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3Dプリンター総研のミッションと事業


Mission

3Dプリンターの技術革新によってもたらされる、新しいビジネスやサービスを、市場とテクノロジーの高度な橋渡し役となって創出し、普及発展させ、日本のものづくり産業やサービス産業、教育・芸術分野の活性化や発展に寄与する。


事業概要

3Dプリンター分野に関係する新事業開発、事業戦略の策定、技術開発戦略の策定、調査分析、アライアンスの仲介、技術導入コンサルティング等



強み

最先端の技術情報・世界の最新情報・多分野の市場情報を収集する力、理解分析する力、それを元に予見する力。 (株)マイクロジェット 3Dプリンター技術研究所との提携による専門技術領域に踏み込んでの提案。 新事業開発やマーケティングの専門家、博士号を有する3Dプリンター技術の専門家等ハイレベルなコンサルタント。



News

   
2018年8月3日 【展示会出展のお知らせ】
Maker Faire Tokyo 2018展に出展致します。8/4(土)~8/5(日) 東京ビッグサイト ブース№S-13-04(西2ホール)
2018年8月3日 【3Dプリンター販売開始】
SLS方式でありながら驚異の低価格を実現した、Sintratec社製樹脂専用の3Dプリンター「Sintratec Kit」の日本正規販売代理店となりました。
2018年7月2日
【第29回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第29回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018年5月23日
【展示会出展のお知らせ】
第29回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/20(水)~6/22(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東21-30
2018年2月19日
【3D Printing 2018展来場の御礼】
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018年1月12日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2018展に出展致します。 2/14(水)~2/16(金) 東京ビッグサイト 東6ホール ブース№6J-23
2017年12月1日
【アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社との業務提携締結のお知らせ】
株式会社3Dプリンター総研は、世界最初の経営コンサルティングファームの日本法人であるアーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社と3Dイノベーション分野のコンサルティングで業務提携することに合意致しました。
2017年6月26日
【第28回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017年5月24日
【展示会出展のお知らせ】
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/21(水)~6/23(金) 東京ビッグサイト 東1ホール ブース№43-29
2017年2月20日
【3D Printing 2017展来場の御礼】
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017年1月16日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2017展に出展致します。 2/15(水)~2/17(金) 東京ビッグサイト 東6ホール ブース№6L-22
2016年12月26日
【セミナーご参加の御礼】
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました
2016年6月27日
【第27回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016年6月17日
【「3Dプリンター用材料 開発・実験・分析サービス」開始】
弊社の関連会社㈱マイクロジェットと㈱東レリサーチセンターは業務提携を行い、 「3Dプリンター用材料 開発・実験・分析サービス」 としてワンストップで造形実験から分析まで受託可能な新サービスを開始いたしました。
2016年5月31日
【展示会出展のお知らせ】
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/22(水)~6/24(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東7-38
2016年2月3日
【3D Printing 2016展の御礼】
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015年12月22日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2016展に出展致します。 1/27(水)~1/29(金) 東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟 ブース№6G-20
2015年12月11日
【セミナーご参加の御礼】
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました
2015年8月25日
【視察ツアー募集開始のお知らせ】
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015年7月3日
【第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼】
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015年5月28日
【展示会出展のお知らせ】
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。6/24(水)~6/26(金) 東京ビッグサイト 東3ホール ブース№東8-38
2015年2月27日
【3D Printing 2015展来場の御礼】
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014年12月19日
【展示会出展のお知らせ】
3D Printing 2015展に出展致します。 1/28(水)~1/30(金) 東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟 ブース№6D-09
2014年10月
(株)3Dプリンター総研設立 山口修一が代表取締役に就任

セミナー・講演会情報

2018年12月10日
【セミナー題名】 formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2018年12月7日(金)※満席により、お申込みは終了しました
2017年11月9日
【セミナー題名】 formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2017年12月15日(金)※満席により、お申込みは終了しました
2017年4月7日
【セミナー題名】 3Dプリンターを利用した複合材料成形と応用展開
 開催日:2017年4月7日(金) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年12月26日
【セミナー題名】 formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2016年12月22日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年11月10日
【セミナー題名】 TRCものづくり支援シンポジウム2016
 開催日:2016年12月15日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年10月20日
【セミナー題名】 再生医療の産業化に向けた調製・製造・3Dプリンティング技術
 開催日:2016年12月15日(木) ※満席により、お申込みは終了しました
2016年10月20日
【セミナー題名】 炭素繊維複合材料用3Dプリンターの新技術と用途展開
 開催日:2016年11月21日(月) ※満席により、お申込みは終了しました
2015年12月11日
【セミナー題名】 EuroMold 2015 & formnext 2015 にみる3Dプリンター最前線
 開催日:2015年12月10日(木) 開催場所:AP品川 ※満席により、お申込みは終了しました
2015年8月18日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年5月21日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年3月11日
【講演会ご参加の御礼】 先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015年1月20日
【セミナー題名】 EuroMold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来
開催日:2015年1月21日(水) 開催場所:㈱3Dプリンター総研セミナールーム 
※満席によりお申し込みは終了しました

レポート・書籍情報

2019年5月20日 【最新書籍情報!】
2019年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
2018年12月17日 【最新レポート情報!】
formnext2018 報告レポート<formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線>
2018年7月9日 【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と先進分野への応用
2018年7月9日 【最新書籍情報!】
『2018年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場』
2018年1月19日 【最新レポート情報!】
formnext2017 報告レポート <formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線>
2017年6月21日 【最新書籍情報!】
『2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場』
2017年5月31日 【最新レポート情報!】
formnext2016 報告レポート <formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線>
2017年2月28日 【最新書籍情報!】
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
2016年3月28日 【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場 ~IoT時代に求められるモノづくり~
2016年1月27日 【最新書籍情報!】
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
2015年12月18日 【最新レポート情報!】
『euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
2015年5月14日 【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
2015年5月14日 【書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
2015年2月25日
EuroMold 2014 報告レポート発売
2015年1月
EuroMold 2014 最新レポート
2013年11月
3Dプリンターに関する特許分析レポート

世界の3Dプリンターニュース

掲載日:2019年8月8日:ニューヨーク州のクオモ知事が3Dプリント銃の製造・所有を禁止する法案に署名
ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が、州内での3Dプリント銃の製造と所有を禁止する法案に署名した。これにより、州内で3Dプリント銃を製造、所有、販売した者は刑事罰の対象となる。 また、通常の銃火器についても、16歳以下の子供が同居する世帯の住宅に、銃火器を管理する保管場所の設置が義務付けられることになった。 クオモ知事は声明の中で、「3Dプリント銃と不適切に管理されている銃火器は、我々の子供たちに計り知れないリスクをもたらします。そうした危険から住民を守る必要があります。この法律により、すでに全米で最も厳しいとされるニューヨーク州の銃管理の法律がさらに厳しくなり、銃火器を子供たちから遠ざけ、3Dプリント銃のような新たな存在を世間に知らしめることになるでしょう」とコメントしている。 クオモ知事は、同時に銃火器購入希望者のバックグラウンドチェックを強化する法案にも署名した。 先日テキサス州エルパソとオハイオ州デイトンで連続して発生した銃乱射事件を受け、アメリカでは銃規制を強化する議論が沸き起こっている。同時に、3Dプリント銃の規制を求める機運も全米で高まっている。3Dプリント銃の規制についての議論は、今後も激しくなってゆくことが予想される。
掲載日:2019年8月7日:3Dプリンター用生体適合性素材市場が2026年に13億ドル規模に成長
3Dプリンター用生体適合性素材市場が、2026年に13億ドル(約1.378億円)規模に成長すると予想したレポートが発表された。 アメリカの市場調査会社レポーツ・アンド・データ社が発表したレポートによると、2018年時点で3億ドル(約318億円)規模と推定される3Dプリンター用生体適合性素材市場は、年率21.5%の高い成長率とともに成長し、2026年までに13億ドル規模に到達するとしている。 成長が期待される産業セクターの中心は医療で、体内に埋め込むタイプの医療機器や臓器モデルの製造など、利用範囲を広げながら利用が拡大するとしている。 歯科医療の領域でも利用が進み、歯科矯正用アライナーや、クラウン・ブリッジなどの製造が広がるとしている。 成長が見込めるエリアでは北米が最大で、ヨーロッパとアジア太平洋地域が続くとしている。アジア太平洋地域においては、特に中国市場の成長が期待できるとしている。 市場における主なプレーヤーとして、ストラタシス、アスペクト・バイオシステムズ、エンビジョンテック、コンセプトレーザー、エボニック・インダストリーズ、スリーディーシステムズ、EOS、フォームラブズ、レニショーなどが挙げられている。
掲載日:2019年8月6日:Robozeが3Dプリンターでスケートボードを製造
イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが3Dプリンターでスケートボードを製造し、話題になっている。スケートボードショップのインパクト・サーフショップと共同で開発したもので、素材にはカーボンPA、PEEK、FlexTPE、PPが使われた。スケートボードが3Dプリンターで製造されたのは、今回のケースが世界初と見られる。 製造されたスケートボードは、プロのスケートボーダーのファビアノ・ラウシエロによってテスト走行された。テスト走行を行ったラウシエロは、「スケートボードの強度に非常に驚きました。スケートボードは複雑な形状にデザインされていますが、3Dプリンターで製造されたことによる問題は何も見つかりませんでした。これからはアディティブ・マニュファクチャリングの技術が一般ユーザー用のスケートボード製造にどんどん活用されてゆくでしょう」とコメントしている。 Robozeは、前にドローンの主要パーツを3Dプリンターで製造したが、その時に使われた素材とほぼ同じものがスケートボードの製造にも使われた。製造にはRobozeのArgo500シリーズとRoboze One Xtremeシリーズの3Dプリンターが使われた。 Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。
掲載日:2019年8月5日:ティッセンクルップがASEANのアディティブ・マニュファクチャリング市場が2025年に1000億ドルに成長と予想
ドイツの大手鉄鋼・工業製品メーカーのティッセンクルップが、ASEANのアディティブ・マニュファクチャリング市場が2025年に1000億ドル(約11兆円)に成長すると予想した白書を公開した。 「アディティブ・マニュファクチャリング・ASEANにおける成長機会」と題された白書は、ドイツ国立アディティブ・マニュファクチャリング・イノベーションセンターなどと共同で執筆されたもので、シンガポールなどを中心にASEANのアディティブ・マニュファクチャリング市場は成長を続け、2025年までに1000億ドル規模に到達するとしている。 市場の成長に伴い、ASEANでは2030年までにあらたに300万人から400万人分のアディティブ・マニュファクチャリング関連の雇用が創出されると予想している。 成長が期待される産業セクターとして、同白書は航空宇宙、医療機器、ヘルスケアを挙げている。 ASEANでのアディティブ・マニュファクチャリング市場拡大に向け、ティッセンクルップは今年はじめにシンガポールにアディティブ・マニュファクチャリング・テックセンターを開設している。 ティッセンクルップは、ドイツのエッセンに本社のある鉄鋼・工業製品メーカー。ロンドン・フランクフルト証券取引所に上場し、日本のJFEスチール、川崎製鉄、日本鋼管などと提携している。
掲載日:2019年8月4日:メーカーボット・インダストリーズが新型3Dプリンター「メソッドX」をリリース
大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの傘下のメーカーボット・インダストリーズが、新型3Dプリンター「メソッドX」をリリースした。メーカーボット・インダストリーズによると、「メソッドX」は「破壊的な価格」を持つ工業用3Dプリンターだという。 「メソッドX」は、最新のホットエンド、プリンティングチェンバー、デュアルパフォーマンスエクストルーダーを実装した本格的3Dプリンターで、一般的なFDM方式の3Dプリンターの二倍のスピードで高精度の造形が可能。素材はABSとPLAに加え、PETGフィラメント、メーカーボット・タフフィラメントが利用できる。また、ストラタシスの純正サポート材水溶性PVAも利用できる。なお、造形サイズは190 x 190 x 196 mmとなっている。 「メソッドX」について、メーカーボット・インダストリーズのナダヴ・ゴシェンCEOは、「メソッドXを市場に投入することで、価格とパフォーマンスのバリアを破壊することができます。メソッドXは、一般的なデスクトップ3Dプリンターと工業3Dプリンターのギャップを埋める画期的な3Dプリンターです」とコメントしている。 「メソッドX」のアメリカでの販売価格は4,999ドル(約55万円)から。メーカーボット・インサイドセールスのウェブサイトで注文できる。
