクチャリング・システム)のプロセスは、あらゆるレベルの造形物を極めて正確に造形することを可能にしてくれます。この技術が実際の現場で使われることに非常に興奮しています」とコメントしている。 研究チームは、アディティブ・マイクロマニュファクチャリング・システムの技術は、特に家電メーカーなどの既にマイクロエレクトロニクス・システムを導入している企業が関心を示すと期待している。 ミケランジェロが制作した本物のダビデ像は大理石を素材に作られ、高さは5.17メートル。ミケランジェロが1501年から制作を開始し、1504年9月8日に公開された。イタリア・フィレンツェのアカデミア美術館に収蔵されている。
掲載日:2020年1月3日:2020年の3Dプリンターの世界を占う②
3.医療・歯科医療の領域で3Dプリンターの活用が広がる 2020年はまた、医療・歯科医療の領域で3Dプリンターの活用が改めて広がる年になるだろう。フォームラブズは昨年、歯科医療に特化したSLA3Dプリンター「フォームラブズ・デンタル」をリリース、樹脂メーカーのスペクトラ社を買収し、FDA(アメリカ食品医薬品局)適合樹脂を素材ラインナップに加えるなど攻勢を強めている。同様の動きは他の複数のメーカーにも見られ、医療・歯科医療用素材メーカーのM&Aなどが活発化する可能性もある。 4.3Dプリンターはプロダクションシステムの一部へ さらに、今年は3Dプリンターがプロダクションシステムの一部となる元年になるだろう。モノづくりをデザインから最終工程までを一貫して行うプロダクションシステムのコンセプトが複数の3Dプリンターメーカーによって提唱され始めている。3Dプリンターはもはや、単独で3Dプリンティングを行う孤立したデバイスではなく、プロダクションシステムを構成するユニットの一つとして扱われるようになるだろう。 実際に、ロボティクスやポストプロセスなどのユニットを含めたモジュール型のプロダクションシステムの稼働が始まっている。インダストリー4.0が提唱するスマート工場のようなプロダクションシステムが、本格的にスタートする年になるだろう。
掲載日:2020年1月2日:2020年の3Dプリンターの世界を占う①
1.FDM方式の3Dプリンター用素材が多様化へ 2020年は、いわゆるFDM方式(ME方式:材料押出法)の3Dプリンター用素材が多様化する一年になるだろう。PEEK、PESU、PSU、PEKなどのスーパーエンジニアリングプラスチック系素材に加え、ナイロン系フィラメント、カーボンファイバー配合フィラメント、フレキシブル・フィラメント、TPUフィラメント、PETGフィラメントなどの高機能フィラメントが数多くリリースされるだろう。素材の多様化とともにフィラメントの価格が低下し、ユーザーの需要を刺激するだろう。 素材の多様化とともに、主要3Dプリンターメーカーによる素材のオープン化が進むだろう。素材のオープン化とは、自社の3Dプリンターで使える素材を限定せず、ユーザーに他社・サードパーティ製の素材を使わせるスタンスのことだが、3Dプリンターの素材のオープン化のトレンドが加速する年になるだろう。 2.3Dプリンティング技術の業界特化が加速 今年はまた、3Dプリンティング技術の業界特化が加速する一年となるだろう。3Dプリンティング技術は、すでに航空宇宙、自動車、医療、歯科医療、コンスーマーグッズなどの業界において特化し、最適化しながら進化を続けているが、今年はさらに拍車がかかると予想する。 コンスーマーグッズの領域では、スニーカーやフットウェア用インソールなどを3Dプリンターで製造するのが一般的になりつつあるが、3Dプリンティング技術の向上により、最終製品を3Dプリンターで製造するケースがさらに一般的になるだろう。
掲載日:2020年1月1日:新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。いつも世界の3Dプリンターニュース「セカプリ」をご愛読いただき、誠にありがとうございます。本年が読者の皆様にとりまして恵豊かな一年と年となりますよう、スタッフ一同祈念しております。 本年も世界中から最新の3Dプリンター関連ニュースをお届けする所存、いっそうのご愛顧をよろしくお願いいたします。
掲載日:2019年12月31日:カナダの博物館が3Dプリンターでティラノサウルスの化石のレプリカを製造
カナダ・アルバータ州にある王立ティレル博物館が、3Dプリンターでティラノサウルスの化石のレプリカを製造しているとして話題になっている。 王立ティレル博物館のエイミー・ノワルチャク技術員は、「化石学や考古学の世界では、恐竜の化石のように極めて貴重で、非常なデリケートなものを数多く扱います。手荒に扱って破損させてしまうリスクが常にあります。(3Dプリンターでレプリカを作ることで)来館者に展示することも可能になります。また、恐竜の頭蓋骨の化石のように複雑な形状の化石のレプリカを作ることで、構造などをより詳しく研究することが可能になります」とコメントしている。 博物館や美術館などの文化施設で3Dプリンティング技術を活用する機運は世界的に高まっている。アメリカを代表する博物館のスミソニアン博物館も館が所有する展示物の3Dモデルのダウンロードサービスしたほか、ニューヨークのメトロポリタン美術館も同様のダウンロードサービスを開始している。ある3Dプリンター業界関係者は、3Dプリンターの世界的な普及とインターネットを通じた3Dモデルの流通の拡大が、博物館による3Dプリンティング技術の活用を促進していると分析している。
掲載日:2019年12月30日:カーボンがランボルギーニとのパートナーシップ契約を拡大へ
アメリカの3Dプリンターメーカーのカーボンが、イタリアのスーパーカーメーカーのがランボルギーニとのパートナーシップ契約を拡大する。発表によると、ランボルギーニはカーボンのデジタル・ライト・シンセシス技術を使い、開発中の新シリーズ「シアンFKP37」のダッシュボード・エアベントなどのパーツを製造する。 ランボルギーニはこれまでにカーボンの3Dプリンターでフュールキャップやエアダクトなどのパーツを製造してきている。3Dプリンターによるパーツ製造に切り替えたことで、ランボルギーニは製造リードタイムを最大で12週間削減できたとしている。 ダッシュボード・エアベントの製造には、カーボンのEPX82素材が使われる。EPX82は、引火性試験、耐熱試験、経年劣化性試験などの厳しい基準をクリアした素材として知られている。 ランボルギーニのチーフ・テクニカル・オフィサーのマウリツィオ・レジアーニ氏は、「カーボンのデジタルマニュファクチャリング・プラットフォームを使えば、コンセプトづくりから最終パーツの製造までわずか3週間で実現できます。そして、その三か月後には実際の製品が出来上がっています。車づくりのサプライチェーンをシンプルにし、新シリーズの市場投入にかかる時間を大きく削減できます。カーボンという、我々のビジョンを共有できるパートナーを得られたことを嬉しく思います」とコメントしている。
掲載日:2019年12月29日:アレフ・オブジェクツの従業員13名がノースダコタ州へ移住
ファーゴ・アディティブ・マニュファクチャリング・イクイップメント3Dに買収されたアレフ・オブジェクツの従業員13名が、ファーゴ社の拠点があるノースダコタ州へ移住していたことがわかった。13名はいずれもコロラド州在住で、ファーゴ社に新たに雇用される。ファーゴ社は、アレフ・オブジェクツの13名の従業員に加え、地元で新たに50名を雇用する。 アレフ・オブジェクツの本社があるコロラド州ラブランド工場では、来年一月末までLulzbot3Dプリンターの製造を行い、以後ノースダコタ州ファーゴに設置される新工場での製造に切り替えられる。カスタマーサポートなどの業務も、ファーゴにあるファーゴ・アディティブ・マニュファクチャリング・イクイップメント3Dの本社で行われる。 アレフ・オブジェクツのノースダコタ州への移転について、ノースダコタ州のダグ・バーガム知事は、「3Dプリンティングはエキサイティングな領域で、特にセラミクスやプラスチックなどのマテリアルサイエンスにおけるイノベーションをもたらします。農業、航空宇宙、交通、物流、製造業、医療、歯科医療などの領域において大きな変革をもたらすでしょう」とコメントしている。
掲載日:2019年12月28日:ダゴマがクラシックトーイ用スペアパーツ3Dモデルのダウンロードサービスを開始
