3Dプリンター NEWS

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2026年1月14日 Xometryのサーニ社長が自社株を売却
アメリカの大手産業用マーケットプレース運営のXometryのサンジーヴ・シン・サーニ社長が自社株を売却していたことがわかった。 米証券取引委員会に提出されたSECフォーム4によると、サーニ社長は2026年1月8日に保有するXometryのクラスA普通株2万6190株を市場を通じて売却し、170万ドル(約2億6520万円)の現金を得たという。今回の売却により、サーニ社長が保有するXometryの株は6万3130株に減少した。サーニ社長によるXometryの株式売却後、Xometryの株価は特に大きな変動を見せていない。ある株式市場関係者は、サーニ社長はXometry入社前にXometryの株式をフリンジベネフィットとして供与されており、今回の売却は「通常の取引」として投資家に判断されているとしている。 NASDAQで取引されているXometryの株式は、過去12ヶ月間で82%上昇している。サーニ社長は、Xometryの株価が上昇局面にある中、一定数を相応の価格で売却して現金化したものと見られる。 Xometryは2013年10月設立。3DプリンティングやCNCマシニングに特化したオンデマンド・マーケットプレースを運営しており、顧客にはBMW、GE、NASA、アメリカ陸軍などの大手ユーザーが名を連ねている。
2026年1月13日 RAPID+TCT2026展示会が米ボストンで開催
北米最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会のRAPID+TCT2026展示会が、2026年4月13日から16日までの四日間米ボストンのトーマス・メニーノ国際会議場で開催される。毎年春に開催される展示会にはアメリカ国内外450社超の関連企業が出展するほか、160人の業界エキスパートによるキーノートセッションやプレゼンテーションなどが開催される。 RAPID+TCT展示会は、アメリカで30年以上続けて開催されてきた製造業に特化した展示会。近年は3Dプリンティングを筆頭とするアディティブ・マニュファクチャリング関連企業による展示が増え、実質的にアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会の色彩を強めている。RAPID+TCT展示会にはアメリカを代表する製造業系インキュベーターであるアメリカ・メイクスや、アディティブ・マニュファクチャリング関連業界団体のアディティブ・マニュファクチャリング・ユーザーグループ(AMUG)、非営利業界団体のアディティブ・マニュファクチャリング・グリーントレード・アソシエーション、アディティブ・マニュファクチャリング・コアリッションなどがオフィシャルスポンサーとして名を連ねている。 展示会への参加にはエキスポパスの購入とオンラインによる事前登録が必要。エキスポパスの購入価格は一人125ドル、カンファレンス参加費用やレセプション参加費用などを含むフルカンファレンスパスの購入価格が一人1125ドルとなっている。事前登録はRAPID+TCT展示会の公式ウェブサイトで行える。
2026年1月12日 ラスベガス家電見本市CES2026が開幕
世界最大規模の家電見本市、ラスベガス家電見本市CES2026が開幕した。ラスベガス家電見本市CES2026は、ネバダ州ラスベガス・コンベンションセンターで2026年1月6日から9日までの四日間開催される。 3Dプリンティングの領域では、今年もアメリカ国内外のメーカーなどが多数出展している。アトムフォーム(AtomForm)社は、12個の吐出ノズル付きのマルチカラー・マルチマテリアルのデスクトップ3Dプリンター「Palette300」シリーズを出品している。「Palette300」は、最大36色の12種類のマルチマテリアルのプリントが可能な3Dプリンター。50以上のセンサーと4台のAI搭載カメラが搭載されていて、プリント成功率が競合製品よりも向上しているとしている。Creality社も新型デスクトップ3Dプリンター「SPARKX i7」を出品、注目を集めている。「SPARKX i7」はAIを搭載したデスクトップ3Dプリンターで、インテリジェントなモデル生成、プリント・アシスト機能、リアルタイムのモバイル操作を可能にしている。クイックスワップ式ホットエンドを搭載しているほか、素材の無駄を大幅に削減する4色フィラメント・システムなども提供されており、これまでのデスクトップ3Dプリンターの性能を大幅に上回るとしている。 主催者の発表によると、CES2026開催期間中、国内外から合わせて14万人以上の来場者の参加が見込まれている。
2026年1月11日 ブラックバッファロー3Dが連邦破産法第11条を申請
ニューヨークに拠点を置く建設3Dプリンターメーカーのブラックバッファロー3Dが連邦破産法第11条(チャプター11)を申請し、経営破綻した。アメリカ現地メディアの報道によると、ブラックバッファロー3Dは現地時間の2025年12月24日にデラウェア州破産裁判所に破産申請書類を提出し、受理された。今までのところ債務の総額などは明らかにされていないが、現地メディアは債務総額は多くても1000万ドル(約15億5000万円)程度になると予想している。 ブラックバッファロー3Dは2020年設立の建設スタートアップ企業。造形サイズ最大1500平方フィート(約139.35平方メートル)の大型建設3Dプリンター「Nexcon建設3Dプリンター」を製造販売するとともに、みずから各種の建設プロジェクトに関与し、アメリカ各地で住宅やオフィスビルなどの建設を進めてきた。2023年9月にはサウジアラビアの大手コンクリートメーカーのサウジレディミックスコンクリートとMOU(了解覚書)を締結し、中東諸国で建設される3Dプリント住宅用コンクリートミックスの開発を行うなどしてきた。 連邦破産法第11条は再建型の企業破綻処理を規定した米連邦法。日本の民事再生法に相当し、旧経営陣が引き続き経営しながら負債の削減などの企業再建を行うことができるとされている。