掲載日:2019年8月3日:ストラタシスが2019年度第二四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2019年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上は1億6320万ドル(約179億5200万円)で、前年同期の1億7020万ドル(約187億2200万ドル)から4.1%減少した。非GAAPベースの営業利益は910万ドル(約10億円)で、前年同期の1060万ドル(約11億6600万円)からわずかに減少した。 業績についてストラタシスのエラン・ジャグロムCEOは、堅調なビジネス環境によりアメリカ市場での売上は増加したものの、ヨーロッパ市場が落ち込んで売上と利益がオフセットされたとしている。一方で、今年第四四半期には複数の新製品をリリースするため、売上と利益の増加が見込めるとしている。 売上のカテゴリーでは3Dプリンターの売上が対前年比で6.81%マイナスとなり、全体の売上の足を引っ張る形となった。一方で、サービスの売上は1.91%増加したが、全体の売上はトータルで4.1%のマイナスとなった。 2019年度第二四半期決算の発表を受け、ストラタシスは通年の売上予想を6億7000万ドル(約737億円)から7億ドル(約770億円)の範囲に修正した。
掲載日:2019年8月2日:ペンシルバニア州立大学が3Dプリンティング業界向け知的財産保護講座を提供
ペンシルバニア州立大学が、3Dプリンティング業界向け知的財産保護講座を提供する。この種の講座が提供されるのは、アメリカの大学では初と見られる。 ペンステート・アディティブ・マニュファクチャリング・アンド・デザイン・大学院プログラムと名付けられた講座は、3Dプリンティング業界におけるデザインなどの意匠権の保護や、知的財産侵害などのリスクなどについての知識を提供する。受講生は、守秘義務契約やライセンス契約などの契約書の作成や、特許や意匠権などの知的財産保護についての基本を学ぶ。 講座の開設について、担当主任教授のティモシー・シンプソン氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングはプロダクトデザインや製造業そのものを抜本的に変革しています。さらに知的財産の領域にも変化を強いています。多くのエンジニアは、そのための準備ができておらず、新たな製品やサービスを開発する際の理論武装が十分にできていません」とコメントしている。 ペンシルベニア州立大学はペンシルベニア州ステートカレッジに位置する、1855年設立の名門大学。全米公立大学ランキングでは、総合順位第16位にランクインしている。大学フットボールチームが全米屈指の競合として知られている。
掲載日:2019年8月1日:GEアディティブがコンセプトレーザーMライン・ファクトリーシステムの納入を開始
GE傘下のGEアディティブが、大型メタル3DプリンティングシステムのコンセプトレーザーMライン・ファクトリーシステムの納入を開始した。ローンチカスタマーは、同じくGE傘下のGEアビエーションで、シンシナティにあるGEアビエーション・アディティブ・テクノロジーセンターに納入される。同センターでは、Mライン・ファクトリーシステムをGE製ジェットエンジンのGEnx-2B用パーツの製造などに使うとしている。 Mライン・ファクトリーシステムは、四つの400Wファイバーレーザーを備えたハイエンドメタル3Dプリンターで、造形サイズは500mm x 500mm x 400mm。大型で複雑な形状のパーツを精密に造形することができる。 GEアディティブは2016年にコンセプトレーザーを買収し、3Dプリンターの大型化と、メタルプリンティングシステム用ソフトウェアのリデザインを進めていた。GEアディティブは、コンセプトレーザーとともにスウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのアーカムも買収している。 コンセプトレーザーは2000年設立。独自開発したレーザーCUSING技術により、メタル3Dプリンティングの領域での世界的なリーディングカンパニーとなっている。
掲載日:2019年7月31日:フィズナが3Dモデルのサーチエンジン開発に690万ドルを調達
米オハイオ州シンシナティに拠点を置くスタートアップ企業のフィズナが、3Dモデルのサーチエンジン開発に690万ドル(約7億5900万円)を調達した。 出資したのはベンチャーキャピタルのドライブ・キャピタルを筆頭とする複数の投資会社。バリュエーションなどの投資に関する詳細は明らかにされていない。 フィズナが開発するのは、世界中に存在する3Dモデルのサーチエンジンで、CADソフトと連動して形状、パターン、機能などによる検索機能を提供するもの。検索の結果、出力された3Dモデルを比較したり検証したりする機能も提供されるという。 フィズナに投資したドライブ・キャピタルのパートナーのマーク・クヴァミー氏は、「フィズナのチームが行っているプロジェクトは、世界中のエンジニアのワークフローに革命をもたらす可能性を秘めています。フィズナに投資する機会を得られたことに大変興奮しています」とコメントしている。 フィズナのサーチエンジンのマネタイズ方法などについては明らかにされていないが、ある業界関係者は、グーグルのサーチエンジンのような広告収益型のビジネスモデルではなく、産業ユーザーを対象にしたサブスクリプション方式のビジネスモデルが採用される可能性が高いと予想している。
掲載日:2019年7月30日:Robozeが3Dプリンターでドローン用パーツを製造
イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、ピサ大学発のベンチャー企業スカイボックス・エンジニアリングと共同で、ドローン用パーツを製造して話題になっている。 Robozeが製造したのはスカイボックス・エンジニアリングが開発中のドローン用パーツ。カーボンファイバーを配合したポリアミド・複合素材を使い、RobozeのFDM3Dプリンターで製造した。従来の製造方法よりも25%軽量化し、製造時間も大幅に削減したという。 スカイボックス・エンジニアリングのヴィンセンツォ・ビナンテ氏は、「我々のプロジェクトの性質から3Dプリンターを活用することは必然でした。我々の主たる目標はドローンを軽量化し、空力的特性を活かしたデザインを実現することです。特に複雑な形状のパーツは3Dプリンター以外では製造が難しいものが多いのです」とコメントしている。 スカイボックス・エンジニアリングはピサ大学航空宇宙工学部を母体とするベンチャー企業。ドローンやUAVなどの小型航空機の研究開発を行っている。 Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。
掲載日:2019年7月29日:DSMが3Dプリンター用ソフトウェア開発スタートアップ向けアクセラレータープログラムを開始
オランダの大手素材・化学メーカーのDSMが、3Dプリンター用ソフトウェア開発スタートアップ向けアクセラレータープログラムを開始した。 「アイ・アム・トゥモロー」と名付けられたプログラムは、テックスタートアップ・アクセラレーターのハイテックXL、スウェーデンのテック企業のヘクサゴン、オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーと共同で提供されるもので、入賞者は9月1日から開始される10週間のアクセラレータープログラムに参加する。 プログラムでは、10社程度のスタートアップ企業をプログラムに参加させる。プログラム終了後、傘下企業はDSMによる出資を受けて実際にビジネスを立ち上げる。 対象となる企業は、データアナリティクス、AIなどを活用した3Dプリンター用ソフトウェアの開発企業。 DSMは1902年設立のオランダの素材・化学メーカー。3Dプリンティングの領域に比較的早くから参入し、特にSLA3Dプリンター用樹脂素材を多数開発し、市場に供給してきている。オランダ政府が経営する炭鉱会社として設立されたが、1929年に化学へ進出し、現在ではライフサイエンス分野まで手掛ける総合化学メーカーへと転換している。1996年に完全民営化した。
掲載日:2019年7月28日:オランダのデザインレーベルが3Dプリント・ライトのコレクションをリリース
オランダ・アムステルダムに拠点を置くデザインレーベルのフレッシュファイバーが、3Dプリント・ライトのコレクションをリリースして話題になっている。 フレッシュファイバーがリリースしたのはナイロン製のライト・コレクション。フォールド、フラックス、ズームの3シリーズで構成されている。いずれも3Dプリンターで製造され、ハンドフィニッシュされている。 フォールドはフレッシュファイバーのクリエイティブ・ディレクターのマティジュ・コックがデザインした。デスクトップ型と吊り下げ型の二種類が用意されていて、「空間照明」の利用に適しているとしている。 フラックスはデザイナーのガビ・ポスタがデザインした。マイクスタンドのような形状で、テーブルトップでの利用を想定している。 ズームはデザイナーのミシェル・コーネリッセンがデザインした。吊り下げ型のシェードタイプで、ミディアムとラージの二サイズが提供されている。 いずれもフレッシュファイバーのウェブサイトで注文可能。フレッシュファイバーは、すべてのシリーズを今年9月から出荷するとしている。 フレッシュファイバーは、これまでにアップルウォッチなどのコンスーマーグッズを3Dプリンターで製造して販売してきている。
掲載日:2019年7月27日:マスター・レプリカがアポロ11号の月面着陸の足跡レプリカを3Dプリンターで製造
ポップカルチャーや歴史的遺産のレプリカを製造しているマスター・レプリカが、アポロ11号の月面着陸の足跡レプリカを3Dプリンターで製造して話題になっている。 マスター・レプリカが製造しているのは、アポロ11号で月面に降り立ったバズ・オルドリン宇宙飛行士がつけた足跡のレプリカ。バズ・オルドリン宇宙飛行士は、ニール・アームストロング宇宙飛行士に次いで世界で二番目に月面に降り立った人となったが、同氏がつけた月面の足跡は綺麗な形をとどめていて、NASAが月面の地表の圧力効果などを検証する素材として使っているという。 レプリカを製造しているのはマスター・レプリカのジェフ・スタニフラフスキ氏。43 X 28 cmの大きさのレプリカは、スムースオンと呼ばれるハイエンド樹脂を使って製造されているという。 レプリカの製造について、マスター・レプリカのスティーブ・ディムツォCEO兼共同創業者は、「月に行って足跡に石膏を流し込んでバズ・オルドリンの足跡レプリカを作るのは大変ですが、この方法であれば簡単に製造できます」とコメントしている。 マスター・レプリカは、これまでにレプリカのオーダーを400件以上受注しているという。なお、レプリカの価格は195ドル(約21,450円)となっている。
掲載日:2019年7月26日:スクウェアド3Dプリンターが世界最大のコンクリート住宅を3Dプリンターで建設
ニューヨークに拠点を置くスタートアップ企業のSスクウェアド3Dプリンターが、世界最大のコンクリート住宅を3Dプリンターで建設したとして話題になっている。 Sスクウェアド3Dプリンターが建設したのは500平方フィート(約14坪)の平屋建ての住宅。同社が開発した自動ロボティク建設システム(Autonomous Robotic Construction System )を使い、わずか12時間で建設したという。 Sスクウェアド3Dプリンターによると、同社の自動ロボティク建設システムを利用することで、従来の建築方法よりも建設コストを最大70%削減できるとしている。なお、同社は500平方フィートサイズの住宅の建設コストを2000ドル(約22万円)程度と見積もっている。 Sスクウェアド3Dプリンターはニューヨーク州パッチョーグに拠点を置くコンスーマー・ビジネス用3Dプリンターメーカー。デスクトップFDM3DプリンターのAFPシリーズなどを製造しているほか、3Dプリンティングをアウトソーシングで請け負うサービスも提供している。 建設現場に建設3Dプリンターを導入する機運が世界的に高まっているが、多くのケースでは建設会社などが主体となって建設3Dプリンターを導入している。普通の3Dプリンターメーカーが建設3Dプリンティングの世界に進出するのは、世界的に見ても極めて珍しい。
掲載日:2019年7月25日:キャドバリーが世界チョコレートデーに合わせてチョコレート3Dプリンターをリリース
イギリスのチョコレートブランドのキャドバリーが、世界チョコレートデーに合わせてチョコレート3Dプリンターをリリースして話題になっている。 世界初とされるミルクチョコレート3Dプリンターが公開されたのはオーストラリアのメルボルンにあるマイアー・チャドストーン百貨店。世界チョコレートデーの7月7日から28日まで店内で運用されるという。星やコアラといった様々なシェイプのチョコレートが3Dプリンターで製造され、展示販売される。価格は二個入りが8オーストラリアドル(約550円)、四個入りが15オーストラリアドル(約1100円)となっている。 キャドバリーのカトリーナ・ワトソン・マーケティングマネージャーは、「世界初のミルクチョコレート3Dプリンターを、世界チョコレートデーに合わせてリリースできることに大変興奮しています。キャドべりーはオーストラリアでもっとも人気があるチョコレートのブランドで、オーストラリアの人々とともにこの新たな経験を共有できることを嬉しく思います」とコメントしている。 キャドバリーは1824年設立の老舗のチョコレートメーカー。創業者ジョン・キャドバリーが興したチョコレート販売店から始まり、今日までに全世界で7万人の従業員を雇用する大企業に成長している。2010年にアメリカのクラフトフーズが買収し、現在は同社傘下企業として運営されている。
掲載日:2019年7月24日:インド・グジャラート州が米国3D技術研究所、スリーディーシステムズと研究開発センター開設のMoUを締結
インド・グジャラート州が、米国3D技術研究所、スリーディーシステムズと研究開発センター開設のMoU(基本合意書)を締結した。それによると、三社は共同でグジャラート州内に七つの3Dプリンティングセンターを開設する。 スリーディーシステムズは、センターに3Dプリンター、ソフトウェア、3Dプリンター用素材を供給する。米国3D技術研究所は3Dプリンティング教育プログラムを開発・提供する。 米国3D技術研究所は、これまでにアメリカ国内で学生とプロフェショナル向けに3Dプリンティング技術の教育プログラムを提供してきている。同研究所がアメリカ国外で3Dプリンティング教育プログラムを提供するのは今回が初と見られる。 インドではアディティブ・マニュファクチャリング関連の教育プログラムへのニーズが高まっている。アディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューローをグローバルで展開しているWiproによると、NITワランガル大学、アンナ大学といったインドの名門大学では、多くの大学院レベルの学生が、アディティブ・マニュファクチャリング関連の学位取得を目指しているという。 オンデマンドでパーツを製造するサービスビューローや、歯科医療専門のサービスビューローなどの、アディティブ・マニュファクチャリング関連のニュービジネスも多数立ち上がっている。
掲載日:2019年7月23日:SMEとストラタシスが2019年度アディティブ・マニュファクチャリング競技会の受賞者を発表
アメリカの製造業関連非営利団体のSMEと、大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、共同で開催している2019年度アディティブ・マニュファクチャリング競技会の受賞者を発表した。競技会は、ケンタッキー州ルイスビルで開催されたナショナル・リーダーシップ・スキル展示会で実施された。 受賞者に選ばれたのは高校部門3チームと大学部門3チームの6チーム。高校部門ではウェストバージニア州のスプリングバレー高校、ユタ州のワサッチ高校、ネブラスカ州のミラード・ノース高校が選ばれた。 大学部門ではカリフォルニア州のブット大学、テキサス州のテキサス州立技術大学、ノースカロライナ州のカタウババレー・コミュニティカレッジが選ばれた。 受賞者にはRAPID+TCT展示会への無料パスや、メーカーボット・インダストリーズの3Dプリンターなどが賞品として授与された。 競技会は2015年にSMEが開設し、毎年全米から多くの高校と大学のチームが参加している。 SMEは1932年にデトロイトの自動車エンジニアが中心となって立ち上げた製造業の業界団体。展示会などのイベントの運営、会員向け教育事業の提供、技術交流イベントの開催などを行っている。
掲載日:2019年7月22日:エクスポネンシャル・ワークスがベンチュラのワークスペースを増強
カリフォルニア州に拠点を置くベンチャー投資・プロダクトデベロップメント企業のエクスポネンシャル・ワークスが、カリフォルニア州ベンチュラのワークスペースを増強する。新たに資金を投じてフロアスペースを倍増し、エクスポネンシャル・ワークスが投資している企業のワークスペースを増やすとともに、それらの企業の製品やサービスなどを展示する。 ワークスペースの増強について、エクスポネンシャル・ワークスのアヴィ・レイチェンタルCEOは、「(ワークスペースの増強により)我が社が投資している会社の製品開発能力、製造力、商品化のためのスケール力を、いずれも向上させることが可能になります。さらに重要なのは、それぞれの会社同士でのコラボレーションを可能にさせ、大きなゲームチェンジング・ソルーションを生み出すことを可能にすることです」とコメントしている。 エクスポネンシャル・ワークスは、大手3DプリンターメーカーのスリーディーシステムズのCEOを長らく務めてきたアヴィ・レイチェンタル氏が2015年に設立した。同社は主にデジタル・マニュファクチャリング技術、自動ロボティクス技術、アディティブ・マニュファクチャリング技術などの領域のスタートアップ企業に投資して育成するアクセラレーターとして機能している。 エクスポネンシャル・ワークスが投資している企業には、デンタル3DプリンターメーカーのNexa3Dや、メディカルウェアラブルデバイスメーカーのUNYQなども含まれる。
掲載日:2019年7月21日:3ユアマインドが130万ユーロの資金を獲得、ソフトウェアをマシンラーニング化