フランスの3Dプリンターメーカーのダゴマが、クラシックトーイ用スペアパーツ3Dモデルのダウンロードサービスを開始した。トーイ・レスキューと名付けられたサービスでは、80年代から90年代にかけて作られたクラシックトーイのスペアパーツの3Dモデルが無料でダウンロードできる。 クラシックトーイには、当時人気のバービー、パワーレンジャー、GIジョー、ファービー、スターウォーズ、ポケモンなどのシリーズが含まれているという。 トーイ・レスキューのプロモーションビデオによると、フランス一国で年間に4000万点もの玩具がゴミとして廃棄されているという。玩具が廃棄される最大の理由は、玩具が壊れてもスペアパーツが入手できないからだという。 3Dプリンターが手元にない場合は、ダゴマがネットワークしたボランティアオーナーの3Dプリンターが利用できる。ボランティアオーナのネットワークは、現時点ではフランス国内にのみ存在している。 ダゴマは2014年7月設立の、フランス・ルーベに拠点を置く3Dプリンター・3Dプリンター用フィラメントメーカー。これまでにデルタ方式のFDM3Dプリンターや、エコフレンドリーフィラメントなどの製品をリリースしてきている。
掲載日:2019年12月27日:オークリーがHPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを採用
カリフォルニア州オレンジ郡に拠点を置くスポーツブランドのオークリーが、HPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを採用する。オークリーはHPのジェットフュージョン580アディティブ・マニュファクチャリングシステムを使い、アイウェアのプロトタイプ製造や、各種のファンクショナルパーツの製造などを行う。 オークリーのデザイン担当部長のニコラス・ガーフィアス氏は、「ワールドクラスのアスリートは、我々に最高水準の製品を提供することを期待しています。HPの革新的な3Dプリンティング技術を活用することで、デザインからプロダクションまでのリードタイムを加速できるのみならず、製品づくりそのもののコンセプトを再構築し、スポーツパフォーマンスを新たなレベルへ押し上げることが可能になります」とコメントしている。 オークリーは1975年設立、アイウェアメーカーのルクソティカの子会社として活動を開始し、以後スポーツ用アイウェア、サングラス、ヘルメットなどを製造している。「Technology Wrapped in Art」(芸術的なデザインによって包括された技術)をメインコンセプトとし、「あらゆる状況下においてどのように眼を守るか」をテーマに、各種の製品を開発している。
掲載日:2019年12月26日:スミソニアン博物館が展示物の3Dモデルのダウンロードサービスを開始
アメリカを代表する博物館のスミソニアン博物館が、展示物の3Dモデルのダウンロードサービスを開始し、話題になっている。 スミソニアン博物館には1億5千点を超えるコレクションが保管されているが、各館内で展示されているものはそのわずか1%に過ぎないという。スミソニアン博物館は「知識の向上と普及」という五年プロジェクトを立ち上げ、その一環として3Dモデルのダウンロードサービスを開始したという。 3Dモデルは博物館のスタッフが3Dスキャナーを使って制作、これまでに124点の3Dモデルがダウンロード可能になっている。3Dモデルには、来場者に人気のライト兄弟の「ライトフライヤー号」や、人類初の音速飛行に成功した「ベルX1」、アポロ11号のニール・アームストロング船長の宇宙服などが含まれているという。 なお、プロジェクトにはCADソフト大手のオートデスクとGoogleがパートナーとして参加している。 スミソニアン博物館は、1848年にイギリス人科学者ジェームズ・スミソンが「知識の向上と普及」を目的に残した委託遺産を基金に作られた。ワシントンDCのナショナルモール内にある11の博物館、美術館、動物園で構成されている。入館料は無料で、毎日世界中から多くの観光客が訪れている。
掲載日:2019年12月25日:ニンジャボットの小型3Dプリンター「コペン」「クッキー」の累計販売台数が400台を突破
国内3Dプリンターメーカーのニンジャボットが、同社の小型3Dプリンター「コペン」「クッキー」の累計販売台数が400台を突破したと発表した。 同社は「コペン」の販売を2018年4月から、「クッキー」の販売を2018年10月から、それぞれ開始した。いずれも販売開始直後は市場での認知度が低く、販売が伸び悩んでいたが、Amazonなどでの口コミが広がるとともに販売台数が増え始め、今年11月までに累計販売台数が400台を突破した。 「クッキー」は、アイシングクッキーの型製造に特化した3Dプリンターで、アイシングクッキー愛好家を中心に利用が広がっている。「クッキー」の利用者の大半は若い女性で、それまで3Dプリンターを使ったことがない人がほとんどだという。 「コペン」「クッキー」の今後の展開について、ニンジャボット代表の佐藤俊也氏は、「両シリーズのユーザーは3Dプリンターの初心者が多く、導入や運用のサポートを必要とされるケースが多いです。現在は電話やメールによるサポートなどで対応していますが、今後は動画やテキストベースのFAQなどのライブラリを充実させ、ユーザーが自分でトラブルシューティングできる環境を整えてゆきたいと思います」とコメントしている。
掲載日:2019年12月24日:アレフ・オブジェクツがノースダコタ州へ移転
デスクトップ3DプリンターLulzbotを製造している3Dプリンターメーカーのアレフ・オブジェクツが、長らく拠点としてきたコロラド州からノースダコタ州へ移転する。先月実施されたファーゴ・アディティブ・マニュファクチャリング・イクイップメント3Dによる買収に伴うもの。 アレフ・オブジェクツの移転についてノースダコタ州のダグ・バーガム知事は、「(アレフ・オブジェクツの同州への移転は)ファーゴ・アディティブ・マニュファクチャリング・イクイップメント3Dにとってエキサイティングな出来事であり、ノースダコタ州の経済にとっても喜ぶべきことです。アレフ・オブジェクツの最新のテクノロジーを歓迎し、起業家的なエコシステムが多くの雇用を生むことを期待します」とコメントしている。 アレフ・オブジェクツは2011年設立。デスクトップ3DプリンターLulzbotを中心に3Dプリンターコミュニティに製品を供給してきたが、2018年頃より経営が悪化、今年に入って全従業員の80%をレイオフするなど経営の立て直しを急いでいた。同社は今年11月にファーゴ・アディティブ・マニュファクチャリング・イクイップメント3Dに買収され、同社の子会社となった。
掲載日:2019年12月23日:Voxel8の新CEOにフリードリッヒ・フォン・ゴットバーグ氏が就任
3Dプリンティング・フットウェアメーカーのVoxel8の新CEOに、フリードリッヒ・フォン・ゴットバーグ氏が就任する。同社共同創業者でハーバード大学教授の現CEOのジェニファー・ルイス氏は、新たに設立された同社アドバイザーに就任する。 Voxel8は2014年にマサチューセッツ州で設立。フットウェア業界にデジタルマニュファクチャリングシステムを導入することを事業目的に、ハーバード大学ジェニファー・ルイス教授の研究チーム関係者を中心に設立された。 フォン・ゴットバーグ氏は大手化学メーカーのキャボット社に20年勤務し、同社のシニア・バイスプレジデントとして新規事業の立上げや研究開発などに携わってきた。キャボットは、スタートアップの3Dプリンターメーカーのカーボンに同社の3Dプリンター用素材を供給していることでも知られている。 Voxel8は、2015年にマルチマテリアル対応のデジタル・マニュファクチャリングシステムをリリースし、アスリート用フットウェアなどの製造を行っている。同社に対しては、オランダの素材・化学メーカーのDSMも、傘下のベンチャーキャピタルのDSMベンチャーリングを通じて大規模な投資を行っている。
掲載日:2019年12月22日:2020年9月に中国深センでformnext Chinaが開催