2026年1月10日 2025年度の全世界のポリマー3Dプリンティング市場が22億ドル規模に拡大
2025年度の全世界のポリマー3Dプリンティング市場が、22億ドル(約3410億円)規模に拡大したとするレポートが発表された。 アメリカのアディティブ・マニュファクチャリング専門市場調査会社アディティブ・マニュファクチャリング・リサーチの「ポリマー射出3Dプリンティング市場2025-2034 ローコストアップスタート時代における分析と予測」は、デスクトップ3Dプリンターなどの廉価なポリマー3Dプリンターの世界的普及により2025年度の全世界の市場規模が同規模に拡大したとし、2034年までに61億ドル(約9455億円)規模へさらに拡大すると予想している。同レポートは、特にビジネス用途でのデスクトップ3Dプリンターの利用が2016年頃より急速に広がり、2020年までに倍以上の市場規模に拡大したとしている。特に中国メーカーなどが製造した低価格ポリマー3Dプリンターの利用が広がり、市場拡大を牽引したとしている。 ポリマー3Dプリンティングにおける主なプレーヤーとしては、バンブーラブ、プルーサ・リサーチ、ウルチメーカー、フラッシュフォージ、ストラタシス、マークフォージド、スリーディーシステムズ、フォームラブズ、ビッグレップ、スナップメーカー、キングス3Dなどを挙げている。
2026年1月9日 トニー・カラジャン氏がビヨンド・ミートのチーフ・アカウンティング・オフィサーに就任
トニー・カラジャン氏が、アメリカの代替肉メーカーのビヨンド・ミートのチーフ・アカウンティング・オフィサーに就任する。2026年1月12日付けの人事で、カラジャン氏はビヨンド・ミートの会計部門を率い、同社の財務戦略立案やキャッシュフロー安定化などのタスクを負う。トニー・カラジャン氏はベテランの公認会計士で、前職でバイオサイエンススタートアップ企業のカリディ・バイオセラピューティクス社のチーフ・アカウンティング・オフィサーを務めた。同氏はリニエージ・セル・セラピューティクス社のチーフ・アカウンティング・オフィサーも務めており、バイオサイエンスにおける会計業務に精通した人物として知られている。 ビヨンド・ミートは、昨年2025年末にかけて転換社債による株式転換や普通債務のデット・フォー・エクイティ(DES)スワップなどにより大量の株式の発行が予定されており、同社の時価総額に大きな負担になると見込まれている。カラジャン氏が、困難な局面にあるビヨンド・ミートの財務をどのようにマネージしてゆくのか関係者の注目を集めている。 カラジャン氏のチーフ・アカウンティング・オフィサー就任が報じられたアメリカ現地時間の2026年1月7日時点で、ビヨンド・ミートの株価は11.35%値上がりし、1.04ドルで取引を終えた。
2026年1月8日 アドマンがフォーキャスト3Dを買収
カリフォルニア州アーバインに拠点を置くマニュファクチャリング・サービスビューローのアドマン(Addman)が、3Dプリンティングサービスビューローのフォーキャスト3Dを買収した。買収方法や買収金額などの詳細については明らかにされていない。フォーキャスト3Dはポリマー3Dプリンティングを主とする3Dプリンティング・サービスビューローで、特に航空宇宙や自動車などの産業ユーザーにサービスを提供している。フォーキャスト3Dは、年間100万点以上のポリマー製パーツを製造している。アドマンによる買収後も、カリフォルニア州カールズバッドにあるフォーキャスト3Dの主要製造施設は継続して稼働するとしている。 アドマンのジョー・カルメーズCEOは、「我々の戦略は常にスケールと製造能力であり、今回の買収により市場最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング・サービスプロバイダーの地位を確保できます。様々なカスタマージャーニーにおけるあらゆるパーツのあらゆるステージに対応し、サポートを提供してまいります。今後もユーザーのマニュファクチャリング・パートナーとしてポジションをさらに強固にしてゆきます」とコメントしている。 アドマンは2021年設立。航空宇宙、防衛、エネルギー、医療などの産業ユーザーに対して各種のマニュファクチャリングソルーションを提供している。
2026年1月7日 コブラゴルフが新型3Dプリントゴルフクラブをリリース
アメリカのゴルフクラブメーカーのコブラゴルフ(Cobra Golf)が新型3Dプリントゴルフクラブをリリースする。「3DP MB」と「3DP X」シリーズで、「熟練のプレーヤーのルックスとフィーリングを体現した」アイアンクラブであるとしている。 コブラゴルフのイノベーション担当ディレクターのライアン・ローチ氏は、「二種類のイノベーティブなアイアンモデルをリリースできることにエキサイトしています。MBとXのシリーズへの追加により、これまで以上の多様なプレーヤーに対応することが可能になり、3Dプリンティングテクノロジーの恩恵を享受していただくことが可能になりました」とコメントしている。コブラゴルフによると、3Dプリンターで製造されたゴルフクラブは、通常のゴルフクラブに比べて重点が均等に分布され、様々なショットのシーンでの対応が可能になるとしている。また、スイートスポットも広く、より正確なショットを打つことをアシストするとしている。 コブラゴルフは、これまでに3Dプリンターで製造した「3Dプリントパター」などをリリースし、ゴルフ界においては比較的早期から3Dプリンターの活用を始めたことで知られている。