ドイツのベルリンに拠点を置く3Dプリンティングソフトウェアメーカーの3ユアマインドが130万ユーロ(約1億6250万円)の資金を獲得し、ソフトウェアをマシンラーニング化する。 資金を投じたのはベルリン投資銀行とヨーロッパ地域振興ファンド。地元の革新的技術開発を支援するプロFITプロジェクトの一環として実施された。 資金を獲得した3ユアマインドのステファン・クールCEOは、「我々のソフトウェアは、アディティブ・マニュファクチャリングへの参入を目指す企業に、シンプルでコストエフェクティブな道を提供します。マシンラーニングの機能を加えることで、アディティブ・マニュファクチャリングのプログラムの性能を何倍にも高めることが可能になります」とコメントしている。 クールCEOは、アディティブ・マニュファクチャリングの世界では、すでにデータドリブンのメソッドが主流であり、マシンラーニングを使うことでワークフローの各フェーズを最適化・再効率化することが可能になるとしている。 3ユアマインドは2014年設立。ワークフローマネジメントソフトウェアなどの、製造業用アディティブ・マニュファクチャリングソフトウェアを開発している。
掲載日:2019年7月20日:ジャビルが同業者のエッセンシアムをデザイン盗用で提訴
アメリカの大手製造サービスビューローのジャビルが、同業者のエッセンシアムをデザイン盗用で提訴していたことがわかった。現地時間の6月28日にジャビルがフロリダ州タンパの連邦裁判所に提訴したもので、エッセンシアムがジャビルのTenX3Dプリンターの機構デザインを盗用し、HSEシステムを勝手に開発したという。 訴えによると、エッセンシアムはジャビルと締結した守秘義務契約に違反し、ジャビルが開発した高速エクストルージョンシステム盗用したとしている。ジャビルはエッセンシアムに対する訴訟とともに、三人のジャビルの元従業員と提携業者も同時に提訴している。 訴えられたのはエリック・グジョヴィック、グレッグ・オジェダ、ウィリアム・マクネイシュの三人の元従業員と、提携業者のラース・ウフハウセン。四人はジャビルのTenX3Dプリンター開発プロジェクトの中心メンバーで、2017年にマクネイシュがジャビルからエッセンシアムに転職したのを皮切りに、三人も続けてジャビルへ転職、エッセンシアムでHSEシステムの開発プロジェクトに関与したとしている。 ジャビルは1966年設立、フロリダ州セントピーターズバーグに拠点を置く製造サービスビューロー。フロリダ州タンパベイ地区では最大規模の企業で、全世界28国に100か所の工場を所有し、従業員17万人を雇用している。
掲載日:2019年7月19日:アメリカ・メイクスがカンザス州にサテライトセンターを開設
3Dプリンティング、アディティブ・マニュファクチャリング関連アクセラレーターのアメリカ・メイクスが、カンザス州のウィチタ州立大学ににサテライトセンターを開設する。テキサスA&M、テキサス大学エルパソ校に続く三番目のサテライトセンターとなる。 アメリカ・メイクスは、アメリカ防衛製造工作センターが2012年に設立したアクセラレーターで、アディティブ・マニュファクチャリングの導入を促進するのを目的としている。220のメンバー企業・組織で構成され、これまでに各種のスタートアップ企業向けインキュベーションプログラムを提供してきている。 センターの開設について、アメリカ・メイクスのジョン・ウィルジンスキ・エグゼクティブディレクターは、「アメリカ・メイクスのすべてのメンバーを代表して、ウィチタ州立大学をアメリカ・メイクスの三番目のサテライトセンターの拠点として選んだことを誇りに思います。30年以上に渡り、ウィチタ州立大学は大学主導の研究施設として高く評価されており、リサーチ、デザイン、テスティング、認証、トレーニングなどの機能を提供し続けています」とコメントしている。 センターでは、特に航空宇宙用コンポーネントの製造や実験などが行われる予定。
掲載日:2019年7月18日:フォーティファイがシリーズA投資で1000万ドルの資金調達に成功
米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューローのフォーティファイが、シリーズA投資で1000万ドル(約11億円)の資金調達に成功した。 出資したのはアクセル、ネオトライブ、プレリュード・ベンチャーズ、メインスプリング・キャピタル・パートナーズなどのベンチャーキャピタル。出資割合やバリュエーションなどの情報は明らにされていない。 フォーティファイはフラックスプリント・テクノロジーとデジタル・ライト・プロセシングを使い、特に精密な3Dプリンティングを得意としている。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを増やし、近年では従業員数を倍増するなど事業を拡大している。 フォーティファイに出資したアクセルのエリック・ウルフフォールド・パートナーは、「フォーティファイはアメリカの製造業を蘇らせるための特別なポジションに位置しています。フォーティファイの全チームをサポートし、製造業の新たなスタンダードを確立するのを手伝えることに興奮しています」とコメントしている。 フォーティファイは一年前にもシードファンディングで250万ドル(約2億7500万円)の資金を調達している。今回の資金調達で、フォーティファイが調達した資金の総額は1250万ドル(約13億7500万円)になった。
掲載日:2019年7月17日:ポーランドのデザイナーがゾートラックスの3Dプリンターで電気オートバイのプロトタイプを作成
ポーランドのデザイナーが、ゾートラックスの3Dプリンターで電気オートバイのプロトタイプを作成したとして話題になっている。 電気オートバイのプロトタイプを作成したのはピオトル・クリツコウスキ氏。イタリアのミラノで見かけた小型モペッドからイメージを得てデザインを構想したという。 クリツコウスキ氏は当初、投資家へデモンストレーションを行うためにラミネートパネルのプロトタイプ作成を検討していた。ところが、製造コストが5万ドル(約550万円)程度かかるため、作成を躊躇していた。その後、ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックスに接触し、3Dプリンターによるプロトタイプ作成へ切り替えたという。 3Dプリンターでプロトタイプを作成することで、コストは七分の一に削減された。また、作成時間も従来の方式の半分に削減された。なお、プロトタイプの作成にはゾートラックスのM200プラス・シリーズとM300プラスシリーズが使われた。 「ファレクトラ」と名付けられた電気オートバイは、2021年から量産が開始される予定。現在のところ、「ファレクトラ」の価格は4000ドル(約44万円)程度になる見込み。「ファレクトラ」は最大時速60キロメートルの速度で、最大100キロメートル走行できる。
掲載日:2019年7月16日:サンドビックがビームITの出資持ち分を増加
スウェーデンの工作機械メーカーのサンドビックが、イタリア最大の3Dプリンティング・サービスビューローのビームITの出資持ち分を増加させている。サンドビックのメタル3DプリンターをビームITに導入するとともに、3Dプリンティング・サービスビューローのビジネスを本格化する戦略が背景にあるものと見られる。 サンドビックの具体的な持ち株比率や出資価格などの情報は明らかにされていない。関係者によると、サンドビックはビームITの経営権を行使できる程度の出資持ち分を確保したと見られる。 ビームITは1997年設立の、フォルノボ・ディ・ターロに拠点を置くサービスビューロー。20年以上のアディティブ・マニュファクチャリングの経験を持つ。20台のパウダーベッド・フュージョン3Dプリンターを導入し、38名の従業員とともに事業を展開している。 サンドビックは1862年設立の、スウェーデンのサンドビケンに拠点を置く工作機械メーカー。超硬切削工具、鉱山作業用輸送機器、ステンレス鋼帯などを製造し、130カ国以上の国で、44000人以上の従業員を抱えている。サンドビックは2013年からパウダーベッド・フュージョン3Dプリンター、バインダージェット3Dプリンターなどの工業用ハイエンド3Dプリンターなどに投資し、アディティブ・マニュファクチャリングの事業に進出している。
掲載日:2019年7月15日:メイド・イン・スペースが3Dプリンター宇宙船を製造へ
NASA傘下のベンチャー企業のメイド・イン・スペースが、3Dプリンター宇宙船を製造する。アーキノート・ワンと名付けらた宇宙船は、NASAが計画している火星探索用宇宙船の宇宙空間での製造や修理にも使われるという。 アーキノート・ワンは地球の低周回軌道を飛び、本体の両サイドに設置されたレーザービームを照射し、最大10メートルの部品を製造する。 アーキノート・ワンの製造開始について、NASAのジム・ロイター・アソシエートアドミニストレーターは、「宇宙空間でロボットによるマニュファクチャリングは、間違いなくゲームチェンジャーになります。未来の宇宙探索活動にとって基礎的な技術となるでしょう。この技術とともに、アメリカは今後も宇宙探索をリードし、月や火星への友人探索活動を強力に推し進めて行くでしょう」とコメントしている。 メイド・イン・スペースは2016年に本プロジェクトへの関与を開始し、地上でのデモンストレーションで3Dプリンターの実証実験などを行っていた。今回のNASAからの発注により、正式にアーキノート・ワンの開発に着手することになる。 メイド・イン・スペースはNASA傘下のシンギュラリティ大学発のベンチャー企業。宇宙空間用3Dプリンターを、世界で初めて国際宇宙ステーションに設置したことで知られている。
掲載日:2019年7月14日:アメリカ陸軍がスリーディーシステムズと共同で世界最大のメタル3Dプリンターを製造へ
アメリカ陸軍がスリーディーシステムズと共同で、世界最大のメタル3Dプリンターを製造するプロジェクトを開始する。1500万ドル(約16億5千万円)が投じられるプロジェクトは、「世界最大て最速、さらに最も精密なメタル3Dプリンター」の製造を目指すもので、造形サイズは 1000mm x 1000mm x 600mm になるという。 プロジェクトを担当するアメリカ陸軍将来コマンドのジョセフ・サウス・プログラムマネージャーは、「スリーディーシステムズのようなビジネスパートナーとの提携を強化することで、陸軍は即時対応性を強化できます。これまでは、パウダーベッド・レーザー3Dプリンターを実証的に使っていましたが、造形サイズが小さく、プリントスピードも遅く、コンバットスケールでの実用性は確保できていませんでした。(大型メタル3Dプリンターは)我々に重要なブレークスルーをもたらすと確信しています」とコメントしている。 大型メタル3Dプリンターの用途は明らかにされていないが、最前線で使われる各種の兵器の部品のオンデマンドマニュファクチャリングに使われるものと見られる。 アメリカ軍による3Dプリンターの導入は急速に進んでいる。アメリカ海軍も空母エセックスに3Dプリンターを搭載し、艦内でのオンデマンドマニュファクチャリングの実証実験を行っている。アメリカ空軍も、3Dプリンターで戦闘機の部品の製造などを行っている。
掲載日:2019年7月13日:ロケット・ラブのロケットエンジンの3Dプリント点数が100点に到達
ロサンゼルスに拠点を置くロケット・ラブのロケットエンジンの3Dプリント点数が100点に到達した。ロケット・ラブは、自社のロケットエンジン「ラザフォード」を3Dプリンターしている。 ロケット・ラブの創業者でCEOのピーター・ベック氏は、「ラザフォードは、小型衛星を定期的に、かつ安定的に宇宙起動に乗せるための重要な機能を提供しています。数年という短い期間で、我々の製造チームが革新的なデザインを創造し、設定したゴールを実現できたことは画期的だと思います」とコメントしている。 ラザフォードを搭載したロケット・ラブのエレクトロン・ロケットは、先月ニュージーランドにある同社の打ち上げ施設で発射実験が行った。ロケット・ラブは、同社のハンティントンビーチ工場で、今後12カ月で200点のラザフォードを製造するとしている。 ロケットやロケットエンジンの製造に3Dプリンターを活用することで、ロケットの打ち上げコストは劇的に下がっている。ある調査によると、1キログラム当たりの高度200キロメートルへの小型衛星打ち上げコストは、1万ドル(約110万円)まで下がっているという。 エレクトロン・ロケットは軽量カーボン合金ベースで作られ、エンジンのコンポーネントを含む多くの部品が3Dプリンターで製造されている。3Dプリンターを活用する事で軽量で強度の強い部品を製造出来、製造コストと時間を削減出来るとしている。
掲載日:2019年7月12日:ハンツマン・コーポレーションが3Dプリンター用素材製品を再リリース
アメリカの大手化学メーカーのハンツマン・コーポレーションが、3Dプリンター用素材製品を再リリースする。 IROPRINTのブランドで再リリースされる素材はSLA3Dプリンター、HSS3Dプリンター、FDM3Dプリンター用素材。いずれも3Dプリンターのエンドユーザーとマーケットリーダーとのコラボレーションによって開発されたという。 ハンツマンのステファン・ペイソン・グローバルビジネス開発マネージャーによると、IROPRINT製品は「経済的で簡単にプリントでき、技術的に汎用性が高く、機能や硬度を問わず様々な場面で活用できる」と説明している。 ハンツマンはまた、IROPRINTシリーズは3Dプリンターの普及が進んでいる自動車業界などのほか、IoTなどの比較的新しい業界で使われるアプリケーションの開発にも適しているとしている。 ハンツマン・コーポレーションは1970年設立。これまでにポリウレタンやパフォーマンス製品などの化学製品を産業ユーザーに提供してきている。同社の顧客にはGE、BMW、シェブロン、プロクターアンドギャンブル、ユニリーバなどの大手メーカーが含まれる。3Dプリンター業界向けには、同社はこれまでに主にSLA3Dプリンター用樹脂製品を供給していた。
掲載日:2019年7月11日:カーボンが2億6千万ドルを調達、時価総額が24億ドルに
米カリフォルニア州レッドウッドシティに拠点を置く3Dプリンターメーカーのカーボンが新たに2億6千万ドル(約286億円)を調達し、時価総額が24億ドル(約2640億円)に達した。 カーボンに新たに投資したのはベンチャーキャピタルのマドロン・キャピタル・パートナーズを筆頭とする投資グループ。マドロン・キャピタル・パートナーズは、世界最大のリテールチェーンのウォルマートの創業者家族が関与するベンチャーキャピタルとして知られている。 マドロン・キャピタル・パートナーズのジェネラルパートナーでウォルマート会長のグレッグ・ペナー氏は、「カーボンの魅力は、同社が業界を超越して提供する多様化の技術です。自動車、ヘルスケア、消費財等々の多くの業界にアディティブ・マニュファクチャリング技術を提供し、より大きなスケールの製造プロセスを現実のものにしています。現在、カーボンは大きな突破点にあり、我々の投資がカーボンに未来の成功を与えると確信しています」とコメントしている。 カーボンは2013年設立。LED光硬化樹脂を素材に高速で造形する独自技術をベースにしたSLA3Dプリンターを製造している。同社には、これまでにGEベンチャーなどの大手ベンチャーキャピタルを始め、BMW、ニコンなどのメーカーも出資している。
掲載日:2019年7月10日:ユーチューバーが3Dプリンターで世界最大のトイ・ガトリングガンを製造
ユーチューバーが3Dプリンターで世界最大のトイ・ガトリングガンを製造したとして話題になっている。 「ティックるマスター5000」と名付けられたトイ・ガトリングガンを製造したのはユーチューバーのイヴァン・ミランダ氏。ミランダ氏によると、同氏が製造したトイ・ガトリングガンは一秒間に10個のボールを発射でき、速度は最大時速100キロメートルに達するという。ボールを最大74個搭載でき、ボール搭載後の重量は12キログラムになるという。 トイ・ガトリングガンの製造には、フィラメント素材メーカーのアプリンタプロ社がスポンサーとして参加した。また、コントローラーにはArduinoの基盤Mega Unoが使われた。 トイ・ガトリングガンは、同好者同氏が屋外のバトルゲームなどで使用するためのトイガン。アメリカを中心に利用が広がり、Amazonなどでも玩具メーカーのトイ・ガトリングガンが販売されている。 ミランダ氏は、YouTubeの登録者10万人を抱える人気ユーチューバー。同氏はこれまでにウォータージェットボートなども3Dプリンターで製造し、実際の製造風景から水上での走行実験の模様などをYouTubeに公開し、話題を集めている。ミランダ氏のトイ・ガトリングガンの動画は、公開から4日間で5万回以上の再生回数を集めている。
掲載日:2019年7月9日:ナノ・ディメンションが従業員の20%を解雇、経営戦略を転換へ
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、従業員の20%を解雇するリストラクチャリングを行う。同時に新たに外部のアドバイザーを招へいし、「戦略的選択肢の見直し」を行う。現地時間の今週月曜日に同社が発表した。 発表を受け、イスラエルのテルアビブ証券取引所で取引されている同社株式の株価が9.2%と大きく下落した。 戦略的選択肢の見直しについて、同社は特に期限を設けておらず、現時点では詳細なコメントはできないとしている。 同社はまた、外部のアドバイザーとしてイスラエルの投資銀行のスティーフェルを招へいするとしている。 ナノ・ディメンションのエイミット・デュロールCEOは、「一連の決断は我が社の製品と組織構造をさらに進化させ、サステナブルな成長を保証するものです。我々は我々の無二の技術を信じており、これからもエレクトロニクスの世界を席巻している革新的変化をリードしてゆきます」とコメントしている。 ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントするタイプのエレクトロニクス3Dプリンター。アメリカを中心に世界規模でユーザーを増やしている。
掲載日:2019年7月8日:カリフォルニアのベンチャー企業が子供用メガネを3Dプリンターで製造
カリフォルニアのベンチャー企業が、子供用メガネを3Dプリンターで製造するとして話題になっている。 子供用メガネの製造を開始するのはスタートアップ企業のフィッツ・フレームズ社。ユーザーは専用アプリをダウンロードして子供のメガネサイズを計測し、デザインや色などを指定して注文する。 フィッツ・フレームズは、創業者ハイディ・ハーテル氏の個人的な経験をもとに設立された。ハーテル氏自身が幼い幼児の親で、子供用のメガネを一般のメガネ店で購入しようとして経験した苦労が設立の発端となったという。ハーテル氏によると、アメリカの一般的なメガネ店では、3歳から7歳の児童向けのメガネの在庫がほとんどなく、また在庫がある場合でもサイズやデザインが一部に限定されているという。 注文はフィッツ・フレームズのウェブサイトからも行える。価格は95ドルからで、年間185ドルのサブスクリプションサービスも利用可能。 メガネを3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。フランスの大手3Dプリンティング・サービスビューローのスカルプティオも、フランスのベンチャー企業のOctobre71と共同で、カスタムメガネの製造サービスを開始している。