一昨日品川にて開催された「formnext 2019にみる3Dプリンター最前線」セミナーで、講師を務めた株式会社3Dプリンター総研代表取締役の山口修一が、2020年9月に中国の深センで、中国で初となるformnext Chinaが開催されると明らかにした。 中国は3Dプリンティング、アディティブ・マニュファクチャリング関連産業への投資を強化しており、先月開催されたformnext 2019にも60社近い中国企業が出展した。formnext 2019では、中国はアメリカを抜いて出展者数ではドイツに次ぐ二位となった。なお、日本企業の出展は、わずか16社にとどまった。 formnext Chinaでは、地元中国から多くの3Dプリンティング関連企業の出展が見込まれる。中国企業の中でも特に3Dプリンターメーカーが各種の3Dプリンターの低価格化と高機能化を進めており、最新の3Dプリンターを展示してくるものと予想される。 中国における3Dプリンティング、アディティブ・マニュファクチャリング関連展示会としては、これまでに3Dプリンティング・エキスポ、3Dプリンティング・アジア、TCTアジアなどが開催されている。
掲載日:2019年12月21日:3Dプリンター総研が品川で「formnext 2019にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催
本サイト「世界の3Dプリンターニュース」を運営している株式会社3Dプリンター総研が、昨日品川にて「formnext 2019にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催した。今年で五回目の開催となるセミナーには各地から多くの参加者が集まり、活況を呈した。 講師は今年も3Dプリンター総研・株式会社マイクロジェット代表取締役の山口修一が務め、自らが現地で調査した会社や技術動向、業界動向などを詳細に解説した。 前年度より出展者が220社増加した今年度のformnextは「3Dプリンターの展示会」から「3Dプリンティング関連分野」の展示会へとさらに変化し、3Dプリンティング関連産業という一つの巨大なエコシステムへと進化しているとの分析を披露した。 また、3Dプリンターの七つの造形方式はすべてが技術的に完成形に近づいており、その中でも特にVP(SLA)方式、BJ(インクジェット粉末積層法)の技術的サチュレーションが進んでいるとする見方を示した。 さらに、3Dプリンティングの世界では日本は相当遅れており、日本が得意とするインクジェット技術をベースに、材料の多様性やコストダウン技術を活かしてキャッチアップすべきという持論を展開した。 3Dプリンター総研は、来年もformnextセミナーを開催する予定。
掲載日:2019年12月20日:BCN3Dがトルコの3Dortgenと販売代理店契約を締結
バルセロナに拠点を置くスペインの3DプリンターメーカーのBCN3Dが、トルコの3Dortgenと販売代理店契約を締結した。これにより、3DortgenはBCN3Dのトルコにおける専属販売代理店となる。 3Dortgenは2013年設立。トルコのイスタンブールに拠点を置く3Dプリンター販売店で、トルコ初の本格的3Dプリンターショップとして知られている。3Dプリンターの販売の他、法人ユーザーに対して3Dプリンティング関連技術のサポートなども提供している。また、一般のユーザーが3Dプリンターを体験できる3Dプリンター・カフェも運営している。 BCN3Dのジャヴィア・マルティネス・フェネカCEOは、「3Dortgenと協業し、トルコの3Dプリンター市場に参入できることを嬉しく思います。トルコ市場には我々の製品に対する大きな可能性が存在します。彼らの業界における経験とノウハウは、トルコのお客様に多くのメリットをもたらすでしょう」とコメントしている。 BCN3Dは、これまでに全世界の販売パートナーを通じて5000台以上の3Dプリンターを販売してきた。同社の顧客にはBMW、サムスン、ルイヴィトン、日産、NASA、HTC、ALBAシンクロトロンといった有名企業が含まれている。
掲載日:2019年12月19日:ストラタシスの新CEOにヨアヴ・ザイフ氏が就任
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの新CEOにヨアヴ・ザイフ氏が就任する。2020年2月18日付けで就任し、現CEOのエルチャナン・ジャグロム氏は引き続きストラタシスの会長に留まる。 ザイフ氏はノースウェスタン大学経営学部出身、大手穀物系企業のアダマ社の上級副社長、国際的土木企業のネタフィム社のチーフ・コマーシャル・オフィサーなどを務め、前職は大手コンサルティングファームのマッキンゼーのパートナーを務めていた。3Dプリンティング、アディティブ・マニュファクチャリングの世界での仕事は、同氏にとって初となる。 ストラタシスの新CEO就任に際しザイフ氏は、「ストラタシスは3Dプリンティング業界のパイオニアであり、アディティブ・マニュファクチャリングの世界を進化させ続けています。文字通り、3Dプリンティング技術を用いてすべての業界に変革をもたらしています。製品開発やプロトタイピングにとどまらず、サプライチェーンや製造効率の向上、さらにはモノづくりのパーソナライゼーションなど、さらに多くのイノベーションをもたらすでしょう。ストラタシスという、才能あふれたチームに合流できることに興奮しています」とコメントしている。
掲載日:2019年12月18日:フィラメンタムが四種類の新型フィラメントをリリース
チェコ共和国のフィラメントメーカーのフィラメンタムが、FDM3Dプリンター用の四種類の新型フィラメントをリリースした。 リリースされたのはフレキシブル・フレックスフィルTPE、カーボンファイバー配合CPE、カーボン・アラミドファイバー配合ナイロン、PPの四種類。 フレキシブル・フレックスフィルTPEは高い表面強度を持つフレキシブル・フィラメントで、耐水性、耐化学性、耐酸性、耐アルカリ性、耐アルコール性を有している。食品容器としても利用可能で、食品のパッケージプロダクトや医療機器での利用が想定されている。 フレキシブル・フレックスフィルTPEは、カーボンファイバー配合CPE、カーボン・アラミドファイバー配合ナイロン、PPとともに、フィラメンタムのウェブサイトにて購入可能。 フレキシブル・フレックスフィルTPEを開発したカタリナ・ハッケサル氏は、「開発のゴールは、TPEの持つユニークな特性を最大に引き出すことでした。TPEが持つ多様な機能は、3Dプリンティングの可能性を大きく広げるでしょう。表面のソフトタッチや、優れた耐化学性など、最終製品の製造などで大いに性能を発揮してくれるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2019年12月17日:Maker MediaがMake:Communityとして活動を再開
業績低迷から全従業員をレイオフし、今年6月に事業を停止していたMaker Mediaが、新たにMake:Communityとして活動を再開していたことがわかった。 雑誌”Make”の発行元で、DIY愛好家向けイベントMaker Faireの主催者のMaker Mediaは2005年設立、雑誌”Make”の購読者数を最大12万人まで拡大、Maker Faireをお膝元のサンフランシスコの他、全世界40カ国240都市で開催してきた。Maker Faireは毎年東京でも開催され、多くの来場者を集めていた。 一方、同社の業績は2016年ごろより陰り始め、2016年に17人、2019年3月に8人、2019年6月に全従業員をレイオフし、すべての事業を停止していた。 しかし、Maker Media創業者のドハティ氏が同社に個人の資金を投入し、今日までに15人の従業員を再雇用、新たにMake:Communityとして活動を開始した。Make:Communityは、Makeのデジタルメディアを発行するほか、DIY用マーケットプレイスの運営、法人向け会員サービスの提供などを行っていくとしている。Maker Faireの再開の予定については、ドハティ氏はこれまでにコメントを発していない。
掲載日:2019年12月16日:欧州原子核研究機構の大型ハドロン衝突型加速器のパーツをスリーディーシステムズの3Dプリンターが製造
欧州原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器のパーツを、スリーディーシステムズの3Dプリンターが製造したととして話題になっている。製造されたのは、LHCb SciFiトラッカーのクーリングパイプで、スリーディーシステムズのDMPメタルパウダー3Dプリンターで製造された。 LHCbは、Large Hadron Collider beauty(大型ハドロン衝突型加速器ビューティー)の略で、全長27キロメートルの加速器の中で、ハドロンが衝突してビューティーと呼ばれるクォーク粒子が発生する地点。LHCbは、その地点で発生する各種のデータを収集する極めて重要なパーツとされる。それらを解析することで、ビッグバン理論解明のための基礎データが得られるとしている。 LHCbの製造には、スリーディーシステムズに加え、オートメーションNV、LETI-3S、ソマシスなども協力している。なお、今回の功績により、スリーディーシステムズは欧州原子核研究機構から2019年度LHCb産業賞を授与された。 欧州原子核研究機構は、研究用機器などのプロトタイプ製造などに、3Dプリンティングなどのアディティブ・マニュファクチャリング技術を積極的に導入していることで知られている。