掲載日:2019年7月7日:フォルクスワーゲンがAIと3Dプリンターを使って自動車用軽量パーツを製造
ドイツの自動車メーカーのフォルクスワーゲンが、AI(人工知能)と3Dプリンターを使って自動車用軽量パーツを製造したとして話題になっている。同社のイノベーション・アンド・エンジニアリング・センター・カリフォルニアにて公開された。 製造されたのはステアリングホイール、サイドミラーサポート、ホイールなどのパーツ。いずれも他車種のパーツなどの形状や強度などをAIに学習させ、最適デザインをアウトプットしたという。 AIと3Dプリンターを使って自動車用部品が製造されたのは、今回のケースが世界初とみられる。 3Dプリンターを自動車製造に活用する機運は世界的に高まっている。同じくドイツの自動車メーカーのBMWが自動車の完成品部品の製造に3Dプリンターを使っているほか、イギリスの自動車メーカーのMiniも、自動車のカスタマイズ部品の製造に3Dプリンターを使っている。 アメリカのベンチャー企業のローカルモーターズは、主要パーツのほぼすべてを3Dプリンターで製造した小型自動運転バス「Olli」を製造している。ローカルモーターズのOlliは、これまでにナショナルハーバー、ノックスビル、チャンドラー、ベルリンなどで走行実験を行っている。
掲載日:2019年7月6日:ニューバランスがフォームラブズとスニーカー用3Dプリンティングプラットフォームを開発
米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くフットウェアメーカーのニューバランスが、同じくボストンに拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズと共同で、スニーカー用3Dプリンティングプラットフォームを開発した。 トリプルセルと名付けられたプラットフォームはスニーカーのインソールを製造するもので、ニューバランスの新シリーズ「990スポーツ」「フュールセル・エコー」に搭載される。「990スポーツ」は6月28日にリリースされ、「フュールセル・エコー」は9月15日にリリースされるという。 トリプルセルでインソールを製造することで、従前の「990v5」シリーズのインソールよりも10%軽量化することに成功したという。 ニューバランスのチーフ・プロダクト・オフィサーのデヴィッド・ラカトス氏は、「3Dプリンティングは製造業のアプローチそのものを変化させています。ニューバランスはローカル・マニュファクチャリングにこの技術を活用しています。顧客の消費圏内でデザインサイクルを収斂させ、顧客ニーズに対応します。ニューバランスの最前線に立てることにエキサイトしています」とコメントしている。 トリプルセルの3Dプリンターには、フォームラブズのSLA3Dプリンター「フォーム2」が採用されている。
掲載日:2019年7月5日:ビームITがSLMソルーションズとの業務提携を拡大
イタリア最大の3Dプリンティング・サービスビューローのビームITが、ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズとの業務提携を拡大する。ビームITは、これまでにSLMソルーションズのメタル3Dプリンター「SLM280シリーズ」と「SLM500シリーズ」を導入しているが、新たに二台を導入し、七台を運用する。 ビームITのミシェル・アントロッティ・ジェネラルマネージャーは、「新たに二台のSLMソルーションズの3Dプリンターを導入することで、SLMソルーションズとの提携を強化できることを嬉しく思います。導入により製造キャパシティを拡大し、SLMソルーションズのテクノロジーを必要とする顧客のニーズに対応できます。SLMソルーションズのテクノロジーは効率的で、高速で、安全です」とコメントしている。 SLMソルーションズのカマー・ゲイシ・セールスマネージャーは、「ビームITは高度な技術スキルを有し、我が社のSLM技術を日々活用しています。アディティブ・マニュファクチャリングプロセス全体を通じたパートナーとして、SLMソルーションズはビームITとノウハウを共有することを歓迎し、共にベネフィットを得らえると確信しています」とコメントしている。 ビームITは1997年設立の、フォルノボ・ディ・ターロに拠点を置くサービスビューロー。フランスにも営業拠点を有し、事業規模はヨーロッパ最大クラス。
掲載日:2019年7月4日:レニショーがメキシコにアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設
イギリスの工学・科学技術メーカーのレニショーが、メキシコのヌエボ・レオンにアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設した。500万ドル(約5億5千万円)を投じて建設されたセンターは3200平方メートルの大きさで、各種のアディティブ・マニュファクチャリング関連機器が導入されるほか、ユーザーのテクニカルサポートセンターとして機能する。 レニショーのメキシコ拠点は2012年に設立されたが、設立当初は従業員5人を雇用する規模だった。現在、同事業は従業員40名規模に拡大している。 センターの開設について、レニショー・メキシコのファティマ・オイエヴィデス氏は、「事業の拡大に伴い、地元の産業により多くのサポートを提供することが可能になりました。センターは地元のパートナー企業をサポートするのみならず、テクニカルサポートやトレーニングも提供することになります。また、メキシコのスマートマニュファクチャリングを行く背うするための教育事業も展開してゆきます」とコメントしている。 レニショーは、これまでに世界36か国でアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設している。 レニショーは測定、ポジションエンコーダ、ラマン分光測定装置、歯科用CAD/CAM、 脳神経外科用装置の分野における世界的なリーダーで、日本を含む30ヶ国以上に研究開発、製造、販売、サービス拠点を設置している。
掲載日:2019年7月3日:ウルチメーカーが本社をユトレヒトへ移転
オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーが、本社をゲルダーマルセンからユトレヒトへ移転した。新本社はユトレヒト中央駅近隣のインキュベーション施設クリエイティブ・バレーに設置される。 本社移転に伴い、ウルチメーカーはロゴも刷新する。新たなロゴは、B2Bブランドを強く意識したものになるという。 本社移転のロゴの刷新について、ウルチメーカーのジョス・バーガーCEOは、「ウルチメーカーは、短期間で3Dプリンターのプロフェッショナルのための強力で信頼できるブランドに成長しました。チームのすべてのメンバーと、国内外のすべてのステークホルダーにこの経験を共有していただいたことを誇りに思います。新ロゴは市場と顧客に対する、我々のプロフェッショナリズムを伝える強烈なメッセージになると思います」とコメントしている。 ウルチメーカーは2011年設立。これまでに国内外のユーザーに125,000台の3Dプリンターを出荷し、従業員400名を雇用するまでに成長している。同社が買収したオープンソースのスライサーソフトのCuraは、これまでに全世界で50万人のユーザーを抱え、一週間に140万点の部品をプリントしているとされる。
掲載日:2019年7月2日:アメリカ海兵隊特殊作戦コマンドが兵士向け3Dプリンティング講座の提供を開始
アメリカ海兵隊特殊作戦コマンド(Marine Corps Systems Command)が、兵士向け3Dプリンティング講座の提供を開始した。Lulzbotの3Dプリンターを使い、戦場で使われる各種の消耗部品などのオンデマンド・マニュファクチャリングを兵士に学ばせる。 講座の提供開始について、アメリカ海兵隊のダグラス・マクキュー曹長は、「アメリカ海兵隊は、アディティブ・マニュファクチャリング技術を非常に重要な技術であると認識しています。海兵隊全体がその価値を大いに認めています。その技術を活用しようという機運は、海兵隊の中から自然に生じてきました。今ではシュークリップの製造などにも活用しています」とコメントしている。 講座はアラバマ州アレクサンドリアにある海兵隊のメーカーラブにて行われる。また、ノースカロライナ州とカリフォルニア州の基地でも開催が予定されているという。将来的には、アメリカ国外のアメリカ海兵隊基地での開催も検討されている。 アメリカ海兵隊特殊作戦コマンドは、アメリカ海兵隊におけるアメリカ特殊作戦軍の傘下の組織。海兵隊の特殊作戦を統括している。増大するテロの脅威へ対応するため、2006年2月24日に創設された。
掲載日:2019年7月1日:GEのアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムへの参加児童数が100万人を突破
GE傘下のGEアディティブのアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムへの参加児童数が、100万人を突破した。GEアディティブによると、同社は全世界23カ国の982の学校でアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムを提供している。 GEアディティブのジェイソン・オリバーCEOは、「教育プログラムの従来の目的は、子供たちに3Dプリンティング技術の意識と教育を植え付けることです。3Dデザインを理解し、実際の仕事の現場で3Dプリンティング技術を活用してもらう。大学レベルでは、すでに実用可能ないくつかの優れたプロジェクトも立ち上がっています」とコメントしている。 GEアディティブは当初、1000万ドル(約11億円)を投資し、2000台のポリマー3Dプリンターと50台のメタル3Dプリンターを小中学校と大学へ寄贈する計画を立てていた。 GEアディティブはアディティブ・マニュファクチャリングに特化した総合3Dプリンティングサービスプロバイダー。傘下に収めたアーカムのメタル3Dプリンターやコンセプト・レーザーのメタル3Dプリンターを使い、3Dプリンティングサービスやアディティブ・マニュファクチャリング技術のコンサルティングサービスを提供している。
掲載日:2019年6月30日:プルーサ・リサーチの3Dプリンターの出荷台数が10万台を突破
チェコ共和国のプラハに拠点を置く3Dプリンターメーカーのプルーサ・リサーチが、自社の3Dプリンターの出荷台数が10万台を突破したと発表した。同社が最近公開した動画で明らかにした。出荷台数が10万台を突破した記念として、同社は現在送料無料キャンペーンを実施している。 プルーサ・リサーチは、創業者のジョセフ・プルーサ氏が2010年に、レップラッププロジェクトで公開されていたメンデル3Dプリンターを製造したことからスタートした。プルーサ氏は当初、自らが行っていたDJ活動に使う音楽コントローラーを製造するために3Dプリンターを活用したという。 プルーサ氏が改良を加えたメンデル3Dプリンターは、その後GitHubを通じて公開されたところ、たちまち人気を集めた。プルーサ氏はその後2012年に兄弟のミカエル・プルーサ氏とともにプルーサ・リサーチを立ち上げた。会社を立ち上げた当初は、週に5台程度のペースで3Dプリンターを販売していたという。 2015年にプルーサi3シリーズをリリースしたところ、販売台数は月に100台に増加した。その頃には3Dモデルをダウンロードできるコミュニティハブも公開し、ユーザー数が一挙に増加した。 プルーサ・リサーチは現在、従業員数410名規模で事業を展開している。
掲載日:2019年6月29日:カーボンがグロースファンディングで2億6千万ドルを調達
アメリカの3Dプリンターメーカーのカーボンが、グロースファンディング(事業成長用資金調達)で2億6千万ドル(約286億円)を調達した。これにより、カーボンの時価総額は24億ドル(約2640億円)に達した。調達した資金は研究開発、ソフトウェア開発、人材投資、素材開発などに使われるとしている。カーボンはまた、特にヨーロッパとアジアの市場へのリソース投入を図りたいとしている。 資金調達をリードしたのは投資銀行のマドロン・キャピタル・パートナーズとベイリー・ギフォード。投資にはベンチャーキャピタルのテマセク・アンド・アルケマ、セコイア・キャピタル、JJDC、フィデルティ・マネジメント・アンド・リサーチ、アディダス・ベンチャーズも参加したという。 今回の資金調達により、カーボンがこれまでに調達した資金の総額は6億8千万ドル(約748億円)となった。 カーボンの取締役で元デュポンCEO兼会長のエレン・クルマン氏は、「カーボンのビジネスモデルは、その技術と並んで極めて革新的です。カーボンのハイブリッドSaaSビジネスモデルは、製造業の世界に初めて登場したもので、高度の実現予測性と大きな利益を約束するものです。ゼロベースでスマートハードウェアを製造することで、インダストリー4.0の未来が約束している多くの新技術の果実を獲得することが可能になります」とコメントしている。
掲載日:2019年6月28日:ゾートラックスが二種類の3Dプリンター用生体適合性樹脂をリリース
ポーランドの3Dプリンター・3Dプリンター用素材メーカーのゾートラックスが、二種類の3Dプリンター用生体適合性樹脂をリリースした。 リリースされたのは「レイデント・クラウン・アンド・ブリッジ・レジン」と「レイデント・サージカル・ガイド・レジン」の二種類。 「レイデント・クラウン・アンド・ブリッジ・レジン」は、文字通り歯科医療用クラウン・ブリッジの製造用樹脂。ゾートラックスのSLA3Dプリンター「ゾートラックス・インクスパイア」に合わせて最適化したとしている。高い安全水準の生体適合性を確保していて、ヒトの体内で最大30日間使用できるという。 「レイデント・サージカル・ガイド・レジン」は透明の防水性樹脂で、精密な歯科手術用サージカル・ガイドの製造に適しているとしている。「レイデント・クラウン・アンド・ブリッジ・レジン」と同様に高い安全水準の生体適合性を確保していて、ヒトの体内でも利用できるという。 ゾートラックスは2013年設立。独自開発したLPD(layer plastic deposition) ベースのFDM3Dプリンターを開発し、主にアメリカとヨーロッパを中心にユーザーを増やしている。ゾートラックスの製品は、日本を含む各国で販売代理店を通じて販売されている。
掲載日:2019年6月27日:在日ドイツ商工会議所が東京でアディティブ・マニュファクチャリング・フォーラムを開催
在日ドイツ商工会議所が7月2日(火)と7月3日(水)の二日間、東京・神田でアディティブ・マニュファクチャリング・フォーラムを開催する。アディティブ・マニュファクチャリング技術に関する日独企業の事例を紹介しつつ、新たな時代を見据えた日独産業界の対話のためのプラットフォームを提供する。 フォーラムでは企業プレゼンテーションやパネルディスカッションなどのシンポジウムが開催されるほか、企業による展示会や、各種のレセプションなどが開催される。 基調講演も二日間に渡って行われ、二日目には本サイト「世界の3Dプリンターニュース」を運営している株式会社3Dプリンター総研の山口修一代表取締役が、「インクジェット積層造形の特徴と造形材料・バインダーの開発について」の演題で講演を行う。 参加費用は無料だが、事前申し込みが必要。なお、現時点で7月2日(火)のシンポジウムとレセプションが定員に達し、7月2日(火)の展示会と7月3日(水)のすべてのイベントの申し込みを受け付けている。事前申し込みは専用フォームから行える。
事前申し込みフォーム
アディティブ・マニュファクチャリング・フォーラムのウェブサイト
会場:ベルサール神田(東京都千代田区神田美土代町7住友不動産神田ビル2F)
掲載日:2019年6月26日:シェイプウェイズが三種類の新型SLAプラスチック素材の供給を開始
ニューヨークに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー・マーケットプレース大手のシェイプウェイズが、三種類の新型SLAプラスチック素材の供給を開始した。 供給が開始されたのはAccura60、Accura Xtreme、Accra Xtreme 200の三種類。いずれもSLA3Dプリンター用で、高いサーフェスクオリティを持つのを特徴としている。 Accura60は透明の素材で、ポリカーボネートに近い特性を持っている。電子部品用キャスティング、機能性プロトタイプ、流体ビジュアルモデル、照明用コンポーネントなどの製造に適しているとしている。 Accura Xtremeはグレープラスチック素材で、「極めて強度」な素材。湿気や高温に強く、プロポリピレンやABSに近い特性と持つとしている。 Accra Xtreme 200ホワイトプラスチック素材で、シェイプウェイズが提供する素材で最も強度が高いとされる。自動車部品、ドリルアプリケーション、家電用部品などの、高い強度が求められる部品の製造に適しているとしている。 いずれの素材もシェイプウェイズが保有するSLA3Dプリンターで利用可能。シェイプウェイズでは、受注から6日から8日程度で出荷できるとしている。
掲載日:2019年6月25日:チョコレート3Dプリンター「Mycusini」がキックスターターで目標金額を調達
チョコレート3Dプリンター「Mycusini」が、キックスターターで目標金額を調達した。Mycusiniのキックスターターキャンペーンは、終了まで14日を残した今日時点で、73人のバッカーから15,533ユーロ(約189万円)を集めている。当初の調達目標金額は10,000ユーロ(約124万円)だった。 Mycusiniのキックスターターキャンペーンページでは、購入を検討しているユーザーからのコメントが多く書き込まれている。多くはMycusiniの使用方法についての質問などが書き込まれているが、中にはMycusiniを直接取りに行けるかという質問なども書き込まれている。 Mycusiniを製造しているPrint2Tasteでは、キャンペーンの終了後、パイロット製品の製造に着手し、2020年2月までに製品の出荷を開始するとしている。 Mycusiniのキックスターターキャンペーンは、ドイツのPrint2Tasteが6月11日に立ち上げた。Print2Tasteは、2015年にも同社が「世界初のプラグ・アンド・プレイフード3Dプリンター」とするBocusiniのキックスターターキャンペーンを立上げ、成功させたことで知られている。 Mycusiniのキックスターターでの販売価格は198ユーロ(約24,750円)となっている。
掲載日:2019年6月24日:世界初のメイクアップ3Dプリンターがリリース