掲載日:2019年12月15日:カナダのウォータールー大学が、トヨタ・カナダから210万カナダドルの助成金を獲得
カナダのウォータールー大学が、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダから210万カナダドル(約1億9千万円)の助成金を獲得した。トヨタ・カナダがカナダの大学に支出した助成金としては過去最大額となる。助成金は先端エンジニアリング教育と、アディティブ・マニュファクチャリング・リサーチに使われる。 ウォータールー大学工学部学部長のパール・サリバン氏は、「我が校とトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダとのパートナーシップは、学生や教員を高度な研究課題や自動車産業における各種のチャレンジにに立ち向かわせ、カナダにおける自動車産業の強みを発揮させるサステナブルなソルーションを獲得させるきっかけになるでしょう。いただいた210万ドルを使い、確かな成果を出したいと思います」とコメントしている。 ウォータールー大学は、2017年にもマルチスケールのアディティブ・マニュファクチャリング研究所を開設するなど、3Dプリンティング技術の研究を強化している。 トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダは、日本のトヨタ自動車株式会社のカナダ法人。カナダ国内での自動車販売や、サポートなどを行っている。
掲載日:2019年12月14日:アメリカのアーチストが3Dプリンターで高さ3.6メートルのスカルプチュアを作成
アメリカのアーチストのスティーブン・ナイフェ氏が、3Dプリンターで高さ3.6メートルのスカルプチュアを作成し、話題になっている。スカルプチュアは、ナイフェ氏に作成を依頼したインディアナ大学付属エズケナジ近代美術館に設置された ナイフェ氏が作成したのは、砂漠に咲くバラをイメージしたスカルプチュア。砂漠という過酷な環境で生きるバラの花びらをモデルにデザインしたという。スカルプチュア自体は、アメリカの大手3Dプリンティング・サービスビューローのiマテリアライズの3Dプリンターで、ポリミアド樹脂を素材に製造された。製造には3週間の時間を要したという。 ナイフェ氏は、「単にバラの花びらを積み重ねるだけではなく、花びらを置く方向や大きさに変化を加えるようにしました。特に、花びら同氏が触れ合うアングルを調整し、バランスとダイナミズムの両方のセンスを醸し出すように工夫しました」とコメントしている。 アートの世界で3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっている。3Dプリンターでスカルプチュアなどのアート作品を製造することで、従来では造形が難しかった複雑なデザインを造形することが可能になる。ある関係者は、今後も3Dプリンターを使ったアート作品が多く作られると予想している。
掲載日:2019年12月13日:ダイムラーのバス製造事業部がバスのパーツづくりに3Dプリンターを活用
ドイツの大手自動車メーカーのダイムラーのバス製造事業部が、バスのパーツづくりに3Dプリンターを活用している。スイスの3DプリンターメーカーのシントラテックのSLS3Dプリンターを活用し、150点もの交換用部品を製造しているという。 ダイムラーのアディティブ・マニュファクチャリング部門責任者のラルフ・アンダーホフシュタット氏は、「3Dプリンティング技術を活用することで、ダイムラーのバス製造事業部は迅速性、柔軟性、経済性、そして環境フレンドリネスをもってお客様のニーズに対応することができます。アディティブ・マニュファクチャリング技術がもたらす優位性は明らかです」とコメントしている。 ダイムラーは2016年から本格的にアディティブ・マニュファクチャリング技術の導入を開始している。同社はこれまでに、ドイツのメタル3DプリンターメーカーのEOSのハイエンドメタル3Dプリンターを導入し、アルミニウムパーツの製造などを行っている。 ダイムラーは、2020年に同社初の3Dプリンティングセンターを開設し、スペアパーツやコンポーネントの製造をオンデマンドで行うサービスを開始する予定。 ダイムラーは、ドイツのシュトゥットガルトに本拠を置く世界的な自動車メーカー。特にトラックの販売における世界最大手企業として知られている。
掲載日:2019年12月12日:DSMが6社のスタートアップ企業とアディティブ・マニュファクチャリング・ワークフロー・プラットフォームを開発
オランダの大手素材・化学メーカーのDSMが、6社のスタートアップ企業とアディティブ・マニュファクチャリング・ワークフロー・プラットフォームを開発した。先月ドイツのフランクフルトで開催されたformnext 2019で公開された。 プラットフォームの開発に参加したのは、オーセンタイズ、アディティブ・フロー、エコチェイン、iポイントなどの6社。いずれもアディティブ・マニュファクチャリング関連ソフトウェアの開発を行っている。 スタートアップ企業との協業について、DSMのアディティブ・マニュファクチャリング担当副社長のヒューゴ・ダ・シルヴァ氏は、「可能性のあるスタートアップ企業をサポートし、密に協業することで、3Dプリンティングのエコシステムを大きく強化することが可能になります。さらには世界的にアディティブ・マニュファクチャリングを普及させることが可能になります」とコメントしている。 DSMは1902年設立のオランダの素材・化学メーカー。3Dプリンティングの領域に比較的早くから参入し、特にSLA3Dプリンター用樹脂素材を多数開発し、市場に供給してきている。オランダ政府が経営する炭鉱会社として設立されたが、1929年に化学へ進出し、現在ではライフサイエンス分野まで手掛ける総合化学メーカーへと転換している。1996年に完全民営化した。
掲載日:2019年12月11日:ブリティッシュ・エアウェイズが航空機用消耗部品を3Dプリンターで製造へ
イギリスのフラッグキャリアのブリティッシュ・エアウェイズが、航空機用消耗部品を3Dプリンターで製造する。発表によると、ブリティッシュ・エアウェイズは世界中の主要空港に3Dプリンターを設置し、トレーテーブル、バゲージコンテナー、フライトデッキスイッチ、シェルなどの消耗部品をオンデマンドで製造するとしている。3Dプリンターの導入により、2050年までにCO2排出量をゼロにするという同社の計画を実現したいとしている。 ブリティッシュ・エアウェイズのリカルド・ヴィダル氏は、「3Dプリンティングは我々を航空業界のイノベーションの最前線に位置づけるための重要な技術です。我々の顧客サービス向上のため、スタートアップ企業やイノベーションパートナーとの協業を強化し、最新技術の導入を図ってゆきます」とコメントしている。 航空機用部品の製造に3Dプリンターを活用する機運は業界的に高まっている。航空機製造大手のエアバスも、大手3Dプリンターメーカーのストラタシスと共同で、ギャラリーの内装用部品などを3Dプリンターで製造している。 ブリティッシュ・エアウェイズはヨーロッパで三位、世界で九位の規模を誇る大手航空会社。全世界169都市に就航し、270機の航空機を運用している。日本にも羽田空港、成田空港、関西国際空港に就航している。
掲載日:2019年12月10日:ストラタシスがオーストラリアとニュージーランド市場への参入を強化
大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、オーストラリアとニュージーランド市場への参入を強化する。TCLホフマン社とTCLハント者を認定チャネルパートナーとし、さらなる顧客開拓を目指す。 ストラタシスのオーストラリア・ニュージーランド地域担当マネージャーのベン・ダーリング氏は、「3Dプリンティングはモノづくりの根底を変えてきました。ストラタシスは、これからも顧客ニーズに対応し、それぞれの顧客に最適なソルーションを提供してゆきます。(認定されたパートナーは)医療における臓器レプリカの製造から、ショップフロアにおけるマスキングジグの製造まで、きめ細かく対応してくれるでしょう」とコメントしている。 オーストラリアを拠点とするTCLホフマンと、ニュージーランドを拠点とするTCLハントは、工業用原料や各種の製造機器を取り扱う商社。取引先はプラスチック加工、食品製造、製薬、医療機器と多岐にわたる。 TCLホフマンのジョセフ・ハンコック氏は、「ストラタシスの最先端の3Dプリンティング製品という、業界最高のソルーションを提供することが可能になります。多くのオーストラリアとニュージーランドの企業を、3Dプリンティングの大きな波に乗せることになるでしょう」と話している。
掲載日:2019年12月9日:イタリアの3Dプリンターメーカーがハイエンドエンジニアリングプラスチック用3Dプリンターをリリース
イタリアの3Dプリンターメーカーの3NTRが、ハイエンドエンジニアリングプラスチック用3Dプリンターをリリースした。先月ドイツのフランクフルトで開催されたformnext 2019で公開された。 3NTRがリリースしたのはFDM方式の3Dプリンター「スペクトラル30」。ノズルは最大500℃まで加熱でき、PEEK、Ultem、PEI、PEKK、ASA、ナイロン、PETGなどの各種のエンジニアリングプラスチックを素材として利用できる。なお、「スペクトラル30」の開発には、フランスのポリマーリサーチ企業のレスコル社と、大手航空機メーカーのエアバスも参加している。 3NTRのダビデ・アーディゾイアCEOは、「スペクトラル30は極めて精密なマシンコントロール能力を持ち、いかなる製造にも対応できるイノベーションデザインをもとに製造されました。(造形精度)の最終的な品質には絶対的な自信を持っています」とコメントしている。 3NTRは、ミラノ北部の街オレジオに拠点を置くスタートアップ企業。スイムウェアメーカーのJDEALフォームのスピンアウト企業として設立された。同社は2013年から3Dプリンターを市場に提供してきている。
掲載日:2019年12月8日:アドベント・ヘルス・ニコルソン・センターがプロトタイプ・ラブを開設
米フロリダ州に拠点を置く医療研修センターのアドベント・ヘルス・ニコルソン・センターが、プロトタイプ・ラブを開設する。センターでは、術前シミュレーション用臓器モデルの作成や、各種の医療機器のプロトタイプなどの製造が行われる。 アドベント・ヘルス・ニコルソン・センターは、世界最先端の医療研修センターとして知られ、医療界のスペシャリストに最新の医療技術を伝達してきている。今回開設されるプロトタイプ・ラブは、医師、研究者、エンジニアなどの医療界のプロフェッショナルに、最新の医療用アディティブ・マニュファクチャリング技術を伝達する。 アドベント・ヘルス・ニコルソン・センターのジョディ・フェイルズ氏は、「我々のエキスパートチームは、医療のプロフェッショナルに『ナプキンに描かれたスケッチを現実』にすることのお手伝いをすることになるでしょう。プロトタイプを作成し、彼ら自身の手 に現物を見せることで革新的な医療機器の開発が可能になります」とコメントしている。 ラブではストラタシスのオブジェット350シリーズなどの最新の3Dプリンターが設置され、利用者は1000種類以上の素材を使った3Dプリンティングが可能になるとしている。 医療の領域に3Dプリンターを導入する機運は世界的に高まっているが、臓器モデルの作成やプロトタイプの製造などに特化した施設が開設されるのは、今回のケースが世界初になると見られる。
掲載日:2019年12月7日:テーラードフィッツがスキーブーツ用インソールを3Dプリンターで製造
スイスのスポーツウェアメーカーのテーラードフィッツが、スキーブーツ用インソールを3Dプリンターで製造しているとして話題になっている。インソールを3Dプリンターでカスタマイズ製造することで、従来のインソールで生じがちなプレッシャーポイントの発生を防ぐことが可能になるとしている。 インソール製造の工程では、専用の3Dスキャナーでユーザーの足の形状をスキャンする。スキャンされたデータはシミュレーションソフトに送られ、足の動きをシミュレーションしながら足の最適形状をマッピングする。データはその後3Dプリンターに送られ、TPUを素材にインソールが3Dプリントされる。インソールは、すべてハニカム・ラティス構造で3Dプリントされ、最適なパワー分散が実現されるとしている。 スポーツの世界で3Dプリンターを導入する機運は世界的に高まっている。プロバスケットボール選手のシューズを3Dプリンターでカスタマイズ製造するケースや、プロホッケー選手のマウスピースを3Dプリンターでカスタマイズ製造するケースなどが報道されている。また、ランニングシューズをカスタマイズする製造するケースも一般的になってきている。 テーラードフィッツは2016年にベンジャミン・シュミット、アントニア・シーラーらが設立したスタートアップ企業。スキーウェアを中心に各種のスポーツウェアを製造している。
掲載日:2019年12月6日:GEヘルスケアとフォームラブズが業務提携契約を締結
GE傘下のGEヘルスケアと、マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、業務提携契約を締結する。契約によると、両者はGEヘルスケアのMRIやCTなどで使われる医療用画像データをもとに各種の臓器モデルの作成などを行う。 術前シミュレーション用臓器モデルの作成に加え、ブラケットやクランプなどの手術用ガイドの作成や、手術を受ける患者とのコミュニケーションのためのモデルの作成なども行う。 GEヘルスケアのジェネラルマネージャー、スコット・レイダー氏は、「情報時代の患者さんは、治療において重要な位置におられます。白黒の「スライスされた」臓器の画像をお見せするだけでは、かえって混乱を与えてしまう場合もあります。画像データをアディティブ・マニュファクチャリング技術を使ってバーチャルリアリティ化することで、患者さんにより深い情報を与えることができ、さらには医療チームにも多くのベネフィットを与えることができます」とコメントしている。 フォームラブズは2012年にマサチューセッツ工科大学のエンジニアらが立ち上げたベンチャー企業。これまでにデスクトップSLA3Dプリンター「Form1」「Form2」をリリースしている他、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂を開発している。同社は最近医療・歯科医療の領域への進出を強化している。
掲載日:2019年12月5日:3Dハブズがパリにオフィスを開設、フランス市場への対応強化へ
世界中の3Dプリンターをネットワークしているオランダのスタートアップ企業の3Dハブズが、新たにパリにオフィスを開設し、フランス市場への対応を強化する。今年初めに投資会社フューチャー・シェイプなどからの出資を受けての動きと見られ、ヨーロッパ市場の中でも特に3Dプリンティングサービスへのニーズが高いとされるフランス市場でのシェア拡大を目指す。 フューチャー・シェイプはiPodの発明者でiPhoneの共同発明者として知られるトニー・ファデル氏が設立したベンチャーキャピタル。AI、ロボティクス、3Dプリンティングなどの次世代技術をベースにしたベンチャー企業に集中的に投資している。 3Dハブズは、これまでに世界中の3Dプリンターをネットワークでつなぎ、3Dプリンティングを希望するユーザーとをオンラインでマッチングするサービスを提供してきた。一方で、同社は個人オーナーによる3Dプリンティングサービスを停止し、サービスビューローなどによるプロフェッショナルレベルの3Dプリンティングサービスに集約する方向に動いている。 3Dハブズによると、同社はこれまでに35,000社の法人ユーザーにサービスを提供し、そのうちの27%はフォーチュン500企業だとしている。
掲載日:2019年12月4日:XYZプリンティングが新型DLP3Dプリンターをリリース