世界初のメイクアップ3Dプリンターがリリースされるとして話題になっている 。 メイクアップ3Dプリンター「ミンク」を開発したのはアメリカの女性起業家グレース・チョイ氏。チョイ氏は2014年にミンク・ビューティー社を設立し、ミンクの開発を行ってきていた。 ミンクは最大1670万色のアイシャドウなどをプリントできる。使用方法は簡単で、専用のアプリをダウンロードし、画像などからカラーデータをスキャン、スキャンデータに基づいて3Dプリントする。カラーデータは、フェイスブックやインスタグラムなどに投稿された写真からもスキャンできるという。それゆえ、インスタグラムのビューティーインフルエンサーが投稿したメークアップの写真から、カラーデータをスキャンするといった使われ方が想定されている。 素材はFDA(米食品医薬品局)の安全性基準を満たしたものだけが使われていて、高い安全性が確保されているという。 ミンク・ビューティーでは、ミンクはメイクアップアーティストなどのメイクアップのプロを主な対象にしている。また、一般の消費者のうち、13歳から21歳の年齢層の消費者も対象にしている。 ミンクの価格は395ドル(約43,450円)。現在はプレオーダーを受け付け中で、プレオーダー中の価格は295ドル(約32,450円)。現在のところ、ミンクはアメリカ国内でのみ販売される予定。
掲載日:2019年6月23日:デスクトップメタルがスタジオシステムのヨーロッパ市場への出荷を開始
米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置く3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、スタジオシステムのヨーロッパ市場への出荷を開始した。 デスクトップメタルは、アメリカ・カナダ市場を対象にスタジオシステムの出荷を2017年4月から開始していた。スタジオシステムの初期のユーザーには、Google傘下のGoogle先端技術・製品グループも含まれている。 ヨーロッパ市場への出荷開始について、デスクトップメタルの共同創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「我々は、これまでは主にアメリカとカナダの市場を対象にビジネスを展開してきましたが、今はグローバルステージへ移行する時期を迎えています。ヨーロッパ市場の魅力的な需要に応え、ビジネスをさらに加速してゆきます」とコメントしている。 スタジオシステムは、3Dプリンター、デバインダー、焼結炉の三つのデバイスで構成されるシステム。3Dプリンターで造形したモノをデバインダーでデバインドし、焼結炉で焼いて焼結させる仕組み。 デスクトップ・メタルはマサチューセッツ工科大学の関係者らが2015年に設立した。同社へはグーグル、GE、BMW、ストラタシスなどが総額9,700万ドル(約106億円)もの資金を投資している。
掲載日:2019年6月22日:イギリスの大学生が3Dプリント銃を製造したとして起訴
イギリスの大学生が3Dプリント銃を製造したとして起訴された。起訴されたのはロンドン中心部のウェストミンスター地区に住む26歳の大学生のテンダイ・ムスウェア氏。自宅に発砲可能な3Dプリント銃の部品を多数所有していたとして家宅捜索を受け、逮捕されていた。 事件を捜査していたロンドン市警のジョナサン・ロバーツ警部は、「ムスウェア容疑者は当初、大学の映画撮影プロジェクト用に、小道具として銃を3Dプリンターで製造したと主張していました。しかし、殺傷能力がある発砲可能な銃の部品を製造していたことと話の辻褄があいません。我々は、ムスウェア容疑者が最初から発砲可能な銃を3Dプリンターで製造しようとしていた意思があったと判断しています」とコメントしている。 ロンドン市警は昨年ムスウェア容疑者の自宅を捜索し、容疑者が使用していたパソコンのインターネット閲覧履歴を調査した。その結果、同容疑者は3Dプリント銃を製造する方法を伝える動画を大量に視聴していたことがわかったという。 関係者によると、3Dプリント銃を製造したことで逮捕・起訴されたのは、同容疑者がイギリス史上初という。 イギリスでは、銃火器の所有には銃火器免許の取得が義務付けられている。イギリスでは、3Dプリント銃の製造や所有を規制する法律はないが、同容疑者は銃火器免許を持たずに3Dプリント銃を製造、所有していたとして逮捕された。
掲載日:2019年6月21日:イギリスの3Dプリンターメーカーが大型DLP3Dプリンターをリリース
イギリスのピーターボローに拠点を置く3Dプリンターメーカーのフォトセントリックが、大型DLP3Dプリンター「リキッド・クリスタル・マグナ」をリリースした。同社によると、LCDスクリーンベースのDLP3Dプリンターとしては世界最大の造形サイズを持つとしている。 リキッド・クリスタル・マグナの造形サイズは510 mm x 280 mm x 350 mmで、競合機種の3Dプリンターの二倍以上。フォトセントリックによると、リキッド・クリスタル・マグナは各業界の個別のニーズに対応可能で、特に歯科医療の分野での活用が期待できるとしている。フォトセントリックによると、リキッド・クリスタル・マグナを活用することで、歯科矯正用アライナー46セットをわずか2時間で製造できるとしている。 素材は「デイライト・マグナ・デンタルホワイト」「デイライト・マグナ・ハードブラック」「デイライト・マグナ・ハイテンシルホワイト」「デイライト・マグナ・コンセプトグリーン」の四種類が利用可能。 リキッド・クリスタル・マグナの価格は10,995ポンド(約148万円)で、樹脂素材とフォトセントリック・スタジオ・ソフトウェアが付随する。 フォトセントリックは、主にヨーロッパとアメリカ市場で3Dプリンターを販売している。同社はアメリカのフェニックスにも営業拠点を有している
掲載日:2019年6月20日:ロールスロイスがSLMソルーションズのメタル3Dプリンターを導入
イギリスの自動車製造、航空機用エンジン製造のロールスロイスが、ドイツのSLMソルーションズのハイエンドメタル3Dプリンターを導入したとして話題になっている。ロールスロイスがメタル3Dプリンターを導入するのはアーカムに続くものとなる。 ロールスロイスが導入したのはSLMソルーションズのSLM500シリーズ。SLM500シリーズはチタン合金などを素材に、最大1.5メートルの長さのパーツを製造することができる。ロールスロイスは、自社の航空機用エンジン「トレントXWB-97」の部品や、エアバスに納入している航空機用部品の製造などに活用するとみられる。 SLMソルーションズのメダー・ハジャーCEOは、「ロールスロイスはアディティブ・マニュファクチャリング技術を導入している先端企業です。最先端の技術へアプローチする優れたチームが、極めて高度なアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを実現しています」とコメントしている。 航空宇宙の領域では3Dプリンターの導入が着実に進んでいる。ロールスロイスのライバル企業のGEも、傘下に収めたコンセプトレーザーとアーカムのメタル3Dプリンターを活用し、最新エンジンのLEAPシリーズを製造している。
掲載日:2019年6月19日:フランスの建設会社がUAEに建設3Dプリンティング会社を設立
フランスの建設会社のVINCI建設が、UAEのドバイに建設3Dプリンティング会社を設立する。コンクリエイティブと名付けられた会社は、同じくフランスのXtreeE社が開発した建設3Dプリンターを使い、ドバイ市内で各種の建設工事を請け負う。 ドバイでは、2030年までに市内で建設される建物の25%を3Dプリンターで建設するとしていて、VINCI建設の対応はその需要に応じたものとされる。 UAEでは、オランダの建設3Dプリンティング会社のCybe建設も建設3Dプリンターを使った建設事業をすでに開始している。 コンクリエイティブの事業開始についてある関係者は、「コンクリエイティブの事業開始には、二つの経済的背景が存在します。建設3Dプリンティング技術の成熟と、UAEによる建設3Dプリンティング技術の普及を目指す政策です。2030年までに25%の普及を目指すとする政策により、今後もUAEで3Dプリンターを使った建設事業を行う会社がさらに登場してくるでしょう」とコメントしている。 建設3Dプリンターを普及させる機運は世界中で高まっている。住宅やオフィスビルなどを3Dプリンターで建設するプロジェクトは、UAEのほかにアメリカ、中国、フランス、デンマーク、イタリア、ロシア、オランダなどでも立ち上がっている。
掲載日:2019年6月18日:歯科医療用3Dプリンター市場が2025年に34億ドル規模へ
アメリカの市場調査会社のトランスペアレンシー・マーケット・リサーチが、全世界の歯科医療用3Dプリンター市場が2025年に34億ドル(約3740億円)規模へ拡大するとしたレポートを発表した。それによると、2016年時点で9億ドル(約990億円)規模とされる歯科医療用3Dプリンター市場は、年率16.5%の成長率で成長を続け、2025年までに34億ドル規模へ成長するという。 歯科医療用3Dプリンターで使われる素材ではフォトポリマーが58%と最大で、メタル系素材とセラミック系素材が続いた。 歯科医療のアプリケーション別では、クラウンとブリッジが全体の34.2%と最大のシェアを有した。成長率ではインプラントと入歯の市場が高い成長率が見込めるとした。 エリア別では北米市場が世界市場の40%と最大のシェアを持ち、ヨーロッパ、アジア太平洋地域と続いた。また、人口の高齢化に伴いアジア太平洋地域の市場の成長が期待されるとした。 歯科医療用3Dプリンター市場における主なプレーーヤーとしては、コンセプトレーザー、スリーディーシステムズ、エンビジョンテック、フォームラブズ、レニショー、DWSシステムズ、プロッドウェイズ・グループ、SLMソルーションズなどが挙げられた。
掲載日:2019年6月17日:CyBe建設がUAEのアメリカン大学に3Dプリント住宅を建設
オランダのCyBe(サイビー)建設が、UAEのアメリカン大学に3Dプリント住宅を建設する。アメリカン大学のシャリア研究技術イノベーションパーク内に、本年度第三四半期内に建設するとしている。 建設にはアメリカン大学が全面的に協力し、工学部の学生も実際の建設作業に参加するという。 シャリア研究技術イノベーションパークのフセイン・アル・マアモウディCEOは、「この意欲的なプロジェクトを立ち上げることができて光栄です。あらゆる未来の技術を人々に紹介し、建設3Dプリンティング技術開発のリーダーとなることを誇りに思います。実りのある研究を推進し、民間、アカデミア、公的セクターのすべてにとってメリットがある活動を展開してゆきます」とコメントしている。 CyBe建設は、昨年サウジアラビアのリアド市内に、サウジアラビア初の3Dプリント住宅をわずか二日で建設したとして話題になった。 CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターの他、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。Cybe建設は2017年6月にUAEのドバイでも研究施設を建設3Dプリンターで建設している。
掲載日:2019年6月16日:アラバマ州マディソン郡の公立図書館が夏休みのSTEM教育プログラムを提供
アラバマ州マディソン郡の公立図書館が、夏休みのSTEM(科学・テクノロジー・エンジニアリング・数学)教育プログラムを提供するとして話題になっている。マディソン郡公立図書館ダウンタウン支所が、図書館向けテクノロジー助成金を活用して購入した3Dプリンターを用い、学生などを対象に各種の講座を提供する。 マディソン郡公立図書館のマンディー・ピンヤン氏は、「3Dプリンターは今や住宅を建設し、義手や義足を製造し、キッチンツールやロボットなどの様々なものを製造しています。これはまったく新しい世界ですが、すべての人にアクセスが開かれている状態にはなっていません。図書館は学びの場であり、3Dプリンティングのような新技術を体験するには絶好の場所です」とコメントしている。 3Dプリンターはマディソン郡公立図書館のすべての支所を回送し、順番に使われるという。 アメリカでは高校や大学などの教育機関において3Dプリンターの導入が徐々に進んでいるが、公立図書館が3Dプリンターを導入し、STEM教育プログラムに使うのは珍しい。アメリカの教育現場でのSTEM教育プログラムの台頭に伴い、同様に3Dプリンターを導入する公立図書館が増える可能性がある。
掲載日:2019年6月15日:リラティビティ・スペースが、NASAのステニス宇宙センターに大型3Dプリンティング工場を開設
ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペースが、NASAのステニス宇宙センターに大型3Dプリンティング工場を開設する。発表によると、同社は現在同社のカリフォルニア工場で稼働している大型3Dプリンター「スターゲイトシステム」を、広さ22万平方フィート(約2万平方メートル)の大きさのステニス宇宙センターで最大24台稼働させるという。 リラティビティ・スペースは最近、4570万ドル(約502700万円)の資金を調達していた。資金は今回の投資に使われるものとみられる。 リラティビティ・スペースの担当者は、「他のロケットメーカーと違い、リラティビティ・スペースはロケットや宇宙船の製造のほぼすべてに3Dプリンターを使っています。この新テクノロジーを使うことで製造時間を削減し、最終的には製造コストを削減することも可能になります」とコメントしている。 リラティビティ・スペース社は別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が2016年に共同で立ち上げた。同社に対してはベンチャーキャピタルなどがこれまでに巨額の資金を出資している。
掲載日:2019年6月14日:3Dプラットフォームが大型3Dプリンター「ワークセンター500」をリリース
米イリノイ州ロスコウに拠点を置く3Dプリンターメーカーの3Dプラットフォームが、大型3Dプリンター「ワークセンター500」をリリースした。 「ワークセンター500」は1.4 m × 2.8 m × 700 mmの造形サイズを持つ大型FDM3Dプリンターで、FDM方式の3Dプリンターとしては世界最大クラスの造形サイズを持つとされる。ペレットか大型フィラメントを溶融して積層造形する。ペレットを使用できる3Dプリンターとしては同社初となる。 素材はPLAやABSなどの一般的なポリマー系素材に加え、高温エンジニアリングポリマー、カーボンファイバー配合ポリマー、グラスファイバー配合ポリマーなどが利用できる。造形スピードは、スループットで一時間あたり1キログラムから6.8キログラムとなっている。 「ワークセンター500」の価格は20万ドル(約2200万円)からで、カスタマイズの内容によって価格が決まる。エクストルーダーはフィラメント用、ペレット用、併用から選択できる。 3Dプラットフォームは2014年設立。設立以来工業用の大型3Dプリンターを製造している。直近の売上は年商980万ドル(約10億7800万円)、従業員数49名となっている。
掲載日:2019年6月13日:HPがバルセロナに3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリングセンターを開設
HPが、スペインのバルセロナに3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリングセンターを開設した。第四次産業革命を後押しする次世代のテクノロジーを生み出すための新たな施設という位置づけとしている。 15万平方フィート(約1万4千平方メートル)の大きさのセンターでは、HPのエンジニア、リサーチャーなどが勤務するほか、BASF、シーメンス、フォルクスワーゲンといったHPのユーザーやパートナーのスタッフも合流し、新製品の開発や技術開発などの各種のプロジェクトを展開する。 センターの開設についてHPの3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリング担当社長のクリストフ・シェル氏は、「HPの3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリングセンターは規模的に世界最大で、かつ最先端の3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリング関連研究開発センターです。世界の産業をサステナブルな技術革新によって構造転換するという我々のミッションを実現するものです」とコメントしている。 HPは、これまでに本社があるパロ・アルトのほか、サンディエゴ、バンクーバー、ワシントン、シンガポールにも研究開発センターを開設している。
掲載日:2019年6月12日:Maker Mediaが事業停止、全従業員を解雇へ
雑誌Make出版元で展示会Maker Faire運営のMaker Mediaが、事業を停止して全従業員を解雇していたことがわかった。 Maker Media創業者のデール・ドーハティ氏が明らかにしたところによると、Maker Mediaは現地時間の先週事業を停止し、22人の従業員を解雇したという。ドーハティ氏は、「私はこの事業を15年前に始めましたが、事業を軌道に乗せる困難の連続でした。出版業は難しく、採算がなかなかとれませんでした。展示会も同様に困難でした。スポンサーも撤退し、いよいよ困窮しました」と説明している。 Maker Mediaは2006年からメーカー向け展示会Maker Faireを開催、多くの来場者を集めていた。Maker Faireにはメーカーボット・インダストリーズなどの初期の3Dプリンターメーカーも出展し、3Dプリンター業界の隆盛にも貢献していた。Maker Faireはまた、日本を含む世界40カ国でも開催され、各地で人気を博していた。 雑誌Makeは、2016年時点で12万5千人の有料購読者を抱え、連携していたYouTubeの専門チャンネルには100万人を超えるサブスクライバーを有していた。 ドーハティ氏によると、Maker Mediaは破産ではなく、債権者との個別協議による事業精算の手続きを行うという。ドーハティ氏は、債務の解消程度などを鑑みて事業再開の可能性を模索するとしている。ドーハティ氏はまた、今後クラウドファンディングなどを利用して資金調達を行い、Maker Mediaの再開を図りたいとしている。
掲載日:2019年6月11日:ビッグレップが新型大型3Dプリンター「ビッグレップSTUDIO G2」をリリース
ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップが、新型大型3Dプリンター「ビッグレップSTUDIO G2」をリリースした。先週デトロイトで開催されたRAPID + TCT展示会で公開された。 ビッグレップSTUDIO G2は造形サイズ500 x 1000 x 500 mmのデュアルエクストルーダータイプの大型3Dプリンター。100℃まで加熱可能なヒートベッドや、オートレベリング機能を標準で搭載している。また、前機種のビッグレップSTUDIOよりもより複雑な造形が可能になったとしている。 素材は一般的なポリマー系素材に加え、PA6/66、TPU、ナイロンなどのエンジニアリングプラスチックが利用可能。 ビッグレップSTUDIO G2は、独自開発したMXTエクストルーダーを搭載し、一般的なフィラメント溶融方式の3Dプリンターよりも大型の造形を可能にしている。 ビッグレップSTUDIO G2が展示されたRAPID + TCT展示会では、ビッグレップSTUDIO G2で実際に製造された電気モーターバイクのNERAが展示された。 ビッグレップはドイツのベルリンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。これまでに大型3Dプリンター「ビッグレップ・ワン」シリーズをリリースし、主にアメリカとヨーロッパの産業ユーザーを中心に事業を拡大してきている。