台湾の3DプリンターメーカーのXYZプリンティングが、新型DLP3Dプリンター「パートプロ120xP」をリリースした。先月ドイツのフランクフルトで開催されたformnext 2019で公開された。 パートプロ120xPはXYZプリンティングが独自開発したウルトラ・ファスト・フィルム技術をベースに開発されたもので、一般的なDLP方式の3Dプリンターの最大75倍のスピードで造形が可能。造形サイズは最大で114 x 64 x 100mmとなっている。 パートプロ120xPのリリースについて、XYZプリンティングのフェルナンド・ヘルナンデス氏は、「高速でハイリゾルーション、さらに精密な造形品質を求めるニーズが3Dプリンティングの世界で高まっています。我々の最新シリーズを提供することで、製造業の世界に新たなバリューをもたらすことができると信じています」とコメントしている。 パートプロ120xPのアメリカでの販売価格は、8,990ドル(約970,920円)となっている。 XYZプリンティングは台湾の製造受託大手金寶グループの子会社。これまでに価格数百ドル程度の低価格3Dプリンター「ダ・ヴィンチ」シリーズなどをリリースし、世界中に製品を提供している。「ダ・ヴィンチ」シリーズは、アメリカではAmazonなどを通じて販売されている。
掲載日:2019年12月3日:AREVOがAGCとパートナーシップ契約を締結
カリフォルニア州サンタクララに拠点を置く3Dプリンティング企業のAREVOが、日本のAGCとパートナーシップ契約を締結した。契約によると、両者はAREVOの3Dプリンティングプラットフォームを使い、日本市場でMaaS(Manufacturing as a Service)事業を展開する。 AREVOの3Dプリンティングプラットフォーム「アクア」は、ロボットアーム式のレーザー3Dプリンターで、最大1立方メートルの造形物をプリントできる。素材はPEEKなどのハイエンド・エンジニアリングプラスチックや、カーボンファイバー複合素材などが利用できる。 パートナーシップ契約の締結について、AREVOの共同創業者で会長のヘマント・ベーダ氏は、「(今回の契約締結は)インダストリー4.0ムーブメントにおける継続中の進化を表すランドマークです。我々は共同で超効率的でサステナブルなオンデマンド・マニュファクチャリングを提供してゆきます。AGCと協働し、日本の多くの産業セクターに我々のMaaSプラットフォームを提供できることを楽しみにしています」とコメントしている。 AREVOは2013年設立。シリコンバレー発の本格的3Dプリンティング・スタートアップ企業として創業当初よりベンチャーキャピタルなどの注目を集めている。同社にはAGCも出資している。
掲載日:2019年12月2日:3Dプリンター総研が「formnext 2019にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催
本サイト「世界の3Dプリンターニュース」を運営している株式会社3Dプリンター総研が、12月20日に都内品川にて「formnext 2019にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催する。 2019年11月19日から22日までの4日間ドイツのフランクフルトにて、ヨーロッパ最大の3Dプリンターの展示会formnext 2019が開催された。formnext 2019は、800社以上の3Dプリンター関連企業が出展する世界規模の展示会で、日本の展示会とは異なり次世代のベンチャー企業が数百社も出展するため、3Dプリンターの次の時代のトレンドが分かるとされる。 3Dプリンター総研は、この展示会を過去4年間にわたって毎回取材・調査してきた。今回も取材の結果を踏まえた報告会を開催する。実際に各社ブースを回って、ハードや材料に精通した専門家が、60社以上の出展社に対してインタビュー調査をおこないその結果を報告する。 本セミナーは、単なる集めたカタログの説明や展示物の説明ではなく、真に技術と市場情報に熟知した日本を代表する専門家が調査した上での報告で、企業や技術の背景にある本質や動向をあぶり出して解説する。
・開催日 2019年 12月20日(金) 14:00~17:30
・開催場所 AP品川9階 会議室 P・Q(東京都港区高輪)
・アクセス JR線・京浜急行線「品川駅」高輪口より徒歩3分 アクセスマップ
・募集人数 30 名
・セミナーの詳細や申込みは下記サイトより
http://www.3dri.co.jp/47_formnext_seminar/index.html
掲載日:2019年12月1日:英プロセス・イノベーション・センターが中小企業のアディティブ・マニュファクチャリング導入に230万ポンドの助成金を支給
英プロセス・イノベーション・センターが、中小企業のアディティブ・マニュファクチャリング導入に230万ポンド(約3億円)の助成金を支給する。資金は主にイギリス北東部の中小企業の支援に使われる。 本助成金はIMPACTプロジェクトの一環として行われるもので、ヨーロッパ地域開発ファンドが出資したもの。プロジェクトでは中小企業に3Dプリンティング施設へのアクセスを提供するほか、アディティブ・マニュファクチャリング業界向けの新製品開発のサポートなどを行う。 プロセス・イノベーション・センターのレイチェル・スクワイアーズ・ビジネスディベロップメント・マネージャーは、「プロセス・イノベーション・センターは、対象となる中小企業のそれぞれにカスタマイズした支援をパッケージで提供するほか、製品開発をより迅速に、より低リスクで行うためのエキスパートによるサポートを提供してゆきます」とコメントしている。 プロセス・イノベーション・センターは2004年にイギリス政府が設立した公的団体で、イギリスの中小企業を技術的な側面から支援することを事業目的にしている。同センターは、イギリス・スコットランド国内に6か所のイノベーションセンターを有している。
掲載日:2019年11月30日:DSMとシェイプウェイズがパートナーシップ契約を締結
オランダの大手素材メーカーのDSMと、ニューヨークに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューローのシェイプウェイズが、パートナーシップ契約を締結する。現地時間の先週ドイツのフランクフルトで開催されたformnext 2019で発表された。契約によると、DSMはシェイプウェイズの3Dプリンティング・サービス用の素材を供給する。 パートナーシップ契約の締結について、シェイプウェイズのグレッグ・クレスCEOは、「シェイプウェイズはアディティブ・マニュファクチャリングのパワーと、よりシンプルにされた生産方式は、スケーラビリティを増加させ、伝統的な製造方法をさらに強化すると信じています。高度に科学的な経営を行っているDSMと協働することで、シェイプウェイズのB2Bソルーションを加速させ、あらゆる業界の人々に3Dプリンティング技術へのアクセスを提供することが可能になるでしょう」とコメントしている。 DSMは100年以上の歴史を持つオランダの化学企業。3Dプリンティングの世界では古くからSLA3Dプリンター用高機能樹脂などを開発、主に法人ユーザー向けに供給してきている。同社はユーロネクスト・アムステルダム証券取引所に上場している。 シェイプウェイズは2007年にオランダの大手家電メーカーのフィリップスの社内ベンチャーとして設立された。今日までにサービスビューロー・3Dプリンティング出力のグローバルリーディングカンパニーとして市場をリードしている。
掲載日:2019年11月29日:フォームラブズが歯科用3Dプリンター「フォームラブズ・デンタル」をリリース
マサチューセッツ州に拠点を置くアメリカの3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、歯科用3Dプリンター「フォームラブズ・デンタル・シリーズ」をリリースする。 フォーム3bと名付けられた3Dプリンターは、同社の最新シリーズのフォーム3をベースに専用のソフトウェアとサービスプランが付随させたもの。サービスプランにはトレーニング、カスタマーサポート、ハードウェアのリペア・メンテナンスなどが含まれている。 また、歯科用専用素材として、同社が開発した生体適合性素材「サージカル・ガイド・レジン」を含む七種類の素材も提供される。 フォームラブズはフォーム3bの使用用途として、クラウン・ブリッジモデルの作成、アライナー及びリテイナーモデルの製造、診断モデルの製造、サージカルガイドの製造、キャスティング用パターンの作成、入歯モデルの作成などを想定している。 フォームラブズは、2012年にマサチューセッツ工科大学のエンジニアらが立ち上げたスタートアップ企業。これまでにデスクトップSLA3Dプリンター「フォーム1」「フォーム2」「フォーム3」をリリースしている他、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂を開発している。