掲載日:2019年6月10日:タイタン・ロボティクスが大型ペレット3Dプリンターをリリース
米コロラド州に拠点を置く3Dプリンターメーカーのタイタン・ロボティクスが、大型ペレット3Dプリンター「アトラスH3Dプリンター」をリリースした。 アトラスH3Dプリンターは造形サイズ 1066 mm x 1066 mm x 1219 mm の大型デュアルエクストルーダー3Dプリンターで、PLAやABSなどの一般的なポリマー系素材に加え、PEKK、PP、グラスファイバー系素材やカーボンファイバー系素材なども利用できる。一般的なFDM方式の3Dプリンターで使われているフィラメント素材に比べ、最大で素材コストを10分の1程度に抑えることが可能としている。 また、一般的なFDM方式の3Dプリンターよりも造形スピードが速く、最大毎分30,000mmの造形スピードで造形できるとしている。 アトラスH3Dプリンターのリリースについて、タイタン・ロボティクスのビル・メイシーCEOは、「タイタン・ロボティクスは顧客ニーズに向き合い、技術革新に励んでいます。これからも、より優れたエクストルージョンタイプの3Dプリンターを開発してゆきます」とコメントしている。 近年FDM方式の3Dプリンターは大型化する傾向にある。これまでは1.75mmや2.85mm径のフィラメントが一般的に使われてきたが、造形サイズが大型化する中、ペレットを直接溶融するタイプの3Dプリンターが相次いでリリースされている。
掲載日:2019年6月9日:マークフォージドが自社の3Dプリンターをロボット対戦番組へ提供
米マサチューセッツ州に拠点を置く3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、自社の3Dプリンターをロボット対戦番組へ提供したとして話題になっている。 マークフォージドによると、同社は四台の「マークフォージド・マーク2」3Dプリンターを人気番組の「バトルボッツ」に提供した。提供された3Dプリンターは対戦ロボットの部品などを製造されたという。製造された部品の数は160点に及び、二週間の番組撮影中連続して使用されたという。 「バトルボッツ」のプロデューサーのグレッグ・マンソン氏は、「マークフォージドの素晴らしい3Dプリンターのおかげで、壊れたロボットを迅速に修理することができました。特にロボットのモーターのショックマウントを3Dプリンターで製造できたおかげで、フェールレートを削減し、信頼性を確保することができました。今年の対戦は、かつてないほど素晴らしいものになりました」とコメントしている。 「バトルボッツ」はケーブルテレビのディスカバリーチャンネルで放送されている人気テレビ番組。武装と装甲を施したリモコンロボットの激しい戦いが魅力で、近年毎年一度放送されている。 マークフォージドはマサチューセッツ工科大学出身のエンジニア、グレッグ・マーク氏が2013年に立ち上げた。同社の3Dプリンターは、特に自動車、航空宇宙、医療などの領域で広く使われている。
掲載日:2019年6月8日:コンチネンタルが自動車部品製造用3Dプリンティングセンターを開設
ドイツの自動車部品製造メーカーのコンチネンタルが、ドイツのカーベンに自動車部品製造用3Dプリンティングセンターを開設した。傘下のコンチネンタル・エンジニアリングサービスが開設したセンターは8000㎡の大きさで、「社内外のお客様に高精度で効率的な小規模製生産を提供する」ことを目指している。 コンチネンタルのトルステン・ラウチセンター長は、「3Dプリンティングは今日、そのメリットからますます重要性を増しています。そして、アディティブ・マニュファクチャリング技術に対する需要も増加しています。カーベンに開設した3Dプリンティングセンターでは、各種のテクノロジーをテストし、生産プロセスを開発、プロダクションをワールドワイドでロールアウトすることを可能にします」とコメントしている。 センターにはSLS方式のメタル3Dプリンターの他、SLA3Dプリンター、DLP3Dプリンター、FDM3Dプリンターなどが設置されている。 コンチネンタルは、ドイツのハノーバーに拠点を置く1871年設立の自動車部品メーカー。主力製品のタイヤに加え、ブレーキなどの自動車部品や、最近では自動運転技術に関する自動車部品なども製造している。タイヤの世界シェアではブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤーについで世界四位に位置している。
掲載日:2019年6月7日:米ロードアイランド州が3Dプリント銃を禁止
米ロードアイランド州が、3Dプリント銃を禁止する法律を施行した。同州選出のシンシア・コイン上院議員が法案を提出したもので、同州内における3Dプリント銃の製造、売買、所有がすべて禁止される。 また、違法に製造され、製造シリアルナンバーを持たない「ゴーストガン」と、金属探知機に探知されないあらゆる銃火器も禁止される。 違反者には最高10年の懲役刑と1万ドルの罰金刑が課される。 コイン上院議員は、「我が国が銃の拡散と格闘し、子供たちを守り、犯罪者や知的障害者による銃火器の所有を監視する中、追跡不可能で金属探知機で探知できない銃火器を広めてはなりません。シリアルナンバー、バックグラウンドチェック、金属探知機は悲劇を未然に防止します。そして、何人もいかなる犯罪行為に加担しないよう、法律が促すべきです」とコメントしている。 アメリカでは現在、ワシントン州、ワシントンDCを含む19の州が3Dプリント銃を禁止している。一方で、現在も3Dプリント銃の3Dモデルがインターネットを経由して拡散し、一部がTwitterやYouTubeなどのSNSにも流出している。法律で3Dプリント銃を禁止する機運が高まっているものの、拡散を防ぐのは現実的に難しい状況となっている。
掲載日:2019年6月6日:プロトラブズがメタル3Dプリンティングサービスを開始
アメリカの試作品・カスタムパーツ製造サービスビューローのプロトラブズが、メタル3Dプリンティングサービスを開始した。GEアディティブ傘下のコンセプトレーザーのハイエンドメタル3Dプリンターを使い、エンドパーツなどの製造を行う。 サービスの開始について、プロトラブズのグレッグ・トンプソン・3Dプリンティング担当グローバル・プロダクトマネージャーは、「(メタル3Dプリンティングサービスの開始により)企業のデザイナーやエンジニアが、より優れたパフォーマンスを発揮できるデザインをすることを可能にさせます。またコストを削減し、サプライチェーンをより強固にし、製造にかかるスピードをかつてないほど高速にします」とコメントしている。 プロトラブズはGEアディティブのマニュファクチャリング・パートナー・ネットワークの立上げメンバーの一社で、これまでにコンセプトレーザーのMlabシリーズなどのメタル3Dプリンターを25台導入している。 同社はまた、メタル3Dプリンター以外にも、ポリマーを素材にした3Dプリンティングサービスも提供している。3Dプリンティングサービスに加え、CNCマシニング事業や射出成型事業も展開している。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置くサービスビューロー。アメリカをはじめイギリス、ドイツ、日本でも事業を展開している。同社はニューヨーク株式市場に上場している。
掲載日:2019年6月5日:チョコレート3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが開始
チョコレート3Dプリンター「Mycusini」のキックスターターキャンペーンが開始するとして話題になっている。 キャンペーンを始めるのはドイツのスタートアップ企業のPrint2Taste。当初6月4日から予定していたキャンペーンを、6月11日から始めるとしている。なお、Mycusiniのキックスターターでの販売価格は198ユーロ(約24,750円)となっている。 Mycusiniは造形サイズ 190 X 195 X 270mmの造形サイズを持つチョコレート3Dプリンターで、Print2Tasteによると、「ほとんどのコーヒーマシンよりも小型」サイズ。キッチンやオフィスに置いても違和感のない、洗練されたデザインとなっている。 3DファイルはSTL形式で、専用アプリかSDカードを通じてやり取りされる。素材は専用のチョコレートカートリッジで供給される。 Print2Tasteは、2015年にも同社が「世界初のプラグ・アンド・プレイフード3Dプリンター」とするBocusiniのキックスターターキャンペーンを立上げ、成功させたことで知られる。同社の二度目となるフード3Dプリンターのキックスターターキャンペーンがどう展開するか、多くの業界関係者が注目している。
掲載日:2019年6月4日:スカルプティオが2019年度版「ステート・オブ・3Dプリンティング」レポートを発行
フランンスのサービスビューロー大手のスカルプティオが、2019年度版「ステート・オブ・3Dプリンティング」レポートを発行した。同社の1300の顧客を対象に行われた調査をもとにまとめられた。 3Dプリンターの用途では、ユーザーの70%が試作品の製造に3Dプリンターを利用していると答えた。また、63%がコンセプト確認のために、51%が完成品部品の製造に、50%が研究開発に3Dプリンターを使っていると答えた。 3Dプリンターのメリットでは、67%が複雑な形状の製造が可能と答え、41%がリードタイムを削減できると答えた。また、37%がコストを削減できると答えた。 ユーザーの内訳は59%がヨーロッパ圏で、アジア地域20%、アメリカ17%と続いた。また、ユーザーの39%が25歳から34歳の年齢層だった。 ユーザーの業界では工業機械13.6%、ハイテク機器10.6%、サービス10%、コンスーマーグッズ8.6%、ヘルスケア6.2%、自動車5.7%、航空機5.5%、教育5%、その他15.6%となった。 利用する3Dプリンターのタイプでは、FDMが74、SLAが30%だった。 スカルプティオは、「ステート・オブ・3Dプリンティング」レポートを毎年発行している。
掲載日:2019年6月3日:シンガポールの南洋理工大学が3Dプリンターでバスルームを12時間で製造
シンガポールの南洋理工大学が、3Dプリンターでバスルームを12時間で製造したとして話題になっている。 南洋理工大学が製造したのは2 X 2.6 X 2.8メートルの大きさのバスルーム。KUKA製6軸ロボットアーム型3Dプリンターで製造された。素材にはグリーン・ビルディング・マテリアルと、フライアッシュを原料としたジオポリマーが使われたという。 南洋理工大学と共同でプロジェクトに参加したシンガポール国際研究機関のツアン・リアン研究革新担当ディレクターは、「シンガポールの先端製造技術は、単に研究開発の領域だけでなく、実際の応用領域において発揮しています。今回のプロジェクトは、建設の領域における3Dプリンティング技術の革新的な発展を示すものです」とコメントしている。 南洋理工大学は、最近特に建設3Dプリンターへの研究開発を強化している。昨年8月には移動式ロボットアーム3Dプリンターを開発し、話題となった。 南洋理工大学は1991年に設立されたシンガポールの国立大学。シンガポール国立大学とともにシンガポールで双璧を成す名門国立大学のひとつとされる。三万人を超える学生と一万人を超える講師を擁し、シンガポールでは二番目に大きい大学となっている。
掲載日:2019年6月2日:EOSが四種類のメタル3Dプリンター用新素材をリリース
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSが、四種類のメタル3Dプリンター用新素材をリリースした。リリースしたのはステンレススチールCX、アルミニウムAIF357、チタニウムTi64グレード5、チタニウムTi64グレード23の四種類。 ステンレススチールCXは防錆性に優れた素材で、ツーリングアプリケーションの製造に特に適しているとしている。アルミニウムAlF357は軽量で、ステンレススチールCXと同様、は防錆性に優れているとしている。 チタニウムTi64グレード5とチタニウムTi64グレード23は、いずれも航空宇宙、自動車、医療の領域での製造に特化した素材。特にチタニウムTi64グレード23は生体適合性素材で、インプラントなどのバイオメディカル・アプリケーションの製造に使用できるとしている。 新素材のリリースについて、EOSの研究開発担当ディレクターのハンネス・ゴストナー氏は、「いずれの素材もすべて最適化された素材です。リプロデュース可能なハイクオリティなパーツの、競争可能なコストでの製造を可能にします。いずれもシリーズ・マニュファクチャリングにもっとも求められる要素を提供しています」とコメントしている。 EOSは1989年設立、アディティブ・マニュファクチャリングの世界におけるリーディングカンパニー。同社のメタル3Dプリンターは、航空宇宙、自動車などのモノづくりの領域で世界中で広く利用されている。
掲載日:2019年6月1日:3Dプリンター用素材市場が2024年に45億ドル規模へ
アメリカの市場調査会社リサーチ・アンド・マーケッツが、全世界の3Dプリンター用素材市場が、2024年に45億ドル(約4,950億円)規模へ到達すると予想するレポートを発表した。それによると、現時点で15億ドル(約1,650億円)規模の同市場が、今後年率25%の成長率で成長を続け、2024年までに45億ドル規模に到達するという。 素材別では、自動車、航空宇宙、防衛、医療などの領域での需要が旺盛なメタル3Dプリンター用メタル素材の伸びが顕著で、市場拡大を牽引するとしている。特に、最終製品用部品製造用メタル素材の需要の伸びが確実視されている。具体的な素材では、スチール、アルミニウム、チタンの、それぞれの需要の伸びが期待できるとしている。 エリア別では、アメリカとヨーロッパ市場が全市場拡大を牽引する一方、アジア太平洋地域の市場の拡大が続くとしている。特に中国、台湾、日本、インドの、それぞれの市場の拡大が期待できるとしている。 素材メーカーの主なプレーヤーとしては、スリーディーシステムズ、ロイヤルDSM、EXOne、GE、マテリアライズ、ストラタシス、EOSを挙げている。 リサーチ・アンド・マーケッツは、同様のレポートを毎年発行しているが、今回のレポートは、前年のレポートの数値を大幅に上方修正したものとなっている。
掲載日:2019年5月31日:ビーム3Dのキックスターターキャンペーンが好調
カリフォルニア州カラバサスに拠点を置く3Dプリンターメーカーのビーム3Dのキックスターターキャンペーンが好調だ。同社のSLA3Dプリンター「プリズム」のキックスターターキャンペーンは、キャンペーン終了まで21日を残した現時点で、611人のバッカーから145,601ドル(約15,955,661円)の資金を集めている。 キャンペーンのコメント欄には、バッカーや購入検討者によるコメントが多数書き込まれている。特に製品スペックに関する質問や、3Dプリンターの製造場所についての質問が書き込まれている。質問者の中には、ビーム3Dの会社の売上規模や従業員数、OEMを行う会社の情報などについて質問する人もいる。また、イギリスやドイツなどのEU圏への発送の可否について質問するコメントが多く見られる。 カリフォルニア現地時間の昨日には、キックスターターのアップデート欄に「プリズム」のマニュアルとチュートリアル動画がアップロードされた。 「プリズム」のキックスターターでの販売価格は、アーリーアダプター価格が249ドル、キックスターター正式価格が299ドルとなっている。アーリーアダプター価格が適用される3Dプリンターは、限定400個となっている。
掲載日:2019年5月30日:オフィス・デポが3Doodlerと共同で子供向け3Dプリンティング教育キットを販売
アメリカのオフィス用品販売チェーンのオフィス・デポが、3Dプリンティングペンメーカーの3Doodlerと共同で、子供向け3Dプリンティング教育キットを販売する。「塾」と名付けられたキットには、3Doodlerの小型3Dプリンティングペンとアクティビティ教本、PLAフィラメント2パックが含まれているという。 オフィス・デポのニコール・ロード・シニアディレクターは、「3Doodlerはハンドヘルド3Dプリンティングペンという、誰もが簡単にニューテクノロジーへアクセスすることを可能にする製品の市場を開拓してきました。今回の提携により、オフィス・デポのお客様に3Dプリンティングペンというマジックをご紹介し、その限りない可能性を体験していただくことが可能になりました」とコメントしている。 「塾」は12歳以上の児童が対象で、価格は59.99ドル(約6,600円)。全米のオフィス・デポとオフィスマックスの店舗で販売される。また、オフィス・デポのオンラインストアでも販売される。 オフィス・デポは世界60カ国以上で展開している世界最大のオフィス用品販売チェーン。アメリカ国内で1,100店舗以上、国外で400店舗以上を展開している 3Doodlerは2012年設立。2013年に3Dプリンティングペン3Doodlerをキックスターターで販売したところ注文が殺到し、2百万ドル(約2億3千万円)以上を集める人気プロジェクトとなった。
掲載日:2019年5月29日:ジャビルがルノーF1チームに3Dプリントパーツを供給
アメリカの製造サービス企業のジャビルが、ルノーF1チームに3Dプリントパーツを供給するとして話題になっている。現在開催中のRAPID2019で同社が明らかにした。 発表によると、ジャビルは同社のグローバルネットワークで保有する3Dプリンターを使い、ルノーF1チームのレーシングカーの消耗部品などを製造・供給するという。ジャビルは、世界26カ国の100施設で200台の工業用3Dプリンターを保有している。 ジャビルのデジタルマニュファクチャリング担当副社長のジョン・ダルチノス氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング技術でパフォーマンスを向上させるというルノーF1チームの戦略に加わることに興奮しています。我々のグローバルサプライチェーンとスケールプロセスは、レーシングカーに搭載する各種の部品を記録的な速さで提供することを可能にするでしょう」とコメントしている。 レーシングカーのパーツづくりに3Dプリンターを活用する機運は他でも高まっている。 F1チームだけでもマクラーレンがストラタシス3Dプリンターを導入している他、ウィリアムズもEOSの3Dプリンターを導入している。 ジャビルは1966年設立、フロリダ州セントピーターズバーグに拠点を置く製造サービス企業。フロリダ州タンパベイ地区では最大規模の企業で、全世界28国に100か所の工場を所有し、従業員17万人を雇用している。
掲載日:2019年5月28日:プリンターボットが事業を再開か?