掲載日:2019年11月28日:オーストラリアのアディティブ・マニュファクチャリング企業が世界最大のチタン製ロケットを3Dプリンターで製造
オーストラリアのアディティブ・マニュファクチャリング企業が、世界最大のチタン製ロケットを3Dプリンターで製造したとして話題になっている。現地時間の先週ドイツのフランクフルトで開催されたformnext 2019で公開された。 チタン製ロケットを製造したのはオーストラリアのティトミック社。クイーンズランド州に拠点を置くギルモア・スペース・テクノロジーズと共同で開発した。高さ5.5メートルの大きさのロケットは、ティトミック社の大型メタル3Dプリンター「TKF9000」で製造された。 TKF9000は9 x 3 x 1.5メートルの造形サイズを持つ大型3Dプリンターで、毎時20キログラムのスピードで造形可能。高さ5.5メートルの大きさのロケットの製造に、わずか27.6時間しかかからなかったという。 チタンは優れた耐久性と軽量さから、ロケットをつくる材料としては古くから注目されていた。一方で、チタンを一定の造形制度を確保しながら3Dプリントすることの技術的な課題が多く、これまでに実現できなかった。今回のティトミック社の成功により、3Dプリンターを使ったロケットづくりに新たな選択肢が加わることとなった。
掲載日:2019年11月27日:メーカーボット・インダストリーズがMETHOD素材開発プログラムを開始
ストラタシス傘下の3Dプリンターメーカーのメーカーボット・インダストリーズが、METHOD素材開発プログラムを開始する。初期のプログラムパートナーとしてジャビル、KIMYA、ポリメーカー、三菱化学などが参加する。 METHOD素材開発プログラムは、メーカーボットのMETHOD3Dプリンターで使われる素材の品質を確認し、メーカーボットが認定する仕組み。素材をオープンにしてオプションを増やす一方、素材の一定の品質を確保する狙いがある。 メーカーボットのナダヴ・ゴシェンCEOは、「このプログラムにより、METHOD3Dプリンターで工業レベルの信頼性、精密性、そしてエンジニアリングパフォーマンスを確保することが可能になります。高額な3Dプリンターでなければ実現できなかった環境を、多くのエンジニアが確保できるでしょう」とコメントしている。 フランスのフィラメントメーカーのKIMYAは、ABSに30%のカーボンファイバーを混ぜた混合素材や、カーボンファイバー配合PETG素材などを供給する。中国のフィラメントメーカーのポリメーカーは、エンジニアリングプラスチックグレードのポリマックスPCや、高い強度と耐熱性をもつポリマックスPC-FRなどを供給する。日本の三菱化学も、バイオベースでBPAフリーの素材DURABIOを供給する。
掲載日:2019年11月26日:エレン・クルマン氏がカーボンの社長兼CEOに就任
エレン・クルマン氏がカーボンの社長兼CEOに就任する。クルマン氏はデュポンの会長兼CEOを務め、2016年からカーボンの取締役を務めていた。カーボンの創業者でCEOのジョセフ・デシモン氏は取締役会会長に就任する。 カーボンの社長兼CEO就任についてクルマン氏は、「(社長兼CEOに就任するという)本日の発表は私にとって極めて名誉あることです。カーボンの取締役として数年を過ごしてきましたが、仕事そのものに加え、優れた起業家精神と最先端技術に接することができました。デシモン氏は、カーボンというデジタル・マニュファクチャリングの世界的なリーディングカンパニーを築きました。彼が築いたプラットフォームを、さらに堅固なものにすることにエキサイトしています」とコメントしている。 クルマン氏は1956年生まれ、デラウェア州出身の63歳。ゼネラルモーターズ取締役、デュポン会長兼CEOなどを歴任している。2014年には、経済紙フォーブスによるアメリカで最もパワフルな女性100人に選ばれている。 カーボンは、独自開発したCLIP(Continuous Liquid Interface Production)ベースの3Dプリンターを製造している。カーボンのCLIP3Dプリンターは、光と酸素を使って造形するのが特徴で、一般的なSLA3Dプリンターよりも高速で高品質の造形ができるとしている。カーボンにはJSRなどの日本企業も出資している。
掲載日:2019年11月25日:formnext 2019が終了
ドイツ・フランクフルトで開催されていた世界最大級のアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会のformnext 2019が、現地時間の11月19から22日までの四日間の日程を終えて終了した。 開催期間中の来場者は34,532人に達し、昨年の26,919人から28%増加した。出展社数も852社を数え、昨年の632社から35%増加した。 出展者は各種の3Dプリンターメーカーに加え、素材メーカー、アプリケーション開発会社、ツーリングメーカー、ポストプロセス・サービサーなどが出展した。また、自動車、航空宇宙、鉄道などに特化したツーリングメーカーなども出展した。地元ドイツの企業に加え、アメリカとヨーロッパの企業が多数出展した。 盛況に終わったformnext 2019について、formnext主催者のマサゴ・メッセ・フランクフルトのサシャ・ヴェンズラー副社長は、「五年目を迎え、formnextはそのサクセスストーリーを更新し続けています。アディティブ・マニュファクチャリングは一つの産業となり、この極めてダイナミックな産業で各社が手を結ぶことで、さらなる進化を遂げることができるでしょう」とコメントしている。 formnextは、毎年11月にフランクフルトで開催されている。来年もformnext 2020が、同じくフランクフルトで開催される見込み。
掲載日:2019年11月24日:コベストロが3Dプリンティング用ハイパフォーマンスポリマーをリリース
ドイツの化学メーカーのコベストロが、3Dプリンティング用ハイパフォーマンスポリマーをリリースした。現地時間の今週ドイツで開催されたformnext 2019で公開した。 アディジー(Addigy)のブランドネームでリリースされたのはポリカーボネート、サーモプラスチック・ポリウレタン、ポリウレタン樹脂などの素材。いずれも高い耐久性、フレキシビリティ、耐化学性を持ち、特に自動車産業、医療、コンスーマーエレクトロニクス、スポーツ、レジャーなどの領域での利用が想定されている。素材はフィラメント、パウダー、樹脂などで提供される。 コベストロのアディティブ・マニュファクチャリング部門責任者のパトリック・ロッソ氏は、「今回の革新的な開発により、我々自身を問題解決者としてポジショニングするのみならず、よりアップスケールされた生産プロセスのための信頼できるサプライヤーとしてのポジショニングが得られると思います」とコメントしている。 コベストロは、ポリウレタンやポリカーボネートなどの主に取り扱う化学メーカー。レーファークーゼンに拠点を置き、世界30カ国で製造、市場に供給している。日本でもコベストロジャパン株式会社が営業を展開しているほか、住友化学工業との合弁企業の住化コベストロウレタン株式会社なども傘下に収めている。
掲載日:2019年11月23日:エティハド航空がアブダビにアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設
アラブ首長国連邦の航空会社のエティハド航空が、アブダビにアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設する。センターでは3Dプリンターを活用し、エティハド航空の航空機のメンテナンス、リペア、オーバーホールが行われる。 センターの開設にはドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップと、同じくドイツのメタル3DプリンターメーカーのEOSが協力した。いずれの3Dプリンターもセンター内に導入される。センターは、EASA(欧州航空安全機関)による航空機用パーツ製造の認可を受けた中東地域初の施設となる。 センターの開設について、エティハド航空傘下のエティハド・エンジニアリングのバーンハード・ランダース副社長は、「施設の開設は、エティハド航空の航空エンジニアリングの世界におけるグローバルプレーヤーのポジションを象徴するものです。我々は、これからもイノベーションとテクノロジーのパイオニアを目指します」とコメントしている。 エティハド航空は、アラブ首長国連邦のアブダビに拠点を置く国営の航空会社。ボーイングの787シリーズやエアバスのA350シリーズなどの最新鋭機を含む233機の航空機を保有し、全世界90都市へ就航している。
掲載日:2019年11月22日:シグニファイがテーラーメイドのライトシェード3Dプリンティングサービスを開始
オランダの照明機器メーカーのシグニファイが、テーラーメイドのライトシェード3Dプリンティングサービスを開始する。今月28日から開始されるサービスは、リサイクル可能な素材を使い、オンラインで顧客の好みに応じたライトシェードを3Dプリンターで製造するというもの。当面はヨーロッパ市場のユーザーにのみサービスが提供される。 ライトシェードの素材には、リサイクル可能なポリカーボネートに加え、廃棄されたCDも含まれているという。リサイクル可能な素材を利用することで、従来の製造方法よりも製造時のCO2排出量を最大47%削減できるという。 シグニファイのチーフ・イノベーション・オフィサーのオリビア・キュー氏は、「シグニファイは工業スケールの3Dプリント照明機器を製造する最初のメーカーです。これにより、照明機器メーカーとしてのリーディングカンパニーのポジションを強化し、サステナブルなイノベーションを実現できるでしょう」とコメントしている。 シグニファイは1891年設立の、オランダ・アイントホーフェンに本拠を置く業務用および一般消費者向けの照明機器メーカー。LED照明システムメーカーとしては世界最大の規模を誇る。日本でもシグニファイジャパン合同会社が事業を展開している。
掲載日:2019年11月21日:全世界の3Dプリンティング市場が2026年に410億ドル規模に成長
全世界の3Dプリンティング市場が、2026年に410億ドル(約4兆5100億円)規模に成長すると予想するレポートが発表された。 アメリカの市場調査会社アクメン・リサーチ・アンド・コンサルティングがまとめたレポートによると、全世界の3Dプリンティング市場は今後年率20%の成長率で成長を続け、2026年までに410億ドル規模に到達するとしている。 エリアでは北米市場が世界最大の市場チェアを保ちながら成長を牽引するとしている。北米市場では、特に医療分野で3Dプリンティングの普及が進むとしている。また、自動車、コンスーマーグッズ、航空宇宙、防衛産業などの領域でも3Dプリンティングの導入が進むとしている。 産業セクターでは3Dプリンティング・サービスが最大の市場シェアを獲得するとしている。特に3Dプリンターを持たない中小企業による3Dプリンティング・サービスの利用が進むと予想している。 3Dプリンターの種類では、FDM方式の3Dプリンターが最大のシェアを持つとしている。また、PEEKやULTEMなどのハイエンド・エンジニアリングプラスチックの利用が進み、FDM方式の3Dプリンターの出荷を後押しするとしている。
掲載日:2019年11月20日:ヘンケルとラピッドシェイプがパートナーシップ契約を締結
ドイツの大手トイレタリー・コンスーマーグッズメーカーのヘンケルと、同じくドイツの3Dプリンターメーカーのラピッドシェイプが、パートナーシップ契約を締結した。 契約によると、両者はラピッドシェイプの3Dプリンターを使い、ヘンケルが開発する各種の新素材をを使って様々なアプリケーションを開発する。アプリケーションは、主に医療、歯科医療、ジュエリー、インダストリアルグッズなどでの利用が想定されている。 パートナーシップ契約の締結について、ヘンケルの3Dプリンティング事業部のフィリップ・ルーセン氏は、「我々のオープン素材戦略を拡大する中、テクノロジーパートナーとしてラピッドシェイプを迎えることに興奮しています。両者が協力することで技術革新を強化し、テーラーメイドの3Dプリンティングソルーションを提供できます。産業を超えて、アディティブ・マニュファクチャリングのプロダクションを広げてゆくことができるでしょう」とコメントしている。 ヘンケルは1876年設立の、デュッセルドルフに拠点を置くドイツの多国籍企業。洗濯用洗剤などの家庭用洗剤や、シャンプー、口腔ケア製品などのトイレタリー製品を中心に市場に提供している。ヘンケルの製品は、主にヨーロッパ市場を中心に販売されている。
掲載日:2019年11月19日:BASFがスカルプティオを買収
ドイツの大手総合化学メーカーのBASFが、フランスの3Dプリンティング・サービスビューローのスカルプティオを買収した。買収価格や株式のバリュエーションなどの買収内容の詳細については明らかにされていない。 スカルプティオの買収について、BASFの3Dプリンティング・ソルーション部門マネージングディレクターのディートマー・ベンカー博士は、「スカルプティオの買収により、お客様とパートナーに我々の革新的3Dプリンティング・ソルーションへのより速いアクセスを提供することが可能になります。それに加え、お客様はスカルプティオの幅広いサービスから多くのベネフィットを受けることになるでしょう」とコメントしている。 スカルプティオはフランスのパリとアメリカのサンフランシスコに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューロー。主にヨーロッパとアメリカにおいて、各種の3Dプリンティング・サービスを提供している。 BASFは、ドイツのルートヴィヒスハーフェン・アム・ラインに拠点を置く、150年の歴史を持つ世界最大の総合化学メーカー。全世界で11万人を超える従業員を擁し、735億ユーロを超える売上を計上している。日本でもBASFジャパンが営業を展開し、かつてはカセットテープや磁気テープなどのブランドで知られていた。
掲載日:2019年11月18日:アメリカ連邦裁判所が3Dプリント銃の3Dモデルの公開を違法と認定
米ワシントン州シアトルのアメリカ連邦裁判所が、ディフェンス・ディストリビュテッドによる3Dプリント銃の3Dモデルの公開を改めて違法と認定した。 オバマ政権は、武器輸出管理法に違反するとして、3Dプリント銃の3Dモデルの公開を違法としていた。それに対し、3テキサス州のディフェンス・ディストリビュテッドが3Dプリント銃の3Dモデルの公開を合法と主張し、トランプ政権と和解していた。今回の判断により、3Dプリント銃の3Dモデルの公開が改めて違法と認定された。 ディフェンス・ディストリビュテッドは、銃火器の所有を認める憲法に違反するとして、2015年にアメリカ政府を提訴していた。それに対し、アメリカ司法省は3Dプリント銃の3Dモデルの公開は武器輸出管理法に違反するのみならず、安全保障と世界平和に危機をもたらすものとして規制を求めていた。 一方で、トランプ政権は2018年にディフェンス・ディストリビュテッドと和解し、ディフェンス・ディストリビュテッド代表のコーディー・ウィルソン氏の弁護士費用を支払うなどした。 トランプ政権とディフェンス・ディストリビュテッドとの和解は、3Dプリント銃の拡散を危惧する市民団体などから激しい避難と反発を招いていた。
掲載日:2019年11月17日:ラウンチャーが史上最大のロケットエンジン用燃焼チェンバーを3Dプリンターで製造
アメリカのロケット製造ベンチャー企業のラウンチャーが、史上最大のロケットエンジン用燃焼チェンバーを3Dプリンターで製造したとして話題になっている。 ラウンチャーが製造したのは同社が開発中のE-2ロケットエンジン用燃焼チェンバー。E-2ロケットエンジンはアメリカ空軍からの発注を受け、2020年内の完成を目指している。 燃焼チェンバーは、ドイツのメタル3DプリンターメーカーのEOSのグループ会社のAMCMのアディティブ・マニュファクチャリング技術を用いて製造された。 ラウンチャーは、2017年にニューヨークのブルックリンに設立されたスタートアップ企業。E-2ロケットエンジンを搭載した小型ロケット・ロケット-1を製造している。ロケット-1は、高さ20メートルの小型ロケットで、773キログラムのペイロードを持つ。 ロケットやロケットエンジンの製造に3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっている。イーロン・マスク率いるスペース・エックスを筆頭に、ロサンゼルスに拠点を置くロケット製造ベンチャー企業のリラティビティ・スペースも、自社ロケットとロケットエンジンを3Dプリンターで製造している。ロケットづくりに3Dプリンターを活用することで、ロケット製造コストと製造時間が大幅に削減できるとしている。