昨年7月に事業を停止したアメリカの老舗3Dプリンターメーカーのプリンターボットが、事業を再開する可能性があるとして話題になっている。プリンターボット創業者のブルック・ドラム氏が今月公開したYouTube動画の中で明らかにした。それによると、同氏は早ければ今年夏にも事業を再開する可能性があるとしている。 プリンターボットは2010年設立。3Dプリンター業界ではメーカーボット・インダストリーズと並ぶ老舗3Dプリンターメーカーの一社として知られていた。2011年に価格500ドルのオープンソース3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを立ち上げ、総額で83万ドル(約9,130万円)の資金を集めていた。 同社はその後、2016年に低価格小型メタルフレーム3Dプリンター「シンプルV2」をリリースするなど、低コスト3Dプリンターシリーズを相次いでリリースしていた。 また、業界関係者の多くは同社の低価格戦略に否定的で、同社の収益性に問題があるとしていた。 一方で、アメリカの3Dプリンターユーザーの多くはオープンソースのプリンターボットの製品に好意的な評価をしており、プリンターボットの事業再開を歓迎すると見られている。
掲載日:2019年5月27日:Arduinoが小型マイクロコントローラー四機種をリリース
イタリアのオープンソースの基板メーカーのArduinoが、小型マイクロコントローラー四機種をリリースした。現地時間の先週サンフランシスコで開催されたメーカーフェアー・ベイエリア2019で公開された。 リリースされたのはArduinoナノ・エブリー、Arduinoナノ33IoT、Arduinoナノ33BLE、ArduinoナノBLEセンスの四機種。いずれもArduinoのクラシックシリーズに準拠しており、クラシックシリーズよりも高速のプロセッサーを搭載している。 Arduinoナノ・エブリーは価格9ドル90セント(約1,089円)の最低価格モデルで、一般的な「エブリデイ・プロジェクト」に適しているとしている。Arduinoナノ33IoTはインターネット対応モデルで、各種のIoTデバイスの開発に適しているとしている。また、Arduinoナノ33BLEはBluetooth対応モデル、ArduinoナノBLEセンスはBluetooth対応のオンボードセンサー搭載モデルとなっている。 Arduinoは、いずれのモデルも今年6月から出荷を開始するとしている。 Arduinoは、2005年に5人のイタリア人エンジニアが共同で立ち上げたプロジェクト。オープンソースの電子基板を開発し、提供したところ瞬く間に世界中に普及した。Arduinoの基盤は、公式分だけで2013年時点で70万台販売された。 Arduinoの基盤は、世界中の3Dプリンターメーカーにも広く採用されている。
掲載日:2019年5月26日:ビーム3Dが価格249ドルの樹脂3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを開始
カリフォルニア州カラバサスに拠点を置く3Dプリンターメーカーのビーム3Dが、価格249ドル(約27,390円)の樹脂3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを開始した。キャンペーン終了まで27日を残した現時点で、308人のバッカーから77,306ドル(約847万円)の資金を集めている。 ビーム3Dが開発した3Dプリンター「プリズム」は、造形サイズ120mm x 70mm x 150mmの小型3Dプリンター。MalanS1003Dプリンターをベースに開発され、各種の改良が施されているという。 スライサーはSlic3rやオートデスクのプリント・スタジオなどの標準スライサーに準拠している。また、オートレベリング、Wi-Fi通信機能、デュアル・リニアレール構造により、初心者でも使いやすい構造になっている。 キックスターターでの販売価格は、アーリーアダプター価格が249ドル、キックスターター正式価格が299ドルとなっている。アーリーアダプター価格は限定400個で、残り349個となっている。 ビーム3Dでは、「プリズム」の出荷を今年7月から開始するとしている。なお、発送はアメリカ合衆国内限定となっている。
掲載日:2019年5月25日:GEがゼネラル・ダイナミクスと共同で戦車用部品を3Dプリンターで製造
GE傘下のGEアディティブ・プリントサービスが、ゼネラル・ダイナミクス傘下のゼネラル・ダイナミクス・ランドシステムと共同で、戦車用部品を3Dプリンターで製造したとして話題になっている。戦車用部品が3Dプリンターで製造されるのは世界初のケースと見られる。 製造されたのは18のスチールコンポーネント部品で、GEアディティブのEBMQ203Dプリンターで製造された。部品を3Dプリンターでオンデマンド製造することで、在庫を備蓄する必要がなくなり、製造コストも圧縮できると期待されている。 ゼネラル・ダイナミクスのプロセス・テクノロジー開発部のジェイソン・ディターズ氏は、「ゼネラル・ダイナミクスは、我が社の製品を強化するための革新的な技術を常に求めています。そして、アディティブ・マニュファクチャリング技術は、それを真に約束してくれるものです。GEアディティブのような業界のリーダーとチームを組み、アディティブ・マニュファクチャリング技術の更なるアプリケーションの開発を行ってゆきます」とコメントしている。 ゼネラル・ダイナミクスは1899年設立のアメリカを代表する重機器メーカー。宇宙防衛産業、造船業、情報通信産業を主力とし、年間売上210億ドルを計上している。軍事車両製造部門では、ゼネラル・ダイナミクス・ランドシステムがM1エイブラムス戦車や、ストライカー装甲車などを製造している。
掲載日:2019年5月24日:ハイネケンが自社ビール工場の消耗部品製造に3Dプリンターを活用
オランダの大手ビールメーカーのハイネケンが、自社ビール工場の消耗部品製造に3Dプリンターを活用しているとして話題になっている。 ハイネケンが利用しているのは、同じくオランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーが開発したS53Dプリンター。 ハイネケンのセヴィリア工場では年間4億リットルのビールを製造しているが、安全ギアなどの部品の定期的な交換が必要となる。以前は外部のベンダーに依頼して製造していた消耗部品を3Dプリンターで製造することで、製造コストを80%削減できたという。また、部品の欠品により生じる生産ダウンタイムを回避できているとしている。 ハイネケンでは当初ウルチメーカーのウルチメーカー2+を利用していたが、現在はより大型の造形サイズを持つウルチメーカーS53Dプリンターに乗り換えている。 ハイネケンは1863年設立の、アンハイザー・ブッシュ・インベブ、SABミラーに次ぐ世界第3位のシェアを持つ世界的ビールメーカー。世界100カ国にビール工場を持ち、日本でもキリンビールとの合弁会社を通じて製品を販売している。 ウルチメーカーは2011年設立のオランダの3Dプリンターメーカー。レップラッププロジェクトで誕生したレップラップ・ダーウィン3Dプリンターをベースに開発され、その高性能から世界中の3Dプリンターユーザーの支持を集めている。
掲載日:2019年5月23日:スマイル・ダイレクトクラブがHPの3Dプリンターで年2000万個の歯科矯正アライナーを製造へ
アメリカのアライナーメーカーのスマイル・ダイレクトクラブが、HPの3Dプリンターで年2000万個の歯科矯正アライナーを製造するとして話題になっている。スマイル・ダイレクトクラブによると、同社は49台のHPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを使い、24時間体制でアライナーを製造するとしている。 スマイル・ダイレクトクラブの共同創業者のアレックス・フェンケル氏は、「スマイル・ダイレクトクラブは伝統的な歯科矯正の世界をデジタルに改革します。歯科矯正をよりパーソナルで、よりお求めやすく、より便利にし、多くの人々が魅力的なスマイルを手にできるようにします。HPの画期的な3Dプリンティング技術がそれを可能にし、多くの経済的なメリットも享受させてくれます」とコメントしている。 アメリカ人の80パーセントが何らかの歯科矯正が必要とされる一方で、全体の1パーセントしか実際に歯科矯正を受けていないとされる。また、アメリカの全治自体の60パーセントにおいて歯科矯正用医療機関が存在せず、歯科矯正アライナーの潜在需要が大きいとされる。 スマイル・ダイレクトクラブは2014年にアレックス・フェンケルとジョーダン・カッツマンの二人が設立したスタートアップ企業。全米の歯科医をネットワークし、オンデマンドで歯科矯正アライナーを製造する事業を展開している。
掲載日:2019年5月22日:アストロプリントが100万ドルの資金調達に成功
カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置く3Dプリンター管理ソフト開発のアストロプリントが、100万ドル(約1億1千万円)の資金調達に成功した。これにより、同社が調達した資金の総額は210万ドル(約2億3100万円)となった。 出資したのはベンチャーキャピタルのスタンリー・ベンチャーズとアルマ・ムンディ・ベンチャーズ。株価のバリュエーションなどの出資条件は明らかにされていない。 アストロプリントへの出資について、スタンリー・ベンチャーズのディナ・ルーシアー取締役は、「スタンリー・ベンチャーズはアストロプリントの成長軌道と共にできることを誇りに思っています。彼らのエンタープライズ・クラウドソルーションはアディティブ・マニュファクチャリングの世界におけるゲームチェンジャーになるでしょう。我々は、アディティブ・マニュファクチャリングにおけるベスト・アンド・ブライテストに投資をしました。モノづくりを根本から再構築してくれると期待しています」とコメントしている。 アストロプリントは2014年にドルュー・テイラーら三人の起業家が共同で設立した。立上げ当初はキックスターターで資金を調達したことで話題になった。同社はクラウドベースとデスクトップベースのの3Dプリンター管理ソフトを開発している。
掲載日:2019年5月21日:ビッグレップが新型大型3DプリンターSTUDIOG2シリーズをリリース
ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップが、新型大型3DプリンターSTUDIOG2シリーズをリリースした。現在デトロイトで開催中のRAPID+TCTで展示している。 前機種のSTUDIOシリーズのアップグレード版となるSTUDIOG2シリーズは、造形サイズ500 x 1000 x 500 mmを持つ大型3Dプリンター。一般的なポリマー系素材に加え、各種のエンジニアリングプラスチックなどの素材が利用できる。 STUDIOG2シリーズのリリースについて、ビッグレップのフランク・マランゲルCEOは、「北米でもっとも影響力のあるアディティブ・マニュファクチャリング関連イベントでSTUDIOG2シリーズを公開できることに興奮しています。STUDIOシリーズの既存ユーザーに加え、新規のユーザーもSTUDIOG2の新機能のベネフィットを得ていただけると思います」とコメントしている。 ビッグレップはドイツのベルリンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。これまでに造形サイズ1立法メートルの大型3Dプリンター「ビッグレップ・ワン」シリーズをリリースし、主にヨーロッパとアメリカの産業ユーザーを中心に事業を拡大してきている。
掲載日:2019年5月20日:HPが最新3Dプリンター「HPジェットフュージョン5200シリーズ」をリリース
HPが最新3Dプリンター「HPジェットフュージョン5200シリーズ」をリリースした。HPジェットフュージョン5200シリーズのリリースとともに、HPは新型素材のフレキシブルTPUもリリースした。 HPジェットフュージョン5200シリーズのリリースについて、HPの副社長兼ジェネラルマネージャーのラモン・パスター氏は、「HPジェットフュージョン5200シリーズは、製造予測可能性、革新的な経済性、いくつもの新たなアプリケーションにより、メーカーの製造機会を解き放ちデジタル化を促進します」とコメントしている。 HPジェットフュージョン5200シリーズは、大量生産に特化したシリーズとされている。HPによると、HPジェットフュージョン5200シリーズは短時間での千単位のパーツ製造が可能で、従来の射出成型法によるモノづくりをリプレイスするものとされる。 HPジェットフュージョン5200シリーズは、これまでにHPの早期アクセスパートナーによる検証がされている。早期アクセスパートナーには大手自動車メーカーのジャガー・ランドローバー、カナダのヘルメットメーカーのクポル、大手3Dプリンタティング・サービスビューローのスカルプティオ、ベルギーの3Dプリンタティング企業のマテリアライズが含まれている。 HPジェットフュージョン5200シリーズは、「52000」「5210」「5210プロ」の三モデルで提供される。
掲載日:2019年5月19日:ナイキがシューフィットアプリ「ナイキ・フィット」をリリース
ナイキがシューフィットアプリ「ナイキ・フィット」をリリースする。「ナイキ・フィット」はスマホアプリで、ユーザーに最適なシューサイズをレコメンドするもの。 ナイキによると、消費者の60%が間違ったサイズの靴を履いていて、 50万人のアメリカ人が最低年に一度間違ったサイズの靴を購入しているという。 「ナイキ・フィット」は、ナイキが買収したイスラエルのスタートアップ企業のインバーテックスが開発した。インバーテックスは、Eコマース向けスキャニング・イメージング技術を開発している。 「ナイキ・フィット」の使い方は簡単で、スマホにインストールして起動させ、画面の指示に従って自分の足をスキャンする。スキャンは12のデータポイントで行い、スキャンしたデータはインバーテックのデータセンターへ送られる。送られたデータをAIが類似データなどと参照し、ユーザーに最適なサイズをレコメンドする。サイズは最大2ミリメートルの誤差内でレコメンドされるという。 サイズを測定した靴はそのまま購入可能。オンラインで決済すると後日指定先へ配達される。 「ナイキ・フィット」は、北米市場では7月から、欧米市場では8月からダウンロード可能になる予定。なお、日本でのリリース時期については不明。
掲載日:2019年5月18日:ボンバルディア・トランスポーテーションがストラタシスの3Dプリンターで鉄道車両用部品を製造へ
カナダの鉄道車両メーカーのボンバルディア・トランスポーテーションが、ストラタシスの3Dプリンターで鉄道車両用部品を製造する。ストラタシスの発表によると、ボンバルディア・トランスポーテーションはストラタシスのF9003Dプリンターを使い、同社がドイツ、オーストリア、スイスで運行する鉄道車両の消耗部品などを製造するという。 ボンバルディア・トランスポーテーションのアンドレ・ビアロセック氏は、「ストラタシスのF9003Dプリンターは大型のスペア部品や各種のカスタマイズ部品の製造が可能で、我々のサービスの提供範囲を大きく広げてくれます。しかも、すべてインハウスで、オンデマンドで製造できます」とコメントしている。 3Dプリンターは、ドイツ・ヘニングスドルフにあるボンバルディア・トランスポーテーションの整備基地内に設置される。素材はストラタシスが開発したULTEM9085樹脂が使われる予定。 ボンバルディア・トランスポーテーションは、カナダのボンバルディアグループの鉄道製造部門。ドイツのベルリンに本社を置き、機関車、地下鉄車両、高速鉄道、トラムなどの鉄道車両を製造し、北米市場やヨーロッパ市場を中心に販売している。直近の従業員数は3万5千人。
掲載日:2019年5月17日:アメリカのフィラメントメーカーがPEEK用高温3Dプリンターをリリース
アメリカのフィラメントメーカーの3DXテックが、PEEK用高温3Dプリンターをリリースする。 3DXテックの3Dプリンター「ギアボックスHT2」は、エンジニアリングプラスチック専用3Dプリンターで、PEEKやPEKKに加え、カーボンファイバーフィラメントやナイロンフィラメント、カーボンファイバーナイロンフィラメントなどが利用できる。 ギアボックスHT2はデュアルエクストルーダータイプで、造形サイズは最大457 x 457 x 813mm エクストルーダーは最大475℃まで加熱できる。またヒートチェンバーは120℃、ヒートベッドは200℃まで、それぞれ加熱できる。 また、ナイロンなどのフィラメントスプールを収納するフィラメントベイには4㎏のフィラメントスプールを最大四つ収納出来、比較的大型の造形が可能としている。 3DXテックでは、ギアボックスの出荷を今年9月から開始するとしている。なお、現時点では価格などの情報は明らかにされていない。 3DXテックは2014年設立の、米ミシガン州に拠点を置くフィラメントメーカー。これまでにPETG、PEKK、PEEK、耐熱ABS、カーボンファイバーナイロン、ASA、水溶性サポートフィラメント、TPEフレキシブルフィラメントなどの高機能フィラメントを開発、主にアメリカとヨーロッパ市場を中心に提供してきている。
掲載日:2019年5月16日:アメリカの鉄道車両・部品メーカーがGEのハイエンド3Dプリンターへ投資
アメリカの鉄道車両・部品メーカーのワブテックが、GEのハイエンド3Dプリンターへ投資したとして話題になっている。 ワブテックが投資したのはGEアディティブが開発した「H2バインダージェット・テクノロジー」シリーズ。従来の製造方法から随時切り替え、2025年までに250点程度の部品製造に活用したいとしている。 ワブテックのプラットフォーム・アプライドイノベーション担当グローバルディレクターのフィリップ・モスレナー氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングは我が社にとっての主要技術の柱であり、業界にイノベーションを起こすための中核的技術です。このマシンは、部品のデザインと生産を助け、エンジンや気動車などの製造コストを下げてくれるでしょう」とコメントしている。 ワブテックはペンシルベニア州ウィルマーディングに拠点を置く鉄道車両・部品メーカー。1999年にウェスティングハウス・エア・ブレーキとモーティブパワー・インダストリーズが合併して誕生した。同社は鉄道車両用空気ブレーキ、連結器、空気圧縮機、冷暖房システム、鉄道用電気機器などを製造している。同社の直近の売上は10億6000万ドル(約1166億円)となっている。
掲載日:2019年5月15日:フィラデルフィアのハッカースペースが好調
フィラデルフィアを拠点に米中部大西洋地区で三店舗を運営するハッカースペース「ネクストファブ」が好調だ。開店から間もなく10周年を迎える今日時点で、1,250人の会員が連日モノづくりに励んでいる。 店内にはジュエリー製造用3Dプリンターを含む多くの3Dプリンターのほか、3Dスキャナー、レーザーカッター・エングレーバー、ウッドカッター、溶接機などの各種の工作機械が設置されている。 ネクストファブが10周年を迎えることについて、ネクストファブの創業者のエヴァン・マローン氏は、「2009年に最初の店舗をユニバーサルシティのサイエンスセンターにオープンした時はリーマンショックが発生し、製造業の多くの仕事が失われていた時でした。私は、そうした人たちを元気づけ、新しいモノやビジネスを作り出すことで活路を見出してもらいたかったのです。この十年間で、私が仲間たちと共に行ってきたことを誇りに思っています」とコメントしている。 アメリカではメーカームーブメントのトレンドを受け、2010年頃からハッカースペースの開店が全米で相次いだ。一方、2016年頃からムーブメントが下火になり、2017年には当時の大手ハッカースペースの「テックショップ」が経営破綻するなどしていた。
掲載日:2019年5月14日:ジオメトリーが5500万ドルの資金調達に成功
米メリーランドに拠点を置くマニュファクチャリング・サービスビューローのジオメトリー(Xometry)が、5500万ドル(約60億5千万円)の資金調達に成功した。これにより、同社が調達した資金の総額は1億1300万ドル(約124億3千万円)となった。 出資したのはデル・テクノロジー・キャピタル、BMWiベンチャーズ、ファウンドリーグループ、GEベンチャーズ、ハイランド・キャピタルパートナーズ、メリーランド・ベンチャーファンド、アルマズ・キャピタルなどのベンチャーキャピタル。株価やバリュエーションなどの情報は開示されていない。 ジオメトリーのCEOで共同創業者のランディ・アルシューラー氏は、「ジオメトリーの広大なネットワーク、膨大なデータセット、そしてAIは、エンジニアやデザイナーにブレイクスルーを生じさせ、また我々のカスタムマニュファクチャリングのソルーションは、彼らのビジネスをより効率的に運営させることを可能にします。我々は調達した資金を、会社の成長プログラム、研究開発、国際展開に投じてゆきます」とコメントしている。 ジオメトリーは2013年設立。全米各地の3000の工場とパートナーシップを組み、メーカーなどの製造業のユーザーにオンデマンドマニュファクチャリングのソルーションを提供している。同社のユーザーにはBMW、デル、GE、NASAなどが含まれている。
掲載日:2019年5月13日:スナップメーカーのキックスターターキャンペーンの資金調達額が400万ドルを突破
上海に拠点を置く中国の3Dプリンターメーカーのスナップメーカーのキックスターターキャンペーンの資金調達額が400万ドル(約4億4千万円)を突破した。キャンペーン終了まで24日を残した現時点で、3,908人のバッカーから4,084,447ドル(約4億4906万円)の資金を集めている。 仮にこのペースでの資金調達が維持された場合、スナップメーカーのキックスターターキャンペーンは、キックスターターの3Dプリンター関連キャンペーンで史上最大クラスの資金調達を成功させることになる。 バッカーのうち、1,490人がアメリカのバッカーで、ドイツ360人、カナダ216人、イギリス175人、オーストラリア144人、スイス136人、オランダ113人と続いいている。日本のバッカーの存在は現時点では確認できていない。 スナップメーカーは3つのサイズで提供され、キックスターターでの販売価格は、小さい順でA150が1,199ドル(約131,890円)、A250が1,499ドル(約164,890円)、A350が1,079ドル(約118,690円)となっている。いずれも一年間の製品保証がついている。 キックスターターのコメント欄には819件のコメントが寄せられ、スナップメーカーのスペックや出荷時期、発送方法などについての質問が数多く投稿されている。
掲載日:2019年5月12日:ゾートラックスが新型3Dプリンター「ゾートラックスM300デュアル」をリリース
ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックスが、新型3Dプリンター「ゾートラックスM300デュアル」をリリースする。前機種のゾートラックスM300プラスの後継機種となるもので、今年後半以降での出荷が予定されている。価格は3,990ユーロ(約498,750円)。 ゾートラックスM300デュアルのリリースについて、ゾートラックスのラファル・トマシアクCEOは、「M300デュアルのデュアルエクストルージョンシステムと大型のワークスペースは、工業レベルの精密で複雑なプリンティングを可能にします」 「我々のゴールは、工業3Dプリンティングが産み出す可能性を、より小型でユーザーフレンドリーなデバイスで実現することです。M300デュアルは、その方向へ向けての我々の次のステップです。ゾートラックスのプリンターをお使いのすべてのユーザーのための包括的なシステムを創造できたと思います」とコメントしている。 M300デュアルの造形サイズは265 x 265 x 300 mmで、エンジニアリングプラスチックなどのサードパーティー製のフィラメントが利用可能 。 ゾートラックスは3Dプリンター「M300シリーズ」を、主にヨーロッパとアメリカ市場で販売している。
掲載日:2019年5月11日:ブルーオリジンが月着陸船のモデルを公表
Amazon創業者ジェフ・ベゾス氏が立上げ、会長を務めるアメリカのロケット開発ベンチャー企業のブルーオリジン(Blue Origin)が、ワシントンで開催されたイベントで月着陸船の実物大モデルを公表した。 「ブルームーン」と名付けられた無人着陸船は最大四機の小型探査ローバーの搭載が可能で、月面での展開や衛星発射が可能だとした。 ペンス米副大統領は米航空宇宙局に対し、月軌道に宇宙ステーションを設置し、2024年までにアメリカ人宇宙飛行士を月に着陸させるよう求めている。 ベゾス氏はその計画に対し、「我々は三年前から着手していて、その起源の達成に貢献できる。再び月に行き、滞在する」とコメントした。 ブルーオリジンは大型ロケットエンジンの「BE-4」を3Dプリンターで製造し、自社ロケットに搭載するとともにユナイテッド・ローンチ・アライアンスやボーイングなどの外部の企業に提供していることで知られる。ブルーオリジンはまた、宇宙船カプセルによる宇宙旅行も計画しており、2019年にも宇宙旅行のチケットを販売するとしている。 ブルーオリジンは2000年9月に、ジェフ・ベゾス氏が「誰でも宇宙へ行くことを手伝う」ことを目的に設立した。
掲載日:2019年5月10日:アレフ・オブジェクツがオランダにヨーロッパ・ヘッドクォーターを開設
コロラド州に拠点を置くアメリカの3Dプリンターメーカーのアレフ・オブジェクツが、オランダのロッテルダムにヨーロッパ・ヘッドクォーターを開設した。ヘッドクォーターでは3Dプリンターの販売に加え、カスタマーサポート、コンサルテーション、製品デモンストレーションなどが行われる。 ヨーロッパ・ヘッドクォーターの開設についてアレフ・オブジェクツのCEO兼社長のグラント・フラハーティー氏は、「今年のヨーロッパ市場の売上は三桁の伸び率で増加する見込みです。我が社全体の売上の30%程度になるでしょう。売上の増加には最近リリースした二つの新型3Dプリンターの売上が貢献しています」とコメントしている。 アレフ・オブジェクツは最近「Lulzbot TAZ Pro 3Dプリンター」と「Lulzbot TAZ Workhorse 3Dプリンター」の新機種二機種を市場に投入している。 アレフ・オブジェクトは2011年設立。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、近年業績を伸ばしている。同社は昨年アメリカの経済雑誌「Inc.」が選ぶ「最も成長している未上場コンピューターハードウェア企業500社」に選出されている。
掲載日:2019年5月9日:スナップメーカーのキックスターターキャンペーンが300万ドル以上の資金を調達
上海に拠点を置く中国の3Dプリンターメーカーのスナップメーカーが、新製品のキックスターターキャンペーンで300万ドル(約3億3千万円)以上の資金を調達し、話題になっている。 3Dプリンター、レーザーエングレーバー、CNCカーバーの機能を持つオールインワン型の「スナップメーカー2.0」のキックスターターキャンペーンは、キャンペーン終了まで28日を残した現時点で、3,272人のバッカーから3,414,441ドル(約3億7,540万円)の資金を集める大ヒットキャンペーンとなっている。なお、キャンペーンの調達目標金額は10万ドル(約1,100万円)で、すでに30倍以上を集めている。 スナップメーカー2.0は3つのサイズで提供され、キックスターターでの販売価格は、小さい順でA150が1,199ドル(約131,890円)、A250が1,499ドル(約164,890円)、A350が1,079ドル(約118,690円)となっている。いずれも一年間の製品保証がついている。 スナップメーカーは、2017年にもオールインワン型の3Dプリンター「スナップメーカー」をキックスターターで販売している。 スナップメーカーでは、スナップメーカー2.0の出荷を今年11月から開始するとしている。
掲載日:2019年5月8日:IVIのキックスターターキャンペーンの資金調達額が100万ドルを突破
Tiko似のオールインワン型3Dプリンター「IVI]のキックスターターキャンペーンの資金調達額が100万ドル(約1億1千万円)を突破した。キャンペーン終了まで9日を残した現時点で、1,978人のバッカーから1,068,863ドル(約1億1,757万円)を集め、100万ドルを突破する大ヒットキャンペーンとなっている。 IVIのキャンペーンページでは、引き続きバッカーによる熱心な議論が展開されている。キックスターターのFAQでは、「IVIは新たなTikoではないのか、プロジェクトが無事に完了することをどうやって保証するのか」といった質問も投げかけられている。 問いに対してIVIの担当者は、「他のキャンペーンもそうであるように、我々は成功を100%保証することはできません。しかし、ご入金いただいたお金の記録を残すこと、製造方法を慎重に選択すること、すべてのプログラムの採算性とリスク評価を行うこと、最低週に一度プロジェクトの進捗状況を報告すること、すべての支出の情報を公開すること、をお約束します」と回答している。 Tikoは300万ドル(約3億3千万円)の資金を集めて破綻した、キックスターター史上最悪レベルの3Dプリンター詐欺事件とされる。3Dプリンターユーザーの中には、IVIとTikoの類似性を指摘する人が少なくない。